紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

魔法の山(Zauberberg)

ビー玉転がし(笑)!

魔法の競争が始まる!
魔法使いバルドゥインは、魔法の山のふもとに暮らしています。
バルドゥインは、弟子に魔法を教えるために、魔法の光を操って弟子たちを呼び寄せます。
魔法の光は、秘密の森を抜ける道を示してくれます。
ところが、魔女もその光をたどろうとするので、魔法の山の谷への競争が始まります。
きみたちの魔法を見せつけ、転がり落ちる魔法の光をうまく利用し、弟子だけがバルドゥインのもとにたどり着けるようにしよう!

No.427

・魔法の山(Zauberberg)

・Jens-Peter Schliemann und Bernhard Weber

・Amigo

・5歳から

・1人から4人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

・Kinderspiel des Jahres受賞(2022年)

「魔法の山」(Zauberberg)は、2022年のKinderspiel des Jahresを受賞。
他のノミネート作品(「クアック&コー / クアックスと仲間たち」「auch schon clever」)は購入して遊んで、しかも発表前に記事にしてブログにあげたのに、「魔法の山」はノータッチ(笑)。
あぅー、ゲームブロガー失格(笑)?
でも、発表前にネットで説明書を読んだら、「これは大人も楽しめるタイプだなぁ」と思って興味はわいてました。
なので、受賞が決まったら、「…やっぱり遊んどく?」ということに(笑)。
ネットショップは軒並み売り切れでしたが、実店舗にて発見&購入。

さて、ルールは。
…見たまんま(笑)。
ななめになったボードに魔法使いの弟子と、魔女を指定の位置に置きます。
ビー玉は布袋に入れます。

手番のプレイヤーは、布袋からビー玉を1つ出します。
出たビー玉をボード上部の5つの通路から1つ選んで、そこにビー玉を入れます。
ゲーム開始時は、そこに弟子がいるので、その弟子にビー玉がぶつかったことになります。
ビー玉がぶつかった弟子と魔女は、一番近いビー玉と同じ色のますに移動します。
移動させた後、ビー玉が他の弟子と魔女にぶつかったら、それも移動します。
魔女が3人ゴールする前に、弟子が4人ゴールすれば、プレイヤー全員の勝ちです。

さぁ、谷を目指せ!

天気のよい午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明するけど、1回やればすぐ分かる簡単ルール。
さすがKinderspiel des Jahres(笑)!

まず、私がビー玉を出すと…青。
わたし「んで、これをこの通路のどこかに置くわけ。そうすると、今なら弟子にぶつかったということで、その弟子が先に進む。そのあともビー玉にぶつかったフィギアは進めるわけ」
2号「そしたらさ、ここにビー玉置いて、弟子をすぐ青いますに置いて、またぶつかったら、もっと先に進めるの?」
わたし「進める」
1号「え、進めるの?…ちょっとずるくない?」
わたし「うん、このゲームね、子ども向けだからか、このあたりが結構おもしろいことになってる。弟子は先に進めたいから、弟子は素早く動かして、魔女の時はのーんびり動かして、ビー玉落とすってのもありってはっきり説明書に書いてあったよ」
1号「ふーん…」
わたし「だってさ、ビー玉が途中で止まってしまったら、自分の行かせたい方向に押していいって書いてあったもん」
2号「え、それいいじゃん!」
わたし「うん、そう思う」

まずは青いビー玉

というわけで、青いビー玉は、ここ(左から2番目)にセット。
わたし「これ、急げば次の青いますでもう一回ぶつかるはずだよね」
2号「かなり急がないとだめだけど」
ちょっと深呼吸(笑)して、そーっと弟子を持ち上げ、しかも弟子を気持ち右に傾ける(笑)感じで持ち上げ、一気に目の前の青いますへ!

ギリギリ!

わたし「うおー、ギリギリ間に合った!!」
2号「かなりやばかったね(笑)」
1号「でも、これでもう1ます進めるわけか」
わたし「そう、一気に…ここっ!」

ちょっと波乗りみたい(笑)

わたし「すごい進んだじゃん!」
魔女、ごぼう抜き!
説明書を読んだときは、「これ、場合によってはかなりきついんじゃないかな…」と思ったけど、意外に楽勝そう。
…って、たった一手番で何言ってんだかっと、あとで思い知る(笑)。

次は2号。
出したビー玉は、赤。
2号「赤…なら、ここに置いて、2回進むようにする」
1号、わたし「そうだね、それがいいよ」

2連発を狙ったものの、ビー玉に嫌われて、違う道を流れる…ところが、その先にはさっき進んだ弟子が!
2号「そしたら、この弟子が、次の赤いますに進むのか」
わたし「そう、すごい、一気にゴールが近づいた!!」

一人でずんずん進む

なーんだ、そんなに大変じゃないじゃん!と思った次の瞬間。
1号、魔女にぶち当てる(笑)。
1号「あ、ここはますがうまってるから…一気にここ??」
なんか、魔女の一斉移動みたいな感じ(笑)。

えー、そんなに行くの??

