紺碧のSpielplatz

ボード(アナログ)ゲーム、時々ひとりごとです。

トランスヨーロッパ(Trans Europa)

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電車の旅・ヨーロッパ編

ユーロスターTGV、ICE…ヨーロッパの電車はどんどん速くなり、それゆえ街同士もどんどん近くなります。
プレイヤーの目的は、5つの街を誰よりも早くつなぐことです。
もちろん、すべて一人で完成できるわけではありません。
他のプレイヤーの路線もうまく利用したプレイヤーが、一足早く完成させることができるのです。

No.192

・トランスヨーロッパ(Trans Europa)

・Franz-Benno Delonge作

・Winning Moves

・8歳から

・2人から6人

・時間…30分

・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいです

先日、Zug um Zug(チケットトゥライド)用に木製の電車こまを買ったとき、師匠の金星くんに「トランスアメリカの駒やん!」と言われて、「あー、そういえばコレがあった!」ということで、出してきました(笑)。

当時(っていつの話?・笑)おもしろいと聞いて、「トランスアメリカ(Trans America)」と「トランスヨーロッパ(Trans Europa)」で迷ったのですが、拡張のSchikane(日本語題は「ダイヤの乱れ」)が入っている版は、アメリカが売り切れだったので、ヨーロッパを購入。
ルールが簡単で、1号とよく遊びました(2号は小さすぎた・笑)。

ボードを広げます。
線路は、ボードわきにおきます。
各プレイヤーは、同じ色の電車とスタートこまを受け取り、電車はボードの得点用線路の車庫におきます。
人数に合わせて街カードを準備し、裏返しにしてよく混ぜます。
各プレイヤーは、各色1枚ずつ計5枚の街カードを他のプレイヤーに見えないように手札にします。
スタートプレイヤーは、スタートプレイヤーカードを受け取り、自分の前におきます。

プレイヤーの目的は、1番早く手札の5つの街を線路でつなぐことです。

スタートプレイヤーから、スタート地点にしたい場所に自分のスタートこまをおきます。
街においてもかまいません。
また、スタートこま同士はあまり近くない方がいいでしょう。

手番がきたら…
・1本線区間に線路を1つか2つおく
・2本線区間に線路を1つおく
のどちらかを選んで、実行します。

1本線区間は、通常の線路で、1手番に2つまで線路をおくことができます。
2本線区間は、橋やトンネル、船となるため、1手番に線路は1つしかおけません。

また、線路をおく際には…
・つねに自分のスタートこまにつながっている路線につなげます。
・好きな場所で曲がってかまいません。
・他のプレイヤーの路線につなげたら、他のプレイヤーの路線も自分の路線として使えます。
ことに気をつけます。

プレイヤーのひとりが、街カードの5つの街をすべてつないだらラウンド終了です。
つないだプレイヤーは、すぐに街カードを見せて確認します。
その時点で、まだつないでいない街があるプレイヤーは、つなげなかった1本線区間1つにつきマイナス1点、つなげなかった2本線区間1つにつきマイナス2点で、ボードの得点用線路の電車をマイナス得点分下にすすめます。

このようにしてラウンドを繰り返し、プレイヤーのひとりが得点用線路の一番下まで到達したらゲーム終了で、残った得点の多いプレイヤーの勝ちです。

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乗って乗られて目的地到着!

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
まずは拡張のSchikane(直訳するなら「嫌がらせ」)はナシで。

説明書に書かれていた通り「街カードを裏返しにしてまぜて、各プレイヤーは各色1枚ずつとる」をやってみたら、その手際よさに感動(笑)。
ついつい「街カードは色別に分けてよくきってから配ります」とやりたくなりますが、麻雀方式(笑)のほうがすっきり手早くできると思います。

さて、わたしの街カード。
マドリッドストックホルムキエフマルセイユワルシャワ…ふむ。
Zug um Zug Europa(チケットトゥライド ヨーロッパ)で散々鍛えられているので(笑)、場所はすぐ確認できる。
加えて、トランスヨーロッパの街はきれいに色分けしてあるので、すごく探しやすい。
さて、スタート地点はどこにしよう…

遊んだことがあるといっても遠い昔、なんの記憶も残っていないので、つい本能的に「はじから出発する」のがいいような気がして、バカ正直にマドリッドにスタートこまをおく(笑)。
2号はサンクトペテルブルクにおき、1号だけ街以外におく。

手番がきたら、1本か2本線路をひくだけ。
わたしはマドリッドからマルセイユをめざす…途中2本線で山越え。
2本線はなるべく避けたいけれど、どっかで山は越えなくちゃいけない(笑)。

2号はものすごい勢いで南下。
1号は東西にのばしてゆく。

序盤は3人とも自分の欲望のまま(笑)走るけれど、いずれどこかでお互いつながる…そのタイミングが熱い(笑)。
1号がいい感じにキエフ方面にも伸ばしてくれているので、わたしはマルセイユから1号の路線を目指す。
1号もいずれ赤い街の1つには行かなきゃいけないので、悪い話ではないよのう(悪徳代官?・笑)。

うまいタイミングで、1号の路線につながったのでそこからキエフワルシャワへ。
あとは…ちょっと離れたストックホルムだけ。
2号もしっかり連結してくれたので、わたしはサンクトペテルブルクからストックホルムをめざす…海だらけで2本線ばっかり…でも、それが一番近道。

えっちらおっちらつなげていたら、2号が「できたーっ!」
えーっ。
確認したら、見事すべてつないである。
わたしは、2区間だけど二重線だったのでマイナス4点、1号は街2つつながってなかったので、マイナス6点。
「痛いな、これ」と1号。
「うん、結構くるね」とわたし。

第2ラウンド。
今度は、ロンドン、アムステルダムフィレンツェブカレストサンクトペテルブルク…うーん、さっきよりは…行きやすい?
とりあえず、スタートこまはロンドンにおいてみる。
2号はオスロ、1号はワルシャワ近くの山(笑)にスタートこまをおく。

わたしはまずアムステルダムまで行って、あとは南下。
途中、オスロから南下してきた2号と共同作業(笑)。
わたしはフィレンツェまで行って、2号はチューリッヒをつなぐ。
1号はまだひとりで南北にのびる路線建設中(笑)。
途中、1号はブタペストをさけて線路をおいたので、2号が「あ、街よけてる」と言うと、1号「当たり前じゃん」わたし「確かに、自分が行く街じゃなかったら行かない方がいいよねぇ。あとで誰かに線路使われるんだもん」…そう、遊んでいくうちに、3人ともそれに気がついたので、自分の街以外は避けて走るように(笑)。

2号とわたしは共同作業で、1号の路線につなぎ、わたしは1号の路線を使ってブカレストサンクトペテルブルクへ。
あと1区間で完成っというところで、1号が「できた」。
うっそー、悔しーっと思いながら確認。
すると。
「あれ?ブタペスト、つなぐんだった…」と1号。
そう、街だからといって1号がわざわざ避けたブタペストこそ、つながなきゃいけない街だった(笑)。
「というわけで、まだできてないー」とのことで、次の手番でわたしがサンクトペテルブルクまでつないで完成(笑)。

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見事に迂回した青(笑)

そのまま、全部で4ラウンド遊び、結局1号が赤いますに到着で終了。
勝ったのは2号、以下わたし、1号。

1号も2号も「これ、おもしろいじゃん!」「うん、すっごくおもしろい!」と言うので、翌日今度は拡張のSchikaneを入れて3人でプレイ。

拡張のSchikaneは、色のついた線路で、その線路はその色のプレイヤーしか走れません。
…って、これだけで説明できちゃうルール、すばらしいっ(笑)。

1ラウンド目。
わたしの街カードは、マドリッド、ウィーン、ストックホルムキエフ、ティラナ…またマドリッドストックホルム??
この2つの街って大変なんだよなぁ…
悩んだけれど、ボードの真ん中あたりにスタートこまをおいてみる。
1号はブカレスト近く、2号はモスクワにスタートこまをおいてスタート。

序盤は、三人三様にすすんでゆく…わたしはマドリッドに行く途中で自分専用線路を仕込んでおく。
途中2号が連結してきたけれど、当然連結するところで2号専用線路を仕込む。
ということは、2号はわたしの路線を走れるけれど、わたしは走れない。
「すっげー、感じわるー」と言いながら、仕方がないので迂回路を作る。
「でも、ままだってここやってるじゃん」と言いながら2号は、わたしが途中で仕込んだ路線の迂回路を作る。

