紺碧のSpielplatz

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世界でイチバンの島(Insel toppen!)

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今度は島で勝負っ!

大きな島、小さな島、寒い、平地、暑い、あるいは雨…クールな島遊びで、見つけ出してください!

No.395

・世界でイチバンの島(Insel toppen!)

・Matthias Jünemann作

・Drei Hasen in der Abendsonne

・8歳から

・2人から5人

・時間…30分から40分

・日本語化…必要ですが、和訳シートがあればなんとかなるかも(笑)

「世界でイチバンの島」は、Drei Hasen in der Abendsonneの2021年の新作です。
前作「世界でイチバンの国」がとてもおもしろかったので、気になってはいたのですが、似たようなゲームはスルーした方がよいというアドバイスにより、当初はちゃんとスルーしてました。
でも…あちこちでおすすめされて、しかも「世界でイチバンの国」よりおもしろいという意見まで…
箱をよく見たら、北海道って書いてあるし、もうこれはあきらめようと購入(文章がオカシイけれど、気にしないでください・笑)。

さて、ルールですが。
「世界でイチバンの国」とほぼ同じです。
違いは、ダミーカードがある点。
つまり、「世界でイチバンの国」では、紙テープの上下に数か所空白ができましたが、「世界でイチバンの島」では全部カードでうまることになります。
これは、とてもいい変更!
できれば、今からでも「世界でイチバンの国」のダミーカード売って欲しい(笑)。

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テーマカラーの青が海っぽくていい!

天気のよい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
「世界でイチバンの国と同じ。ただ、ダミーカードがあるので、紙テープの上下全部カードおける」と説明すると、1号も2号も「あ…そしたら、どこにカードがないか分からないわけね」と一発理解。
賢いお子たちだのう(親バカ全開)。

さて、1ラウンド目。
カードを配って、ダミーカードも配る。
そして、表を見る…へー、こんなにいっぱいあるんだ、島…というのが第一印象。
見たことも聞いたこともない島ばっか(笑)。

今回は、「面積」「高地・低地」「気温」「雨量」「人口」「人口密度」で勝負。
2号「最初は難しいんだよね、このゲーム。この辺かなっていう見当が全然つかない」
1号「そうそう、何回かやればこんなもんかなって思うんだけど…」
だもんだから、とりあえず今ある手札で比べて「これが一番大きいから、ここ」とか「これが小さいからここ」って感じで並べる。

すべて置き終わってから、空いたところにダミーカードもしれっと置く。

さて、まずは「面積・最大」。

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ひとくちに島といっても…

1号カナダのニューファンドランド島を出す。
2号「え、そんなおっきいのあるの?」
わたし「うっそ、桁が全然違うじゃん!」
1号、カードをすべてかっさらって、1枚裏返しにして残りを自分の前に色別に置く。

次は「最高地」。

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タダの偶然(笑)

2号はダミー。
かろうじてわたしが取る。
1号「ほんっと、見当がつかない!」
…確かに。

次は「平均気温・高い」

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これも偶然

僅差でわたしが取る。
2号「温度って一番差がつきにくいよね」
わたし「そりゃ、人間が暮らせる程度の温度で差があったら困るわな」
1号爆笑。
いや、でも、だって、そうじゃない?
1号「そうだけど…(笑)」

次は「降雨量・多い」

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クリスマス島はやっぱり強かった(笑)

1号「これも難しかった」
わたし「うん、ほとんど差がなかった」
1号「でも、2号のクリスマス島、ダントツじゃん」
わたし「うん、桁が違う…」
ここは2号が取る。

次は「人口・多い」

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これは分かった

わたし「これは取れると思う。手札のなかだけでも桁が違いすぎた」
1号「ふーん」
出したカードを見た2号「ジャワ島か、確かに多そう」
1号「北海道だったのにー(笑)」
ごめん、北海道(笑)。
わたしが取る。

そして、「人口密度・高い」

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あまったやつってヒドイ(笑)

わたし「あ、取れた。あまったの、置いただけだけど」
2号「あまらなかったから、ダミー置いた(笑)」
1号「また桁が違うよ…」
わたしが取る。

次、「面積・最小」。

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ちまちまと小さい島々

全員吹き出す。
だって、全員ドイツの東フリースラント諸島のカード出してんだもん。
1号はヴァンガーオーゲ 2号はボルクム わたしはランゲオーク。
2号「だって、これどー見たって小さかったから」
1号「うんうん」
わたし「だよね」

「気温・低い」では、なんと…

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あったかい島ばっかだったんだもん…

1号とわたし、ダミー。
1号「だって、全部暖かかった…」
わたし「同じく」
2号「絶対取れないと思ったけど(笑)」

そんなこんなで1ラウンド終了。
わたしがちょっと多いかな、ぐらいであまり差はつかない。

2ラウンド目。
わたしの手札。

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沖縄、登場っ!

