紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

サークル・ザ・ワゴン(Circle the Wagons)

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開拓時代へ!

やあ、開拓時代の西部へようこそ!
このあたりを探索する準備はできてるかい?
だったら、すぐにでも始めよう!

No.301

・サークル・ザ・ワゴン(Circle the Wagons)

・Steven Aramini, Danny Devine & Paul Kluka 作

・Button shy / Frosted Games

・8歳から

・1人から2人

・時間…15分

・日本語化…必要です

「サークル・ザ・ワゴン」は、「スプローロポリス」と同じくオビ湾さんのところで見かけて、購入。
オリジナルは英語版で、Button Shyから出版されました。
Button Shyは、「お財布にはいるサイズのゲーム」を、「月1で新作を発表する」というCrazy(と、本人たちが言ってる・笑)な出版社だそうです。

カードはよくきって、3枚ぬきとって得点面を表にしておきます。
これが今回の得点条件となります。
残りのカードは、3枚の得点カードのまわりに、大地面を表にしてわにおきます。
早見表はスタートカードとして、わに入れます。

手番のプレイヤーは、スタートカードから時計回りに欲しいカードを1枚選びます。
スタートカードのすぐ隣のカードを選んだ場合は、手番終了です。
スタートカードから1枚以上離れたカードを選んだ場合は、スタートカードと選んだカードの間にあるカードは、すべて相手プレイヤーのカードとなります。
カードを選んだら、手番終了です。

選んだカードは自分の前におきます。
すでにカードがある場合は、そのカードに接するようにおくか、そのカードの上にます目に合わせて重ねておくこともできます(すでにおかれたカードの下におくのは不可)。
ただし、いずれの場合もカードは常に縦長におきます。
角同士は接したことになりません。
大地の種類を合わせておかなくてもかまいません。

わにおかれたカードがすべてなくなったら、ゲーム終了です。
早見表に書かれた得点と、得点カードの得点を計算して、得点が多かったプレイヤーの勝ちです。

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カードは裏表で、大地面と得点面!

天気の悪い午後に1号とわたしでプレイ。
カードの枚数は少ないし、ルールも難しくないので、すぐに遊べるってのは、とってもありがたい!

今回の得点カードは…
「馬車行列(馬車をできるだけ並べると得点)」
「小さな街(同じ種類の土地を比べて、より小さいほうが得点する)」
「荒野(砂漠にはさまれた銃1つにつき得点)」

…ふむ。
ざっと場を見ると...馬車、結構多い。
馬車狙いで、1枚目をサクッととるわたし。
1号「別に、2枚目でも3枚目でもよかったのに」(笑)。
1号も1枚目をとる…わたしもやっぱり1枚目…

序盤はひたすら馬車をならべたけれど、場に馬車がなくなったこともあり(笑)、今度は…荒野を狙う。
「え…これ、結構むずかしくない?はさまらないー!」とわたしが叫ぶと、「うん、はさまらない(笑)」と1号。
途中、どうしようもなくなった1号が1枚飛ばしてカードをとったので、棚ぼたでわたしは1枚もらえる…でも、1号が飛ばしただけあって、使えないっ(笑)!

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わたしの開拓地

得点条件がいっぱいあるけど、全部狙おうとすると全部中途半端になると思ったので、馬車をならべきったら、銃を1つ砂漠ではさんで、あとは土地を広げることにする…あ、でも小さい街の方がいいんだっけ(笑)?

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1号の開拓地

まさに、あっちを立てたらこっちは立たず…悩ましい!!
あっさり終了で、得点計算。
土地の得点では、大差なかったものの、荒野で1号は銃を4つもはさみこむ!
「すっごーい!」と言うと、「でも、それだけだけどね」と1号。
わたしは、馬車行列3台を3列…よく見たら、4台以上つなげたほうが得点多かった(当たり前・笑)。
2点差でわたしの勝ち。

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2回目の開拓(笑)

簡単だけど、おもしろいってんでもう1回。
今回の得点カードは…
「牧畜(家畜と草原のますを数えて2で割った数が得点)」
「戦いの準備(砦のよこに銃をおくと得点)」
「城塞(砦を4つ決められた形におくと得点)」

