紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

スイッチアンドシグナル / スイッチ&シグナル(Switch & Signal)

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電車系(笑)

最初は、数台の機関車が走るだけ。
だから、機関車を思い通りに走らせるのは簡単!
でも、すぐに次から次へと機関車が走り始めます。
機関車が増えると、全体をしっかり把握して、プレイヤー同士でよく話し合わなければなりません。
信号は青になっている?
この電車はどこに向かっているの?
あ、だめだ、ポイントが切り替わってなかった!
となると、機関車は全然違う方向に向かってしまう。
時間の無駄遣い!
それでも、注文された荷物を時間内に配達することができるでしょうか?
それができれば、みなさん全員で勝つことができます。
2枚のマップ…中央ヨーロッパと北アメリカ…が、常に新しい挑戦を挑んできます。

No.347

・スイッチアンドシグナル / スイッチ&シグナル(Switch & Signal)

・David Thompson作

・Kosmos

・10歳から

・2人から4人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

ずーっとずーっと家族で「チケットトゥライド」シリーズを遊んできて、「いい加減、飽きた。他のゲームはないの?」と言われ、まず選んだのが「マイシティ」。
マイシティ」は、かなり好評だったのだけれど、なんせレガシー、永遠モードは割とすぐに飽きてしまいました。
その次は、「クマ牧場」…これは好評だったので、拡張まで買い込んだのですが、拡張で2号がやりたい放題やってくれちゃって、他の3人げんなり(笑)。
なので、いまだに高架鉄道は導入されていないという(笑)。

このままじゃ、「家族で遊ぶ日」の危機(笑)ってんで、あわてて出してきたのが「スパイコネクション」。
これも、好評だけれど、飽きるのは時間の問題(笑)と次の候補を探していて見つけたのが「スイッチ&シグナル」…また電車系(笑)。

「スイッチ&シグナル」は、家族で遊ぶ=電車、の思い込みが激しすぎる(チケットトゥライドで遊びすぎ・笑)と、一旦は却下したものの、ルールを調べるとなかなかおもしろそう。
何より、全員鉄道模型が好きなので、いけるのではないかとよんでみました(笑)。
さて、どう出るか(笑)!

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左が指示カード、右の3枚はアクションカード

ボードを広げ、指定された場所に信号チップとポイントチップ、機関車、時計タイル、をおきます。
指示カードはよくきって裏返しに積み重ね、表を見ないで2枚取り除き、一番上にスタート指示カードをおきます。
アクションカードもよくきって裏返しに積み重ね、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。

手番がきたら…
1.指示カードを表にして、その指示を行います
指示は
・機関車をスタート駅におきます
どの機関車をおくか選べる時は、先にどの機関車にするか決めます。
さいころを2つふって、足した数のスタート駅におきます。
その駅にすでに機関車がおかれていたら、機関車はおかずに、時計タイルを2枚取り除きます。
・機関車を走らせます
同じ色の機関車をすべて走らせます。
車庫以外にある機関車を1台選んで、その色のさいころをふります。
出た目の数、機関車を走らせます。
同じ色の機関車ごとにさいころをふり、走らせます。
その際
→赤信号で走れなくなったら、走らなかった数分時計タイルを取り除きます。
→他の機関車に後ろから衝突してしまったら、すぐ後ろで停まり、走らなかった数分時計タイルを取り除きます。
→倉庫町に入ったら、そこで停まります。走らなかった数があっても、時計タイルは取り除かれません。
マルセイユに到着した機関車は、積み荷があったらそれをおろして、すぐに車庫に戻ります。
→他の電車と正面衝突してしまったら、走らなかった数分×2の時計タイルを取り除き、衝突してしまった機関車を車庫に戻します。もし、積み荷があったら、積み荷は元の倉庫町に戻します。
→電車がスタート駅に行ってしまったら、時計タイルを2枚取り除き、機関車は車庫に戻します。

2.アクションカードを使います
1を行ったら、アクションカードを使います。
・信号を変えます
信号カードで、信号チップを動かして信号を青にします。
倉庫町には、常に1つは青信号があるようにします。
・ポイントを切り替えます
ポイントを1つ選んで、それを切り替えます。
・機関車を走らせます
車庫にいる機関車以外の機関車を1台選んで、それを走らせます。
同じ色のさいころをふり、その数分走らせます。
・カード2枚出す
どの種類でもカードを2枚出すと、「信号を変える」「ポイントを切り替える」「機関車を走らせる」の1つを選んで行うことができます。
・カードを1枚出す
どの種類でもカードを1枚出すと、倉庫町に停まっている機関車に積み荷をのせることができます。
積み荷がない機関車にのみ、積み荷をのせることができ、積み荷を入れ替えたりすることはできません。

