クリプティッド : 存在が証明されていない、あるいは確定していない生物
あなたは、映像情報を得て、関連性について調べ、どんなに小さな情報でも集めた。
もう少し、もう少しで、世界中がクリプティッドの隠された真実を知ることになり、あなたは、未確認動物学の学者たちの羨望の的となるだろう。
No.424
・Hal Duncan und Ruth Veevers作
・Skellig Games / Osprey Games
・10歳から
・3人から5人
・時間…30分から50分
・日本語化…必要ですが、日本語版が出ています
「クリプティッド」は、2018年発売です。
わりとすぐにおもしろいと評判になりましたが、オリジナルは英語版。
しかも、英語を読んできちんと理解しなければゲームにならないと知ったので保留していたら、ドイツ語版が出る前に日本語版が出ました(笑)。
このままドイツ語版は出ないのかなぁと思っていたら、ようやく発売のアナウンスが!
…と思ったんですけどね、出たっていうけど実物全然見かけない(笑)。
しかも、値段…たっか(笑)!
これは、スルーだなと思った矢先、なんとKennerspiel des Jahresにノミネートされちゃった(笑)。
Spiel des Jahresの候補作は、リスト入りも含めてそこそこ遊んでいましたが、Kinderspiel des JahresもKennerspiel des Jahresも全滅(笑)。
一応「ボードゲームブログ」を名乗っている以上、Kennerspiel des Jahresにもちっとは手を出しといたほうがいいかなぁと改めてノミネートリスト見たら、
・デューン インペリウム…どう考えても、ウチのキャパ越えの難しさ
・リビングフォレスト…おもしろそうだけど、ウチの好みではないかな?
で、消去法で前から気になっていた「クリプティッド」と相成りました(笑)。
さて、ルールです。
問題カードを1枚選んで、その通りにボードを組み立てます。
指定の位置に指定の建物も置きます。
各プレイヤーは、同じ色のキューブとチップを受け取ります。
問題カードを裏返し、裏に書かれた情報ブックを各プレイヤーに1冊ずつ配ります。
各プレイヤーは、カードにかかれた番号の情報を確認します。
まずスタートプレイヤーから順番に、クリプティッドがいない場所にキューブを置きます。
それから手番がきたら…
1.ボードの1ますを選んでこまを置き、プレイヤーをひとり選んで「ここにクリプティッドはいますか?」とたずねます。
→「はい、います」
答えたプレイヤーは、自分のチップをそのますに置きます。
→「いいえ、いません」
答えたプレイヤーは、自分のキューブをそのますに置きます。
手番のプレイヤーは、自分の情報ではクリプティッドがいないますに自分のキューブを置きます。
2.このますにクリプティッドがいると思ったら、そのますに自分のチップを置きます。
→時計回りに、全員そのますにいるか、いないか答えます。
いる…チップを置きます。
いない…キューブを置きます。
全員チップを置いたら、そのますにクリプティッドがいることになり、チップを置いたプレイヤーの勝ちです。
誰かがキューブを置いたら、そこでいったんストップし、チップを置いたプレイヤーはクリプティッドがいないますに自分のキューブを置きます。
クリプティッドのいるますを見つけたプレイヤーの勝ちです。
家族で遊ぶ日(261)。
連休の中日、全員そろったのでここぞとばかり「クリプティッド」を出してみる!
