Ravensburger版トランスヨーロッパにようこそ!
こちらでは、ヨーロッパとアメリカ、両方めぐることができます。
No.209
・トランスヨーロッパ トランスアメリカ(Trans Europa Trans America)
・Franz-Benno Delonge作
・Ravensburger
・8歳から
・2人から6人
・時間
・日本語化…必要ありませんが、地名が日本語だと遊びやすいと思います。
先日、「トランスヨーロッパ」で遊んで、その良さ再発見!
…となると、当然(なの?)「トランスアメリカ」も遊びたくなる(笑)。
で、探してみたら、「トランスアメリカ」も「トランスヨーロッパ」も目が飛び出るほどの高値…やっぱりなぁと思っていると、見慣れないパッケージの「トランスヨーロッパ」が!
調べると、2018年にRavensburgerがアメリカとヨーロッパを裏表にして発売したものでした。
ネットでもほぼ売り切れなのですが…街のおもちゃ屋さんにひっそりおかれているのを発見して、即購入してしまいました(うひひっ、裏技・笑)。
わたしの持っているWinning Movesの「トランスヨーロッパ(拡張入り)」との違いは…
・得点マーカーが電車じゃなくなった(…そこから始める??)。
・得点マーカーとスタートこま、線路がプラスチックになった(Ravensburger、どうしたんだー!)。
・Schikane(拡張)はナシ。
・バリアントカードが入っている。
・得点計算の仕方が変わった。
です。
得点計算の仕方の変更は…
オリジナル版
未完成の路線1本線は1ます、2本線は2ます電車こまを下に向かって走らせる
Ravensburger版
未完成の路線1本線は1本、2本線は2本で数え、
1本足りない…3点
2本足りない…2点
3-4本足りない…1点
5本以上足りない…0点
完成したプレイヤーは、4得点もらいます。
バリアントカードは…
カードはよくきって、ボードのわきにおきます。
各ラウンドのスタートこまをおく前に、1番上のカードを表にします。
そのラウンドでは、プレイヤー全員その指示に従います。
というわけで、まずはバリアントなしのトランスアメリカで。
天気が悪く寒い午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
地図が大きくなって見やすくなったかと思ったけれど、街カードの色が全部黒混ぜちゃったって感じで、確認に手間取る。
ボード上はそうでもないけれど、カードは茶色とオレンジが似た感じでややこしい!
あと、カードを横使いにしたため片手で持ちにくく、地図がついているのに確認しづらい。
どうにかこうにか確認して、さぁ出発。
わたしの街カードは、サクラメント、サンタフェ、ダラス、リッチモンド、シカゴ…ものの見事ばらけてる(笑)。
うーん、こういうときは、真ん中あたりから出発かな…と思い、サンタフェ近くにスタートこまをおく。
2号はヘレナ近く、1号はフィラデルフィア近くにおく。
序盤は3人ともせっせと目的地をめざす…途中南下してきた2号と連結して、わたしはサクラメントへ。
「うわー、ずりー」と2号。
そういう2号もわたしの線路を利用してフェニックスへ(笑)。
街カードの組み合わせにもよるけれど、Winning Moves版トランスヨーロッパに比べてすごくつなぎにくい感じ。
なんというか、延々と砂漠みたいなところを走っているような気分になる…まぁ、アメリカだし、そういうもんかもしれないけど。
3人の路線がつながってもしばらく走り続け、2号が「できた!」
えー、わたしまだ2都市もつながってないのに…
1号「マイナス2本」…わたし「マイナス4本」
…ここで、ひっくり返して得点計算というのに違和感。
3本足りないのと4本足りないのが得点同じってのも、このゲームには合ってない気がする。
1本の線路でがらりと変わるんだから、重みはすべて同じの方がよかったのに。
そのあとのラウンドも2号が連勝。
1号もわたしも3,4本足りない。
次のわたしの街カード。
ヘレナ、メドフォード、フェニックス、オクラホマシティ、ワシントン…これはかなりいい感じにまとまっているのでは?
…と思ったのに、わたしはスタートこまをおくところで大失敗。
1号が、セントルイス近くにおき、わたしはメゾフォードとヘレナの中間あたりにおき、2号は…なんとシカゴ近くにおく。
…そう、1号と2号がかなり近く、わたし1人離れてる。
このパターンで勝つのはとっても難しい…というのも、近い2人が連結すると、速度が倍になるから。
2人がわたしに連結しようとしてくれればいいけれど、それでも離れていたらゲーム後半にならないと連結できない可能性が高い…それまで1人でちまちま街をつないでいたら時間がかかりすぎるー。
案の定、メゾフォードとヘレナはさっさとつないだものの、わたしがフェニックスへ南下している間に、1号と2号は連結。
2人ともお互いの路線を利用して、どんどん街をつなぐ…わたしはまだフェニックスに到着してない(笑)。
ようやく到着したーっと思ったら、1号2号はオマハからわたしの線路に連結…違う、もっと南路線を使えっつーの(笑)。
どうにかオクラホマシティをつないだところで、2号「できた」。
うっそー、もうできたの?
