紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

マイシティ・第1章(My City Kapitel 1)

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自分の街を創ろう!

長い旅を経て、ようやく新たな土地へたどり着いた。
すでに最初の建物は建てられ、街が広がってゆく。

「マイシティ」は、レガシーゲームです。
レガシーゲームとは、毎回変化し発展してゆくゲームのことです。
各プレイヤーは自分のボードを持ち、毎回そのボードに自分の街をつくってゆきます。
3ラウンドで1ゲームが完成します。
1ゲームごとに、封された封筒が与えられます。
封筒には、新しいルールとシンプルな方法でゲームを変化させていく様々なマテリアルが入っています。
24ラウンド行うなかで、街が作られ、発展し、産業化されるまでの歴史を体験してください。

No.295

・マイシティ(My City)

Reiner Knizia

・Kosmos

・10歳から

・2人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ですが、日本語版が出ています

「マイシティ(My City)」は、2020年のSpiel des Jahresにノミネートされました(受賞は「ピクチャーズ」)。
早くからおもしろいとは聞いたのですが、レガシータイプ(1度しか遊べないタイプ)と聞いて躊躇(笑)。
しかも、レガシーなのに(だから?)値段も高い(定価35ユーロ)!

これは見送りだなと思っていたら、突然がくっと値段がさがり、この値段ならレガシーでもいいやと思ったので、購入(笑)。
セコくてすみません(笑)。

さて、ここから先、ネタバレしないように書きますが、写真もありますので、知りたくない方はストップしてくださいね。





各プレイヤーは、ボードと建物タイルを受け取ります。
得点マーカーは、10におきます。
建物カードはよくきって、裏返しに積み重ねておきます。

タイルのおき方は…

・1つめはかならず川に接しておくこと
角同士は接したことになりません。
川の上にのせるようにおくこともできません。

・2つめ以降は、今までおいたタイルに接しておくこと
重ねておくことはできません。
一旦おかれたタイルは、ラウンド終了まで動かせません。
川の上にのせるようにおくことはできません。
森(濃い緑)山(岩山)にタイルをおくことはできません。
木や石の上にはタイルをおくことができます。

建物カードを1枚表にし、その建物を各プレイヤーは自分のボードにおきます。
その際、ゲーム終了時に…
・木が見えていたら、1本につき1点
・石が見えていたら、1つにつきマイナス1点
・黄緑色の面が見えていたら、1つにつきマイナス1点
であることに注意します。

タイルがおけない、おきたくない場合は、パスすることができます。
パスする場合は、そのタイルをボードの左側におき、得点マーカーを1つ下げます。
つまり、パスしたタイル1つにつきマイナス1点です。

これ以上タイルをおけない、おかない場合は、終了します。
その場合は、ボードにおかなかったタイルを裏返しにして、以後タイルをおきません。
おかなかったタイルはマイナス点にはなりません。

1ゲームごとに封筒を開け、中のルールを確認します。
3ラウンドで1ゲーム終了です。

8ゲーム行い、発展得点が1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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開拓が始まる…

家族で遊ぶ日(140)。
夫がぼそっと「今も僕は基本的にはおもしろいと思うけど…ZuZ、きみたちは飽きてきたよね?」…うーん、飽きたというより、それだけじゃなくて他のゲームでも遊びたいって感じかなぁ(物は言いよう)?
「じゃあ、ちょっと違うのでも遊んでくれる?」と聞くと、「いいよ、でも難しいのはムリだから」…分かってます(笑)。

そこで思いついたのが、師匠にもすすめられた「マイシティ(My City)」。
夫は、「ウボンゴ(Ubongo)」で遊んだことがあるし、「ルミ(Rumis)」は強かったので、パズルチックなのはいけるのではないかと。

念入りに説明書を読み(導入でつまずくと、「つまんないから、もうやらない」になる・笑)、しっかり準備。
夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。

ルールを説明。
と言っても、最初の1つは川沿いに、以後は必ず今までおいたタイルに接しておくこと、終わった時、見えている木は1本1点、見えている石は1つマイナス1点、何もない土地はマイナス1点、おけない、おきたくないと思ったらパスできるけど、1タイルにつきマイナス1点、もうムリと思ったら終わらせることができる…ぐらい。
要は、できるだけいっぱいおきましょうってことで(笑)スタート。

1ラウンド目。
記念すべき(笑)1つめは四角。
なんとなく夫とわたしは一番の列におき、1号と2号は川に沿わせてボードの真ん中あたりにおく…どっちが吉と出るのか(笑)。

4人ともあまり悩まないでおいてゆく…と思ったんだけど、全員「タイルを裏返しにできない」というのに早速つまづく(笑)。
つい裏返しにしたくなるんだけど(しかも、裏返しにするとぴったりはまる場所がある!)、裏返しにしたらお家がなくなる(笑)。

