悪名高きアザルドファミリーのメンバーは、年に一度、シーフードレストラン「Tutti Ftutti」の倉庫に集まり、巻き上げた金品を昔からのファミリーのやり方で分け合うことにしている。
誰もが運に賭けるが、総取りできるのはひとりだけ。
運とリスクに挑み、頭に血がのぼりやすい賭けを冷静に行った者が勝つのだ。
No.291
・ファミリーインク(Family Inc)
・Piatnik
・8歳から
・2人から7人
・時間…15分
・日本語化…必要ありません
「ファミリーインク」は、ジャケ買いです(はぁ?)。
ネットで見かけて、時代錯誤も甚だしいグラフィックに一目ぼれ(ダイジョウブか、わたし・笑)。
Kniziaさんとマフィアの組み合わせで、おもしろくないわけがない!と訳の分からない自信とともに購入。
そして、箱を開けると…
…またやってるよ、Piatnik!
「ブルーバナナ」「カンガルー」もそうだったけど、空気売るの、いい加減やめて欲しいなー!
さて、ルール説明。
ボードを広げて、チップは裏返しにしておきます。
同じ色の得点マーカーを受け取り、1つはボードの0に、もう1つは自分の前におきます。
手番がきたら…
1.自分の前に表になってならんでいるチップを計算して得点します。
自分の手番がきたときに、自分の前に表になったチップがあれば、得点計算します。
各チップにかかれた数字をすべて足し、その得点分ボードの得点マーカーを動かします。
得点計算したチップは、すべて裏返しにして箱に戻します。
2.チップを表にします。
裏返しにおかれたチップを1枚表にします。
1枚表にするたびに、もう1枚表にするか、表にするのをやめるかを決めます。
すでに表にしたチップと同じチップが表にならない限り、何枚でも表にすることができます。
→同じチップが2枚になる前にやめたら…
他のプレイヤーの前に表になっているチップを確認し、自分が表にしたチップと同じチップがあったら、そのチップがもらえます。
もらったチップは、自分の前に表にしておきます。
そして手番終了です。
→同じチップが2枚になったら…
A.表にしたチップが3枚以下のとき
不幸中の幸いです。
表にしたチップはすべて裏返しにして箱に戻し、その代わりダイアモンドを1つもらいます。
ダイアモンドを3つ集めたら、すぐに50点もらえます。
B.表にしたチップが4枚以上のとき
残念でした、欲張りすぎましたね。
表にしたチップはすべて裏返しにして箱に戻し、手番終了です。
これをくりかえして、100点集めた人の勝ちです。
中途半端な天気の午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールは少ないわ、しかも簡単だわ、でさっさと開始(笑)。
最初は悩んだってしょうがないと、チップをぱっぱと表にする(笑)。
かぶる時はかぶるし、かぶらないときはかぶらない(当たり前)。
全員、なぜかなんとなく4枚でやめる(笑)。
なんでなんだろう、5枚目はすーごくかぶりそうな気がする…
…と言いながら、2号4枚目でかぶる(笑)。
「えー、これで…」
「そう、全部ナシ」
「きっつー…しかも、1でかぶるってなんかくやしーっ」(笑)
そのうち全員何枚か自分の前に表になってくると、急におもしろくなる!
1枚めくるたびに、他のプレイヤーが何を持っているか確認(笑)。
調子よくかっぱらえる数字が続くと、気が大きくなってつい表にして…かぶる(笑)。
3枚表にしたら、全部もらえる数字だったので、思わず4枚目を表にしたら…かぶるっ!
「うっそー...逃がした魚、大きすぎる…」…がっくり(笑)。
かと思えば、2枚目でいきなり10が出て大よろこびの1号、3枚目も10で奈落の底とか(笑)。
まさに一喜一憂!!
分かりやすいことこの上なし(笑)。
わたしは遅れをとったものの、1号と2号が90点を越えてくる…
2号は、3枚表にしてセーブ…1,2,8の布陣で、8はわたしから2枚かっぱらう(笑)。
「…2号、あと8点で100点か…ってことは、8が残ったら2号が勝ちってこと?」と1号。
「…そういうことになるね。1と2だけなら3点だけど…」
「じゃあ、8をもらわないといけないわけだ」
「うん」…でも、この山から8を出すって、簡単なことでは…
1号、ペロっとめくる。
…8!!
