紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ロック・ザ・ボック(Rock the Bock)

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シカとヤギとオオカミと…

こんなに簡単なことはない!
シカはプラス点をもたらす。
そのためには、シカだけでなくヤギも必要だ。
でも、他のプレイヤーにも気をつけろ。
やつらは、オオカミを放ち、集めた得点をマイナスにしてしまう。
これを避けるには、シカを集め、マイナス点を他のプレイヤーにおしつけるのだ。
最後に一番上までのぼりつめるのは誰だ?

No.292

・ロック・ザ・ボック(Rock the Bock)

Inka und Markus Brand

・moses

・8歳から

・2人から4人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

「ロック・ザ・ボック」は、送料無料にするためにうろうろしているときに発見。
作者はBrand夫妻だし、まぁハズレないだろうと購入。

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引き出し式の箱

箱は、mosesお得意の引き出し式です(「ドン・カルロ」と同じ)。
ふたがパカっと開いたりしなくて便利は便利なんだけど、一般的なカードゲームの箱よりも大きいです。

各プレイヤーは、シートと鉛筆(付属してない)をうけとり、色を選びます。
選んだ色に印をつけて、スタート!

ゲームは3ラウンド行われます。
手番がきたら
1.いくつさいころを使えるか確認します
2.さいころをふり、さいころを選んで、シートに書き込みます
3.使ったさいころの数をチェックします

1.いくつさいころを使えるか確認します
10個のさいころのうち、いくつさいころを使えるのか、シートで確認します。

2.さいころをふり、選んで、シートに書き込みます。
決められた数のさいころを、まとめてふります。
ふるのは1度だけです。
出た目ごとに集め、1種類を選びます。

シカ…シカの目が出たさいころの数だけ、自分のシートのシカをぬります。
自分の色のヤギ…ヤギの目が出たさいころの数だけ、自分のシートのヤギをぬります。
オオカミ…他のプレイヤーから1人選んで、オオカミの目が出たさいころの数だけ、そのプレイヤーのシートのオオカミをぬります。
他のプレイヤーの色のヤギ…ヤギの目が出たさいころの数だけ、その色のプレイヤーのシートのヤギをぬります。

背景が同じ色のさいころは、すべて使わなければなりません。

3.使ったさいころの数をチェックします
シートに書き込んださいころの数を、書き込みます。
その際、書き込んだのが自分のシートか他のプレイヤーのシートかは関係ありません。
次の手番では、使ったさいころをひいた数のさいころしか使えません。
10つ印をつけたら、その時点でゲームから降ります。

全員10つ印をつけたら、ラウンド終了です。

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さいころはかなり小さめ

ラウンド終了時には、得点計算します。
ぬったシカ、ヤギ、オオカミの数によって得点が決まります。

オオカミよりシカが多ければ、ヤギ1匹につき1点
シカよりオオカミが多ければ、ヤギ1匹につきマイナス1点
シカとオオカミが同じ数だったら、0点
ヤギが1匹もいなかったら、0点
もらえます。

3ラウンド行い、すべての得点を足し、1番多かった人の勝ちです。

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オオカミから逃げ切れるか…

土砂降りの午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
それにしても天気悪いなぁ…

簡単にルール説明っと思ったんだけど、これ、意外に説明しづらい…要は、オオカミよりシカが多ければヤギで得点、逆だとマイナス得点、なんだけど、あんまり見通しがよくない。
勘のいい1号、2号もなんとなく頭の上に?を浮かべながら(笑)手探りでスタート。
1号、青ヤギ、2号、黄ヤギ、わたし、赤ヤギで。

悩みようもないので、まずは10個さいころをふる…うーんと、わたしの赤いヤギはいないので…となると、シカ…3匹かな。
わーい、シカがいっぱいーっとよろこんだけれど、実はこれあんまり得策じゃない。
シカは、オオカミより多くないと得点に結びつかないけど、シカだけではヤギがいないと得点できない。
シカを集めすぎると、当然さいころの数も減るので、自動的にヤギの数も減る…

…と気がついたのは、シカを5匹も集めてから(バカ。しかもその時点でまだヤギがいなかったという…)。
「あ…ら?もしかして、わたし、今のところ、得点できない?」と言ったら、1号が「そうみたいだね。ヤギ集めないと」と言うので、「でも、ヤギ出ないんだけどー!!」。
…よく見ると、1号と2号は、ちょこちょこヤギ集めてる…なんなの、この差(笑)。

そこからあわてても、赤いヤギは出てこない…結局、1号が最後の1こで赤のヤギが出てプレゼントしてくれたけど…オオカミいないのに、シカ9匹集めたわたしは、マヌケ以外のナニモノでもない(笑)。
1号がくれたヤギ1匹で、かろうじて1点(爆)。
ゲーマー2号は、サクッと10点、1号は7点…「なにそれーっ」…今ごろ叫んでも遅すぎ(笑)。

