1490年、フランツ・フォン・タクシス1世は、のちのマクシミリアン1世より自分の居住地であるインスブルックとブリュッセル間を結ぶ物資輸送組織を創設するように命じられる。
フランツ・フォン・タクシス1世は、見事に任務を果たし、その後、彼の姓であるターンウントタクシス（Thurn und Taxis）は、郵便事業と深く結びつくことになる。
17世紀中ごろには郵便馬車が導入され、タクシス一家は帝国貴族の称号を与えられた。
このゲームは、その頃が舞台となっている。
No.398
・郵便馬車（Thurn und Taxis）
・Karen und Andreas Seyfarth作
・Hans im Glück
・10歳から
・2人から4人
・時間…60分
・日本語化…必要ありませんが、地名を日本語にすると遊びやすいです
・Spiel des Jahres受賞（2006年）
「郵便馬車」は、Spiel des Jahresを受賞したにもかかわらず、重版かけなかったのか、どこも品切れ。
なので、古道具やさんで見つけた時は即買いでした（笑）。
わたしが見つけた「郵便馬車」は、赤の家カードがないということで、安かったです。
さて、ルールは。
各プレイヤーは、早見表と家こま、家カードを受け取ります。
馬車カードは、数字ごとに分け、ボードの指定の位置に置きます。
ボーナスタイルは、種類別に分け、得点が少ないのが下、多いのが上になるように積み重ね、ボードの指定の位置に置きます。
街カードはよくきって裏返しに積み重ね、上から6枚を表にしてボードの指定の位置に置きます。
手番が来たら、
1．街カードを1枚手札にする（表になったカードか、山札から）
2．手札から1枚選んで、自分の前に出す
3．路線を完成させ、家を置く
を、順番に行います。
3は、任意ですが、1と2は必ず行わなければなりません。
自分の前に街カードを出すときは、すでに出された街カードから直接行ける街のカードでなければなりません。
すでに置かれた2枚以上のカードの間に、あとで街カードを差し込むこともできません。
すでに置かれた街カードの左右どちらかの空いた空間のみに、カードを置くことができます。
一手番で街カードを置いた後、3枚以上ならば完成を宣言することができます。
完成を宣言したら、置かれた街カードの数の馬車カードをもらいます。
ただし、まだ獲得した馬車カードがなければ3、すでに獲得した馬車カードがあれば、それのプラス1の馬車カードをもらいます。
例えば、完成させた数が、3、5、6の順番であれば、まず3、それから5を完成させていても4、そのあと6を完成させても5となり、3，4，4の順番であれば、3，4をもらって、2回目の4では馬車カードはもらえません。
路線を完成させたら、家をおきます。
家は、
・完成させた路線の同色地域のすべてに家を置く
・完成させた路線の各地域に1つずつ家を置く
のどちらかを選んで、家を置きます。
これで、手番は終了です。
そして、各手番で1人選んで利用できるお助け人がいます。
・郵便局長
街カードを取る際、1枚ではなく2枚取れる
・役人
場のカードをすべて捨て札にし、新しく6枚を表に置く
・配達人
街カードを自分の前に出す際、1枚ではなく2枚出せる
・馬車大工
完成させた路線にプラス2（5枚で完成させた路線を7枚で完成させたことにできる）
各手番で1人だけ選んで使い、1人使ったら、その手番では他のお助け人は選べません。
ボーナスチップは、各地域にすべて家を置いたり、全地域に1つずつ家を置いたりすることで、獲得できます。
誰かが家をすべて置くか、7の馬車カードを取ったら、全員手番数が同じになるように行い、ゲーム終了です。
馬車カードの得点、ボーナスチップの得点を足し、残った家の数1つにつきマイナス1点で計算し、一番得点の多かったプレイヤーの勝ちです。
家族で遊ぶ日（236）。
実は、前回4人で遊んだときルール間違いがあったので、改めて仕切り直し…って、最近このパターン多いなぁ（「ローマ水道」参照）。
今回は、夫（青）、2号（黄色）、わたし（赤）でプレイ。
わたしの家カードはないけれど、馬車カードを取ったら積み重ねたらいいだけなので、問題なし。
…でも、なんで家カードがなくなるんだろう（笑）？
ちなみに、前回間違えたのは馬車カードの取り方。
下から順番に取らなきゃいけなかったのに、全員なるべく長いのを作って長いのを取ってた（笑）。
