紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

うんちしたのだあれ?(Krasse Kacke)

カードが厚いのには理由があった(笑)

Krasse Kacke(ステキなうんち)…リビングルームのど真ん中に、うんちしたのは誰?
「わたしのオウムじゃないよ、わたしのネコでもないよ」…あちこちからそんな声が聞こえるけれど、誰かがうんちしたことには間違いないのです。

No.411

・うんちしたの誰?(Krasse Kacke)

・Jonathan Favre-Godal作

・Pegasus Spiele

・6歳から

・3人から6人

・時間…5分から15分

・日本語化…必要ありません

「Krasse Kacke」は、spielbox 1.2020でKaddy Arendtさんのベスト7の5位でした。
調べてみたら、簡単でおもしろそうだったので、興味がわいて購入。
グラフィックは好みではないけれど…まぁ、興味のほうが勝ちました(笑)。

さて、ルールは。
各プレイヤーは同色のカードセットを受け取ります。
うんちタイルを、わきに置きます。

手番のプレイヤーは、手札から1枚カードを選んで、場に出します。
その際出したカードの動物を宣言します。
たとえば、ウサギのカードを出しながら「うんちしたのは、ウサギではありません、ネコです」と宣言します。

他のプレイヤーは、より速くネコのカードを出します。
1番早かったプレイヤーは、場のウサギのカードの上に、自分のネコのカードを置き、「うんちしたのは、ネコではありません…○○です」と続けていきます。

ラウンドは、

・誰もカードが出せなかったとき
宣言された動物のカードを誰も持っていなかったら、宣言したプレイヤーの負けで、うんちタイルを1つ受け取ります。
・手札を持っているプレイヤーがひとりになったとき、
他のプレイヤーは、手札をすべて出し終えて、誰か1人だけ手札を持っていたら、そのプレイヤーは、うんちタイルを1つ受け取ります。

のいずれかで終了となります。
場のカードをもとに戻して、次のラウンドを始めます。
誰かがうんちを3つ集めたら、ゲーム終了です。
うんちを3つ集めたプレイヤーの負けです。

グラフィックは…まぁ…

天気の悪い午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールを説明するけど…簡単すぎてイメージがつかめない(笑)。
1号「え、それだけ?」
わたし「うん、それだけ。たぶんね、3人で遊んでもそんなにおもしろくないかもしれない。4,5人のほうがいいんじゃないかなぁとは思う…」
2号「…いいや、とにかくやってみよう」

まず、わたしがスタートプレイヤー。
オウムのカードを出しながら、「えーっと、うんちをしたのはオウムではありません…ネズミです」

オウムのわけないよねー

1号、手札からさっとネズミを出す。

だんっ!

すると2号「え、これ、ネズミじゃないでしょ、ハムスターでしょっ」
…あ。
確かにそうだ(笑)。
「ごめん、じゃあ、次からハムスターね」とわたし。

1号、「うんちをしたのはハムスターじゃありません、ウサギです」
わたし、ウサギを出す。
2号、僅差で間に合わず。

わたし「うんちをしたのは、ウサギじゃありません…魚です」
2号、ようやく魚を出す!
2号「やった!」

そんな感じで、進んでいく。
途中、「これ、なんでこんなに厚いカードなのか分かった。このゲーム、薄いカードだったら、すぐ破れるよね」と2号。
わたしも、最初はなんでこんな分厚いカードなんだろうと思ったけど、遊んでみて分かった、薄いカードじゃ1回遊んだだけでビリビリ間違いなし(笑)。

というのも、たった3人で遊んでも、全員素早くカードを出そうと必死になり、カードの衝突が起こる。
これ、4人、5人、はたまた最多の6人で遊んだら、大変なことになりそう(笑)。

序盤は、せっせとカードを出すだけだったけれど、中盤で3人ともはたと気がつく。
「どのカードが出たんだっけ?」(笑)
特に初めてのプレイでは、動物の構成を覚えていないので、自分の手札からなくなると、もう思い出せない(笑)。
「何があったっけ?何が出たっけ?何出したっけ?」と四六時中考えている状態。

