紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

フンギ(Fungi)

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きのこ採りに出かけましょう

森の新鮮な空気を深呼吸すると、いい日になる予感が!
ここ数日、晴れたかと思えば雨が降ったりしましたが、これはおいしいきのこがわんさか採れる条件にぴったり。
地元の人にきのこがいっぱい生えている場所を教えてもらったので、大収穫間違いなしです。
翌日朝早く、まだ月が出ている頃に大きなかごを持って出発。
夕方に森でたき火をし、採れたてのきのこをおいしく食べるために、バターとりんご酒も忘れずに。
いい日になりそうです!

No.133

・フンギ(Fungi)

・Brent Povis作

・Pegasus Spiele

・10歳から

・2人

・時間…20分から40分

・日本語化…必要ありませんが、きのこの名前が知りたかったら日本語訳が必要です

「フンギ」は、あちこちでおもしろいと聞いて購入。
でも、ルール読んで「めんどっ!」(笑)っと思ってしまい放置…さて、今回こそ日の目を見ることができるか(笑)?

森カードから、フライパンを2つ抜き出し、残りをよく切って山札として裏返しにして積んでおきます。
上から8枚表にして各プレイヤーの間に1列にならべます。
これが森になります。
列の一番はじの2枚の横に足元カードをおきます。
これがプレイヤーの足元です。

夜カードもよく切って裏返しにして積んでおきます。
杖カードも積み重ねておいておきます。

各プレイヤーは
・早見表
・森カードから抜いておいたフライパン1つ
・山札から手札として3枚カード
を受け取ります。
フライパンは自分の前に表にしておきます。

手札のなかに
・かごがあったら、自分の前に表にしておき、手札は補充しません。
・月があったら、捨て札にし、夜カードを1枚手札に加えます。
・ベニテングダケがあったら、捨て札にし、手札は補充しません。
を行います。

手番がきたら…
A.森から1枚カードをとる
B.腐ってきたカードの山を全部とる
C.同じ種類のきのこを3枚以上料理する
D.同じ種類のきのこを2枚以上売って、杖をもらう
E.フライパンを前におく
のアクションどれか1つを行います。

A.森から1枚カードをとる
1.足元のカードをとる
足元カードの前にある2枚のカードは、杖がなくてももらえます。
2.森の奥のカードをとる
足元カードから離れれば離れるほど森の奥になります。
足元カードの前にないカードをとるには、杖が必要です。
カード1枚分につき1本必要で、奥にいけばいくほど杖が必要になります(一番奥のカードは杖が6本必要)。

いずれの場合も、月カードをとった場合は月カードを捨て札にし、夜カードを1枚もらいます。
夜カードのきのこは特別で、1枚で2枚分の価値があります。

かごカードをとった場合は、そのまま自分の前に表にしておきます。
かごカードは、手札の上限を+2枚にしてくれます。
通常の手札の上限は8枚なので、かごが1つあると上限が10枚になります。

ベニテングダケをとった場合は、そのまま自分の前に表にしておきます。
ベニテングダケをとったら、手札を4枚に減らさなければなりません。
ただし、かごカードがあれば1枚につき+2枚です(たとえば、ベニテングダケをとってもかごカードが1枚あれば手札を6枚にします)。
捨てるカードを選んで、捨て札にします。
ベニテングダケによる手札の制限は、次の手番まで続きます。
その手番も手札を制限し、その手番が終わったら、自分の前のベニテングダケのカードを捨て札にします。
以後はまた手札の上限8枚プラスかごカード分になります。

B.腐ってきたカードをとる
移動させた森カードは、腐ってきたカードとして4枚までたまります(5枚目は、それまでたまった4枚を捨て札にして、またたまっていきます)。
そのカードをすべてもらいます。
月カード、かごカード、ベニテングダケカードの処理は、Aと同じように行います。

C.同じ種類のきのこを3枚以上調理する
同じ種類のきのこのカードを3枚以上、自分の前においてあるフライパンの上にのせて調理します。
バターは4枚以上、りんご酒は5枚以上同じきのこを調理するときに一緒に出すとボーナス点がもらえます(調理し終わったきのこに後で足すことはできません)。

D.同じ種類のきのこを2枚以上売る
同じ種類のきのこのカードを2枚以上捨て札にすると、そのカードの杖のところに書いてある本数がもらえます。
たとえば、しいたけならば1枚につき2本(夜カードのしいたけなら2倍の4本)もらえます。

E.フライパンを前におく
手札からフライパンを表にして前におきます。
調理は次の手番から行うことができます。

手番が終了したら、カードを移動させます。
選んだアクションに関係なく、腐りかけているきのこに1番近いカードを1枚、くさりかけているきのこの山におきます。
腐りかけているきのこのカードは少しずらしておいて、どのきのこがあるか見えるようにしておきます。
腐りかけているきのこにカードをおくとき、すでにそこに4枚あったら、その4枚は捨て札にし、あたらしく腐りかけているきのこをおきます。

それから残りのカードを、腐りかけたきのこの山のほうに移動させます。
移動させたら、表になった森カードが全部で8枚になるように山札から補充します。

最後の森カードがとられたら、ゲーム終了です。
自分の前においたカードの点数を数えます。
カードのフライパンのマークの下にあるのが得点で、それをすべて足し、多かったプレイヤーの勝ちです。

 

天気のいい午後に1号とわたしでプレイ。
説明書見ながらセッティングして、さぁきのこ採り!

