紺碧のSpielplatz

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チケットトゥライド 日本(Zug um Zug / Ticket to ride Japan)

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日本の旅、始まる!

電車の旅、日本に到着~!
新幹線で一気に駆け抜けるか、のんびり普通電車で旅するか、いずれにせよ日本を満喫してください。

No.37

・チケットトゥライド日本(Zug um Zug / Ticket to ride Japan)

Alan R. Moon

・days of wonder

・8歳から

・2人から5人

・時間…30分から60分

・日本語化…必要ありませんし、日本語ルールもついてます

チケットトゥライド、一体いくつあるのかなと調べたのですが…今現在本体(それだけで遊べる)は少なくとも8つ、子ども用が2つ、マップ(本体がないと遊べない)が7つ…他にも拡張としてカードやさいころなどが出ているので、もう網羅しきれません。
それだけ人気のあるゲームということです(笑)。

チケットトゥライド日本と書きましたが、正確には日本・イタリアで、本体(チケットトゥライドかチケットトゥライドヨーロッパ)がないと遊べません。
日本とイタリアは、マップコレクションの7です。
チケットトゥライドチケットトゥライドヨーロッパから、電車コマと電車カード、得点マーカーを借りてくるのです(笑)。
日本の場合は、電車コマ各色20台、得点マーカーと電車カードを借りてきます。

基本のルールはチケットトゥライドと変わりません。
新しいルールは新幹線です。
新幹線は
・他の路線と同じように、同色のカードを必要な枚数出すことで走らせることができます。
・新幹線は完成したら、プレイヤー全員自分の路線として走ることができます。
・新幹線を走らせた場合は、得点マーカーではなく、新幹線ルート用の開発マーカーを出したカードの数だけすすめます。

新幹線コマが2個以下になって、しかもいずれかのプレイヤーの電車コマも2個以下になったら1回ずつ手番を行って終了です。

得点に、新幹線ボーナスと完成したチケットの点数を足して、一番得点が多かったプレイヤーが勝ちです。

家族でゲームの日(7)。
夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。
実は、これが2回目のプレイ…1回目はルールを間違えたので、仕切り直しです。

日本列島なので地図が細長く、東京都内と九州が別マップになっています。
いやー、目的地カード(説明書では「行き先チケット」)が分かりやすいこと分かりやすいこと(笑)。
不満なのは、神奈川県にある駅が新横浜じゃなくて小田原だってとこです。
横浜市民としてはちょっと…って、べつに小田原でもいいんですが、新横浜だって新幹線走ってるのに…ぶつぶつ。

目的地カードは、いきなり博多・宮古…長すぎっと思ったけれど、ほとんどが新幹線ルート。
これは完成できるとよんでキープ、4枚中1枚だけ戻すことにしました。
戻した1枚は、東京都内…1回目のプレイで東京都内がきつかったので2枚もあった都内を1枚に減らしました。

いつものように、最初はみんな地図を確認しつつ電車カードを集める…と、2号が都内を走り始めた!
わたしも慌てて都内をおさえる…2号のゲーム勘、コワイです(笑)。

1号はそのあともひたすらカードを集めまくり、夫はなぜか新幹線でも走れる区間をご丁寧に普通電車で走る…2号が「ここなら新幹線もあるのに」と言ったら、「いいんだ。新幹線じゃなくて普通電車でのんびり旅行したいんだ」とのこと。

…それ、本当の旅行ならわかるけど…まぁいっか(笑)。

わたしは新幹線から出る単線をちまちまおさえつつ、あとは新幹線だけという状態で新しい目的地カードを取ることにしました。
新幹線を走らせるなら、新幹線を使ってもっといろんなところに行けると思ったのです。
かなり早い時点で目的地カードを取ったので、他の3人は唖然(笑)。
手持ちの目的地カードが全部できあがってから取ったのでは、完成できなくてマイナスになるなというヨミもありました。

このヨミ、今回はあたりでした。
引いたカードがまさに新幹線つかう路線と、新幹線にプラスしたら完成の路線だったのでキープ。
そのあとは、新幹線コマをおきつつも、自分の路線もおさえる…途中2号と新幹線がかぶっていることに気がつき、その先の新幹線をおくことに。
2号の新幹線がどこまで走るかわからなかったのですが、2号は東北から新幹線をひきはじめたので、少なくとも東京までは走るだろうと(笑)。
それが当たりだったらしく、あとで2号に「まま、ずるい!新幹線全然ひかなかった!」と怒られました(笑)。
確かに東北から東京はほぼ2号がひき、東京から九州はわたしと1号がひいてました。

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今回は九州がすいてました

わたしたちが新幹線で騒いでいる間も、夫は黙々と普通電車を走らせる…と、「あ、コマが足りない!!」…そう、新幹線を全然走らせず、すべて手持ちの電車コマでやろうとした夫は、すぐにコマ切れ(肉ではない)。
そこから新幹線に文字通り路線変更(笑)。

前回間違えた「新幹線が2個以下」で「プレイヤーの1人の電車コマも2個以下」であと1巡して終了をきちんと行って、ゲーム終了。
前回は、間違えて新幹線がまだ3つ残っていたのに、プレイヤーの1人の電車コマが2個になったらすぐ1巡して終了してしまったのです(ちなみに夫の電車コマが2個になりました・笑)。
新幹線の開発得点はもちろん2号がぶっちぎり、夫は新幹線を使わない作戦大失敗、1号は高知行きチケット2枚もあったのに、新幹線から高知をつなぎ忘れ(!)マイナスくらう…わたし、2号、夫、1号の順番でした。

日本マップは、新幹線のおかげでずいぶん穏やかな(笑)ゲームになったなぁと思います。
かちあうときはかちあうけれど、それでも救済策が残っていることが多くて、もめずにあきらめずにすみます(ドイツでは、真剣に吐きそうになったし、スカンジナビアでは2号とわたし大げんかしました・笑)。
のんびり楽しめて、これはこれでいいなと思いました。

チケットトゥライド日本 その2