こういうのって、タイミングのがすとなかなかできなくて、気がついたらSpiel des Jahres発表!ってことになりかねないので、めずらしくサッサと手を打つ(笑)。
ざっとルール説明。
「あのね、このボードのどこかに未確認生物がいるの。で、全員1つずつ情報をもらう。他の人の情報を推理しながら、未確認生物がいるますを探し出すの」
…すでに誰も理解できてない顔(笑)。
情報ブックを見せて、カードを見せて、説明の図を見せたら、1号と2号は理解…夫は…
…やっぱり夫が難関だった(笑)。
わたし「で、質問の答えがJaだったら丸いチップ、Neinだったらキューブを置く」
2号「ちなみに、法的には丸が男性で四角が女性でーっす」←関係ない情報を混ぜるな(笑)。
夫「で、何かを探すんだよね?」
わたし「未確認生物」
夫「???」
わたし「未確認生物…まだ発見されてない生き物」
夫「?????」
1号「あー、えーっと、宝物だと思えばいいかも。宝探しだよ、これ」
夫「あ、宝ね、宝を見つければいいのか」
…どうやら夫がひっかかったのは「未確認生物」だったらしい(笑)。
でも、確かに宝探しのほうがしっくりきそうな気がする…ウチには(笑)。
1号、ナイスアイディア!
全員情報ブックをもらって、情報の番号を確認。
わたしの情報は…「森か、沼にいる」ふむ。
ところが、ここで残りの3人が「え、これ意味分かんない」「どういう意味?」…あげくの果てに情報を音読しようとしたやつ1名(笑)。
「待って、情報は他の人にいっちゃだめなの!詳しい説明は、情報ブックの裏か、説明書のこのページに書いてある」と言ったら、3人で説明書の取り合い(笑)。
…前途多難(笑)。
よかった、ドイツ語バージョンで(笑)。
みなさん、セルフサービスでどーぞ(笑)。
すったもんだの末、ようやくスタート。
最初の2手番は、キューブを1つずつ置く。
ある程度情報をまいておくという感じ。
そして、わたしがスタートプレイヤー。
…って言ったって、序盤はあてずっぽ。
適当にこまを置き、「2号、ここにいますか?」
2号「いませーん」
2号はそのますにキューブを置き、わたしも自分のキューブを1つ別のますに置く。
それを見ていた夫、「あー、そういうことか!もし、2号がいるってことになったら、丸いのを置くのか」(いや、2号はいないけどさ…)
わたし「その通り!」
そして夫。
「紺碧、ここに宝はありますか?」
「ないです」
わたしも夫もキューブを置く…やっぱり宝っすか…
2号は1号に「ここに宝ありますか?」「ない」
…もうさ、宝でいいよね、未確認生物って言いにくいしさ(笑)。
序盤は、ほとんど「いません」「ないです」で進んでいく。
どこだー、宝…じゃなくて未確認生物(笑)。
うーん、どこだろ、2号の情報が分かんないんだよなぁ…なんて考えてたら、夫が「あ、間違えてたかも!!」
わたし「え?」
夫「…たぶん、間違えた。勘違いしてるよ、ぼく」
わたし「えーっと、そういう場合は、間違ったやつを訂正して、訂正した分キューブを置くんじゃなかったかな?」
夫「でもさ、最初っからやり直さない?たぶん、ぼく分かったと思うし、ちゃんとやってみたいんだけど?」
…まぁ、そこまでいうなら…と新しい問題カードを出して、再度ボード設定。
情報も確認し直して、再スタート!
…って、今回の情報、結構めんどくさいんですけど(笑)。
前回は○○にいる、だったのに、今回は…わたしも説明書のお世話になる(笑)。
これ、訳した人、大変だったろうなぁ…
2号「パパ、ここに宝ある?」
夫「…えーっと、ある」
夫、湖にチップを置く。
ふーん、夫の情報は湖の中、なのかなぁ…
…と思ったら、しばらくして夫「あ、また間違った!僕1つ間違って置いてる!」と言うので、「じゃあ、今度はルール通りにね」ということで、訂正…
え?湖じゃなかったの(笑)?
ゲームはどんどん進行するけど、進行すればするほど分からなくなる(笑)。
どうやら2号が森に接している、夫は沼、というのは分かったけど、1号がなぁ…
でも、2号と夫、わたしの条件を合わせると…ここかな?と思う場所があったので、チップを置いてみる。
夫「え、こういうときはどーするの?」
わたし「もし、あなたのヒントでここに宝があるなら、チップを置く、宝がないならキューブを置く。全員のチップが集まったら、ここに宝があることになるわけ」
夫「なるほどー」そう言いながら、夫もチップを置く!