わたしは、ワシントンに手も付けられず。
2号圧勝、以下1号、わたし。
で、次はバリアントなしのトランスヨーロッパをプレイ。
「なんか違うの、これ?」と1号が言うので、「違う。Winnings Movesのトランスヨーロッパとも違うの。だからやってみたい」と言うと、1号も2号もやれやれという表情(笑)。
でも、2号は「地名も違うんだね」と早速チェック。
ホントだ、路線だけでなく地名も違う!
Winnings Movesで苦労しまくった北欧がない!
でも…アルプスがかなり大きい…
さて、わたしの目的地。
サンマリノ、サンマロ、リヨン、ケルン、オストラヴァ…ふーん(笑)。
なんだかサン(聖)が多くて勘違いしそう。
ボードで場所を確認して、これはもうひねってもしょうがないと開き直ってわたしはリヨンにスタートこまをおく。
2号はブリュッセル近く、1号はザグレブ近く…「すっごい山の中だね、そこ」「うん、出るの、大変そう」(笑)。
そして、3人ともさくさくと線路をおいてゆく。
途中で2号が「前も思ったんだけどさぁ、この線路っておきにくいよね。裏返しになると、表にしにくいんだもん」と言い、思わず「うん、表になってればいいけど、裏返しを表にするの、結構大変」とわたし。
そう、Ravensburger版の線路は、表になっていたらつかみやすいし全然問題ないけど、裏返しになってしまうと表にするのが大変。
Winnings Movesの木製線路はそういうことなかったのになー。
今回は、割と早いうちに2号が連結してくれたので、すごくやりやすい。
カード運もあったようで、わたしが完成。
1号は5本、2号3本足りず。
2戦目。
オストラヴァ、モナコ、バーゼル、ブリュッセル、ナント…うーん、微妙。
わたしはバーゼル近く、2号はフランクフルト、1号はリュブリャナ近くにスタートこまをおく…いい感じにばらけた、かな。
…と思ったのに、わたしが西に行くのを見た2号は東に回って1号と連結!
なーにーそーれー(笑)。
1号2号が協力してつなぐあいだ、わたしは懸命に連結をめざすけど…なんでわたしが山越えしなきゃいけないのよっ(笑)!
あげく、山越えをさけてジェノヴァでたむろう線路(笑)。
このラウンドは、1号ぶっちぎりで勝ち、2号とわたしは3本足りない。
それにしてなんで山越え…(まだ言ってる・笑)
そんな感じで、5ラウンド目で1号が建物(駅?)に到着。
勝ったのは1号、以下、わたし、2号。
「なんか、ヨーロッパのほうがつなぎやすい気がする」とわたしが言うと、2号は「そんなに差はないと思うけど…でも、ヨーロッパの方が好きかな」とのこと。
で、ここまできたらバリアントのカードも入れて遊びたいってんで、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
マップは、まだ1度しか遊んでいないアメリカで挑戦。
いつものように都市カードをとって…バリアントカードを表にする。
特別カードは、山越えの2本線の区間も1本線として数える…つまり、1手番に山越えがあっても2つ線路がひけるということ。
「これいいじゃん!」「めっちゃ早そう!」「うん」と3人でテンション上がる(笑)。
実際プレイしてみると、山だけとはいえ2本線を考えなくていいというのは、すごく走りやすい。
というのは、ある都市を目指して走っていくと、ときどき次の手番で1本線と2本線の組み合わせになってしまうことがある。
他の路線を伸ばせれば、1手番に1本線を2路線走ることもできるけれど、それができないとなると1手番に1路線だけ走って終了…これは、すごく悔しいし、たった1路線で差がついたりするから侮れない!