…いかん、「チケットトゥライド」の影響がこんなところに（爆）。
なので、全員ちまちまとカードを取っては並べ、3枚になったところで「できた」で、馬車カードをもらう。
それから、家を置く…んだけど、ここが結構アツい（笑）。
わたしは、郵便局長を使ってIngolstadtとRegensburgを取る。
通常は場から1枚しか取れないけど、郵便局長を使えば2枚取れる。
で、Regensburgを自分の前に置く。
これで手番終了。
夫も2号も同じように2枚取って、1枚置く。
それを繰り返し、わたしはIngolstadt-Regensburg-Passauをつなげ、完成させる。
全部同じ地域なので、各場所に家を置き、3の馬車カードをもらう。
…そう、馬車カードを順番に取っていくのを重視すると、全員が同じタイミングで完成させ、新しく路線をひくことになる。
前回、できるだけ長いのを作ったときとは全く違う雰囲気。
3の次は4、4の次は5…わたしは地域はあまり考えず、数通りつなげることに集中する。
そう、つなげるだけなら、なんとかなる。
でも、そうすると家が置きづらくなる…と後になって気づく（笑）！
紫の地域は、割とつなげやすい。
4は、紫の地域の3都市にBaselをつないで完成。
当然家は紫の3都市に置く。
途中夫は、5で全都市グレーの地域で完成。
…あ、そうか、そうやれば家が全部建てられるのか！！←気がつくの、遅すぎ（笑）。
2号も、家を建てるところまで計算しながら路線をひいてる…路線を完成させて家を建てる時の数が違う（笑）。
今回は、全員なんとか途中で挫折することなく、順番通りに完成させることができる。
なので、同じタイミングで「できた」「次」となる（笑）。
…これは…単調と言えば単調。
わたしは、とにかく順番通りに作ることにする。
家のことまで考えてたら、悩みすぎる（笑）。
やった！できたっ！
…って、他の2人もできてるんだけどね（笑）。
全員7都市を結んで終了。
得点計算してみると、夫と2号が同点で勝ち、1点差でわたし。
うーん、難しい！
おもしろくないかと言われれば、そんなことはない。
でも、手放しに「おもしろーい」と言えるほどではない。
正直、順番にクリアするより、できるだけ長くしちゃうほうがおもしろかったです。
でも、これは3人プレイで、全員割と好き勝手できたからかもしれません。
4人プレイでカードの取り合いが発生したら、順番にクリアすることができなくなり、そうなると他の得点をめざすことになって、盛り上がるのかもしれません。
でも、Spiel des Jahresを受賞したというのは、なるほどなという感じ、
ルール1つ1つは複雑じゃないし、1度やってみたら「あー、そーゆーことね」と理解できます。
いろんな要素をお試し的に入れてみましたという感じで、導入としてはよくできてるなと思いました。
ただ、それがおもしろさにつながってるかと言われると…うーん。
あと、4人のお助け人。
これ、ボードに書いてあるだけなので、慣れてないと忘れがち（笑）。
使った人にチップとかコマを置いたら理解しやすいし、お助け人の誰を使ったか忘れにくいのではないかと思いました。
ちなみに、「パトリツィア」「カカオ」に続いて、説明書4ページなんだけど、全体的にごちゃごちゃした感じなのはなんでだろう？
そんなに難しいことやってるわけじゃないんだけどなぁ。
なんだかまだスッキリしない！
もう1回、できれば4人で遊んでみたいです。
☆今日のありがとう☆
その1
今日もいい天気！
よかった、よかった！
その2
プールに行くつもりで準備してたけど、ふと「今日、開いてるでしょうね？」と思って、ネットで調べたら。
わぉ、臨時休館だった！！
これも虫の知らせっていうの（笑）？
調べなかったら、プールバック背負ったままプールの入り口で茫然、だったな（笑）。
その3
…という話を夫にしたら。
「あ、でも、川や池で泳ぐって手も…」と言われました（笑）。
あーのーねー、気温何度か知ってる（笑）？
その4
先日魔窟の一部を探検してたら、おもしろくなってそのまま続行。
…もうしばらくは新しいゲーム買わなくていいよねって思いました。
…思ったんだけど、実行できるかどうかは別の話…
その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ！
ルンルン♪♪♪