そして、2号もチップを置くっ!
これは来たね、久々に来たね(笑)!
…と思ったのに、1号、キューブ…えーーーーー(笑)!
違うのか…でも、夫が沼である以上、沼で探さないとなぁ…
全員目を皿のようにして無言(笑)。
そして、わたし2度目のチャレンジ。
「ここにいると思います」
夫…チップを置く。
2号…チップを置く。
1号…「だからー、そこにはいないんだって」…キューブを置く!
その後、1号もチャレンジするものの、2号がキューブだったり、わたしがキューブだったり。
1号「これさー、誰か間違えたんじゃないかなぁ。だって正解ないよ?」
2号「うん、沼もうほとんどないじゃん…」(夫が沼というのは共通認識・笑)
わたし「どうしようか、でも、もう少しやってみる?それでもだめなら、しょうがないけど…」
夫「うん、もう少しやってみようよ、たぶん分かったと思うから」
え???
夫、砂漠のますにチップを置く。
え、だって、あなた沼じゃ…
2号…チップを置く。
1号…チップを置く。
わたし…チップを置く!
わたし「えーーーーっ、ここにいる…じゃなくて、あるの??」
1号「え、でも、パパの情報って沼じゃないの?」
2号「沼でしょ?」
夫「沼ばっかりで忘れてたけど、ぼくの情報は沼と砂漠だった」
…マジっすか(笑)?
そんなわけで、夫の勝ち(笑)。
あー、おもしろかった!!
納得のノミネート!!
Kennerspiel des Jahresにノミネートだったので、難しいのではないかとおびえてましたが(笑)、意外にもウチの家族でも充分遊べました。
未確認生物じゃなくて、宝で理解するってのがポイントだったらしい(笑)。
ルール自体はめちゃくちゃシンプル。
いるか、いないか、だけ。
でも、各人がヒントを1つずつ持っているというのが、とてもよく機能しています。
ただ、その分情報はすごく重要。
これがきちんと理解できないと、ゲームとして成り立たなくなります。
だから、対象年齢10歳からなんだろうなと思いました。
ドイツ語ネイティブたちも、説明書の補足説明を熟読してましたから、この点でKennerspielの対象になったのかもしれません。
1号「とってもおもしろい!推理するのが楽しかった」
2号「みんなで探すって感じで、すごくおもしろかった!」
夫「これ、おもしろいね。またやりたい!」
全員気に入ったようなので、これは何度か遊んでみたいです。
☆今日のありがとう☆
その1
ようやく、ようやく、ようやく夏って感じの日!
雲がほとんどない青空が広がって、「あー、夏が来た!」っとニコニコ。
すっごくいい感じ~!
その2
1号が日本語で買い物メモを書く。
途中で頭を抱えていたので、やったな…と思いつつも、わたしは見るヒマがなく。
すると2号が買い物メモに目を通し…「マジ?1号、ひらがなヤバい?これ…間違えてるよ?ひらがななのに!」
…母、恐怖で見れません(笑)。
その3
とはいうものの、書かないと忘れるのはわたしも同じ(笑)。
最近はほぼ手書きしてないからなぁ…わたしもヤバいかも(笑)。
その4
今日の夕飯は、なすと豚肉のみそ炒め。
「おいしいんだけど…豚肉が薄切りならもっといいのに…(こっちでは薄切り肉売ってません)」とつぶやいたら、2号「うん、日本の薄切りならもっとおいしいだろうなって思った」1号「薄切り肉もそうだけど…なす、もう少し小さい方がいいな…」
…そっちっすか(笑)?
その5
いずれにせよ、家族はおいしいと言ってくれたので、よかったです(笑)。
その6
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