沖縄がある!!
これは絶対取らねば(笑)!
かなり悩んで、やっぱりここは人口密度だろうとよんでみる。

そして、「人口密度・高い」で勝負っ!

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マンハッタンも島かよっ!

見せる前からわたしは「ここは取った!」と宣言までしたのに、2号、マンハッタンなんて仕込んでた…
1号大笑い。
くっそー…

かと思えば、「降雨量・少ない」では…

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全員ダミーってのも…

全員ダミー(笑)。
2号「雨は難しいよ」
1号「そう思う、だってどこだって雨降ってるし」(笑)
…そうか、言われてみれば、砂漠の島ってないか(笑)?

2ラウンド目終了。
わたしと1号が増えて、2号が伸び悩む。

3ラウンド目。
「降雨量・多い」では…

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やったっ、四国っ!

2号「取った、四国で!!」
1号「負けた…」
わたし「負ける以前の問題…(ダミーだった)」
でも、日本が取れると単純にうれしい(笑)。

そして、4ラウンド目。
わたしの手札は…

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そして、本州っ!

来たっ!
本州(別名・内地)っ!
これは絶対落とせない(って、さっきも言ってた)。
…どこに置こうと一瞬思ったけど、これ、置く場所一択だよね(笑)。
しかも絶対取れる(笑)。
そんなことを考えながら、本州も島だったんだなぁと思ったり(笑)。

ということで、「人口・多い」(笑)。

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本州にふさわしい場所!

見せる前からわたし「今度こそ、ここは取るっ!」
見せたら、2号「え、マジ?本州もあんの?そりゃ無理だ…」
1号「本州じゃムリだよな…」(笑)
日本で取れてめちゃくちゃうれしい(笑)。

そして、ゲーム終了。
カードを並べて計算すると、わたしの勝ち。
以下、1号、2号。

なるほど、やっぱりおもしろかった!です。
確かに「世界でイチバンの島」は、もっとおもしろくなってたっ!
ダミーカードがあるだけで、緊張感が全然違う(笑)。
ゲームに慣れてくると「あ、あの人あそこにカード置いてない」っての、ちらっとみちゃったりするんですよね。
それが、無意味になって、毎回「せーのっ!」と全員カードを出すのは、テンションが高いままで最後まで楽しかったです。

それにしても、世界にはこんなにいっぱい島があるんだなぁと。
カードには島そのものだけではなく、島がある位置もきちんとかいてあるので、すごく分かりやすいです。

あと、国境のルール(国境がある島のカードで勝ったら、国境を接している国の数だけ他のプレイヤーからカードがもらえる)は、忘れがち。
国境の表示が小さくて見づらいし、何よりカードを仕込むとき、そこまで見てない(笑)。
だから、勝っても負けても、気がつかないことがほとんどでした。
もう少し大きく分かりやすく書いてあったら、忘れないし、忘れなかったらおもしろいルールだとは思います。

いずれにせよ、大人も子どもも楽しめるいいゲームです。

おまけ。
日本の島カードです。

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全部で5島

沖縄、九州、四国、本州、北海道の5島が参加してます。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気!
多少雲があったけど、そんなの気にならないぐらいいい天気でした。

その2
先日、「話し合っても分からない」を実感して、ふと思い出したこと。
突然ですが、わたしは、初等教育を北海道で受けました。
なので、「北方領土」と「自衛隊」はとても身近です。
北方領土」は、常にメディアに取り上げられていたし、「自衛隊」は「国を守っている」と理解していました。
それが、関東に引っ越してきたら…「北方領土」なんて全く耳にしない、自衛隊違憲だと大騒ぎ。
…なんなの、これ?と思ったのを覚えています。
関東の人は、北海道の島が、ソ連(当時)に占拠されてることなんでどーでもいいんだ、と思ったし、自衛隊違憲っていうけど、じゃあ戦争になったらあんたたち守ってくれんの?と思いました。

…そう、当時、同じ日本の中でもこんなに温度差がありました。
あの温度差は、話し合ってどーにかなるもんじゃないと今でも断言できます。
同じ国で、同じ言葉を話していても、話し合っても分からないものは分からない。
いわんや、国が違ったり、言葉が違ったら…

子ども時代を北海道で過ごしたわたしには、自衛隊のみなさんはいままでも、そしてこれからも「国を守ってくれる人たち」で、「雪像をつくってくれる人たち(笑)」なのです。

初等教育の場所って、大事だなぁと思いつつ(笑)。

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪♪♪