紺碧のSpielplatz

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チケットトゥライド オールドウェスト(Zug um Zug / Ticket to ride Old West)

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いよいよオールドウェストにチャレンジっ!

チケットトゥライド・開拓時代のアメリカにようこそ!
この拡張では、拠点から鉄道網を広げ、あちこちの街を支配下におくことによって、影響力を伸ばしていきます。
もしかしたら、ロズウェルの秘密に迫ることができるかもしれません。

No.218

・チケットトゥライド オールドウェスト(Zug um Zug / Ticket to ride Old West)

Alan R. Moon

・days of wonder

・8歳から

・2人から6人

・時間…30分から60分

・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいです

まずは、みなさん、あけましておめでとうございまーっす!
今年もよろしくおねがいしまーっす…って、実は、わたしはまだ2020年にいるのですが(笑)。
だからといって、何も書かないのも不自然だと思いまして(笑)。
ちなみに、ただいま日本との時差は8時間…日本の朝8時にこちらもようやく2021年に突入予定です。

さて、2021年初の記事は…やっぱり「チケットトゥライド(Ticket to ride)」です(笑)。
それでも、新しいマップ!
がんばったでしょ(笑)。
新しいといっても、2017年発売…ウチとしては新しいほうですね。

あー、でも。
ようやく、ほんとにようやく新しいマップです。
実は、他のマップで遊ぶつもりで準備していたのですが、夫が「あのー、なんだっけ、なんとかウェストやりたい」と言い出し、急遽「オールドウェスト」で遊ぶことに(笑)。
机の上のまだ遊んでいないマップの説明書の山を見て、1番上にのっていた「オールドウェスト」に興味がわいたらしい。
おかげで、あわてて説明書を読む羽目におちいりました(笑)。

オールドウェストは、マップコレクションの6でフランスとセットになっています。
拡張なので、チケットトゥライドチケットトゥライドヨーロッパから、電車こまと電車カード、得点マーカーを借りてきます。

チケットトゥライドとの違いは…

・電車で走る
通常のチケットトゥライドは、好きな順番で好きな区間を走ることができますが、オールドウェストでは拠点を決め、必ずそれにつなげて路線を伸ばしてゆきます(要は、「トランスヨーロッパアメリカ」システム・笑)。

・街こま
街こまは、チケットを決定した後、ゲーム開始前に手番が最後のプレイヤーから順番(というか、逆順番?)に街に1つおきます。
これがそのプレイヤーの拠点となります。
街こまは、ひとつの街に1つしかおけません。
街こまがおかれた街を走ると、走ったプレイヤーではなく、街こまをおいたプレイヤーが得点します。

街Aは赤の街こまがおかれています。
青のプレイヤーが、街Aから街Bまで3ます走りました。
通常ならば、青のプレイヤーが4得点ですが、街Aは赤の街こまがあるので、赤のプレイヤーが4得点で、青のプレイヤーは得点なしになります。
あるいは、街Aは赤の、街Bは黄色の街こまがおかれていた場合、青のプレイヤーが3ます走ると、赤と黄色のプレイヤーはそれぞれ4得点、青のプレイヤーは得点なしになります。

また、街こまはプレイ中におくこともできます。
その際には、手番にまず電車を走らせて、さらに同色2枚の電車カードを出して、今走った区間のどちらかの街に街こまをおきます。

・フェリー
ますにかかれたぶん、ジョーカーが必要です。

 

家族で遊ぶ日(91)。
天気の悪い夕方、夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。

スタート時のチケットは5枚。
いっぱいもらえたような気分になるけど、重なってないと悲惨なことに(笑)。
案の定、十字になってる(笑)。
でも、「オールドウェスト」のマップは見やすい。
街と線路を少し離してあるので、地名がすぐ分かる。
まぁ、なんとなく方向が似てるという理由で、Los Angels-Billings、San Francisco-Helena、Boise-Wolf Pointを残してみる。
全員2枚戻す。

そして、街こま…まぁ、当然自分の路線の真ん中あたりにおきたい。
このへんは、「トランスヨーロッパ・アメリカ」を思い出す。
じゃあ、Boiseあたりかな…

…と思ったら、いきなり夫がBoiseに街こまをおく…マジっすか(笑)?
げー…でも、Boiseを避けて…は、行けないよなぁ…うーん…
…街こま1つおくのに、めっちゃ悩む(笑)。

今思えば、Winnemuccaにしとけばよかったのに、なんとなくCarson Cityにおいてみる。
1号はSalt Lake City、2号はAlbuquerqueに街こまをおいて、さぁ出発!