当たり前といえば、当たり前だけど、下のほうにいるフィギアはビー玉が当たりやすい。
下に進めば進むほど、ぼーっと突っ立ってるだけで、当たるような感じ…

魔女だけが進んでるような…

わたし「なんか、魔女だらけなんだけど?」
2号「そうしたくないけど、どうしてもぶつかっちゃう!」
1号「しかも、その色の次のますがうまってると、一気に進んじゃうし…」
わたし「弟子、全然降りてこれないのはなんで?」
2号「ビー玉にぶつからないからでしょ」←当たり前(笑)

また魔女…

そういいながら、また魔女が進む…
さっきから魔女ばっかり進めてる気がする…

真剣に魔女が憎たらしくなってくる…

上に残っている弟子と、真ん中あたりにいる弟子、2連発を狙うものの、1列ずれて魔女にヒット、のパターンが多すぎて、追いつめられる(笑)。
狙うと当たらず、狙ってないほうが当たる…
そして、狙いすぎて、誰にも当たらず、魔女が1つ進んだり(笑)。

やったぁ、一人ゴール!

でも、ようやく弟子がゴール!!
…と思ったのに、しっかり魔女にも当たってしまい、魔女もゴール…
2号「これ、結構難しいじゃん」
1号「うん、魔女数少ないのにガンガン来る」
わたし「ほんと、どうやっても魔女ばっかり進んでる気がする…」
2号「弟子、不利だな、すごく上からスタートだしさぁ」

尻馬に乗っているとしか思えない魔女たち(笑)

弟子たちは、懸命にゴールを目指すけど、魔女は余裕で進んでいく感じ。
途中、1号のビー玉がひっかかったので、説明書通りに行ってほしい方向にちょんっと押す。
その先にいた弟子も進んで、かなり後押ししてもらった(笑)。

壁、できてるし(笑)

下のほうで壁になってしまったので、誰かが当たる状態(笑)。
ここで、魔女にあたると確実にゴールされてしまうので、何としても避けなければ…

ここで、1号はスカート作戦に出る(笑)。
まぁ、実はスカートではなくて、ガウンのすそなんだけど、その傾斜を使って気持ち(あくまで「気持ち」)ビー玉をコントロール(笑)。
1号「これをこうして…」
見事、弟子にぶつかり、弟子ゴール!!…まあ、文字通り玉突き衝突で魔女もゴールしちゃったけど、あと1人弟子がゴールしたら勝ち!!

…そうなると、なんとしても魔女はゴールさせたくない。
出てきたビー玉は、紫。
2号「狙ってもしょうがないよ、とにかく魔女にぶつからないように入れて?」
…それができたら苦労はない(笑)。
わたし「そしたら、この辺でどうかな。ここなら、真ん中あたりで魔女にはぶつからないと思うんだけど…」
1号「うん、そこでいいよ」

というわけで、紫を放り込むと…うまーく弟子だけにあたってくれた!
わたし「あ、そしたら、これで…4人目ゴール?」
2号「だね」

4人目!!!!

結構悩んだけど、最後はあっけなくゴール(笑)。
わたしたちの勝ち!
1号「止まったビー玉を好きなほうに押せるってのはよかった。単純だけど、楽しかった」
2号「簡単かと思ったら、結構難しかった。わかりやすくておもしろい」
とのことです。

 

おもしろかったです!
どこにビー玉を置くか、何を狙うか、要はそれだけなんだけど、みんなで相談しながら遊ぶのは、とっても楽しい!
子ども向けではあるけれど、大人も十分楽しめるし、みんなで一喜一憂しながら遊ぶのが正しいのではないかと(笑)。

なにより、「ビー玉が途中で止まったら、好きな方向に押し出せる」というルールが、ゲームの雰囲気を盛り上げていると思います。
公平に、とか、平等にって、とても重要視されるけど、ビー玉の転がり方が読めない以上、弟子に味方するルールがあっていいと思うし、このルールでビー玉も味方にできるのは、よりゲームに入り込むことができると思います。

個人的には、今も「クアック&コー」のほうが好きですが、このゲームの一体感、みたいなのは、確かに「クアック&コー」にはないかな。
コロナ禍で、ギスギスした世の中だけど、ゲームの世界ではみんなで協力して楽しめるのが求められているのかなと思います。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日は、気持ちよく晴れました!
雨も降らず、ちぎれ雲が流れるぐらいで、気持ちのいい青空!
また暑くなるのかと思っていたら、なんとか過ごしやすい気温でとどまってくれました。
天気と一緒に気分も上向き!

その2
2号出発。
…めっちゃ早起きだったので、そのあと寝ようかと思ったけれど、変に眼が冴えて眠れない…
これって、お昼ご飯の後めちゃくちゃ眠たくなるパターンだなと思ってたら、ホントにそうでした(笑)。
でも、お昼のあとはやることいっぱいで、眠くなってる場合じゃなかった(笑)。

その3
今日は水曜日なのに、なぜか木曜日と思い込んでいて、しなくてもいいことをして取り消す、を何度か繰り返す…わたしの脳みそ、マジでダイジョウブ(笑)?

その4
やることが多すぎてうんざりしているけれど、できることから1つずつ、と心がけるようにしたら、少し気がラクになりました。
がんばれ、わたしっ!

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