紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

QE(QE)

経済回復なるか(笑)?

時間を2008年まで戻そう。
経済がどん底まで落ちた時のことだ。
あなたは、先進国の1か国となり、紙幣を印刷し、企業を救済することで、経済を回復させるのが仕事だ。

No.573

QEQE

・Gavin Birnbaum作

・Strohmann Games

・10歳から

・3人から5人

・時間…30分

・日本語化…一部必要ですが、和訳シートがあれば遊べます

QEは、2023年Spiel des Jahresの推薦リスト入り。
日本円が出てくるし、競りゲームなのに分かりやすい…とくれば「遊んでみたい」のひとこと(笑)。
ただ、購入したはいいけど、おすすめ人数が5人ということでなかなか遊ぶチャンスに恵まれず…ようやく遊んだというわけです。

さて、ルールは。
人数に合わせたセットを準備します。
各プレイヤーは国を1つ選び、その国の個人ボードと小切手とペンを受け取ります。
事業タイルをよく混ぜて、各プレイヤーに1枚ずつ配り、各プレイヤーは、こっそり表を見ます。
企業タイルもよく混ぜ、裏返しに積み重ねます。

スタートプレイヤーは、スタートプレイヤータイルを受け取ります。
スタートプレイヤーは、競売人となり企業タイルを1枚表にし、その企業にいくら払うか小切手に書き込み、全員に見せます。

競売人以外のプレイヤーは、他のプレイヤーに見えないようにいくら払うか自分の小切手に書き込み、競売人に渡します。
競売人は、小切手をすべてチェックして一番高い金額を書いたプレイヤーを発表し、その金額を企業タイルの裏に書き込んで、渡します。
小切手もそれぞれのプレイヤーに戻して、競売人の左隣のプレイヤーが次の競売人となります。

これを規定の数を行います、
企業タイルを獲得したプレイヤーは、個人ボードに書き込みます。

また、各プレイヤーは、1ラウンド(全プレイヤーが1度ずつ競売人になる)につき、1回小切手に0と書き込むことができます。
0は、勝利ポイント2点となります。

終了したら、事業タイルを表にして、それを個人ボードに書き込みます。
また、獲得した企業タイルに書き込まれた金額をすべて足します。
その金額が1番多かったプレイヤーは、その時点で脱落となります。
残りのプレイヤーで、勝利点が1番多かった人の勝ちです。

準備完了!

家族で遊ぶ日(422)。
夫(EU)、トトロさん(USA)、2号(中国)、わたし(日本)の4人でプレイ。
1号も参加予定だったんだけど、急遽予定が入ってしまったので、お休み。
おすすめは5人プレイだけど、このまま5人で遊べる機会を待ってたら、永遠に遊べなそうなので強行突破することに(笑)。

ざっとルールを説明するけど、案の条早々に「よく分かんないから、やってみて?」というヤツ若干1名(笑)。
残りの2人に懸命に説明して、あとで追々助けてもらうことにする(笑)。

そんなわけで、スタートプレイヤーはわたし。
企業タイルを1枚表にすると…EUの農業。
わたしの事業タイルは、住宅建築なので重なってはいない。
でも、初回だし、わたしは金額を書いて公表しなきゃいけないから、落とせるとは思わない。
うーん、どのくらいがいいんだろう…これ、初回は、やりづらい!

1億でもよかったんだけどね(笑)

迷ったけど、きりがいいから(笑)100にしてみる(笑)。
わたし「100です」
トトロさんと2号は、さっとペンを持って悩み始めたのに、夫だけぼんやり(笑)。
わたし「あなたも、金額書くの、これEUだから、あなたは落札できたら有利になるよ?」
夫「あ、そうなの?」
わたし「他の人に見えないように書いてね。んで、わたしに渡して?」

全員書き終わって、わたしが受け取る。
確認すると…「落札したのは、トトロさん」
落札金額をタイルの裏に書き込み、トトロさんに小切手と一緒に渡す。
他の2人にも小切手を返して、全員小切手に書き込んだ数字を消す。
トトロさんは、個人ボードに落札した企業タイルの勝利点と種類を書き込む。
これで、競売1回目終了(笑)。

次の競売人は、夫。
わたしがやってるのをちゃんと見てたのか、スムーズにこなす(笑)。
…てか、これ、1回やれば(見れば)すぐ理解できる分かりやすいルール!
なるほどね、これならSpiel des Jahresのリスト入りするわけだ。

その後は、数字を決めるのに精一杯で、ほとんど写真撮ってません(笑)。
いや、それだけ熱中したってことです(爆)。

で、その後、競売人になったとき、「あ、写真忘れてた!!」と思い出して、あわてて撮り始める(笑)。

企業タイルは、中国の金融企業…めっちゃヤバいやつじゃん(そうじゃない)。
中国の2号は、中国の企業は律義に落札つもりらしいので、ここでちょっと高めの金額を書いておこうかな…

腹黒(笑)

わたし「299で」
2号「えー、299…」
トトロさん「結構高め…」
夫…無言(笑)。

さて、誰が落札したかな?

