紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ランキング(Ranking)

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めざせ、ランキング1位!

雪男に、必要なのは、コンサート用グランドピアノ?それとも遊園地の自動車?
王さまに、気品を与えるのは、極秘の銅像?それとも黄金の宝箱?
「ランキング」でプレイヤーは、このように世界を揺り動かす質問に答えます。
おかれたタイルのランキングを、プレイヤー全員で決めるのです。
各プレイヤーは、こっそりと、あるときは大っぴらに、自分の出したタイルがトップになるように画策します。
他のプレイヤーを納得させ、はったりを利かせ、あるいは小さなウソも…そうすれば、自分の出したタイルは自然に上位に食い込むでしょう。
でも、気を付けて!
やりすぎると、ランクは下がってしまいますよ。

No.367

・ランキング(Ranking)

・Stefan Dorra & Ralf zur Linde作

・Hans im Glück

・8歳から

・3人から5人

・時間…30分から45分

・日本語化…質問タイルを日本語化する必要があります

「ランキング」は、2010年発売です。
Stefan Dorraさんのゲームが好きなので、これは作者買いでした。
当時1号2号と遊んでは笑いまくり、2号はこればかり遊びたがったほどです。

さて、ルールです。
各プレイヤーは、自分の色のタイルと得点こま(やじるし)、自分以外のプレイヤーの王冠こまを受け取ります。
絵タイルはよくきって、各プレイヤーに6枚ずつ配り、残りは裏返しに積み重ねて山にしておきます。
質問タイルは、すべて布袋に入れます。

スタートプレイヤーは、布袋から質問タイルを1枚出し、それを塔の上におきます。
プレイヤーは全員、自分の絵タイルから質問にあった絵タイルを選び、裏返しに出します。
全員出したら、全部で絵タイルが7枚になるように絵タイルの山からもタイルを出します。
7枚の絵タイルは、塔の3に横に並べ、表にします。

手番がきたら、7枚の絵タイルから2枚を選び、どちらがより質問に適しているかの理由を述べて、適しているタイルを1つ上に、適していないタイルを1つ下に下げます。

絵タイルを動かし終わったら、手番ではないプレイヤーは、手番のプレイヤーのタイルがどれか分かったら、手番のプレイヤーの王冠こまをそのタイルの上にのせることができます。
確実ではないなら、のせなくてもかまいません。

それを繰り返し、絵タイルが6と1に到達したら、ラウンド終了です。
誰がどの絵タイルか発表し、そのタイルがある階の点数をもらい、やじるしをすすめます。
ただし、正しい王冠こま(そのプレイヤーの色の王冠こま)が絵タイルにのっていたら、1つにつき、マイナス1点です。

やじるしが屋根まで行ったら、下に戻ります。
何ラウンドか繰り返し、やじるしが一番下まで行ったらゲーム終了です。
やじるしが一番最初に一番下に行ったプレイヤーの勝ちです。

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塔を上って下りてくる(笑)

天気の悪い午後に、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ざっと説明すると、2号「あー、思い出した!これよく遊んだよね」1号「よく覚えてない」…なんて両極端な反応(笑)。

さて、最初の質問は…
「道の溝によくあるものといえば…」

…うーん…
手持ちの絵タイルは、よくもまぁこんなにいろいろ考えたねという感じ(笑)。
でも、道、でしょ…車があったので、わたしは車を出す(笑)。

他の2人もタイルを1枚ずつ出して、プラス4枚を山から加える。
塔の3に並べて、表にすると…

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道端に…ジェットコースター…うん、よく落ちてるよね(笑)

「ちょっと待った、プール??」
「ジェットコースター?」
「バイオリン?」
3人でついふきだす…タイルを表にするだけで笑えるって、このゲーム、ほんっとよくできてる(笑)。

まずわたし。
「道の溝でしょ、ハイヒールはよく落ちてるけど(落ちてないって)、大砲は落ちてないよ。大砲落ちてたら、警察に連絡行って、すぐ処理しなきゃいけないじゃん」…そう言いながら、わたしはハイヒールを上に、大砲を下に動かす。

2号も同じように「ほら、道端で楽器弾いてる人がさ、うまく弾けなくてイライラしてバイオリンおくことあるじゃん(ないって・笑)。でも、ジェットコースターは道端におけない」…なるほど。

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どうしてバイオリンが落ちてるの(笑)?