初めてのマップということもあり、全員電車カード集めに励む。
今回もまた、ジョーカー3枚で場が流れたのが2回…2号がうらめしそうに「あそこに6枚ジョーカーが…」とつぶやく(笑)。

わたしは、夫がBoiseを拠点にしたので、夫もわたしと同じ路線を狙っているのではないかと気が気でない。
Boise-Winnemuccaをとられると、迂回路はあるにはあるけど、めっちゃ遠い!
しかも、Salt Lake Cityには1号が待ってる…(笑)

そして走りだしたのは夫。
Boise-Idaho Falls…よかったー、とりあえずそっち行くのね(笑)。
2号は、Albuquerqueから北上を始める。
わたしもCarson CityからWinnemuccaへ向かう…そこで、ふと気がつく。
ここに街こまおいたら、夫に4点とられるだけじゃなくて、自分も4点とれるじゃん!
同色2枚の電車カードを出して、「ここに街こまおきます」。
めっちゃいい考え~思ったけど、他の3人はそれどころじゃなかったらしい(笑)。

…って、でもこれ、あんまりいい考えじゃない(笑)。
むしろ、Missoulaにおいて7点確保したほうが賢明だった(笑)。
…と、後で気がついたけど、Winnemuccaも悪くなかった。
というのは、さらにそのあとで1号がSalt Lake Cityから走ってきたから。
10点ももらえちゃった!

…って、これ…どうみてもカツアゲ、よねぇ…(笑)
新参者にナイフちらつかせて「ようよう、にいちゃんよう、ここに来たからには金払ってもらうぜー」みたいな(発想が貧しすぎる・笑)。

わたしはちゃくちゃくとMissoulaまで走り(ここは夫に7点カツアゲされる・笑)Helena行って…って、Helenaってここか!
「あのへん」ぐらいの認識だったわたしは、Great FallsがHelenaだと思ってた(笑)。
しかも、そのついでにチケット確認したら…わたしBillingsにも行くんだ!
Billingsって…えー、ここ??
Great FallsからWolf Pointは直接行かないで、V字に行くのか…←今ごろ気がつくか?
なーんだ、オレンジ集めなくていいのね←今ごろ…以下同文(笑)

Salt Lake Cityからわたしに10点カツアゲされつつ走ってきた1号は、Reddingへ行きそこから南下。
うわ、南下してくるか…

ここで、「今までひいた路線につなげて走る」ルールが効いてくる…1号はReddingにいて、次の手番で、ここでしょ、その次はここか…じゃあ、わたしは間に合うな…とめずらしくよんでみる(笑)。
だいたいSeattleからSan Diegoは、3線で1ますか2ますが延々続く。
4人プレイなら、まずおさえられるはず。

1号とからみながら、ちまちまとSan FranciscoからLos Angelsへ南下。
アメリカマップなら、ここは3ますだけど(笑)。

最初にチケット追加したのは、2号。
そのあと1号が続き、わたしも追加してみる…Spokane-ReddingとSpokane-Phoenix…SpokaneはMissoulaから2ます。
Reddingも2ますで…うーん、Phoenixがちょっときついかな。
…でも、電車足りるんだよねぇ…
よし、やってみよう!

Reddingへは、ついSacramentoからと思って、「あ…Carson Cityからも行ける!しかも色指定なしじゃん!!」と気がつく。
…今日は、めずらしく冴えてる、わたし?

