紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

オバケの活字どろぼう(Spukstaben)

印刷所の活字を守る!

真夜中の古い印刷所。
また小さなオバケたちが現れ、印刷所の活字を盗もうとしています。
オバケの活字どろぼうです!

みなさんで協力して、盗まれそうな活字を使った言葉でオバケを驚かせてください。
そうすれば、彼らは活字を盗めません。
ただし、時間は限られています。
しかも、ラウンドごとに新しい活字が増えるのです。

独創的な言葉を作り出しても、活字を守ることはできないでしょう。
むしろ、みなさんが一丸となって戦うことが重要です。
すべての言葉が大事なのです。

さぁ、みなさんは夜明けまでに活字どろぼうから活字を守れるでしょうか?

No.399

・オバケの活字どろぼう(Spukstaben)

・Moritz Dressler作

・NSV

・10歳から

・1人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要です…というか、ドイツ語ができないと遊べません(汗)

「オバケの活字どろぼう」は、2020年にNSVから発売されました。
言語依存ガチガチなので保留にしていたら、おもしろいと評判に。
…うーん、おもしろいと言われると、やっぱり気になる(笑)。
調べてみると、わたしのドイツ語でもどーにかなりそうだったので、購入してみました。

さて、ルールです。
活字カードはよくきって、裏返しに積み重ねておきます。
場所カードは、印刷室→事務所→出口の順に並べます。
各プレイヤーには、シート1枚と鉛筆(付属してます)を配ります。
白いキューブは、わきに置いておきます。

指定されたように、活字カードを表にして並べます。
人数がかかれたますに、白いキューブを置きます。

砂時計をひっくり返し、1分以内に場に出ている活字カードの活字を使った単語をシートに書き込みます。
その際、相談してはいけません。

砂時計が落ちたら、全員単語を発表します。
使われた文字の活字カードの上にのったキューブを、1ます下に下げます。
キューブがカードから降りたら、活字は守られたことになります。
そのカードはわきに置き、キューブはストックに戻します。

全員処理したら、活字カードの列を出口に向けて移動させます。
キューブがのったまま、出口から出てしまった活字カードは盗まれてしまったことになります。
キューブはストックに戻し、カードは盗まれた活字としてわきに置きます。

それから、人数に合わせた枚数の活字カードを表にして場に出します。
これを10ラウンド繰り返して、できるだけ多くの活字を守ります。
最後の単語だけは、プレイヤー全員で相談して決めることができます。
その場合は、場の活字が使われたら、すぐに活字を守ったことになります。

最後に15点から、逃げられたカードの枚数を引きます。
その得点が多ければ多いほど、結果がよかったことになります。

オバケ、すでに活字を盗もうとしてる!

天気のよい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
実は、その前に2号とわたしの2人で遊んでみたら、予想以上におもしろいかったので、これは絶対3人で遊ぶべきっと思ったのです。
それに、1号は語彙が豊富なので、助けてもらえるという計算も…(笑)

まずは、1号にざっとルールを説明。
「よーするに、この場にある文字をなるべく使って単語を作ればいいの。ただし、例えばこのOみたいに、6文字以内とか条件がある時もあるよ。んで、使うとキューブが下がって、キューブがなくなったら、セーフ、なくなる前に出口から出たら、アウト(笑)。あと相談しちゃいけない」と言ったら、2号が「でもさ、一番相談しそうなのって、ままじゃん」…反論できない(笑)

…というわけで、早速開始。
1号も2号もさらっと書いて終了…対するわたしは…えーっと、どーしよー…
2号「前も思ったけど、まま遅い」
わたし「当たり前じゃん、ドイツ語は母語じゃないもん。単語思いつかないし、思いついてもつづりが…」
…そう、つづりがめちゃくちゃあやしい(笑)。
最近手書きしないからなぁ…(それだけじゃないよね・笑)

1分ぎりぎりで書き留める。
全員発表してみると、1号と2号はLUST(やる気)、わたしはSTUHL(いす)。
わたし「あーあ、2人とも同じ単語だから、1つってことになっちゃうじゃん。もったいないなー」
1号「え、そうなの?2回カウントしてくれないの?」
わたし「してくれないの。あーそれにしてももったいないなー」
2号「でも、相談しちゃいけないんでしょ?」
わたし「(説明書確認)あ、ちょっとはいいらしい。この文字は使ったよーとか、この列は使ったよーとか」
1号と2号「そういうことは先に言ってよ!」
…先に言ったって、聞いてないくせに(笑)。

集団で出口に移動する感じ

使った活字のキューブを1つずつ下に移動させて、列を移動する。
全体が出口に向かっているみたいでおもしろい(笑)。

新しいオバケ、登場!

