紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

アンドールの伝説 ジュニア(Andor Junior)

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さぁ、オオカミの子どもを探し出そう!

大きな嵐が過ぎ去って以来、子どもたちを見失った母オオカミが、リートブルク城のまわりを不安そうにうろうろしています。
子オオカミ3匹を最後に見かけたのは、山の合間の川でした。
子オオカミたちは、小人の鉱山に迷い込んでしまったに違いありません。
さぁ、すぐに助け出しに行こう!
ただし、鉱山で子オオカミたちを探し出す前に、やらなければならないことがあります。
鉱山へ向かう橋の番人、マートが出す任務を果たしてからでないと、マートは橋を通してくれませんよ。

No.394

アンドールの伝説 ジュニア(Andor Junior)

・Inka und Markus Brand作

・Kosmos

・7歳から

・2人から4人

・時間…30分から45分

・日本語化…一部日本語化をする必要がありますが、日本語版が出ています

アンドールの伝説 ジュニア」は、「アンドールの伝説」のジュニア版(説明になってない・笑)です。
ウチにオリジナルの「アンドールの伝説」はあるので、似たようなゲームはスルーしよう!と、購入するつもりはありませんでした。
家に「アンドールの伝説」ができない年齢の子どもがいるならまだしも、年齢だけならウチの家族全員「アンドールの伝説」で遊べるし(だからって、ホントに遊べるかってーと、また話は別・笑)。

ただ、忙しい家族に頼み込んでボードゲームで遊んでいる身としては、あまり時間が長くないゲームというのはありがたいのです。
長いゲームは休み中じゃないと遊べない、でも、それなりに「ボードゲーム」って感じのゲームでも遊びたい…と思ったら、ジュニア版がとても魅力的に(笑)。
…で、まぁ、いつものようにガクンっと値段が下がった時に…ってパターンです(爆)。

さて、ルールです。
ボードを広げ、ドラゴンを指定の位置に置き、ドラゴンのさいころをそのそばに置きます。
ゴルたちは、すべて1か所にまとめ、人数に合わせた数をボードの指定の位置に置きます。
霧タイルを裏返しにして混ぜて、裏返しのままボートの指定の位置に置きます。
たいまつタイルを、ボードわきにおきます。
鉱山タイルを裏返しにしてよく混ぜて、裏返しのままボードの指定の位置に置きます。
マート(橋の番人)を指定の位置に置きます。
井戸タイルを、指定の位置に表(太陽のある面)にして置きます。
スタートプレイヤーは夜マーカーを受け取り、自分の前に置きます。

スタートカードと終了カードを抜き出し、ボードのわきに置きます。
その間に、任務カードを置きます。

各プレイヤーは、キャラクターを選びます。
その色のボードとこま、さいころ、を受け取り、太陽チップをボードの指定の位置に置きます。

こまは、全員リートブルク城に置きます。

手番がきたら、こまを移動させます。
1ますにつき、1つ太陽チップを自分のボードから取り除きます。
着いたますのアクションを行います。
移動せず、同じますにとどまる場合も太陽チップは1つ取り除きます。

・霧チップを表にする
霧チップの指示に従います。
道具は、自分のボードの袋の上に置きます。

・ゴルと戦う
ゴルのいるますにとまったら、ゴルと戦います。
自分のボードにあるさいころをまとめてふります。

剣のさいころをますの指定の位置に置きます。

→剣のますがすべてうまったら、あなたの勝ちです。
ゴルは、ストックに戻され、ドラゴンは1ます戻ります。

→剣のますがうまっていなかったら…
次の手番で、戦いを続けることができます。

カードにかかれた任務が完了したら、カードを裏返しにします。
すべてのカードが裏返しになったら、橋を渡ることができます。
鉱山で子オオカミを3匹見つけたら、その時点でゲーム終了、みなさんの勝ちです!

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オオカミの子どもはどこ?