城塞は成功すると7点!
「やっぱり、城塞かな」とわたしが言うと、1号も「うん、これ7点でしょ?」…遊んでみれば分かるけれど、通常得点はちまちました数しか入らないので、7点というとすごーく多く見える。

…となると、城塞狙いで、砦か…と場を見るとあんまりない!
「これで、4つ集めるって無理っぽくない?」
「そう思う…」
しかも、前半と後半にかたよっておかれてる…

スタートプレイヤーはわたしなので、砦のあるカードのならびを確認。
できれば欲しいのと、絶対欲しいのと、相手に渡したくないのと、めずらしくいろいろ考える(笑)。
ここで「欲しいカードがあるなら、飛ばしてもいいけど、飛ばしたカードは相手に行く」というルールが生きてくる。

あまり欲しくないといっても、土地を広げることはできるのだから、どんなカードでもないよりはマシ。
となると、相手にごっそりカードを渡すのもイヤだ…

…って、始まる前から悩ましい(笑)!
結局1枚目の砦にする…悩んだわりには、めっちゃ平凡な一手だな(笑)。

1号もさくっと1枚目をとる。
次の砦は…2枚も飛ばさないといけない。
…だったら、1枚目をとったほうがいいかな…1号だってあんまり飛ばしたくないだろうし…と一応よんでみる(笑)。
何も考えないで、1枚目をとったけれど、よく見たら家畜はいるわ、草原はあるわ、でもう一つの得点カードの条件に合ってた(笑)!
まさに、棚ぼた(笑)。

後半の砦が出てきたので、ちょっと悩む。
そしてそこでようやく気がつく、1枚は4ます中3ます砦なことに!
「これ、すごいねぇ」と言うと、1号は「今ごろ気がついたの?」
…すみません、今ごろ気がつきました(笑)。

これは1枚飛ばしても、とる価値ありとよんで、3ます砦のカードをもらう。
1号は1枚棚ぼた(笑)。

ところが、おく時になって「下に重ねてはいけない」にひっかかる…「あ、これ…4つ並ばない!!」…実際におかないと分からないポンコツなわたし(笑)。
すでにおかれた砦、今とってきた3つの砦と組み合わせるなら、下に重ねなきゃいけなくなる!
…つまり、ムリってこと(笑)。

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1号の開拓地・その2

「えー、ということは…ちょっとまって、これも…ダメじゃん、うそ、これもダメ?あ…これだけだ…」…そう、砦のあるカードは3枚残っているけど、わたしが使えるのは1枚だけ。
で、1号はあと2つ必要…1号も同じのが欲しかったらどーしよー(笑)!

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わたしの開拓地・その2

運よく手番とカードの順番に助けられ、わたしは欲しかった1枚をとり、1号は砦2つもらって2人とも城塞完成!
得点計算したら、意外に牧畜で得点してた(ということは、草原でも得点してた)わたしが僅差で勝ち。

これ、すっごく簡単なのに、めっちゃ悩む!
時間も短いのに、ものすごく楽しいです。
悩むといっても、カードは縦長におかなければならないので、選択肢は2つだけ。
重ねておくこともできるから、おく場所の選択肢は多いけれど、得点条件を考えると長考しないですみます(まぁ、それでもする人はするかもしれませんが・笑)。
それに、ひとりがカードのおき方で悩んでいるあいだ、もうひとりはどのカードをとるか悩んでいるので、退屈な時間はありません(笑)。

ちなみに、ソロバージョンもあります。
こっちも絶対遊んでみたいです。

「サークル・ザ・ワゴン」は、時間がないけど、ゲームで遊びたいっていう欲望(笑)を満たしてくれるいいゲームです。
結局、同じラインの他のゲームにも手を出しそうな予感…(爆)
いや、でも、このシリーズ、俄然興味がわいてきちゃいました。

 

☆今日のありがとう☆

その1
めずらしく買い物メモに書き忘れたものを買い忘れませんでした!!
メモに書いても買い忘れるわたしとしては、ほとんど奇跡です(笑)!
なんかめちゃくちゃいいことありそうな予感(安上りな人間です、ハイ)!!

その2
ある講習を受けているのですが、知っていると思っていたことを全然違う角度から見せてもらえて、毎回ものすごく刺激になってます。
ほんっと、おもしろいです。