紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ローマ水道(Aqua Romana)

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できるだけ長い水路を作ろう!

まだ若く拡大を続けるローマ帝国は、様々なものが必要だ。
大きな都市では、特に飲み水が重要なのだ。
ここで、プレイヤーは建築家として仕事をこなさなければならない。
経験豊かな労働者とせっせと働く建築技師とともに、水路をひいて「ローマ水道」を作り上げるのだ。

No.396

ローマ水道(Aqua Romana)

・Martin Schlegel作

・8歳から

・2人から4人

・時間…45分から60分

・日本語化…必要ありません

ローマ水道」は、昔よく遊びました。
いつも夫に邪魔されて、中途半端に終わり、勝ったためしがなかったゲーム…当然夫は気に入り、わたしは気に入らないゲーム(笑)。
…処分しなかっただけでも、エライと思う、わたし(笑)。

でも、妻の趣味に付き合ってボードゲームで遊んでくれる夫に、感謝を込めて久しぶりに出してみました。
…にしても、箱デカい(笑)。
こんなに深い箱にする必要ないのに、なんでなんだろ(笑)。

しかも、遊んだことあるのに、4人とも全くルールを覚えていなかった!
他の3人はともかく、わたしは説明書読みながら「遊んだはずなのに、なぜこんなに何も覚えてないんだろう」と思ったぐらい覚えてない。
夫に至っては、「このゲーム、遊んだことない」と断言したぐらい。
…よっぽどつまらなかったんだな(爆)?

とにかく、ルールです。
ボードを広げ、スタートプレイヤーから順番に建築技師を置きます。
それから、説明書の図にしたがって、人数にあわせてスタートタイルを置き、労働者を置きます。

手番がきたら、労働者を1人選び、その労働者の縦横の列の先にいる建築技師を一人選び、その建築技師のタイルを労働者の水路につなげて置きます。
タイルを置いたら、その先に労働者を水路の先端に移動させます。
使った建築技師を、時計回りに1ます移動させます。

タイルを置く際は、他の水路とつながらないようにします。
水路が壁にぶつかったり、もうつなげなくなったら、水路は完成です。
自分で水路の完成を宣言することもできます。
つながったタイルの数を数え、その数字の得点ますに労働者を置きます。
ただし、得点ますは3と7以外のますは、すべて1ますにつき1人しか労働者を置けません。
すでにますがうまっている場合、下の数のますに労働者を置きます。

全員タイルを置けなくなったら、ゲーム終了です。
得点ますの1番多い点数の労働者は4点、2番目は3点、3番目は2点のボーナス点をもらいます。
すべての労働者の得点を足し、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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すでにいやーな予感…

家族で遊ぶ日(235)。
1号が出かけたので、本日は夫(青)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
実は、先日4人で遊んだけれど、ルール間違いがあったので仕切り直し。
…たぶん、正しいルールで遊んでも、そんなに変わらない気がするんだけど(笑)。

ちなみに、わたしたちが間違えたのは、建築技師が角を曲がった時の処理。
2枚目のタイルは、全く関係ない場所に置かなきゃいけなかったのに、自分たちの水路につなげて置いてた(笑)。
でも、そのほうがよっぽど自然だと思う。

というわけで、前回ボロ勝ちした2号がスタートプレイヤー。
全員適当に建築技師をおいてゆく。
それから、スタートタイルを置いて、開始。

…始めてすぐに気がつく。
先日4人で遊んだときは、たいてい2つ以上建築技師の選択肢があったのに、3人で遊ぶとほぼ一択。
しかも、建築技師を置いてからスタートタイルを置いたのだから偶然とはいえ、夫のスタートタイル付近は建築技師がいるのに、2号とわたしのタイル付近はスカスカ…
一択だから、悩まないで済むとはいえ、やらされている感がふつふつとわいてくる…

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なんかもうすでに置けない状態が発生

まず、2号が建築技師を動かせなくなる。
次にわたし。
建築技師が動かせなかったら、ひとり選んで1ます動かしてよいというルールがあるけど、動かして使えるようになる状態なら、まだマシだっつーの。
夫だけが確実にタイルを置いてゆく。

ようやくわたしのところにも建築技師が来たってんで、ガンガン進んだら、夫に止められるし、2号は移動してこない建築技師に苦しむ。
「技師を動かしてるだけで、何もできないからつまんない」と2号。
…このバランスの悪さ、ちょっと…
夫だけが上手くまわっているという感じ。

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やらされてる感満載

結局、2号は4回、わたしは2回、建築技師が回ってこなかったのに対し、夫は0回。
最後の方は、2号もわたしも置けるタイルを置くだけ。
まさにやらされてるって感じ。

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あー、終わった(棒読み)

とりあえずタイルは置いたけど、なんの達成感もなし。
そんなこんなで終了。
終わってホッとした(笑)。

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一見で分かる(笑)

見て分かるように、夫の勝ち。
以下、わたし、2号。

…つまんなかったです。
何かに似てると思ったら、「ケーブルカー(メトロ)」!
あれも「やらされてる感」満載で、全然おもしろくなかったけど、全く同じ感想です(笑)。

建築技師の動かし方はおもしろいと思ったけど、動かせなかったらめちゃくちゃ退屈。
長考するプレイヤーがいると、待ち時間長くなるし、自分の手番になっても選択肢がなかったりして、やらされてる感が半端ない。

その上、ルールが自然じゃない。
わたしたちが間違えた角を曲がった時のルール、これ何のためだか分かりません。
プレイしやすくなるわけでもないし、そこでまたそのタイルをどこに置くか悩んだりすると、プレイテンポがますます落ちるだけでした。

でも、ルールを間違えて遊んだ4人プレイでは、建築技師が動かせないということはほとんどなく、全員せっせと水路を作るという感じだったので、もしかしたら3人プレイだからだったのかもしれません。
でも、もう4人でもやりたいとは思えない…(笑)

あと、水路が完成したらストックから建築技師を出すというのも、忘れがちなルール。
かなりのお助けになるんだけど、なんせ取ってつけたようなルールなので、全員忘れてた(笑)。

…なんかなー、これ、システムありきで作ったのかなぁ。
テーマとシステムが全然マッチしてなくて、不自然なので、わたしは楽しめませんでした。

ちなみに、昔遊んだとき気に入ったと言った夫は、遊んだことを覚えていなかったという(笑)。
4人プレイの時は「つまらない」と言い放ち、3人プレイの時は「これ、おもしろいじゃん」…どっちやねん(笑)。
しかも「遊んでて思ったんだけど、『ローマ水道』って『ケーブルカー』に似てるよね」…うん、それは思った。
夫は「ケーブルカー」好きだから、「ローマ水道」も好きだよね。
でも、わたしはどっちも好きくない(笑)。

 

ローマ水道・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
朝はまだ寒かったけど、昼頃にはすっかり暖かくて、気持ちよかったです。

その2
歩道で人とすれ違う。
お互いよけようとしたタイミングと方向が見事にシンクロして、右→左→右とバスケットボールの選手状態(笑)。
お相手を見たら、笑いこらえてて、わたしがつい吹き出したら、その方も吹き出す(笑)。
すごく楽しい瞬間をありがとうです。

その3
今日、夫と話をしているときに、ふと夫の手を見て、「あー、やっぱりこの人の手、好きー」と思いました(笑)。
夫は話すとき、よく手を使うんだけど、手自体だけでなく、手の動きがとてもわたしの好みなのです。
本人は「そんなにきれいな手だとは思わないけど?」というけど、わたしにはとてもエレガントな手です。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