1号は、「この並びをみてよ。車とプールときたら、どう考えたって車は道端にあるけど、プールはないでしょ」…えらくシンプルだけど、確かに納得(笑)。

そんなこんなで、3人とも必死に自分のタイルを上にあげようとする(笑)。
1号がやたらとバイオリンをひいきにするので、わたしはバイオリンは1号と目星をつける(笑)。

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ハイヒール、あやしまれまくってる(笑)

やたらあやしまれるハイヒール…でも、確かにハイヒール落ちてそうだしなぁ…(笑)
結局バイオリンが6に、プールが1に到着して終了。

正解は…
わたしは…車。
1号「やっぱりねー」…バレたか。
2号は…これ、と指さしたのはたまが台にのってる。
わたし「これ、何?」
1号「水晶玉じゃない?ほら、魔法使いがよく持ってるヤツ」
魔法使いがよく持ってるヤツ…パワーワード炸裂って感じっすね(笑)。
わたし「2号、これだったんだ、全然気がつかなかった」
1号は…バイオリン。
わたし「やっぱりねー、なんかそんな気がした」

…気がしたけど、1ラウンド終わったところで、トップは1号(笑)。
わたしの車は4まで言ったけど、1号と2号にバレてマイナス2点だった(笑)。

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早速差がつく(笑)

さり気にビリまっしぐらなわたし?
なんでだろう…

2ラウンド目。
質問は…
「犬がよりよく嗅げるのはなんでしょう?」
…犬っすか(笑)。

タイルの山から全員1枚ずつもらって、また6枚から選ぶ。
…犬?犬?犬…ねぇ。
どれもピンとこなかったけど、スーツケースならありうるかと、わたしはスーツケースを選ぶ。

7枚表にすると…

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そんなもの嗅いだら鼻壊れるでしょーが(笑)

「え、香水、クンクンすんの?」
「力こぶ??」
「ライター??」
「ちょっと待った、犬もいるよ?犬が犬をクンクン…するか(笑)」
いちいち笑えるタイルが入っているのが、ホントすごい(笑)。

まず2号から。
「犬は犬同士クンクンするでしょ、だから上で、ライターは火がつくから犬はクンクンしない、だから下」
…納得(笑)。

1号は、「麻薬犬ならぬいぐるみクンクンする。でも、力こぶはしない」…なるほど?
わたしは、「香水は、いい香りだからかぎたくなるけど、貯金箱はにおいがしないと思うから」
2号「え、香水なんてかいだら、鼻痛くなりそうだけど?」
1号「うん、犬は香水苦手だと思う」
…なんでここで反論されなきゃいけないの(笑)?

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こじつけ大会(笑)

そのあとも、「貯金箱はお金のにおいがするから、犬は好きなはずだ」だの「力こぶの汗のにおいは、苦手だ」とか、もう犬の立場全くムシの発言が続く(笑)。
見た目全員マジなんだけど、心の中で「んなわけねー」と叫びまくり(笑)。

最終的には、こんな感じ。

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スーツケースは、空港でよく犬にクンクンされる(笑)

正解は…
わたしは…スーツケース。
「だと思った!」…確かに2人とも赤い王冠、スーツケースにのせてました(笑)。
1号…ぬいぐるみ。
わたし「上手くごまかしたね」
1号「でも、あんまり上にいかなかった」
2号…犬。
わたし「え、犬、2号がおいたの?」
2号「うん、だって他にいいの、なかったし、犬同士くんくんするよなと思って」

ここで、1号と2号同点、わたし2点差まで詰め寄る(笑)。

3ラウンド目。
質問は…
「工事現場によくあるもの」
工事現場…ねぇ。

今回は、さすがにちょうどいいのがない!
血迷って、スケートボードを出すわたし(すでに自分で自分にふきだす)。

今回の7枚はこちら。

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工事現場、だよね(笑)?