「ずっりー、1号絶対どっかでこっそり見たんだよっ」と2号(笑)。
「見るわけないだろっ」と1号(笑)。
もう、全員マジで真剣(笑)。
さすがマフィアゲーム(え?)。
1号、8だけめくってやめる(笑)。
そして、わたし。
1枚目…なぜか8(笑)。
「まぁ、ままビリだし、いいか…」…ホントにそうだけど、その発言なんかむかつく(笑)。
2号、ヤケ気味にさくさくっと4枚めくって、さくさくっとかぶる(笑)。
「もー、もうちょっとなのにーっ」…でも、ちょっと待って、このまま1号を放置したら1号が勝っちゃうんじゃ(笑)。
「ホントだ、まま、1号のチップとらないと」と2号。
「そんなこと言ったって、とりたい気持ちはやまやまだけど、どうやって…」
そして、わたし見事にかぶる(笑)。
そんなこんなで、結局2号が100点一番乗りで勝ち。
以下、1号、わたし。
実は1回目、こんなにルールが少ないのにダイアモンドのルールをけろっと忘れてたという(笑)。
ゲーム終わってから、1号が袋に入ったダイアモンドを見つけ、「これ、何のため?」…あーっ、忘れてたー(笑)。
「忘れてたって…なんで」って1号に言われたけど、分かってたら忘れないっつーのっ(逆ギレ)。
でも、1号も2号も気に入って、もう1回やりたいというので、今度は夫も誘ってみる。
休暇中じゃないけど、このルールの少なさなら夫でもイケるんじゃないかと…1号も2号も「コレ、すっごく簡単だから。パパでもダイジョウブだってば」と後押ししてくれる。
というわけで、突如家族で遊ぶ日(137・笑)。
夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。
今度はダイアモンド付き(笑)。
序盤は、夫も含めて全員慎重(笑)。
…慎重なんだけど、どーしても4枚めくりたい欲望はおさえられない(全然慎重じゃないじゃん・笑)。
3枚目まではかぶらないのに、4枚目で絶対かぶるような気がしてくるぐらい今回は全員かぶる。
まず2号が3枚でかぶって、ダイア獲得(笑)。
次は1号ダイア獲得(笑)。
わたしはかろうじて4枚表にしたものの、夫もダイア獲得(笑)。
こうなっちゃうと、ちょっとつまんない…というのも、他のプレイヤーの前に表になったチップがないとかっぱらえない(笑)。
自分は得点できたとしても、各チップ1枚ずつじゃたかが知れてる…って、この発想こそがまさにマフィアなんだけど(笑)。
そして、全員何らかのチップがおかれるようになってくると、めちゃくちゃ熱い(笑)!
特に枚数の多い小さい数字は、ぐるぐる回るだけでなかなか点数にならない…
でも、たまにはわたしも4枚表にして、他からかっぱらう。
…そして、次の手番が回ってきたときは…
6の山しか残ってなかった...(残ってただけマシともいう・笑)。
かぶってばかりの1号、念願(?)の3つ目ダイア獲得で、一気に50点(笑)。
それを見た夫「…それ、強すぎない?」(笑)。
「強すぎるかもしれないけど…でも、毎回3枚以下でかぶるって、それはそれですごいんじゃない?」と言ったら、「じゃあ、そっち狙おうかな…」…そうきたか(笑)。
でも、3枚以下でかぶるって狙ってできるもんではない…はず(笑)。
2号が着々と得点し、追うわたしと夫と1号…
そして、2号があと7点というところで、全員なんとかして2号の100点達成を邪魔しようとする(笑)。
そうなると、自分の得点はどーでもいい、ひたすら2号の前に並ぶチップを表にすることに専念…
…と思ったのに、1号またかぶる!!
しかも、これでダイアまた3こ!
「え?」
「あ?」
「…」
「…わざとじゃないからねっ」と1号。
…のち、爆笑(笑)。
そう、2回目の50点で、あっさり1号の勝ち(笑)。
…この幕切れは考えてなかった(笑)。
いやー、Kniziaさん、またやってくれちゃったなーという感じ(いい意味で)。
こんなにシンプルでこんなに少ないルールで、ここまで楽しいゲームを作っちゃうなんて、すばらしいの一言に尽きます!!
とにかく分かりやすい!
ルールが自然で、何を目指すかこれ以上ないほどはっきりしているので、すぐにハマれます(笑)。
しかも、待ち時間全然ない(笑)。
自分が表にしても、他のプレイヤーが表にしても、どっちにしてもドキドキしまくります(笑)。
ルールを理解するのに時間がかかる夫でも、すぐに遊び始められるってウチとしてはめっちゃポイント高いです。
夫は「あと何回か遊ばないと、おもしろさは分からないかな」と言っていたけれど、少ないルールで遊べるというのは気に入ってました。
ルールの飲み込みも、ポイントつかむのもうまい1号、2号は、すぐにキモを理解して、「ここでこいつのこれをつぶす」とか「ここであいつのあれをとる」と作戦を立てるのですが、要はめくり運(笑)なので、思い通りになったりならなかったり…それがゲームをますますおもしろくしてくれます。
ただ、すっごく高くなるとは思うけれど、チップは本物のポーカーチップにして欲しかった~!
「宝石の煌き」のチップみたいな感じだったら、もっと雰囲気に浸れたと思います。
カチャカチャ言わせながら、とったとられたってやりたーいっ(笑)!
あと、もっと大人数でも遊んでみたいです。
そうすると、チップがどんどん回ってどんどんたまってゆくのではないかと…あ、でも、ウチの場合かぶってばっかだからダメか(爆)。
いずれにせよ、年齢に関係なくおススメできるとても楽しいゲームです。
☆今日のありがとう☆
その1
数週間前から中学生(!)の時から愛用のクシが行方不明。
プラスチックの質がとてもよくて、どこに行くにも持っていくぐらい気に入っていたのですが、あちこち探しても出てこない…まぁ、中学から使ってるし、充分モトはとってるし…と思ったものの、がっかり…
で、今日、久しぶりに作るご飯のレシピ本を開いたら…まさにそのレシピのページから、行方不明だったクシが現れる!
…こんなとこに入れた記憶、全然ないっ(笑)。
でも、出てきてくれてありがとー!
その2
今朝、2号「1号、う〇ち」…朝っぱらからそれかよっと思ったら、1号「2号、ち〇ち〇」と返答(笑)。
もしかして、合言葉(笑)?と思いつつ、「1号はさすがだね、さっと2号のレベルに合わせられるんだ」と言ったら、2号「違うよ、2号が1号のレベルに合わせてあげたんじゃん」…絶対違うと思う(笑)。
でも、笑わせてくれてありがとう。