紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

アンダーカバー(Heimlich & Co.)

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極秘情報を集めるのだ!

注意せよ!
全エージェントに告ぐ…

7番地の家に金庫がある。
ライバルを追い越せ。
隣家に忍び込め。
廃墟は避けろ、罠だ!
正体は絶対に隠し通せ!

エージェントのひとりが金庫に到達したら、また連絡する。

No.360

・アンダーカバー(Heimlich & Co.)

・Wolfgang Kramer作

・Ravensburger / Amigo

・8歳から99歳

・2人から7人

・時間…20分から40分

・日本語化…必要ありません

・Spiel des Jahres受賞(1986年)

「アンダーカバー」は1984年にEdition Perlhuhnから、そのあと1986年にRavensburger、2001年にAmigo(新版)から発売されました。
1986年には、Spiel des Jahresを受賞しています。
わたしが持っているのは、古本屋さんで購入したもので、Ravensburger版です。
実は、グレーの得点こまがなかったので、「チケットトゥライド」の黒で代用しています(笑)。

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グラフィックが雰囲気を盛り上げる!

さて、ルールは。
人数に合わせて、エージェントを準備します。
エージェントは、全員教会におきます。
得点こまは、スタートのますにおきます。
金庫は、7番地の家におきます。

各プレイヤーは、エージェントカードをひきます。
カードの色が、そのプレイヤーのエージェントの色です。
他のプレイヤーには分からないようにします。

手番がきたら、さいころをふります。
出た目の数、エージェントを動かしますが、1人のエージェントだけ動かしても、複数のエージェントに分配して動かしてもかまいません。
また、自分のエージェントを動かしても、他の人のエージェントを動かしてもかまいません。

エージェントのひとりが、金庫のある家に止まったら、情報が手に入ります。
その時点で、エージェントのいる家の番地の数が、情報の数です。
その分、得点こまをすすめます。
ただし、教会には情報はなく、廃墟ではマイナス3となります。

金庫のある家にエージェントを動かしたプレイヤーは、金庫を他のエージェントがいない家におきます。
教会や廃墟においてもかまいません。

これを繰り返して、得点こまがゴールのますに来たらゲーム終了です。
全員、自分がどのエージェントだったか、カードを表にします。
1番最初にゴールした得点こまのプレイヤーの勝ちです。

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まずは教会に集合…

 

家族で遊ぶ日(203)。
正確には、友達夫婦プラス家族で遊ぶ日(笑)。
ひーちゃんとはーくんが遊びに来てくれたので、よっしゃー絶対ゲームするーっと「アンダーカバー」を準備。
ひーちゃんはーくんは、ひーちゃんとわたしが同じドイツ語学校で知り合って以来の付き合いで、遊びにくると必ずゲームをする仲(笑)なのです。

ところが、コロナ禍ゆえのほぼ2年ぶりの再会で話に花が咲く~(笑)…気がついたら、夫「料理の仕上げすんの、忘れてた!(夫が食事当番の日でした)」で台所に消える(笑)。
2号はオケのリハーサルが時間通りに終わらず、まだ帰ってこない。
…結局、ひーちゃん、はーくん、1号、わたしの4人でプレイ…っていつもの4人プレイじゃん(笑)。
残念っ、6人で遊べると思ったのにー(笑)。

まず、カードを配って全員確認。
全員さくっと確認できたように見えたけど、はーくんが何度もカードを見直してる。
「どした?」と聞くと、「あ、いや…ぼくの色、ちょっとはっきりしないんだよねぇ」…え?
見せてもらうと…

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え?

これ。
すると、ひーちゃんが「はーくん、カードの枠の色見るの、服の色じゃないって」
…あっ!
「あー、そーかー、オレンジと黄色で迷ったんだよね。黄色の方が多いから、黄色かなーと思ってた」
そうきたか(笑)。
さすが厳密な理数系(笑)。
全員思わず大笑い。

改めてカードをきりなおして、全員に配る。
わたしは紫。
そして、スタート。

さいころをふると…6…となれば、序盤だし、バレたくないし(笑)全員1歩ずつ仲良く移動(笑)。

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ちょうど6人だし、ひとり1歩で(笑)

ひーちゃん「集団移動だ(笑)」
はーくん「これじゃー、誰が誰だか分かんないね」
1号「てか、今から分かってたらゲームにならないでしょ(笑)」
はーくん「そりゃそーだ」

はーくん、マジメな顔して人を笑わせにくるんだよなぁ…(笑)

全員、適当…に見えて、しっかり自分のエージェントも動かす。
最初は、自分のエージェントだけ知ってて、あとは分からない。
4人プレイだと、担当者のいないエージェントが2人いるので、そいつをてこにしたいけど、そいつが分かれば苦労はない(笑)!
他の人のエージェントは動かしたくないけど、でも自分のばっかり動かすわけにもいかず…