天気のよい午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明する。
難しいルールはないし、どれも自然なのでするっと理解。

さて、今回の任務は。
1の任務は、同じオオカミ草を2つ集めること。
2の任務は、ケガをしハヤブサをリートブルク城まで連れてゆくこと。
2号「え、オオカミ草ってどこにあんの?」
わたし「これのどこか。メモリーみたいな感じ。だから、あちこち行って表にしなきゃいけないの」
1号「ハヤブサって、これ?」
わたし「そう、それをお城まで連れて行くんだけど、ハヤブサは鉱山の洞穴と霧が怖いから、そこは通れないの」
1号「ふーん」

4人だったら、すべてのキャラが参加だけど、3人なので悩む。
これ、どー考えても小人はいるよね…あとは…やっぱ戦士だよなぁ。
射手と魔法使いだとどっちがいいかな…と思いながら、さいころを調べると、射手より、魔法使いのほうが使いやすいのではないかとよんで、魔法使いにする。
というわけで、1号は戦士(青)。

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さいころが4つでしかも剣が多い

2号は小人(黄色)。
洞穴移動ができる。

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さいころは3つでたいまつが多い

わたしは魔法使い(紫)。
かみなりが出たら、1発でゴル退治。

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さいころは1つだけどかみなりが出せる

わたしがスタートプレイヤーで開始。

まずは、1ますすすむ。
太陽チップをボードからのぞいて、魔法使いを歩かせて、霧チップを表にすると…
いきなりゴル!
「えー、いきなりゴルが出発ですか?」
「げー」
ストックのゴル、ボードに登場(笑)。

1号とわたしは、1歩すすんでは霧チップを拾い(笑)、2号はいきなり鉱山の洞穴でワープして、そこから霧チップを拾っていく。

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あっという間にゴルだらけ(笑)

序盤、やたらとゴルばっかり出てきて、1号「霧タイル、なんかいいことあんの?ゴルばっかじゃん」(笑)。
「あるの、あるの、道具も落ちてるはずなんだけど、おっかしーなー」とわたし。
2号「それより、こんなにゴルだらけになったら、ゴルやっつけた方がいいよね」
わたし「うん、ゴルがお城に着いたら、ドラゴンも移動してくるし、やっつけた方がいい」

ということで、2号、果敢にゴルと戦う!
さいころをふると…「たいまつばっかりっ!」
「あ、でもさ、次の手番でも戦えるよ?太陽チップがなくなったら、夜になって寝ちゃうけど」
2号「寝ちゃうの?」
わたし「うん、寝ちゃうの。で、その間にドラゴンやゴルが移動したりする。あと、戦って使ったさいころが戻る」
2号「…ってことは、寝る前に戦いに勝った方がいいってことか」
…さすが、目の付け所がゲーマー(笑)。

その間に、1号、オオカミ草をさくっと2枚集める。
「これで、こっちの任務は完了でしょ」とカードを裏返しにする。
わたし「そう。あとは、橋まで行ってハヤブサをお城に連れて帰る」
2号「あ、でも、それなら小人が早くない?洞穴で移動できるよ」
わたし「それができたらいいんだけど、ハヤブサはケガして怖がってるから洞穴は通れないんだって」
1号「だったら、戦士が行くのが一番いいんじゃない?魔法使いもゴル倒してくれたらいいかも」
わたし「そうだね、そうする」

2号、ゴル攻撃2度目のチャレンジでは、剣が1つしか出ない。
「なんでこんなに出ないんだろ」と言いながら、さいころを確認する2号。
「まま、これ、たいまつが多いさいころだよ!」
「ってことは、戦うのには向いてない?」
2号は1号のさいころも調べて、「戦うのは1号だよ。1号のさいころ剣が多い」
そう言われて、わたしも自分のさいころを調べる。
「魔法使いは、雷が50%の確率で、たいまつが1つ…ってことはさ、鉱山でオオカミ探すのは小人じゃない?鉱山ではタイルを表にする前に、さいころふってたいまつ出さなきゃいけないの」
2号「そしたら、戦士がハヤブサ連れて行ったら、小人は鉱山に入ればいいのか」
わたし「そうだね、じゃあ、わたしはゴル片づけるか…」
2号「もういいや、見つけた剣使って、ゴルやっつける」
さいころで出た剣と、霧の中で見つけた剣を出して、2号ゴル成敗(笑)。

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ゴルと戦う!