時計タイルがすべて取り除かれたら、指示カードを1枚表を見ないで取り除き、時計タイルをボードに戻します。

指示カードがなくなったら、ゲーム終了です。
それまで、すべての積み荷をマルセイユに運ぶことができたら、プレイヤーの勝ち、運ぶことができなかったら、プレイヤーの負けです。

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さぁ、出発!!

家族で遊ぶ日(192)。
天気のいい午後に、夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。
ざっとルールを説明するものの…細かいルールが多めで、すぐに理解とはならず。
いつものように「やってみたら分かるよ」ということで、始める。

わたしがスタートプレイヤー。
「まず、指示カードを表にするの。で、この指示に従う」
「これ、どーゆー意味?」と2号。
確かに、アイコンがあんまり直感的じゃない気がする…
「まず黒い機関車をおく。さいころを2つふって、その合計のますにおく」…さいころをふると10。

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黒い機関車が準備完了!

「黒い機関車はここ。で、次は茶色の機関車」…さいころをふると、8。
8に茶色の機関車をおいて、次は灰色。

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なんでまた10なの?

さいころをふると…10!!
2号は、灰色の機関車を10のますにおいたけれど、「1ます1台なので、おけないの。そのかわり、時計が2個なくなって、機関車は車庫に戻る」
「ええーっ」と3人。

…うん、これはいきなりやる気がそがれる展開(笑)。
さいころからしょうがないとはいえ…

「で、それから、この手札を使うの。何枚使ってもいい。手番が終わったら、山札からまた5枚追加できる。ただし、手札の上限は10枚」
「めんどくさ」と1号…まぁ、言われてみれば。
でも、フンギよりマシだと思う…アレは、常に手札数えてた(笑)

わたしは、まず黒の機関車を走らせる。

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5だったら危なかった…

運よく3が出たので、スムーズに出発(笑)。
次は…茶色の電車かな。

どっちにしろ、機関車をスタート駅におきっぱなしにしておくのはよくない。
次の手番で機関車スタートさせようとしたら、さっきみたいに衝突する可能性が高いわけで。

茶色の機関車、無事ベルリン到着。
「荷物を積むには、カードが1枚必要」と、カードを出して荷物をのせる。
「これは、楽しい!」
「確かに」
そのあと、信号を変えて…これで、わたしの手番終わり。

そして、夫。
まず指示カードを表にする。
で、指示に従うんだけど…「え、黒い機関車は、きみのでしょ?僕の機関車はどれ?」(笑)
「そうじゃなくて、みんなで走らせるの。指示カードがなくなる前に、荷物を全部マルセイユに運べば、みんなで勝ち。できなかったら、みんなで負け」とわたし。
「えー、競争じゃないのー?」…そうだ、このヒト、見かけによらず(笑)競争ゲームが好きなんだった(笑)。
「うん、競争じゃないの。だって、競争だと勝った負けたでゲームの後、家庭内の雰囲気悪くなるからっ」と言い放つと、ようやくおとなしくなる夫(笑)。
身に覚えはあるな(笑)?

夫はなかなかルールに慣れなかったけれど、1号と2号は手番を2回ぐらいやったら、すぐ理解。
やってみたら、確かに自然で分かりやすい。

それからは、みんなで相談。
夫はやたら黒い機関車をおきたがるんだけど、黒い機関車は急行…おきたいっていうからおかせたら、信号変えるの忘れて衝突とか、ポイント切り替えるの忘れて衝突とか…って衝突ばっかりしてる(笑)。

次に指示カードで「黒い機関車を走らせる」が出た時は、どの機関車もどうがんばっても衝突決定(笑)。
しょうがないので、運転手さんのお世話になる。
運転手さんを使うと、その手番では選んだ色の電車を走らせなくてもよくなるというお助けマン(笑)。
ゲーム中1回しか使えないので、タイミングが大事。

「ここ、まだ荷物残ってる」
「じゃあ、この機関車をここに行かせれば?」
「そしたら、このポイントは…こっち?」
「うん、あとこの機関車前に行かせないと、衝突するよ?」
「じゃあ、その機関車走らせる。カードあるし」…とさいころふったら、1(ガックリ)とか、もうとにかく忙しい(笑)。

そのあとも、2回衝突が起きたけれど、だんだん慣れてきて衝突回避できるようになる。
…って言ってるそばから、「やっぱり黒い機関車だよね」と黒い機関車をおく夫(笑)。
あのねぇ(笑)!