誰かがエージェントを動かすたびに、全員息を止める(笑)。
この緊張感、半端ない(笑)。

最初に金庫に到着させたのは、ひーちゃん。
全員6番地から8番地の間にいたので、あんまり差はついてない…ついてないけど…わーっ、全員あやしく見えるー(笑)。

こうなったら、全部を均等に進めるほうがいいなと思ったけれど、でもやっぱり自分のエージェントはちゃんと進めておきたい…このジレンマ、すごすぎる(笑)。

そして、なんとなく赤が遅れ始める…もしかして、赤は担当者なしかな…と思っていたら、ひーちゃんが出た4を全部赤にぶち込む(笑)。

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赤、犠牲になる(笑)

一瞬、ひーちゃん赤なのかと思ったけど、よく見たら、赤の得点1(笑)。
…これは…(笑)
思わず全員「はぁ~」と息を吐く(笑)。

赤は担当者なし確定(笑)。
しばらくすると、赤と一緒に青の得点が伸び悩む…ということは…この2人が担当者なしかな?
はーくんは、自分が動かしたいエージェントを動かしてから、得点こまの位置を確認して「じゃー…うん」と言いながら、青のエージェントを動かす(笑)。
…もう、バレバレやん(笑)。

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青、あげくの果てに廃墟にぶち込まれる(笑)

全員赤と青は担当者がいないと気づいたらしく、そこからみんなやりたい放題(笑)。
全員目立った行動はとらないのに、なんとなくこの色はあの人っと分かってくるのがおもしろい!!…って、合ってるかどうかはまた別の話だけど(笑)。

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うわーっ!!

そして、最後もひーちゃんが金庫に緑をぶち込んで、ゲーム終了っ!
正解は…
紫…わたし
黄色…はーくん
緑…ひーちゃん
オレンジ…1号
で、わたしの勝ちっ!

「これ、おもしろい!もう1回やりたい」とひーちゃん…ごめん、ご飯できちゃったらしいよ(笑)。
でも、確かにわたしもう1回やりたい!

今回は、初めてということで上級ルール(金庫を移動させる際、エージェントがいる家においてもよい、得点こまが29のますに来るまでに全員どのエージェントをどのプレイヤーが担当しているかを推理し、紙に書いて出す)は入れませんでしたが、次回は絶対入れて、できれば6人で遊びたい!!

すっきりシンプルなルール、しかも数も少ないのに、これだけ緊張感とワクワクを生み出せるって、さすがKramerさん!!
ルールがややこしくないと、こんなにもゲームに集中できるというお手本的ゲームだと思います(笑)。

今回は、4人で初めてだったせいか、担当者のいないエージェントの得点こまがあっさりと置き去りにされてすぐ分かってしまいましたが、人数が増えるとまた違う展開になるのではないかと思います。
次は、6人で1人担当者なし、か、7人フルで遊んでみたいーっ(笑)!!

ちなみに、Ravensburger版は、こんな紙が入ってます(笑)。

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ななめに「極秘」の文字(笑)

あやしい感じで、なかなかいいデザイン(笑)。
Amigo版は、カードで誰がどれか(笑)当てるみたいです。
デザインはRavensburgerのほうが好きだけど、Amigoのカードはいいなぁ…

いずれにせよ、「アンダーカバー」は優れたゲームだと思います。

 

☆今日のありがとう☆

その1
バスに乗っていると、お孫さんを連れた女性が乗車。
お孫さん、2,3歳ぐらいでいっちばん「やりたい放題」「人の話は聞かない」時期(笑)。
でも、そういうのをきっちり注意して、しっかり相手してらっしゃる。
年取ると、小さい子のパワーに圧倒されそうだけど、どっちかってーと女性がお孫さんを圧倒してて、思わず拍手したくなりました(笑)。

その2
で、そのバスの運転手さん、録音をつかわないで、地声で放送してくださる方で。
停留所の名前と、乗り換え案内をする時に「次は…………です。○○村、△△町、パリ、ブリュッセルアムステルダム、ミラノに行かれる方は乗り換えです」…隣の女性、わたしの顔を見て、「おもしろい放送ね!」(笑)。
わたしもつられて、「わたしも気に入りました」と言って、お互いニッコリ。
小さいことだけど、とってもうれしかったです。

その3
録音を使わないバスの運転手さん、実はわたし隠れファン(笑)。
時々乗せてもらえると、ラッキーと思います。
今日も降りた後、手をふったらふりかえしてくれました。

その4
Ravensburgerアドベントカレンダー…いきなり出だしでつまずく(笑)。
クイズが解けなくて、間違った窓2つも開けたわたし…2号に「分かりません」と言って助けを求めたら、2号あっさり解決…どうしよう(笑)。

その5
Kosmosアドベントカレンダー…いきなり工作することになり、朝学校に行く前にやるのは不可能と判明(笑)。
工作はしたけど、やっぱり解けない…帰ってきた1号が、ただいま格闘中…2日までになんとかなるでしょうかー(他人事)。

その6
…という話を夫にしたら、「ダイジョウブだよ、ぼくがきみにあげるアドベントカレンダーは、問題解けなくても番号順に開ければいいから」と言われました(おいっ)。
Ravensburgerのアドベントカレンダー、数日前からおいてあったのに全然気がつかなかったくせにー(笑)。
しかも、今日気がついて「え、なにこれ?かっこいいじゃん!!」…今ごろっ(笑)。

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