序盤はひたすら足元のきのこを採っては、カード流して、補充して…を繰り返す。
やってみると、これが結構めんどくさい。
しかもカードの絵が凝りすぎで、ぱっと見で同じかどうかが分からない。
初めてやったときは、カードの枚数がかかれた数字で確認してしまい混乱。
同じ数字なのに種類が違うとあわてる…当然、同じ枚数のきのこは何種類かあるのです(笑)。

1号はちゃくちゃくと足元から1枚とり、わたしは4枚中2枚欲しいきのこだったので腐りかけたきのこを採ってみる。
…これ、あんまりいい手ではなかった(笑)。
ここからしばらくわたしは手札の上限8枚にしばられることに。
フライパン出して、手札減らして、足元からまた1枚採って…毎回毎回手札の枚数確認するのにうんざりしてくる。

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あれも欲しい、これも欲しい!

仕方がないので、2枚までたまったきのこを売って杖をもらう。
少し手札に余裕が出たところで、ようやく3枚そろう…でも、3枚そろったらそろったで「あと1枚ぐらいこないかな…バターあるし…」なんて考えるから、また8枚の上限に苦しむ(笑)。

手堅く1枚ずつ採っていた1号も手札の上限が苦しくなってくる…手番前にお互いせっせと手札を数える…きのこ採りというより、カード数えって感じなんですけど(笑)。
ようやく出てきたかご、お互い争うようにしてとる(笑)。
上限10枚でも大差なく、12枚でようやくきのこに集中できるようになる…

そして、夜きのこ、1枚で2倍だなんてオイシイ!と思ったけれど、まず絵が見にくい!
わたしはすでに手札に同じきのこを持っていたのに、何度も見落としそうになりました。
かごによって手札の上限が増えたのはうれしいけれど、その分確認するのに手間取るし。

1号はもくもくと集め、なんと4枚プラスバターを出す!
わたしは、夜きのこに助けられて3枚出す!
杖を使って夜きのこを採ってみるものの、全然集めてないヤツだった…

結局コンスタントに調理できた1号の勝ち。

なんかぼんやりした感じなので、もう1度プレイ。
前回の経験(笑)を活かして、今度は欲張らない(笑)。
絵だけでなく、字でもきのこを確認する(してなかった)。

今回は、早いうちにかごがごっそり出てきたので、途中から2人とも手札を全く気にしなくていい展開に。
そうなると、ようやくきのこに集中できる。
とはいうものの、カード流して、補充して、はどうしてもテンポが落ちる…

そして、2回目となると、お互い「今のきのこはいらないから…フライパン出そう」とか「今のきのこはいらないから…杖もらおう」などときのこを押し付け合うようになる(笑)。
で、こらえきれなくなった方がいらないきのこをもらう。
あるいは杖で山奥行っちゃう(笑)。

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がんばったー!

1号は、バターにこだわり懸命に集め、わたしは夜きのこが偶然手札のきのこ(しかも得点高いやつ)と一致したので、それを集めることにして、2人とももくもくと採ってゆく。

わたしは最後まで3枚しか一緒に出すことができず。
2号は、バターにはまったらしく、4枚以上を2つも作る。

最終的には夜きのこのおかげで、わたしの勝ち。

このあとも「なるほど!」と思いたくて、何度か遊んだのですが…まだピンときてません(笑)。
うーん、おもしろいと聞いて期待しすぎちゃったのかな。
なんかとってもぼんやりした印象だし、常に手札の枚数気にしなきゃいけないし、きのこの区別つけづらいし、おもしろくないとは思わなかったけれど、すごくおもしろいとも思えませんでした。

あと、カードゲームとしてはルールが多いのに、その多さがおもしろさにつながってない気がします。
細かいルールが多いし、何より手番終了時のカードの移動が結構めんどくさい。

…要は、わたしには合ってなかったってことか(笑)。
きのこが好きで、このグラフィックが気に入った方はきっと楽しめると思います。
おいしいきのこ料理ができたら、呼んでください(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
今日はちょっと遠出。
ロックダウン以来、自由に出歩けるということがどれだけ貴重なのかを感じます。
遠出ができたことに感謝です。