3人ともさくさく走って、なんとわたしが完成。
1号は2本、2号は4本足りず。
前回はアメリカつなぎにくいと思ったけど、そうでもなかった(笑)。
2ラウンド目。
わたしの都市カードは、メドフォード、メンフィス、オクラホマシティ、シンシナティ、ワシントン…ふーん。
バリアントカードは、線路をつなげておかなくてもいいというもの。
「え、どういうこと?」と2号が言うので、「チケットトゥライドと同じで、自分のスタートマーカーにつながってない場所でも線路ひいていいの」と言ったら、一発了解(笑)。
わたしはソルトレイクシティ近く、1号はシンシナティ近く(よしっ・笑)、2号はセントルイスにスタートマーカーをおいて出発。
…とは言ったものの、3人とも「トランスはつないで走る」に慣れてしまっていたので、なんだかぎこちない。
「えー、なんだかどうしてもつなげて走りたくなる…」と1号が言うので、「うん、分かる。離して走れない…」と言うと、2号が「離して走っても、そこ使わない可能性もあるよね、これ」と恐ろしいことを言う(笑)。
だからといって、都市にダイレクトにつなげると行きたい場所がバレて、ジャマされたり協力してもらえなかったりするし。
…なんかこう、微妙な雰囲気(笑)。
1号と2号のスタートマーカーが近かったので、さっさと連結するんだろうなと思っていたら、2人とも相手が連結してくるだろうと思ったのか、あえてつながない(笑)。
おかげで2号がどんどんわたしの路線に近づいてきてくれて、助かった(笑)。
自分の方に来ないと分かった1号が2号につないでくれたので、わたしが一気に完成。
1号は1本、2号は3本足りない。
「まま、アメリカつなぎにくいって言ってたけど、2連勝じゃん!」と2号。
「2号だって、前回3連勝だったじゃん。今日どうしたの?」と言ったら「分かんない」…だよねぇ(笑)。
そして3ラウンド目。
バリアントカードは「茶色の都市カードを交換する」…ふーん、と思ったけれど、これが結構えげつないと後で気がつく。
というのも、3人でプレイしたら、1人は自分の都市カードを知っていて、自分は1人の都市カードを知っている…ということは、そう、ジャマができるし、相手がその都市を目指すのにぶらさがることもできる。
記憶力のいい2号の「あ、そっか、1号はそこに行きたいんだよね~」のセリフで、ハッとするわたし(遅いっつーの)。
え、わたしの都市カード、1号が知ってて…わたし2号に何あげたっけ(笑)。
…確か、この辺(なんの役にも立たない情報・笑)。
2号余裕で完成させて、1号は2本、わたしは1本足りず。
4ラウンド目。
バリアントカードは「スタートプレイヤーは山札から指定された色の都市カードを1枚とり、手札の同色の都市カードか、今とった都市カードか1枚選んで、残りを隣のプレイヤーに渡す。隣のプレイヤーも同色2枚の都市カードから1枚選んで、隣のプレイヤーに渡す」というもの。
指定された色はオレンジ…オレンジって東海岸だから遠いやつ欲しくない…そしてわたしに回ってきたのは、フィラデルフィアかチャールストン。
…フィラデルフィアは行きそこなったことあるし、手札にメンフィスがあったので、チャールストンにしてみる。
これもまた、他のプレイヤーが自分の都市カードを知ってるかもしれない状態(笑)。
もちろん、全員が同じカードを隣に回していたら、誰も知らないけど(笑)。
案の定、2号はまた「あ、もしかして1号はリッチモンドに行きたいのかなぁ?」…1号無言。
…2号から回ってきたカードは、残さない方が得策かもしれん(忘備録・笑)。
騒ぐだけ騒いだ2号は、シャーロットをつないでさっさと退散してゆく…まぁ、それはわたしも使えるけど、なんかむかつく(笑)。
わたしのスタートマーカーが真ん中あたりだったおかげで、1号2号ともにさっさと連結できて、めんどうな西海岸のポートランドも、ヘレナも行けた!
よし、あとはチャールストンだけ、なんだかんだ言ったけど2号のおかげであと1手番で完成っと思っていたら、その直前に1号が「できたー!」
…くーやーしーっ(笑)。
1号が勝って、わたしは2本、2号は3本足りない。
2号に「なんかすっごく調子よくつないでるように見えたけど…どこ行きたかったの?」と聞いたら、「サンフランシスコ。ここめっちゃ山なんだもん…」…ホントだ。
結局、わたしが13点、1号が11点、2号が7点で、わたしの勝ち!
このゲーム、やっぱりすっごくおもしろいです。
こんな簡単なルールで、ここまで楽しいってホントすごい。
ルールが多けりゃいいってもんじゃないでしょって感じが爽快(笑)。
また、拡張ですが、ゲーマーさんは、断然Winnings MovesのSchikaneだと思います(笑)。
でも、ゲーマーさん以外(笑)はRavensburgerのバリアントカードだと思います。
バリアントカードは、全部で19種類あって、うち15枚はプレイヤーを助けてくれて、残り4枚は足をひっぱるタイプです。
慣れてきたら、カードを1枚ではなく2枚以上表にするのもおすすめとのこと。
バリアントカードは、ゲームのテンポを落とすことなく変化を与えてくれて、わたしはとてもいいと思いました。
もったいないのは、Ravensburger版もすでに手に入りにくくなってしまっていること。
こういうゲームこそ、長くいろんな人に遊んでもらいたいなと思います。
☆今日のありがとう☆
日本行きクリスマスカード発送完了!
無事届きますように…