紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

エクスペディション(Expedition)

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世界一周旅行に出発!

ちょっと変わった世界旅行へ旅立つ準備はできましたか?
息をのむ自然を満喫し、歴史的な街を訪問するプログラムが組まれています。
3種類ある旅の1つは、万里の長城から直接白鯨まで連れて行ってくれるかもしれません。
各参加者は、それぞれの目的地をめざします。
旅の行き先を、自分の目的地へうまく導き、賢く切符を使ったプレイヤーは、世界一周旅行の勝利者となるチャンスが与えられるでしょう。

No.187

・エクスペディション(Expedition)

・Wolfgang Kramer作

・Amigo

・8歳から

・2人から6人

・時間…30分

・日本語化…しなくても遊べますが、地名を日本語にすると遊びやすいです。また、カードに書かれた各地の説明を理解したい場合は、和訳が必要です。

エクスペディション(Expedition)は1996年発売で、今までに何度かデザインを変えて出されています。
わたしが持っているのはAmigo版で、とにかく箱が小さいのがよい(笑)。
自由に出かけられない今、せめてゲームで旅行がしたいっと思って出してきました。

ボードを広げ、机の中央におきます。
各プレイヤーは、同じ絵の場所マーカー5枚と切符3枚を受け取ります。
残りの切符は、ボードわきにストックとしておいておきます。

探検カードはよくきって、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
各プレイヤーは、探検カードの場所に場所マーカーをおきます。
そのあと人数に合わせて、さらに各プレイヤーに探検カードを配ります。
配られた探検カードは、他のプレイヤーには見えないようにします。
残りのカードは、裏返しにして積み重ねて山札とします。

旅のルートを示すやじるしは3色あります。
やじるしは、プレイヤー全員で利用します。
やじるしのどれかを、自分の探検カードの目的地に到着させるようにします。
やじるしが自分の目的地に到着したら、自分の手番でなくてもその探検カードを表にしてみんなに見せます。
場所マーカーがおかれた場所に到着した場合は、マーカーの持ち主のプレイヤーにマーカーを戻します。
ゲーム終了時に到着できなかった探検カードと、ボードに残ったマーカーはマイナス得点になります。

やじるしは、ヨーロッパのスタート地点から始めます。
手番がきたプレイヤーが1色ずつやじるしをおいてゆきます。
3色おかれたら、そのあとはおかれたやじるしをやじるしの方向につないでゆきます。

手番がきたら、
1
・やじるしを1本ボードにおく
・切符を2枚まで使う
この2つはどの順場で行ってもかまいません。
2
・パスして、切符をストックから1枚もらう
の、どちらかを選んで実行します。

やじるしをおく
同じ色のやじるしを1本選んで、やじるしの方向にすすめます。
その際、ふたまたに分かれるようなおき方はできません。
また、線のない場所同士はつなぐことができません。
色が違うやじるしは、同じ区間におくことができますが、同じ色のやじるしはおくことができません。

自分の目的地にやじるしがおかれたら、自分の手番でなくてもその探検カードを手札から出して自分の前に表にしておきます。

四角い青いますは、特別ますでそのますについたらボーナスとしてそのやじるしに続けてもう1本やじるしをおけます。
ボードのはじの四角い青いますに到着したら、反対側のはじの四角い青いますから続けてやじるしをおきます。

四角い黄色いますは特別ますで、そのますに到着したらボーナスとして切符がもらえます。
切符に上限はないので、ストックがなくなったら他の物で代用してください。

やじるしが輪になった場合
やじるしをおいて、同色のやじるしで輪になってしまったら、そのやじるしをおいたプレイヤーは、同じ色のやじるしをもう1本おいて、そのやじるしの先頭が分かるようにします。
ただし、輪にするのは1手番につき1回だけです。
また、すでにやじるしが通った特別ますにまた同じ色のやじるしがおかれても、特別ますによるボーナスはもらえません。

切符を使う
各プレイヤーは1手番につき、2枚まで切符が使えます。
切符を使うと…
・やじるしを1本おく
好きな色のやじるしを1本選んで、ボードにおかれたその色のやじるしの先におくことができます。
・やじるしを1本とりのぞく
好きな色のやじるしの一番先のやじるしをボードから取り除くことができます。
それによって、輪ができた場合はすぐに同じ色のやじるしをおきます。
・探検カードを交換する
手札から1枚選んで箱に戻し、山札から1枚ひくことができます。
・少なくとも1本はやじるしがすでに到着した場所の探検カードを表にしておく
探検カードは、やじるしが到着したらすぐに表にしなければなりません。
すでに通過してしまった探検カードを持っているときは、他のやじるしでそこに行くか、切符を1枚出してその探検カードを表にすることができます。

ゲーム終了
1番最初にすべての探検カードを表にしたプレイヤーが勝ちです。
そのあと、全員の手番が同じになるように手番を行い、ゲーム終了です。

自分の前に表にしておかれた探検カードは1枚につき1点です。
手元に戻ってきた場所チップは1枚につき1点です。

自分の前に表にできなかった探検カードは1枚につきマイナス1点です。
ボード上に残された自分の場所チップは1枚につきマイナス1点です。

得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

 

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分かりづらっ!一番右は富士山

寒いけれど天気の良い午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
まずは、探検カード5枚配って、場所確認…

…確認しづらっ!!
いくらカードの枠の色でどこの大陸か分かりやすくしてくれても、場所にかかれた絵がすべて同じトーンで分かりにくいったらありゃしない!
しかも、カードの字、ちっさっ!
老眼のプレイヤー(笑)にケンカ売ってんのか?ってレベルで見づらいし、読みづらい。
1号、2号はとっくに場所マーカーおいたのに、わたしだけまだうろうろ場所探し。

