紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

フビを捕まえろ!(Schnappt Hubi !)

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箱に頼りすぎて、ルール頭に入ってなかった(笑)

はらぺこオバケのフビが、またきみたちのおやつを勝手に食べあさってしまいました。
もう許せない!
冒険好きなうさぎと勇敢なねずみになって、オバケ屋敷に住む欲張りオバケのフビを一緒につかまえましょう。
ただし、つかまえるのはそんなに簡単ではありません。
オバケ屋敷は、ちょっとした迷路になっていて、かべがわなをしかけてくるのです。
かべ、うさぎの窓、ねずみの穴…でも、オバケ屋敷の住人たちが、どこにどのかべがあるのか教えてくれるでしょう。
かべを通り抜けられることがあれば、まわり道をしなければならないこともあります。
しかも、この屋敷には魔法のとびらもあるのです。
魔法のとびらを見つけ出し、それを開ければ、フビは目を覚まします。
フビを探し出し、つかまえるのです。
オバケ屋敷の住人たちや、魔法のコンパスがきみたちを助けてくれるでしょう。
オバケの時間が始まる前にフビをつかまえることができたら、きみたちの勝ちです。

No.250

・フビを捕まえろ!(Schnappt Hubi !)

・Sttefen Boren作

・Ravensburger

・5歳から99歳

・2人から4人

・時間…15分から30分

・日本語化…必要です

しゃべる箱シリーズその3(笑)。
「フビを捕まえろ!」では対象年齢が下がりましたが、「誰だったでしょう?」と同じく言語依存100%です。
ルールはシンプルで、しゃべる箱の利点と、ボードゲームの利点を上手く組み合わせていると思います。

箱の中身をすべて出し、説明書にあるように壁と床をセットします。
かべは、種類別にして箱のわきにおきます。
チップはカギの面を上にして箱のわきにおきます。
各プレイヤーは、同じ色の動物こまとカードをもらいます。
必ず少なくともうさぎとねずみが1匹ずついるようにします。

魔法のコンパスのスイッチを入れ、レベルを選び、どの動物がプレイするか登録します。
各プレイヤーは、決められた部屋に動物をおき、スタートです。
魔法のコンパスに指示された動物は、コンパスのやじるしをおします。
動物は、たてよこに1ますすすみます(ななめは不可)。
魔法のコンパスの指示に従い、かべを差し込みます。

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いろんなかべがあります

かべは、うさぎもねずみも通ることができるかべ、ねずみしか通れないねずみの穴、うさぎしか通れないウサギの窓、だれも通れないかべ、魔法のとびら、があります。
魔法のとびらは、とびらの両側に動物がいると開けることができます。

魔法のとびらをすべて見つけ、開けることができたら、フビが動き出します。
魔法のコンパスがヒントをくれるので、フビがいる可能性のある部屋にチップをおきます。
フビは…
・たてよこななめに1部屋だけうごくことができます。
・どのかべも通ることができます。
・動物のこまがある部屋には入れません。

また、手番にやじるしボタンをおさずに、?ボタンをおすと、その部屋の住人がヒントをくれます。

オバケの時間が始まる前に、フビのいる部屋に動物のこまが2つ入れば、プレイヤーの勝ちです。

 

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スタート時

天気のよい午後に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
1回目は、3,4手番行ったら電池がなくなるというハプニングが(笑)。
誰だったでしょう?(Wer war’s?)」も「どこにいるの?(Wo war’s ?)」も電池入れ替えなくてよかったんだけどなー(笑)。
ただ、Ravensburgerのしゃべる箱シリーズで使う電池は、ごく普通の電池なのでウチにも在庫ありました(セーフ!)。
こういう点も、大事だと思います。

いつものように、極力こまの色は変えたくなかったので、1号は青のうさぎ、2号は黄色のねずみ、わたしは赤のねずみのラインナップ。
中級モードでスタート。

序盤は、とにかくかべを作る(笑)。
やじるしボタンをおすと「通り抜けられます」「ねずみの穴です、通り抜けられます」「うさぎの窓です、通り抜けられません」など教えてくれるので、言われた通りかべを差し込んでいく。
実際にかべが現れるのは、ボードゲームならではの楽しさ。
かべタイルは全部絵が違うという凝りようで、雰囲気も満点。

…と、2号がやじるしボタンをおすと「魔法のとびらが現れた!とびらが開いた!」。
「え、すごい、とびらもう開くんだ!」と深く考えないで、とびらをはずす。
このときちゃんと考えとけばよかったのに…(笑)