3人なので、新しく出てくる活字カードは2枚。
カードの下の方の注意書きが、結構いやらしい。
6文字以下の単語のみ、とか、頭につけない、とか、かなりキツイ縛り。
ここで1号が「Lは使った!」…そう、このラウンドでLを2回使わないと、盗まれちゃうっ(笑)。
2号も「こっちもLは使う」…ってことは、Lは守られたので、わたしは…

…また悩む(笑)。
結局、1号はFEHLER(間違い)、2号はLUFT(空気)、わたしはTROST(慰め)にする。

お、LだけでなくSTも守った!

Lが2回使われたので、無事活字を守る。
白いキューブは、ストックに戻り、カードは守った活字の山に行く。
STもキューブがなくなったので、守った活字の山へ。
わたし「いい感じじゃん!」

今度はUか…

出口に向かって列を移動させて、新しいカードを出す。
この流れ、ホントにオバケが出口に向かっているようで、とても楽しい!
2号「今度はUか…」…そう、Uが出口に到達してる!
1号「じゃ、U使うわ」
2号「U…うん、使うから、ままは何でもいいよ」
…まま、ホント助かる(笑)。

ここでは、1号PUTTER(パター)、PUTZER(掃除人)、ZOPF(三つ編み)を選ぶ。

おっしゃー!

見事、Uを守り切る!
1号「確かにこれ、おもしろいね」
でしょっ(笑)!

そして、次のカードを表にすると…シンボルのついた活字カードが出てくる。

とうとうシンボル付きが登場

場所のシンボルなら、1列目ではなく、シンボルの場所の列にカードを置く。
…これはまだいい(笑)。
問題は、オバケのシンボル。
それが出たら、もう1枚カードを出さなきゃいけない…つまり、文字が増える(笑)!

そのあとも、
「つづりがわからないー!」
「どうやって書くのー」
「6文字以内なんてムリ」
「どうして、語尾に置いちゃいけないのよっ」
と騒ぐわたしを横目に、2人はサクサクと単語を書き、ゲームはすすんでいく。
ちくちょう、日本語だったら絶対勝てるのにー(笑)。

3つ残りました

結局、逃げられたオバケは2枚、残った活字が3枚で終了。
そこそこの結果。

1号「おもしろいね。言葉とゲームを上手く合わせたって感じ」
2号「おもしろい。条件があるカードは難しかったけど、でも楽しかった!」
とのこと。

うん、ドイツ人がハマるの、よーく分かる(笑)。
言葉のゲームで協力ゲームってめずらしいのではないかと思います。
場に出ている文字を見て、単語を考えるのは単純に楽しかったし、オバケをつかまえることができたら、もっと楽しい!

また、ヒントの出し方もおもしろい。
文字はともかく「事務所の文字使った」とか「出口のは使ってない」っていうのも、オバケを追っているようで、なかなかよかったです。

…まぁ、問題は、ドイツ語ができないと遊べないってことでしょうか(笑)。
かといって、これ、このまま日本語化するのは難しいと思います。
ひらがなで作るなら、どの文字がどのくらいの頻度で使われいるかをしっかり調べてからじゃないと、絶対クリアできないゲームになるのではないかと。
実際、ドイツ語版では、ドイツ語で使われやすい文字には制約をつけたり、守るまでのます目が多かったりと、ちゃんとバランスを調整してありました。

ちなみに、ソロでも遊べるので、自主練しようと思います(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気でした~!
もうすっかり春です。

その2
…でも、アレルギー持ちはつらそう…
わたしも持ってはいるんだけど、今年は今のところあんまり反応なし。
よし、このまま乗り切るぞー!

その3
たった1時間の差なのに、ペースもリズムも乱れまくり…それでも、やるべきことはこなしたっ!
エライ、わたしっ(笑)!

その4
昨日の夜。
夫「明日の午前中って、ウチにいる?」
わたし「えーっと、いると思うよ?」
夫「近所で用事があるから、もしかしたらウチに帰って来るかも」
わたし「え、そうなの、何時ごろ?何して遊ぶ?」
夫「…あ、いや、着替えるだけだから5分ぐらいしかいないと思う…」
わたし「なーんだ…」
今朝。
夫「そーいえば、今日ウチに寄る話だけど、よく考えたら時間充分ないから、やめとくね」
わたし「えー、全然帰ってこないのー?」
夫「だって、結構やることあるんだよ、今日」
わたし「分かった」
…あとで思う、夫、絶対気を使ったよね…ごめん、気を使わせて(笑)。

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