二分の一の確率だというのに、雷が出せなかったり、かと思えばさくっと倒せたりと、まさにワクワクドキドキ。
さいころの目に一喜一憂というのは、さいころの正しい遊び方(笑)。

1号は、井戸を上手く使いながら、ハヤブサをお城まで運ぶ。
2号は、念のため市場でたいまつを購入。
「ハイ、着いた!」
「よし、小人、鉱山に行って!」
「了解っ!」
…なかなかチームワークっぽい(笑)。

ところが、鉱山の1つ目でさくっとさいころでたいまつが出たのに、2号はタコに会う(笑)。

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え、いきなりタコ??

タコは、小人を橋のたもとまで追い返し、しかも1日終了…「え、小人、もうねんねすんの?」
…そうだけど、ちょっと待った、ねんね、ですか(爆)!

…海外で母親とだけ日本語話してるとこーなる(笑)。
あー、日本に帰って日本語ブラッシュアップしなければー(笑)。

2号、ガンガン鉱山を進むものの、出てくるのはドラゴンばかり…

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たいまつは出るけど…

次もドラゴン…

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ドラゴンも出る(笑)

1号「ドラゴン、どんどん近づいてきてるんだけど?」
わたし「木を持ってたら、見張り台に行って木を置けば、ドラゴンは1歩下がるよ」
1号「じゃあ、見張り台に行って木を置いて、このゴルやっつけとくわ」
わたし「了解!」

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戦士戦いまくり(笑)

2号、鉱山でさいころをふるものの、剣が2つでる(笑)。
2号「戦いではたいまつしかでなかったのに…」(笑)。

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戦ってるんじゃないってばー(笑)

ここで、手番が惜しいということで、買ってあったたいまつを使う2号。
2号「やった、1匹目発見!」
1号、わたし「よっしゃー!」

1号が手際よくゴルをやっつけてくれたので、わたしも鉱山に入ることにする。
その前に、ちゃんと市場でたいまつを購入。
魔法使いのさいころは、たいまつが1つしかないので、たいまつを出すのはかなりキツイはず。

2号は、ぐんぐん奥に進み、毎回確実にたいまつを出し、どんどんタイルを表にする。
2号「あ、2匹目も見つけた!」

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2匹目っ!

1号「じゃあ、あと1匹?」
2号「そう、あと1匹!」

わたしもたいまつと共に鉱山到着。
2号と反対方向に向かう。
そしてさいころ…案の定出ないたいまつ(笑)。
わたし「じゃあ、買ったたいまつ使うわ」
そして、タイルを表にすると…

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持っててよかった、たいまつ(笑)

「やったー!3匹目!!!」
わたしたちの勝ちっ!

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無事、3匹発見!

無事、子オオカミ3匹発見!
めでーたし、めでーたし(笑)。

あー、おもしろかったー!!
久しぶりに「ボードゲームで遊んだ」って気持ちになりました。
といっても、そんなに長時間ではありません。
でも、しっかり遊んだという感じがとてもよかったです。

ルールは、不自然な点は全くなく、とても分かりやすいです。
説明書にも、大事な点を手を抜かず何度も書いてあるので、うっかり忘れたとか、勘違いしたということも起こりにくいと思います。

道具タイルに、霧タイルと名付けたのは素晴らしい!
感覚的に、確かに霧のなかから見つけ出したって感じで、ピッタリなのです。
表にする時は、単純に何が出てくるのかとワクワクします。

そして、さいころの戦いもとても分かりやすいです。
1回試してもだめだったら、そのまま続行できるというのもいいし、1日の間にケリをつけないと、ご破算になるというのもすっきりしていて遊びやすいと思いました。

シンプルな仕掛けで、探検と戦いを再現していて、とても楽しいゲームです。

おまけ。
小人(2号)のたいまつの持ち方(笑)。

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正しい持ち方だそうです(笑)

「だって、両手に持った方が明るいかと思って…」
爆笑(笑)。

 

アンドールの伝説 ジュニア・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
寒いけど、こんなにいい天気ならそれもまたよろし(笑)。

その2
昨日のゴールデンカレー話の続き。
作り方を音読しているときに、入れる肉は牛肉か鶏肉とあって、2号と2人で思わず「あれ?豚肉は?」(笑)
安売りだったという理由で豚肉買って、ポークカレー作ろうと思ったわたしたちは…(笑)

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