時計タイルは2回なくなったので、指示カードも2枚没収…初めてのプレイだと、それがどんだけ苦しくなるかは想像できなかった(笑)。

でも、ところどころ出目にも恵まれて、なんとマルセイユには荷物が7つ到着!
「この機関車かなり遠回りしたけど、なんとかなったね」
「あと1つか」
「これは、ここを走るよね?」
などなど相談して、みんながんばる。

そして最後の手番は2号。
「…ってことは、この機関車をマルセイユに走らせれば…勝ち?」
「そう、勝ち!」
「2以上出せばいいんだよ」
「そうそう、2以上出せば勝ち!」

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くやしー!!

…と盛り上がったところで、出たのは…1(やっぱり・笑)。
「うっそー、あと1じゃん!!」
「すっげー、おしいー!」
「あとちょっとなのにー」
…盛り上がる盛り上がる(笑)。

実は、灰色の機関車は鈍行だったので、1が出る確率がめちゃくちゃ高かった…
というわけで、今回は惜敗(笑)。

このゲーム作った人は、どーしても鉄道模型でゲームしたかったんだなという感じ(笑)。
細かいルールが多めなので、説明書を読むだけではすっきり理解できませんが、実際に遊んでみると納得できるルールです。
できれば、カードのアイコンの早見表と、時計タイルを取り除く枚数の早見表が欲しかったかな。
いちいち説明書で探すのは手間がかかる(笑)。

ついつい手番で、「まず信号とポイントを整える」「それから、電車を走らせる」の順番でやってしまったけれど、本当は「電車を走らせる」「信号とポイントを整える」が正しいのかも。
というのは、自分の手番が終わった後は、問答無用で他のプレイヤーの指示カードが来るわけで。
つい、自分の手番で完了させてホッとしてると衝突が起きたりします(笑)。

競争じゃないと文句を言った夫も、最後は一生懸命協力してたので、これはこれでありなのではないかと。
夫も「1回じゃ分かんない。でも、まぁ(笑)おもしろかったよ。何回かやったら、もっと分かると思う」とのこと。
1号は「これさ、手番の意味、あんまりないよね。みんなで相談してやってるんだもん」…現実的なやっちゃな(笑)。
2号は「負けたのは、さいころが悪い!」…ハイハイ(笑)。

いずれにせよ、何度か遊んでみたいと思っています。
だいたい、初めてのプレイで余裕なくて写真ほとんど撮ってない(笑)。
次回は、写真撮る余裕があるといいな(笑)。

 

スイッチ&シグナル / スイッチ&シグナル・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
とってもうれしいコメントを頂きました。
本当にありがとうございます!
とっても励みになります。

その2
夫が「あのさー、クリスマスプレゼントのリクエスト、していい?」と言うので、いいよっと言ったら。
PCの前でがさごそ…あー、きっと商品紹介ページとか写真とか探してるんだなーと思ってたら、「これ、これが欲しい!」
…見せてくれたページは、某通販の「ご注文ページ」…そう、あと一回ポチれば、注文完了の画面…
「え?」と戸惑っているわたしを、PCから一番遠い場所に移動して見ている夫(もちろん、画面が見えない位置・笑)。
「いいの、それ、そのまま注文してくれればいいの」…そういいながら、見てないふりをする(笑)。
それを見た1号爆笑(笑)…そりゃするよね(笑)。
「えーっと、よーするに、わたしはこのボタンを押せばよい、そういうことでしょうか?」と言ったら、「そう、いいから、それが欲しいから、注文して!」…あまりにも必死な声だったので、わたしもふきだす(笑)。
1号は「パパって、ほんっとかわいいよね」と言ってたけど、ここまでかわいいとは(笑)。
もちろん、ちゃんと「わたし」がポチっとしました(笑)。

その3
ちなみに、支払いは夫のカード…これでも、わたしからのプレゼントになるの(笑)?
あ、ポチってした人が買ったことになるのかー(爆)。
やっぱりわたし基準で世界最高の夫だな!

その4
さぁ、今日も元気にゆきましょうっ!
ルンルン♪