紺碧のSpielplatz

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チケットトゥライド ヨーロッパ 拡張 ヨーロッパ1912(Zug um Zug / Ticket to ride Europa 1912)その6

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苦難のヨーロッパ

家族で遊ぶ日(67)。
前回アメリカで痛い目にあったので、他のマップがいいなぁと思いつつ夫に聞いてみると、「そーだなー、ヨーロッパがいいかなぁ…」とのこと。
え、もしかしていよいよ駅ルール導入??
あんまり期待せずに準備だけはして、始める直前に「駅ルール、入れてみる?」と言ったら、「…え…今日は…新しいルール、理解できないと思う…」...やっぱりね(笑)。
まぁ、気長に行きましょうか(笑)。

チケットトゥライド ヨーロッパ
その1はこちら
その2はこちら
その3はこちら(拡張入り)
その4はこちら(拡張入り)
その5はこちら

今回はちゃんと拡張チケットを準備しました。
短距離はオリジナル+拡張19枚、長距離はオリジナル+拡張6枚で挑戦!

さて、わたしのチケットは…長距離がエッセンーアンゴラ…地図の右下(笑)のほうってあんまり行ったことないけど、この辺ってたいていだれも走らないところ…なはず。
短距離は…長距離が走る場所じゃないとこばっかり、しかも得点ひとケタ…全部返したい(笑)と思ったけれど、そうもいかない。
とりあえずなんとかなりそうなチューリッヒブダペスト、ソフィアースミルナを残してみる。
1号は短距離1枚、他は短距離2枚戻して、さぁ出発。

もうエッセンの乱は起こしたくないので(笑)、わたしはまずエッセンからの路線を確保すべく電車カードを集める。
そこから徐々にアンゴラへ…きっとアンゴラは余裕で行けるだろうし、ポイントはやっぱりエッセン、フランクフルト、ミュンヘン、ウィーンあたりだよね…
みんなせっせと電車カードを集める。

…と、なぜか2号がキエフからブカレストへ。
ふーん、そこにくるんだ…と思っていたら、すぐさま1号がブカレストーソフィアを走る…え?
もしかして、いす取りゲーム始まった(笑)?
2号がソフィアーアテネを走ったので、わたしも参戦、コンスタンチノープルブカレストを走る…
すると、1号と2号がため息をつく…ちょっと待った、ため息つきたいの、わたしのほうなんですけどーっ(笑)!!

今度は2号がブカレストブダペスト…えーっ、やめてーっ!!
…声にならない悲鳴はかき消され、2号トンネル完成(笑)。

いや、ちょっと待て、わたしは絶対にどうしてもなんとしてもアンゴラからエッセンに行かなきゃいけないのよー(絶叫・笑)!
しかたがないので、コンスタンチノープルからソフィアに路線変更。
すると1号が「それ、ほんっと困るんだけど。一体どこに行きたいの?」と半ギレ(笑)。
わたしが正直に「ソフィアからブダペスト、行きたい。ここ通りたい」と言ったら、2号が「えーっ、そこ通るの?」
「ダメなら、しょうない、そしたらこっちから…」と言ったら、「いいよ、じゃあこっち行くわ」と2号。
1号は「うん、いい、そこあげる。でも、ここ走りたいんだけど」…「あ、いいよ、じゃあ、わたしはこっち走る」…

夫はあきれてる(笑)。
ZuZの真っ最中に作戦会議って、普通やんない(笑)。
でも、これ協定を結ばないと確実に3人総倒れになる(笑)。
わたしはすでに3台捨て駒ならぬ、捨て電車したし。

…でも、なんでここが燃えるんだろう?
ヨーロッパって燃えるの、もっと違う場所だよねぇ?