それに気がついたので、3人とも宣言が微妙に遅くなる(笑)。
2号「えーっと…うんちしたのは…カメじゃありません…うーんと…ネコ…です」
1号、動かず。
わたしも動かず(笑)。
2号「え、もうネコ、全部出た?」
1号「うん、持ってない」
わたし「うん、わたしも持ってない」
2号「…てことは…」
わたし「そう、2号がうんちゲット(笑)」

1ラウンド目は、2号がうんちした犯人(笑)。

1号「なるほどね、分かった、これ」
わたしも「うん、分かったかも」
2号「分かんないっ」…でしょうね。

2ラウンド目は、2号から。
2号「うんちしたのは、ネコじゃありません…カメです」
わたし、僅差でカメを出す。
わたし「うんちしたのは、カメじゃありません…カメです」
1号、カメを出す。
2号「同じ動物ってずるくない?」
わたし「でも、説明書にはやっていいって書いてあるし、こうしたらもうカメかなり少ないって覚えてられる」
1号「せこいな、それ」(笑)
うるさい、記憶力がないんだから、そういう手を使うしかない(笑)。

2ラウンド目になると、1号と2号は、次言われそうなカードをすでに準備するようになる(笑)。
なんでそんな予想ができんだろっと思ったら、わたしが序盤で出したオウム、わたしが存在を忘れたために、全く出て来なくなってたという(笑)。
途中で、1号が「うんちしたのは、ハムスターではありません…オウムです」と言ったら、2号準備してたカードを速攻で出す。
そのあと、2号「うんちしたのは、オウムではありません…オウムです」と言えば、1号が準備してたカードを出す。
そこでわたしは「あ、オウムってカードあったっけ」と思い出したという(笑)。

今回は、なんと2号が最後の1枚を見事に出す!
そしてっ「うんちしたのは、ハムスターじゃありません………………ウサギですっ」
…しーん…(笑)
2号「えー、2人とも持ってないの??」
1号「持ってない」
わたし「持ってない」
…せっかく最後の1枚出したのに、結局2号2つ目のうんちゲット(笑)。

3ラウンド目。
3人ともかなりカード構成を覚えたので、序盤はハイペースで進む(笑)。
1号と2号が交互に出す展開になり、わたしめっちゃ不利(笑)。
終盤、なんとか滑り込んで…「うんちしたのは、ウサギじゃありません、ネコです」
すると、2人ともカードを出そうと飛び出す…一瞬の差で、2号がネコを出す。
そうか、2人ともネコ持ってんだ…と思っていたら、2号「うんちしたのは、ネコではありません。ネコです」…まぁ、そう来るよね。

…ところが、1号動かず。
わたしも持ってない…
あ。
1号、カマかけたな!!!

ダウトじゃないって(笑)

1号「うん、実は持ってない、ネコ」
えええーーっ!!
2号「ずっりー、持ってないのに出すふりしたの?」…そののち大爆笑(笑)。
2号、見事に3つ目のうんち獲得。
ということで、2号の負け、1号とわたしの勝ち(笑)。

こりゃーおもしろいってんで、もう1回。
1ラウンド目…前回ボロ負けの2号、本気出してきた(笑)。
速さじゃ、若い2人に勝てない私、あっさりうんち獲得。

2ラウンド目…いい感じに2人にくいこんだわたし。
おっしゃーっと気合い入れて、サクサクと出していく。
そして、1号残り2枚、2号残り3枚、わたし残り2枚…
「うんちしたのは、金魚ではありません…イヌですっ!!」

1号、2号「はぁ?????」
え?
1号「まま、イヌのカードって…」
2号「ないと思うよ?」
…うっそーっ。
あわてて説明書を確認…ホントだ、ないぃぃぃぃ!
当然、1号も2号も大爆笑…するよな、そりゃ。
おめでとうございます、わたし2個目のうんち獲得です(爆)。

イヌ、いなかったっけ…?