ただ、問題はPhoenix…Los Angelsから6ますか、San Diego経由で1ます+5ますか…オレンジが3枚あるからSan Diego経由のほうがいいかな…と思ったら、2号が「Phoenix-San Diego行きまーっす」…しかもオレンジで(笑)。
どーりでさっきから「オレンジがない!」って言ってたわけだ…

…ということは、作戦変更っ。
とにかく集まるやつを集める(笑)…と思ったのに、なぜかオレンジが集まって来る…今4枚も出されたのに(1枚はジョーカーだった)、6枚も集まるわけないやん…

…と思ったのに、5枚も集まっちゃった(笑)。
んじゃ、ジョーカー足していくか…と思ったら、場に出るオレンジ(笑)。
ほんっとめずらしい、これは。

どうにかこうにかオレンジ6枚でPhoenixまで走り、チケット追加するか悩む。
ゲーム終盤だし、夫の電車の数少ないし…と思っていたら、夫がわたしの番を飛ばして場から緑の電車カードをとろうとする。
「え、待って、わたしまだやってないよ」と言ったら、「でも、チケットとるんでしょ」と夫。
「…まだ決めてないけど、でもまだやめない?」と聞いたら、「うん、やめない、やめない」…ホントかよ(笑)。

1号が「まぁ、ああいってるし。パパ、緑がどうしても欲しいんだよ、いいじゃん」と言ってくれたので、チケット追加してみる。

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カツアゲにめげず、がんばった(笑)

…うぉー、これは大当たり!
Seattle-Great FallsにSeattle-Flagstaff…つないだばかりのPhoenixからFlagstaffは1ます、しかも色指定なし。
SeattleからSpokaneは4ます色指定ありだけど、さっきオレンジを集める時に集まった白がたんまり残っているので、行ける!

ほっとしたのもつかの間、「やめない、やめない」と言った夫、あっさり「あ、電車あと3台しかないや」…ふざけるな(笑)。
あと2手番でわたしは完成できるけど、できなくなった2号がブチ切れ。
「やめないって言ったじゃん!!」…言ったのにねぇ…こうやって親への信頼感は失われてゆくんだろうなー(笑)。

結局そのまま夫の電車がなくなり、終了。
電車得点は、なんとわたし、チケット得点もわたし、勝ったのはわたし。
以下1号、夫、2号。
2号はチケットでマイナス15点が痛かった。
わたしは…ひたすらチケットの引き運がよかった(笑)。

「オールドウェスト」の線路をつなげてひくというルールに、夫は苦労していましたが、他の3人は全然問題なし。
「トランスヨーロッパ・アメリカ」で鍛えていただけある(笑)。

わたしは、つなげてひくというのが気に入りました。
これだと、いす取りゲームが発生しにくいのです。
初めてのマップでも、誰がどこを目指しているかよみやすく、「げー!」となることが少ない(笑)。
しかも、6人までで遊べるマップを4人で遊んだので、とったとられたはほとんど発生しませんでした。

マップは地名と場所がとても見やすく、遊びやすいです。
これまでのマップは、チームアジアを除いてすべて5人まででしたが、「オールドウェスト」でとうとう6人まで!
…でも、6人で遊びたいとは全然思わない(笑)。

ちなみに、「オールドウェスト」はバリアンテとしてAlvinルールがあります。
Roswellを拠点にして、街から街へ移動するらしいです…ウチがこのルールを導入できるのはいつかなぁ…(笑)

 

チケットトゥライド オールドウェスト その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
その1
ウチの大晦日の夕飯は、年越しそば+天ぷら。
でも、天ぷら粉が手に入らなかったので、ネットで天ぷらのころものつくり方を調べる(笑)。
簡単そうで失敗できなさそう(笑)なやつを見つけてやってみたら。
めっちゃうまくいきました!

その2
その天ぷらを食べた家族も、「おいしい!」を連発!!
おいしいと言ってもらえてすっごくうれしい!

その3
そのうえ、「大晦日に年越しそばと天ぷらがないのは、クリスマスにFrüchtebrotがないようなもんだよな…」と夫。
そこまで定着しているのなら、日本人冥利に尽きます(笑)。

その4
夕飯のあと、夫が「2021年も日本に帰れないってのは、きついよな…2号とさっき話してたんだけど、もし夏が何らかの理由でムリだったら、秋休みに帰るって手もあるよね」と。
…涙が出るくらい、うれしかったです。

帰れない状態というのは思ったよりつらい…ということをちゃんと分かってくれていること。
そういう状態で、家族で解決法を探してくれていたこと。
本当にありがとう、です。