そのまま、3人とも手分けしてひたすらかべを差し込んでいく…すると「魔法のとびらが現れた!でも、しまっている」…「しまってるんだって。さっきはすぐ開いたのにね。どうやって開けんのかな?」とわたしがいうと、2号が「わかった、その部屋の住人に聞けばいいんじゃない?」。
次の手番で聞いてみると「もう、魔法のとびらの位置は分かっているじゃろう」とむかでに言われる。
「いや、分かってるけど…どうやって開けんの?」と言ったら、1号「説明書に書いてあるんじゃないの?」…説明書?
ざーっと目を通したけど、書いてない…と思うけど…と思ったら、よこから見ていた1号が「あーもう、ここに書いてあるじゃんっ、とびらの両側に動物がいなきゃいけないんだよ!」…ホントだ(笑)。
1つめの魔法のとびらがすぐ開いたのは、偶然反対側にも動物がいたからだったのね(笑)。

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魔法のとびらがあかなーい!

わたしがとびらの前にじっと待ち続けると(笑)、2号がとびらの反対側に来てくれる。

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たったこれだけのしかけなのに…すっごく楽しい!

「ぎぎぎーっ、魔法のとびらがひらきました!…ひっひっひー、ぼくはフビ!きみたちなんかにつかまらないよー」…なんかむかつく(笑)。

2号が住人に聞いてみると、「フビを見かけたよ!あいつはむかでの部屋にいるよ」。
「むかで…4匹もいる…」と言いながら、わたしはとりあえずむかでの部屋にチップをおく。

部屋は全部で16あって、住人は4種類、それぞれ白と黒がいる。
つまり「白いむかで」は2匹、「黒いむかで」は2匹いるのです。

3人で、どのむかでにも近い位置に移動すると…「ひっひっひー、ぼくはフビ!隣の部屋に行っちゃおうかな~」。
1号が住人に聞くと「フビを見かけたよ!あいつは白いかえるの部屋にいる!」。
「白いかえる…は、こことここ」「じゃあ、わたしはこっちの白いかえるの部屋に入ってみる…」…フビ、何も言わない。
「ということは、こっちの白いかえるか!」と1号。

それが聞こえたのか(笑)、「ひっひっひー、ぼくはフビ!きみたちなんかにつかまらないよ~!」…ほんと根性悪そう、コイツ(笑)。
1号が1部屋動く…フビ何も言わず。
2号が1部屋動く…「あー、なんでぼくの部屋に入って来るんだよぉ!」「ここだっ、黒いこうもり!」と2号。
「あ、じゃあ、わたしが行こうか。あ、でもうさぎとねずみ1匹ずついなきゃ捕まえられないんじゃなかったっけ(違います、2匹いれば誰でもいい…魔法のとびらのルールといい、わたしの記憶力ちょっとヒドイ…)」と言いながら、わたしが黒いこうもりの部屋に入ると…「ちぇ、つかまっちゃったよ…ごめんなさい、これからはもう悪いことしないから、仲よくしようよ…」

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みーつけた!!

2号即答で「ヤダ」(笑)。
確かにあんまり友達になりたくないタイプかも(笑)。
というわけで、わたしたちの勝利でした。

改めて遊んでみましたが、今でも充分楽しかったです。
要はかくれんぼ(笑)なのですが、追い詰めてゆくのはおもしろい!
魔法のラビリンス」では、見えない壁は見えないまま(笑)でしたが、こちらは実際にだんだん現れてくるのがよかったです。
絵が凝っているので、本当にそこを走り回っているような気分になれます。

また、魔法のとびらのしかけが厚紙を切り取っただけなのに、きちんとしまるしすぐ開けられるという優れもの。
この紙の微妙な厚さや固さ、かなり試作しただろうなと思いました。
こういうところで手を抜かない、きっちり作るというのがRavensburgerのすごいところです。

ドイツ語が分からないと遊べないというのはマイナスですが、ゲームとしてはとてもいいゲームだと思います。
あ、あと、日本語訳では「フビ」となっていますが、どっちかってーと「フービィ」って感じです。
あと、2号はねずみをねずみの穴に通して「あ、ちゃんと通る!」と感動してました(笑)。
さすがRavensburger(笑)!

 

☆今日のありがとう☆
ひっさしぶりに友達と電話でおしゃべり。
すっごく楽しかったです。
長引く規制生活でかなり無気力になってましたが、意識しておしゃべりするようにしようと思います。