「飛行機??」
「ロバ?」
「…パレット、ってこれ、ふつーにあるじゃん」…フツーにあるもんを出すはずですが…感覚狂ってきてる(笑)?
「で、蓄音機???」
…だめだ、もうこの時点で笑いが止まらない(笑)。

なんとなく、わたしはパレットを下げまくる(笑)。
下げまくりすぎて、2号に「まま、絶対パレットじゃないよね」と言われ、1号に「まま、パレットに何か嫌な思い出でもあんの?」と言われる…そうだ、下げすぎたら下げすぎたで、わたしのタイルじゃないってバレんのか(今ごろ?)。

1号「でもさー、工事現場に飛行機ないっしょ」
2号「いや、資材を運ぶために来るかもしれない」
わたし「飛行機って、空港に到着すんじゃないの?」
2号「大きい工事現場なら…」
…もうね、こうなってくると、全員頭の中ネジが2,3個はずれてるから(笑)。

パレットのあとは、わたしがやたらと「工事現場のひとたち、おなかすくから絶対いつもある」と言ってブレッツェルを推したせいか、ブレッツェルの上には赤い王冠こま(笑)。

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バレないようにしてるつもりだけど、バレてゆく…

1号は、なぜかスケボー推し。
「移動にラクだから、工事現場にいっぱいある」…いっぱいあったらジャマだと思う(笑)。

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スケボ、大人気(笑)

このままスケボー行くんだーっと心で叫ぶものの、そうは簡単に終わらせてくれないのが1号と2号(笑)。
1号も2号も、議論するのを楽しみ始めちゃってる(笑)。
まさに、このゲームの正しい遊び方ではある(笑)。

そして、幕切れは突然に。

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あら?スケボ…

正解は…
わたし…スケボ。
2号「え、うっそ、絶対1号だと思った」
ふふん、だませたーと思ったけど、スケボ自体が4止まりだった…
1号…パレット。
わたし「ホントにパレットだったんだー。こんなちょうどいいもんないから、ノンプレイヤーだと思ったのに」
1号「ままがどんどん下げるからどーしよーかと思ったよ」
ごめん(笑)。
2号…蓄音機。
1号とわたし「えーーーーーーーーっ!!全然気がつかなかった」
2号「だって、他にいいやつなかったんだもん」

というわけで、2号、ぶっちぎりで勝ち。
1号とわたしは同点2位。

いやー、楽しかった!!
これはもう、いかにこじつけるかで、そのこじつけを楽しめる人なら、めちゃくちゃおもしろいです。
人数が多ければ、ノンプレイヤーのタイルも減るので、ますます盛り上がると思います。

絵タイルも質問タイルもこれでもかっというほどあるので、何度でも楽しめます。
実際、わたしたちも一体何回遊んだことか…それもいまだに飽きてません(笑)。

一番重要なのは、突拍子もないことをいかに真面目な顔して言えるか、です(笑)。
しかも、目立たないように自分のタイルを上にあげる…そのうち何やっても笑っちゃうようになります。
コミュニケーションを楽しむとてもいいゲームだと思います。

 

☆今日のありがとう☆

その1
相変らず眠い…夫が「生きてる?」と言いながら起こしてくれなかったら、午前中は余裕で寝てたかもしれない(笑)。
別に前日夜更かししたわけではないってのが、コワいよねぇ…(笑)

その2
クリスマスといえば、サンタクロース。
わたしが小さい頃は、わたしのところにもサンタクロースが来てくれました。
クリスマスが近くなると、両親(主に父・笑)から「サンタクロースから何がもらいたいか」リサーチが入るんだけど、それがやったら具体的(笑)。
「どこで売ってるか」まで聞かれて、サンタクロースなら、どこで売ってるか知ってそうだけどなと思ったことを覚えています。
父、母、一生懸命サンタさんに連絡してくれてありがとう(笑)!

その3
…という経験があったので、自分の子どもにもサンタクロースが来てくれるといいなぁと思ってました。
運よく、夫もサンタクロースが来て欲しい人(笑)だったので、1号2号が小さい頃はサンタさんがやってきてくれました。

その4
でも、サンタさんと連絡とりながら、一番楽しんでいるのは、実は親のわたしたちだなと。
一度、2人が「動物が欲しい」とリクエストしたときなんて、特にそう(笑)。
となりのトトロさんまで巻き込んで(笑)、サンタさんはうさぎを2羽プレゼントしてくれました。
いやー、あれはマジで大変だった(笑)。
大変だったけど、すごくすごく幸せな時間としてわたしたちの記憶に残っています。

その5
さぁ、今年最後の1週間、張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