2ラウンド目は、1ラウンド目の大失敗をとり返すべく、ヤギ集めに精を出す。
いきなり赤ヤギ3匹で、わたしは幸先よくスタート。
1号、2号も、自分のヤギを確保。

だんだん慣れてきて、自分のヤギがいなかったらシカを確保というパターンができあがる。
お互い、後をひかないように(笑)オオカミは極力避ける。
家族で遊ぶと、こういうところで遠慮プレイになる(笑)。

今回は、どうにかこうにか赤ヤギを6匹集めたわたし。
シカも1匹集めたし、このラウンドはいけたでしょっと思ったけれど…そう、このゲームは終盤、さいころの数が減ってからが本番だった(笑)。
わたしがさいころ3つふると…緑のヤギ2匹と、オオカミ1匹…緑は誰も使ってない色なので、自動的にオオカミを使うことになる…

1ラウンド目では、3人とも出目がよくオオカミを使わずにすんだけれど、ここに来て強制使用発動(笑)。
「ごめん…でも、手番で絶対1こ以上さいころ使わなきゃいけないんだよね…」と言いながら、1号と2号のシートを見る…2号のほうがヤギ多い(笑)。
「2号のほうがヤギが多いから、オオカミをプレゼント!」
「いらんわ、そんなの!」…だよね(笑)。

オオカミの目は一度出ると、続くモノらしい(笑)。
2号も1つ出して、当然わたしにおしつける。
わたしはヤギ7匹集めたのに、このままじゃ0点…と思ったところで、1号もオオカミを出す…「…2号に恨まれたくないから、ままにあげる」…ままに恨まれるとは思わないのかよっ(笑)。

…わたし、一気にオオカミ2匹、シカ1匹でマイナスモード突入(笑)。
「やばいー、これじゃーマイナスーっ!シカ出さないとー」とさいころふったら、赤ヤギ(笑)。
なぜ今出るんだ、赤ヤギっ!!

結局、2ラウンド目は、きっちりシカを出してマイナスを免れた2号が0点、うまくオオカミから逃げ切った1号が8点、オオカミ2匹、シカ1匹でわたしはマイナス7点くらう…
「ちょっと待って、1号も2号もプラスなのに、わたしひとりマイナス??」…1号と2号、大笑い。
…オカシイ、絶対何かがオカシイ(笑)。

3ラウンド目。
今度はヤギだけでなく、シカも集めるようにする…って、いったって、すべてはさいころ次第なんだけどー!と思いながら、さいころをふる。
今度は、早めにシカの保証もかけておく(笑)。
赤ヤギもそれなりに集まって来る…シカが3匹集まったので、ここらで赤ヤギに集中しようかなと思ったのに、1号も2号もオオカミ出してはわたしに放ってくる(爆)。

「もー、やめてよー、これじゃーヤギ集めるヒマがないっ!!」と言ったら、2号が「でも、ままの方がヤギ多い!もー、青のヤギばっかでる!!」…確かに、このラウンドでは、2号は1号に貢ぎまくり(笑)。

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マイナスじゃなかったからいいことにしよう(笑)

そんなこんなで3ラウンド目は、1号8点、2号4点、わたし6点で終了。
3ラウンド合計すると、1号23点、2号14点、わたしぴったり0点(笑)で、1号の勝ち。

うーん、ちょっとごちゃごちゃした感じのプレイ感…なんでだろ。
ルールの多さがおもしろさに比例してない感じがします。

なにより、シートと絵が小さすぎ。
老眼には、かなりきついものがあります。
1号と2号も「えーっと、ヤギってどれ?」「こっちがシカ?」と確認するくらいで、パッと見て分からないというのは、プレイテンポを落とします。
もう少し見やすいシートにして欲しかったです。

そして、シートが見にくいせいか、ルールもなじむまで時間がかかりました。
慣れれば簡単なのですが、とってつけたようなルールという印象です。
また、オオカミの直接攻撃ウチでは大不評(笑)。
ゲーマーさんはそれが楽しいのかもしれませんが、家族で遊ぶ場合は下手すると家庭内不和に直結(笑)。

Brand夫妻作なので、期待しすぎたのかもしれません。
期待しないで遊んだら、もっとおもしろかったのかも…
何かが足りない、そんな印象でした。

 

☆今日のありがとう☆

その1
明日は祝日!!
朝寝ができるっ!
…すごくうれしいっ(笑)!

その2
6年近く会ってなかった人に偶然会える!
すごくうれしかったです。