小切手を集めて、わたしがこっそり見る(笑)。
これ、めっちゃ楽しい(笑)。
わたし「えーっと、落札したのは2号です」
なんと451…よし、これで少し予算が楽になったかな。

そう、こうやって落札できるのはいいんだけど、最後に落札金額の合計が最高金額だったプレイヤーは自動的に(笑)脱落する…なので、書きたくても1億とか書かないほうが身のため(笑)。

途中、日本の工業が出てくる。
あ、これは落札せねば!っと思ったら、競売人のトトロさん、にやっと笑って「じゃー、400にしようかなー」
…ちょ、なんでそんな高い金額つけるのよっ!!
悩みに悩んで、490で落としたけど、出費が痛い…

あるいは、よりによってわたしが競売人の時に日本の金融企業が…
げー、これ絶対欲しいんですけどー?
…と、悩みに悩んで400書いたら、他の3人全員0とか…くっそー、10でもよかったんじゃんっ(笑)!

そんなこんなで、ゲーム終了。
まずは、落札した企業の落札額合計。
2号「これ、絶対2号だと思う。結構高い金額書いちゃったもん…」
わたし(うん、そんな気がする、2号、企業タイルも多いしねぇ…)
トトロさん「ぼくはそうでもないかなー、あ、でも企業タイルそんなに多くないんだよね」
夫「そんなにタイル多くないから、少ないよ?えーっと、400」
トトロさん「えーっと、1230」
2号「あ、やっぱ多かった、1654」
わたし「…うっそ…え、ちょっと待って、え、わたし?1690…」
わたし以外、全員吹き出す…そりゃそーなるけど、でもえーっ!!
なんとたった36の差で、わたし脱落…そりゃ吹き出すよな(笑)。

くやしーっ!!!

得点計算すると、2号の勝ち、以下、トトロさん、夫、わたし…てか、わたしは脱落ね(笑)!
トトロさん「これ、すごくおもしろい!簡単なのに、いいね!」
2号「最初に書いた数に近い数が多くなるのがちょっとひっかかったけど、でもおもしろかった!」
夫「タイルあんまり取れなかった…」
とのこと。

 

いやー、おもしろかったです!
数字書くだけなのに、骨組みしっかり作ったら、こんなにおもしろくなるんですね。
競りゲーム、実はわたしはあんまり得意ではないのですが、これはいいなと思いました。
競りゲームが苦手でも、ちゃんと楽しめます。

最初は相場が分からなくて多少戸惑うけど、競売人が金額を提示することでおおよその見当はつけられます。
で、1回やったらだいたいその辺でうろちょろするので、競りの初心者でもさっとゲームに入っていけます。
もちろん、2号の言うように、似たような数ばかりになってしまうことで、ダイナミックさは欠けるかもしれません。
でも、何度か同じメンバーで遊べば、駆け引きが激しくなって、もっとおもしろくなるのではないかと思います。

説明書もとても分かりやすく、さすがSpiel des Jahresリスト入りゲーム。
選ばれる理由が分かる気がします。
そういう意味では、Spiel des Jahresってやっぱり偉大(笑)。

近いうちに拡張も出るようです。
ぜひまた遊びたいと思います。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日は、晴れ時々くもり。
思ったより暖かくはなかったような(笑)。
でも、空から何も降ってこなかったからラッキー!

その2
数年前からあるブログ的情報サイトを見てたのですが、ここ数か月の劣化ぶりがひどくて。
前はもっとバランスが取れていたように思ったんだけど(だから、よく見てた)、エコーチェンバー現象なのか、客観性がなくなって、他者への攻撃が多くなったので、気分が悪くなるだけだなと思い、削除。
他者への攻撃も、いちゃもんとしか思えないレベルで(前はそんなことなかった)、ホント残念。
でも、そのサイトに行かなくなったら、イヤな気分になることが1つ減って、いい感じ(笑)。
もっと早くに削除すればよかったーと思いました(笑)!

その3
エコーチェンバーって、こわいですね。
気が付かないうちにそうなってるケースが多くて、どうしたらいいんだろうと思います。
わたしもそうならないように気をつけよう…

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん