紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

米農家(Die Reisbauern)

水田を広げよう!

カンボジアで暮らす人たちは、稲作を営んでいます。
みなさんもやってみませんか。
ただし、ここでは1年の間に稲作の条件が変化するので、どんな稲でも収穫できるわけではありません。
最終的に大収穫となるように、きちんと計画することが大事です。

No.414

・米農家(Die Reisbauern)

・Corry Damey作

・botton shy , Frosted Games

・8歳から

・2人専用

・時間…20分

・日本語化…必要です

「お財布に入るカードゲーム」をモットーとした、botton shyのカードゲームシリーズです。
オビ湾さんのところで見かけて、おもしろそうっと「スプローロポリス」と「サークル・ザ・ワゴン」を購入したら、すっかりハマり大人買い
ドイツ語版(オリジナルは英語版)第2弾は、今のところ理性が働いて(笑)この「米農家」だけの購入ですが、どうなることやら…

さて、ルールです。

カードはよくきって、各プレイヤーに2枚ずつ水田の面を上にして配ります。
プレイヤーは、配られたカードを見て、どちらか1枚は効果の面を上にして、もう1枚は水田の面を上にして置きます。
効果の面を上にしたカードは、そのプレイヤーだけが利用できます。
得点チップを0のところに置きます。
水田の面を上にしたカードは、スタートカードとなります。

まず、雨季が始まります。
各プレイヤーに7枚ずつ配り、水田の面が見えるように持ちます。
プレイヤーは、それぞれ手札から2枚選びます。
1枚は、自分の前のカードに接するように置きます。
その際
・1辺の一部(全部でなくてもよい)は、すでに置かれたカードに接するように置きます。
・柵とます目は必ず合わせます。
ことに注意します。
またもう1枚は、乾燥季として水田の面を上にして中央に1列に並べます。

それから、お互い手札を交換します。
そして、交換した手札から2枚選び、1枚を自分の前のカードに接するように置き、もう1枚を乾燥季の場所に置きます。
それを、手札がなくなるまで続けます。
最後の1枚が自分の前のカードに接するように置かれたら、雨季は終了です。

ここで、それぞれ得点計算をします。
柵に囲まれた水田が完成していたら、得点となります。
また、その中に家や農民、水牛があったら、追加得点がもらえます。
雨季に得点できる効果カードを選んだプレイヤーは、その得点も計算します。

得点が計算できたら、乾燥季が始まります。
乾燥季は、得点の少なかったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
乾燥季の場所に置かれたカードから1枚選んで、自分の前のカードに接するように置きます。
カードの置き方は、雨季と同じです。

すべてのカードを置いたら、ゲーム終了です。
乾燥季は、柵でかこまれた水田と効果カードが得点となり、柵に囲まれなかった水牛は1頭につきマイナス1点となります。

雨季、乾燥季の得点をすべて足して、多かった人の勝ちです。

わたしのスタート水田!

天気のよい午前中に、2号とわたしの2人でプレイ。
ルールをざっと説明。
2号「カードをならべて、柵でかこめばいいってこと?」
わたし「そう。で、中に家とか牛とかいると、点数になる」
2号「わかった」
…だよね(笑)。

まずは、効果カードを選ぶ。
2号「どっちがいいのか、よく分かんない…」
わたし「うん、わたしも分かんない(笑)」
2人とも「なんとなく」という理由で1枚選ぶ(笑)。
わたしの効果カードのPallyは、雨季と乾燥季で「家も農民も水牛もいない水田を作ると、1ますにつき1点」、2号のSoliyaは乾燥季のみで「家のある水田に2人農民がいたら、1点、4人いたら2点…となる」
2号「えー、2人も置けるかな?」
わたし「こっちは、いきなり何も置くなと言われてしまった(笑)」

とにかく始める。
手札をざっと眺める…うーん、柵がななめだから、こうおいたらこうなるっていうのが想像しづらくて、つい実際にカードを置いて確かめる2人(笑)。
確か、家があると得点が多かったはずと思って、こんなのを置いてみた。

広ければ広いほど得点は多い!

2号「で、1枚真ん中に置くんだよね?」
わたし「そう、それは後半で使うことになる」
2号「…まあ、家がついてるカードじゃないほうがいいかな」
わたし「確かにね」

2人とも乾燥季カードとして、1枚ずつ中央に表にして置く。
それから、手札交換。

…あ、この感じ、おもしろいかもっ!

2号の手札にも家カードがあったので、それを置いてみる。
あら、こうしたら家も水牛も農民もいない水田ができるじゃん!
わたしは、誰もいない水田作るとボーナスもらえるし、これでいこう!

…なーんて思ったんだけど。
これ、後で分かる、悪手だった…

これは…

左はじのカードが失敗。
こうやって置くと、柵が閉まらなくなると後で気がついた。
とりあえず次の家カードで反対側は囲めたけど、どうしよう…

そして、回ってきたカードは…どうがんばっても柵が閉まらない!
「あー、だめだー、閉まらないっ。しょうがないから水牛付きの水田作る」

家つきはすべて未完(笑)

これで雨季オシマイ…
わたし「あーあ、家つきの水田囲めなかった…がーん」
2号「え、そうなの?こっちは2つできたけど?」
わたし「ぬわんだとー?」
2号「あー、大きいの、狙ったんだ…」
わたし「はい、狙いました…」…欲張りすぎるとロクなことはないといい加減学べっ。

2号の水田。

この差…

家つき水田、2つもある…なんでそんなことができるの…(笑)
しかも農民入りの水田まで…

中間得点計算では、当然2号がリード。
なので、乾燥季はわたしから始める。

とにかく、このバカでかく広がってしまった水田を囲みたい。
乾燥季にあるカードを片っ端から合わせてみて(笑)、よし、これなら少し囲みやすくなるだろうと思われる1枚を選ぶ。

よしっ!

かなり囲い込んだ!
2号も、乾燥季のカードを1枚選び、再びわたし。

囲んだっ!

やたっ!!ちゃんと囲んだっ!
わたし「できた、囲めた!結構大きいよ?」
2号「がんばったじゃん」
家3軒もあるし、得点高いだろうな…←妄想です(笑)。

そんなこんなで、完成。
わたしの水田。

どうだっ!

家つき水田のみならず、水牛つき水田も完成させたっ!
でも、ボーナスになる誰もいない水田が、結局1つしかできてない(笑)。

2号の水田。

素晴らしい!

水牛には逃げられてしまったけれど、確実に水田を囲む。
農民3人のところまであって、さすが!

…と思ったんだけどっ。
乾燥季の得点計算は、雨季の得点計算と違うんだった…けろりと忘れてたわたし、ダイジョウブ(笑)?

乾燥季は、柵に囲まれた水田1ますにつき1点。
柵に囲まれなかった水牛は、マイナス1点。
それに、最初に選んだ効果をボーナスして足したのが得点。

…つまり、家や農民囲んでも、ボーナスにはならない…
…言わずもがな、勝ったのは2号…

わたし「ねぇ、これ、雨季と乾燥季で得点計算違うっての忘れてた。だからもう1回やってっ!!」
2号「忘れてたって、説明したのままだよね?まぁ、おもしろいからいいけど…」
…というわけで、すぐさま2回戦(笑)。

わたしの効果カードは、Somnang(最後に5点もらえる)、2号はSovannarith(1点+相手プレイヤーよりも農民の数が多ければ、4点もらえる)。
2人とも、条件は増えないけど、得点もあんまり増えないのを選んでた(笑)。

わたしのスタートポジション(笑)。

ルール頭に入った…はず(笑)

今度は、大きい水田は目指さない。
小さいのをいっぱい作った方が確実と学んだっ!

1枚目のカードはこれ。

極端…

…我ながら思う、「やることが極端すぎ(笑)」
でも、これで家つき水田1つできたもんっ(笑)。
しかも、水牛までいるもんっ!

ちまちま行くぞー(笑)

ふふん、勢いつけてもう1つ、家つき水田完成!
そうか、このゲームはこうやって遊ぶものなのか…

…と悟ったはずなのに!
血迷って!
家つきカードを取って、しかもこんな風に置く…

しまった…(柵はしまってないけど・笑)

…これ、どー考えても閉まらないっつーの。
わたし「しまった、また調子に乗って広げすぎた…」
2号、わたしの水田を見て、何か言おうとしてやめる…なんでやめんのよっ、なんか腹立つんだけどっ(八つ当たり)。

…てか、これで雨季、終わったの?←今ごろ気がつく。
また閉まらなかった…

わたしの雨季終了時の水田。

欲望に振り回される…

…とりあえず、家つき水田2つは囲んだ。
がんばった。

2号の雨季終了時の水田。

美しい…

なんかめちゃくちゃコンパクトにきちっと囲んでる。
どーしてそんなことができんのよっ(笑)。

得点計算すると、当然2号がリード…勝てる気が全然しない(笑)。

なので、乾燥季はわたしから始める。
乾燥季は、とにかく囲むこと。
家とかはどーでもいい…ただし、水牛は放牧しない…とにかくそれを意識する。

まとまりがつかなくなってきてる…

かなり反省してる(笑)。
もう大きい水田は目指さないで、確実路線で…

迷走…

うん、確実に囲んでる。
…それにしても、1回目の効果カードだったら、今回の水田得点高いのになぁ…(笑)

何もない水田、多いよね…

よし、最後も囲んだ!
ふふん、これは上手くいったんじゃないかな…

できたっ!

せっせと得点計算。
お、これはいい感じではないだろうかと一人ほくそ笑む(笑)。

そして、2号の水田は…

まとまってる!

またきれいにまとめてきたねぇ…水牛放牧でマイナスだけど、それを充分カバーできる得点。
わたし「で、効果は?」
2号「5点だと思う」
わたし「え、わたしと一緒?」
2号「そうなの?」
わたし「わたしのは、とにかく5点もらえるってやつ」
2号「こっちは、相手プレイヤーより農民が多かったら4点で、あとプラス1点もらえるやつ」
わたし「…よーするに2人とも差のつかないカードを選んでたわけね(笑)」

結果は、4点差で2号の勝ち。
雨季終了時より差は縮めたものの、わたし再び及ばず…

 

いやー、楽しかったです!
要はカード並べなんだけど、ななめにデザインしたことで、ちょっと違う感覚になっています。
カードは縦でも横でもいいし、ずらしても置けるというのがポイントで、わたしはそのワナに何度もハマって、上手く囲むことができませんでした(笑)。

雨季では手札から選び、乾燥季では場に表になったカードから選ぶ、あるいは雨季と乾燥季では、得点計算の仕方が違うと、プレイ時間は短いのにすごく変化があって、しかも悩ましい!
それに、だんだん広がっていく水田を眺めるのは、単純に楽しかったです。
カードの数だけ効果があるわけで、遊ぶたびにいろんな展開になるのではないかと思います。

ただ、効果を選んだカードで得点が記録できるようになっているのですが、記録用のマーカーがちょっと大きすぎて、分かりづらかったです。
アイディアはとてもいいんだけどなー。
マーカーを小さくしたら、完璧でした。

ドイツ語版は、すでに拡張も入れてくれているので、次はぜひ拡張を入れて遊びたいです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は朝はくもっていたものの、お昼近くに青空が!
ぱーっと明るくなって、とてもいい感じでした。

その2
昨日からの肩こりがひどくて、つらい…えぇい、こういうときは運動っと、ちょっと長い距離を歩いてみる。
そして、音楽かけて一緒に大声で歌う(笑)。
「過去を思い返して落ち込んでも、未来を不安に思っても、何の役にも立ちません」という文章を読んでハッとしました。
今、この時に精一杯…ですよね!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