ようやくおけたと思ったら、そのあと追加でまた探検カードがどさーとくる(笑)。
今度はマーカーおかないけど、場所は確認…確認しながら、絶望…こんなにいっぱいの場所、わたしが覚えられるわけがない(笑)。

そして、とりあえず順番にスタートからやじるしをおく。
スタートプレイヤーの2号は、Snaffelsjökullにやじるしをむけ、すかさず「ここ持ってまーっす」といきなり探検カードを1枚表にする。
はやっ!
1号は Giant’s Causewayにやじるしを向ける。

2人がそっち行くなら、わたしは反対方面と思い、自分の手札のあったDrakulaをおさえるべく青の特別ますにやじるしを向けて、もう1本でDrakula到着。
あ、わたしも早かった(笑)。

みんな、それぞれ場所をチェックしながらやじるしをおく。
場所チップがおいてある場所は忘れないけれど、それ以外がほんっとに困る!!
誰かがやじるしおくたびに「ちょっと待って…それ、持ってたかな?」と誰かが…というより、たいていわたしが…カードを確認(笑)。
やじるしたった3本なのに、「自分がどこ行かなきゃいけないか」が頭に入ってないわたしには拷問(笑)。

…でも、12か所も覚えられるかっつーの(笑)!

赤のやじるしでアフリカ行こうと思っていたら、黄色のやじるしが南下してきたので、よしそっちに乗り換え!
…と思ったら、アフリカの手前で2号が北米に戻しちゃう!
なんでよー、Atrantisまで来たのにー、ついでにアフリカ行こうよー(笑)。

どうしようと右往左往しながらよく見たら、1号の場所マーカーもアフリカにある。
しかも2枚も。
…よし、きっと1号もアフリカ行きたいはずだ。
案の定、青いやじるしがアフリカに南下してくる。
これにのってなんとしてもKilimandscharoとLucy und Ardiに行くっ。

…で、そこで気がつく。
わたしはGrönlandに行かなければならなかったことに。
…どのやじるしもはるか遠くに行っちゃった…どうしよう…1手番使って、捨て札にする?
うーん…

あ、でも、赤いやじるしで行くことできる…かな。
どういうわけか3人とも、黄色と青のやじるしばかり動かして、赤は休憩中。
なら、それで行こうと決心。
わたしがいきなり赤いやじるしを逆方向に向けたので、1号も2号もびっくり。
…するよな、そりゃ(笑)。

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赤、方向転換っ(笑)!

それから、青いやじるしでしっかりKilimandscharoへ…あら?…なんか違和感。
なんだっけ、何か忘れてる…

…はい、わたしが赤いやじるしでGrönlandを狙っている間に、青いやじるしはLucy und Ardiを通過してた(笑)。
しかも、手札を確認したら1号がいっちばん最初にやじるしおいたGiant’s Causewayも持ってた…
「すみません、切符2枚出して、Lucy und ArdiとGiant’s Causeway表にします…」
2号「えっ、そんなに??」
うん、そんなに(笑)。
切符の無駄遣いともいう(笑)。

今度は黄色のやじるしが南下してきた…わたしはたった1枚しかない南米の探検カードがよりによって、南端のMagellanstraße…当然Robinson Crusoeに行って用が済んだとばかりに北上しようとした黄色のやじるしをとっつかまえて、再び南下させる(笑)。
1号も2号も「なんで…」とつぶやいたけど、わたしは南端まで行かなきゃいけないのよーっ(絶叫・笑)。
Magelleanstraßeに着いて、カードを表にして「これのせいよっ」と言ったら、2人とも納得してたけど。

オセアニアは、どうやら2号は行く必要がなかったらしく、1号とわたしは協力しあって青いやじるしで通過。
わたしは赤いやじるしでようやくGrönlandに到着(ホントにやった)!

で、次は黄色いやじるしで太平洋渡って、わたしは万里の長城に行くか…と思っていたのに、2号は「悪いけど」と言いながら、富士山まできた黄色い矢印をまたアメリカ方面に戻す。
なーんーでーっ(笑)!

それをため息つきながら見ていた1号は、わたしが放置した赤いやじるしでせっせと太平洋横断を試みる!
エライっ、それに協力するっ(笑)!
…っていうか、尻馬に乗せてー(笑)。

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黄色、大迷走っ(笑)!

結局、スタートプレイヤーの2号が「終わった!」と言ったあと、1号もわたしも終わったので、全員同点優勝となりました。

1号も2号も「これ、ジャマされてばっかりでイライラした。ZuZ(チケットトゥライド)の方がずっといいよ」「ジャマされるし、ジャマもできるってなんかやだ」だそうです。
わたしは、ジャマされるよりも、場所が覚えられないのがキツかった(そこ?)!
似たような絵ばっかで区別つかないっつーの!

旅行する気分を味わえるかと思ったのですが、旅行というよりも意地の悪いいす取りゲームって感じで、わたしはあまり楽しいとは思えませんでした。
このやじるし、こっちに向けたら2人とも嫌だろうなぁ、でもわたしはここ行かなきゃいけないし…と思いながらやじるしをおくのは爽快感ゼロ。
システムは、悪くないとは思うんだけど…要はウチに合ってなかったってことだと思います。

ちなみに、記事を書くためにボードを広げて確認していたら、夫が「これ、おもしろそうだね~」と声をかけてくれたのですが…夫も入れて4人ではやりたいとは思わない(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
1号も2号も出かけて、夫婦でお留守番。
…と思ったら、夫が「Zug um Zug(チケットトゥライド)やる??」と聞いてくれたので、きゃーっとばかりに「やるやるやるっ!!」
誘ってくれて、ありがとう!
すっごく楽しかったです。