協定を結んだ(笑)3人は、せっせと計画通り電車を走らせる…そしてロシアから乱入してくる夫(笑)。
もーいいってばー、もうここは満員ーっ(笑)。

わたしは直接被害(笑)を被らなかったけれど、1号憤死(笑)。
2号が「こんなにぐちゃぐちゃなZuZ初めてだ…」とつぶやいたら、1号が「ぐちゃぐちゃどころじゃないって、全然つながらないっ!!」…みんな途方に暮れる(笑)。
「なんでこんなことやってんだろう…」「あ、それ、考えちゃダメなやつ(笑)」

どうにかこうにか、アンゴラーエッセンをつなぎ、ミュンヘンからチューリッヒに行き、あとはミュンヘンヴェネツィア…ちょっと先が見えてきたかなと思った次の瞬間、夫がミュンヘンヴェネチアを走る!

え?
一瞬何が起きたか分かんなかった(笑)。
失敗しろーっと願ったけれど、トンネル成功。
あーあ、せっかく青が集めたけど、しょーがないチューリッヒヴェネチアで行くか…緑1枚しかないなぁ…
でも、次の手番で緑補充できて、よっしゃーっと思った次の瞬間…

夫、チューリッヒヴェネチア走るっ!

信じらんなーいっ!!
ありえなーい!

「な…んで」…ショック受けると、人間言葉を失うのがよくわかった(笑)。
「だって、君すでにミュンヘン3線走ってるじゃん。ぼくもミュンヘン行かなきゃいけないんだってば」…あー、そー、でーすか…
2号は「まま、まだダイジョウブっ、ウィーンからヴェネチア行けるって!!」と心配してくれる…なんていい子なんだ!
確かに行けるよ、よかった!!…って、1手番2ますですんだのに、2手番2ます×2だけどねっ。
色指定がないのがせめてもの救い…

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EUになったってこれはもめるわ、と実感(笑)

一方1号は「もういいっ!!」と一言。
もういいって、なにが?
「もうね、ムリ、今日は。だから…作戦変更っ」…今から作戦変更って、それはそれでコワいんですけど(笑)。

夫はひとりせっせと走り続け、2号はチケット追加。
「げー、マイナス確定…」…そんなこと言われたら、追加する気がなくなる…
すると1号が「ねー、そろそろやめてもいい?」
「え、やめんの?」
「うん、やめる。でも、あと3手番ぐらいなら待ってもいい」

じゃあ、わたしは点数を少しでも増やすべく、電車をおく…
そして、1号は8ます、6ますの路線をどんどん走る。
1号の電車がなくなって終了。

電車得点は、ダントツで1号、チケット得点はなんとわたし、長距離ボーナスは2号で、勝ったのは2号、夫とわたしが同点で2位、そして1号。

1号は、チケット1枚も完成できず、マイナス32点。
「だってさ、もう絶対ムリだった、これ」…確かに、これはムリだというチケットばかり。
電車カードだけでなく、チケットもよく切ったつもりだけど、巡りが悪いとみんなで苦しいってのがよーく分かった(笑)。

夫はチケット全部完成できたけれど、追加する余裕はなく…「ヨーロッパ、大変すぎる」というので、「だーかーらー、駅ルールがあるんだって。たとえば、途中ミュンヘンでわたしにジャマされたでしょ。そういうとき、ミュンヘン発着のチケットなら駅おけば、わたしの路線を自分の路線として使えるの」と言ったら、「えっ、そうなの?じゃあ、駅やろうよ!!」

…ずっとやろうって言ってたんですけど(笑)。
なにはともあれ、この苦しいプレイも駅ルール導入につながるなら、苦しんだかいがありました(笑)。
後で1号が「もうヨーロッパやりたくない…」と言っていたので、「え、でもね、今度はパパ、駅ルールやるって言ってたよ」と言ったら、「そうなの?…じゃあ、またやってあげてもいいよ…」…ホントありがとね。

 

チケットトゥライド ヨーロッパ その7はこちら

 

☆今日のありがとう☆
ひっさしぶりに昔よく食べたデザートを夫が作ってくれました。
「昔は、これ大皿にペロッと食べたよね」
「うん、食べてた!」
「でも、太らなかったんだよなぁ…」
「…確かに」
でも、すっごくおいしかったー!