「あー、裏返しにしたいー!」と2号が言うので、「分かるー!」とわたし。
夫も反射的に裏返しにして、「あ、これ、ダメか」(笑)。

終盤になると、4人とも悩み始める(笑)。
「今までおいたタイルにくっついてなきゃいけないんだよね?」と1号。
「そう…なんだけど、くっつけたら木が消えるっ!」とわたし(笑)。

木はボーナスと聞いたので、一生懸命見えるようにしようとしたけれど、一緒に何もない土地まで見えるようになっちゃう!
あるいは、ちょうどよくおけるけど石が丸見え、とか!
…Kniziaさん、いきなりここまでやっちゃいますか(笑)。

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1ラウンド目終了時のわたしの街

1号は2回、あとの3人は1回パスして終了。
1ラウンド目は、なんと夫、2号、わたし、1号の順番。
1号の得点があまりにも低いのでボードを見たら...木だけでなく、ご丁寧に石まで残ってる…これはもしかして...
「1号、石も残さなきゃと思ったの?」
「うん…石と木がプラスだと思った…」
「…人の話を聞けっ!」(笑)。

ここで、シールをもらう。
夫が「どこに貼ってもいいの?」と聞くので、「てんてんがあるとこだけ…ほら、ここにてんてんがあるでしょ」というと、「あー、テンテン、ね!」(笑)
てんてんの意味は、知ってたらしい(笑)。
そのあともシール貼りながら「テンテン…テンテン」とつぶやく夫…あとの3人、思わず爆笑(笑)。

2ラウンド目。
2ラウンド目は、ルールが1つ増える。
…と言っても、めっちゃ分かりやすいルールなので、さくっと始められる。
これ、ほんっと遊びやすい!

今度は、1つめをあえてボードの真ん中あたりにおいてみる。
はじからうめるのがいいのか、真ん中からいくのがいいのか、ちょっと実験(笑)。

序盤は、2回目ということもあり4人とも悩まない。
裏返しにできないというのにも慣れて、さくさくすすむ。

途中、ゲーマー2号がまだ出ていないピースをボードにかざしてわきにおく。
…あ。
「もしかして、これはここにおくとかやってんの?」と言ったら、「もちろん」(笑)。
そうだ、2号はゲーマーだった(笑)。

そして、2ラウンド目も終了。
わたし、2号、1号、夫の順番。
夫、ふたたびシール獲得で自分で「テンテンのとこ!」と言いながら、てんてんのとこにシールを貼る(笑)。

3ラウンド目は、プレイ前にシールを貼る。
「これも、テンテン?」と夫…てんてんにハマったな(笑)。
「そう、てんてんで、でも川にくっつけちゃダメ」…でも、どこがいいのかかなり悩むー!

3ラウンド目開始。
3度目ともなると、みんなかなり慣れた感じでささっとすすんでいく。
…ただ、3ラウンド目で出たものが…難しいっ!
「囲めばいいって…あ、4つで囲まなきゃいけないんだって!!」
「うっそー」
「そんなんムリっ」
…もういい、これはあきらめよう(笑)。
わたしはさっさとつぶしてしまう(笑)。

しかも、ゲーマーだとかなんだとか言ったくせに、2号だけでなく、あとの3人もタイルかざしを始める(爆)。
えーっと、ここはこれでうめられるでしょ、こっちはこれか…じゃあ、あれをここに持ってきて…それを見た2号は「なーんだ、みんなゲーマーじゃん」(笑)。
これ、タイルが全部出てくる設定だからできること…賭けてもいい、Kniziaさんそのうち絶対出てこないタイルを作るねっ(笑)。

そんなこんなで3ラウンド目も終了。
夫、わたし、1号、2号の順番。

た・し・か・に・おもしろいっ、コレっ!
ただのパズルじゃない(笑)。
同じ順番にタイルをならべるだけなのに、完成したのが全然違う風景で、見ていてすごく楽しいです。

得点差がつきすぎない工夫があちこちにあって、それがうまく機能しています。
8ゲームあって途中で勝敗ついたら、やる気なくなるもんなー(笑)。
パズルって得手不得手がある分野だと思いますが、「マイシティ」は得手の人には障害物作って、不得手の人には補助輪つけて、みんなが同じように楽しめるようにしてあるのがすごいなと思います。

さぁ、8ゲーム完走できるでしょうか(笑)?
…最近、ネタバレできないゲーム&回数遊ぶゲームが多くて、記事が書きにくいけれど、お茶を水で薄めて(笑)がんばりまーっす!

 

マイシティ・第2章はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
ワクチン接種した友人から「アドバイスのおかげで、接種めっちゃ早く終わった!ありがとー」と連絡がきました。
彼女も翌日は腕が痛かったそうだけど、「15分休んで外に出る時、もう景色が全然違ったよっ!」と言ってて、分かる~!でした。

その2
で、その話を夫にしたら。
「もう逃げなくていいってことなんだよね」と…そうか、わたしたちは今までコロナを避ける、コロナから逃げる生活をしていたんだなぁと気がつきました。
コロナに振り回されずに暮らせるようになるまでもう少し。
1年以上待ったんだから、あともう少しがんばります!