1号は、自分専用線路の存在を忘れたのか、素直に連結してくれたので、わたしは一気にキエフ、ティラナを結ぶ。

…またストックホルムが残った…最北は2号のモスクワ。
そこからストックホルムかぁ…あー、遠い…

と思ったら、2号「できた!」
えーもう??
ホントだ、見事に5つの街を結んでる。

わたし、またストックホルムで失点…しかもマイナス6点も。
1号は、ダブリンをつなぎそこなっただけなので、失点少ない。
くっそー、まさに「嫌がらせ」だ、コレ(笑)。

2ラウンド目。
今度の街カード…マドリッドアムステルダム、ティラナ、オスロブカレスト
まーたー、マドリッド??
まぁ、いいや、とりあえずストックホルムはないし、と開き直ってみる(笑)。

でも、大迷走したわたしはなぜかティラナに近い場所にスタートこまをおき(今となっては、どうしてそこにおこうと思ったのか全然覚えていない・笑)、ティラナにいく路線を自分専用にする。
…全然効果ないっつーの。
自分専用線路を埋め込むべきは、マドリッド行きだったのに、そこではけろりと忘れ、2号に自分専用線路で連結される。
また後手後手…はぁ。

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まさに「嫌がらせ」(笑)

2号のほうは、線路一本で使えるようになったけど、1号は1号で意地悪く連結してくる。
「あ、も、マジでSchikaneだ、これ!」と、わたしキレかかる(笑)。
他で伸ばしたいと思っても、1号の線路を使わないとどこにも行けないっ!
2手番使って通れるようになった!と思ったら…2号完成。

結局2号の勝ち、以下1号、わたしぶっちぎりのビリ。

こーれーはー、おもしろいっ!
めちゃくちゃシンプル、ルールも少ないのに、ものすごく熱い!
待ち時間も少なく、とてもいいテンポで進みます。

チケットトゥライド(Ticket to ride)と同じく、街カードの引き運に左右される部分はありますが、1ゲームで数ラウンドプレイするので、引き運の割合はぐっと下がると思います。
街カードの組み合わせが悪くても(わたしみたいに、呪われたようにマドリッドストックホルムが出てきても・笑)、次のラウンドでは回りやすい街カードが来るかもしれないので、あとひかないし。
1ラウンドの時間が短く、うまくいってもいかなくても「さ、次!」とすっきり潔く(笑)遊べます。

また、3人以下でプレイする場合は、使わない街カードがあり、マップのその街にもしるしがついています。
つまり、その街は誰も行かないので通常の路線と同じ扱いでいいのです。
何度か遊んで「自分の行く街以外は行かない」のが得策と気がつくと、しるしのついた街がオアシスに見えてきます(笑)。

そして、拡張のSchikane…ドイツ語では「嫌がらせ」「いじめ」という意味で、こういうタイトルにした人の気持ちよーく分かります(笑)。
日本語題の「ダイヤの乱れ」…エレガントに訳したなぁと思いますが、本質は「嫌がらせ」です(笑)。
ゲーマーさんたちは、絶対これ入れて遊ぶだろうなと思いました(笑)。

わたしは、どっちもそれぞれ良さがあると思います。
テンポよく遊びたいのなら、拡張ナシ、ですが、ゲームに重みを出したいのなら、拡張アリでしょう。
拡張が入っていないと、点差があまりひらかなくて、最後まで気が抜けません。
拡張が入っていると、点差がひらきやすく、1度大量失点するとなかなか復活できない気がします。

でも、拡張アリだとトランスヨーロッパの特徴である軽快さは失われるなと思っていたら、拡張は作者のDelongeさんではなく、Manfred Kellerさん作でした(BGGより)。
うん、だろーなー、たぶんDelongeさんはとにかくシンプルにさっくり楽しいゲームを作りたかったんで、嫌がらせは考えてなかったような気がするなー、なんて勝手なことを思いました(笑)。

それにしても、「トランスアメリカ」…俄然興味がわいてきた…どうしよう(笑)。

 

☆今日のありがとう☆
寒かったけど、夫と2人で散歩。
天気はよかったので、とても気持ちよかったです。