このまま、わたしがぼろ負け一直線かと思えば、3ラウンド目で1号がうんち獲得。
4ラウンド目は、1号が見事に1ぬけ。
なんと、2号もわたしも手札1枚残して、2号が手番。
ということは、2号は確実にわたしのカードを当てなければいけないわけで。
2号が悩んでいる間、1号もわたしもくすくす笑いが止まらない(笑)。
2号「うんちしたのはぁー、魚じゃなくてー、うーんとー……………オウム??」
わたし「ぶぶー、ウサギでしたー!!」
2号も見事(笑)うんち獲得。

とはいうものの、わたしが崖っぷちということには変わりなく(笑)。
5ラウンド目では、1号と2号に交互にカードを出され、ようやくわたしが食い込んだと思ったら、2人の手札合計たった3枚…げー、何が残ってるか全然分かんないんですけどー。
わたし「うんちしたのは、ネコじゃありません、ウサギです…」
2人ともしーん…
わたし「えーっ、2人とも持ってないの?」
1号「持ってない」
2号「持ってない」
わたしの手札、まだ5枚もあるのにー。

この手札の差…

わたしぼろ負け、勝ったのは1号と2号。
ちっ、くやしーっ(笑)。

 

これは、めっちゃ楽しいっ!!
短い時間で、どんどん視点が変わっていくのがおもしろい!
最初はあてずっぽでもなんとかなるけど、先に進むにつれ、何がどれだけ出たのかを思い出す必要が出てくるので、おのずと考えるようになります。
1号がやったようにハッタリかましたり、あるいは同じ動物で刻んだり、いろんなアクセスの仕方があり、遊んでいてとてもおもしろい。
しかも、最低3ラウンド遊ぶので、当然記憶がごっちゃになります。

しかも、スピード勝負だけではないのです。
例えば「おばけキャッチ」や「ジャングルスピード」は、反射神経で勝負がついてしまいますが、「Krasse Kacke」は速いだけじゃ勝てないっというのがおもしろさ倍増(笑)。
1号も2号も調子よくカードを出して、ふと宣言するときに立ち止まるのがおかしくて、つい吹き出してしまいました。

よくもまぁこんな少ないシンプルなルールで、これだけちゃんと盛り上げるゲームにしなと思います。
遊ぶ前は、3人じゃおもしろくないんじゃないかと思ってましたが、とんでもない!
3人でも充分楽しかったし、これ4人、5人、あるいは6人で遊んだらどうなるんだろうと興味深々です。

ちなみに、グラフィックは…あんまりわたしの好みではないのですが、遊んでいるうちに、全員「やってませんっ」という顔なのに気がつき、これはこれでアリかなと。
まぁ、ハムスターをネズミと間違えて、いないはずのイヌを宣言したわたしの感想には説得力ないですね、ハイ(笑)。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もすかっと晴れて青空!
いい気持ちでした~!

その2
髪をまとめようとクシでとかしていたら…ばきっと衝撃!
…クシ、折れました(笑)。
あまりの出来事に、頭真っ白…というのも、実はこのクシ、わたしが中学生のころから使っているもの。
使いやすくて、旅行にも持っていくお気に入りなのですが…でも、中学生だったということは、わたし一体何年使ってるんだ??
これじゃー、クシやさんも商売あがったりだよね…
きっと、何かからわたしを守ってくれたんだと思うことにしよう…いままで本当にありがとう。

その3
折れたクシを机の上に置いておいたら、帰宅した2号「ままっ、どうしたの、これっ!!」
わたし「折れちゃったんだよね…」
2号「え、だって、これ、ままのお気に入りだよね?ずっと使ってるんじゃなかったっけ?」
わたし「そう。結構ショック…」
2号「…そしたら、日本に帰ったら100円ショップで探そうね」
やさしい言葉をありがとう。

その4
帰宅した1号もクシを発見し、「ねぇ、このクシ、壊れたの?」
わたし「うん。髪とかしてたら折れちゃった」
1号「え?ものすごく長くつかってるんじゃなかったっけ?」
わたし「中学生のころからだったと思う…気に入ってたんだけどね」
1号「ショックだね。新しいの、探そうね」
やさしい言葉をありがとう。

その5
ちゃんと気がついて、声をかけてくれるいい子たち。
いい子に育ってくれて、ホントにありがとう。

その6
ちなみに、夫は…もちろん気がつきません(笑)。
そーゆー人です(爆)。

その7
乾燥わかめのパッケージに「磯のかおり」と大きく書いてある…ふーんと思いながら、袋を開けると、あ、ホントに磯のかおり!!
瞬間海辺にいるようで、いい感じ!
日本でホントの磯のかおりに囲まれたいです。

その8
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