紺碧のSpielplatz

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1回目のワクチン接種

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久しぶりに飛行機雲を見つけました

今日は二本立てです(笑)。

本来なら、☆今日のありがとう☆で書くような内容なのですが、今の日本のワクチン接種状況に対する日本のメディアのどうしようもなさが歯がゆくて、記事として1本書くことにしました。
わたしがこんなところに書いたところで、何も変わらないと思いますが、何もしないよりましかなと思いまして(笑)。

先日、1回目のワクチン接種を受けました。
早いと思われるかもしれませんが、こちらでワクチン接種が始まったのは去年の12月末です。
4か月以上ひたすら待ち続けてました。

こちらでも、ワクチン接種開始直後はいろいろトラブルがありました。
まず、ネットも電話もつながらなくて、つながったときにはもう空きがない。
高齢者が優先でしたが、その世代はみんながみんなネット環境にあるわけではなく、子どもや孫が代理で予約していました。

接種開始したとはいえ、希望者に対してワクチンの量が絶対的に不足していましたから、予約が取れない時期はずいぶん続いたと思います。

ここで思い出さなきゃいけないのが、コロナワクチンは2回接種しなければならないということです。
1回接種するだけならば、希望者を1列にならべてどんどん打っていけばいいけれど、コロナワクチンの場合1か月後に2回目を打たなければならないわけで。
また、来るかどうか分からないワクチンをあてにして、今あるワクチンをすべて1回目に打つわけにもいきません。
だから、開始直後はホントにゆっくりとしたすすみで、こちらでもわけのわかっていないメディアがたらたら文句言ってました(笑)。

しばらくすると、ようやくワクチン供給のめどがついて、そのころには「希望者は自分で登録する」という形になっていました。
もちろん、そのサイトができてすぐはつながりづらかったようですが、「とりあえず登録できた」ということで、みなさんずいぶん落ち着いたような気がします。
わたしも登録を済ませた時、ようやくここまできた!とホッとしたのを覚えています。

システムの問題を報道することで、ワクチン接種がすすむんでしょうか?
病院や役所でわめいて、何か効果があるんでしょうか?
ワクチンが届いていないころには、散々ワクチンの悪評を書き、いざワクチンが到着すると遅いと書き...じゃあ、一体どうしろというんでしょう?

コロナ対策は、みんな初めて。
どの国も手探りでなんとかしようとがんばっているのに、なぜ日本のメディアは足をひっぱるようなことばかりするんでしょうか?
今朝「頼むから、メディアは黙っていて」というセンテンスを読んで、「まさにそのとーりーっ!」と思わず笑ってしまいました。

そして、ようやく来たワクチン接種予約。
こちらでは、最初から2回分の予約日と時間が指定されてきました。
すでに予定が入っている人は困るかもしれませんが、これだと手間が少なくていいなと思いました。

わたしは、ホームドクターに「これ、先に書いておくと早いよ」と入れ知恵されて(笑)問診票を書き込んで持参しました。
あと身分証明書。
予約直前にリマインダーが来て、「早く来すぎないでください」と書かれていました。
やっぱりみんな気がせいて、つい早く行き過ぎるみたいです(笑)。
かくいうわたしも、余裕を持って10分前(笑)に到着予定でした。
でも、途中で迷子になって(笑)、到着したのは結局3分前。
場所の事前確認めっちゃ大事(笑)。

汗だく(笑)で会場に到着、入り口で予約時間を聞かれ「どうぞお入りください」…よっぽど早く来る人が多いんだなぁと思いました(笑)。
受付をすませて、問診票を渡されたとき「もう書きました」と見せたら、すぐ待合室に通されました。
そこで、上着を脱ぐか迷っていたら、案内係のオジサンが「脱いどいたほうがいいよ、早く終わるから」と声をかけてくれました。
寒い日だったけれど、ワクチンが打ちやすいように半そでシャツを着ていたので、あっという間に汗がひきました(笑)。

そして、案内係のオジサンに「〇番の部屋にどうぞ。楽しんできてね!」と言われ、思わず吹き出したわたし。
そしたら、「え、だって、そうでしょ、楽しみにしてたでしょ?」と言われて、大笑い(笑)。
「確かにね、楽しんでくる!」と言ったら、にっこりしてくれました。

小部屋でどきどきしながら待っていると、おねーさんが現れ、「緊張してます?」「ちょっとは…」「どっちの腕がいい?痛みが出るかもしれないから利き腕じゃない方がいいと思うけど」と言ってくれたので、左腕にしてもらうことに。
一瞬ちくっとして…オシマイ!!
外に出ると、案内係のオジサンがわざわざ来てくれて、「楽しかったでしょ?(笑)」「うん、楽しかった!」と言ったら、「また来月ね!」と言ってくれました。

4か月待ったわりには早かった(笑)。
15分の休憩をとって、チェックアウト。

そして、外に出た時の気持ちは、ちょっと忘れられないです。
大げさではなく、世界が変わった気がしました。
あー、これで、人にうつすこともうつされることも心配しなくていいんだな。
自由に出歩けるようになるんだな。
自由に友達にも会えるようになれるんだな。
何より、日本にも帰れるなと。

…って、だからってすぐさまマスク外したわけじゃありません(笑)。
夫にも「ワクチン接種してもすぐに効果あるわけじゃないからね」と釘さされてたし(笑)。
でも、その一歩を踏み出せたことが単純にうれしかったです。

ちなみに、わたしの周囲にも「ワクチン反対」の人はいます。
別に反対でもいいと思います。
わたしは、今の生活から抜け出したい、自由に人と会いたい、日本に帰りたい、そのために今現在有効な唯一の手段がワクチン接種だと思ったので、接種することにしました。

副反応は1回目より2回目の方が出ると聞いていたので、あまり気にしていませんでしたが、翌日接種した個所が筋肉痛のように痛かったです。
でも、発熱なし、頭痛もなし。
日常生活には全く差し支えありませんでした。

今は、それぞれができることを見つけて精一杯やる、それだけだと思います。
ワクチン接種開始は遅かったかもしれないけれど、日本はできる限りのことをやろうとみんながんばっていると思います。
ワクチン接種がスムーズにすすむために、自分ができることは何か…それでいいのではないでしょうか。

もう1年以上こんな生活してるんです。
それが、あと数か月で終わるのが見えてきているんだから、できることを淡々とこなしていきたいと思っています。

河野大臣、どうかお体を壊されませんように。
心から応援しています。