紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

1枚のカードに全部 1枚にすべて賭ける!(Alles auf 1 Karte)

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1枚にすべてかける…でもどれに?

クイックス」の作者の新作さいころゲームです!
このゲームでは、ふたたび全員一斉に書き込みます。

でも、どこに書き込むのが一番いいでしょうか?
どの列が一番多く得点できるでしょうか…?

No.285

・1枚のカードに全部 1枚にすべて賭ける!(Alles auf 1 Karte)

Steffen Benndorf

・NSV

・8歳から

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

マニアックな(とわたしが勝手に思ってる)NSVの2021年春の新作(パリコレか?笑)。
クイックス」が(わたしには)イマイチだったので、Benndorfさんのさいころゲームと聞いて最初はスルー(でも、Staupeさんと共作の「トゥエンティワン」は好きなんだけど・笑)。
でも、おすすめで出てきて、明るい黄色のパッケージに惹かれて購入…って、相変わらずゲーム内容無視の購入基準(笑)。
いや、でも、なんかこう、明るい色を見ていたかったのです(笑)。

ゲームの目的は、カードの列をいち早くうめることです。
カードが4枚完成したらゲーム終了です。

カードはよくきって、裏返しに積み重ねておきます。
各自ペンと、カードを2枚うけとり、カードは自分の前に表にします。

手番のプレイヤーは、さいころを5つふります。
さいころは2回までふりなおすことができます。
ふり直す際、さいころをいくつかわきによけてもかまいませんし、わきによけたさいころをまたふり直してもかまいません。

さいころの目が決定したら、各プレイヤーはその目を自分のカードに書き込みます。
そのさい
・書き込むカードは1枚だけで、どちらか1枚を選びます。
・同じ色の目は、すべて書き込まなければなりません。
さいころ5つの目すべてを書き込まなくてもかまいません。
・書き込めない、あるいは書き込みたくないときは、書き込まなくてかまいません。
ことに気をつけます。

1枚のカードの3列をうめることができたら、完成です。
そのカードの得点を計算します。
太陽マークのついた列を1列うめることができたら、ボーナスとして2点、2列うめることができたら5点もらえます。
得点計算したカードは、わきにおき、以後書き込みません。
カードの山から1枚うけとって、表にして自分の前におきます。

これをくりかえし、誰かがカードを4枚完成させたらゲーム終了です。
ゲーム終了のとき、各プレイヤーは自分のカードを確認し、列がうまっていたらその列の得点をもらいます。
ただし、太陽マークのボーナスはもらえません。
すべてのカードの得点を合計して、1番多かったプレイヤーの勝ちです。

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出た目は、みんなで共有(笑)

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
さいころの目を2枚のカードに分けては書き込めないと説明すると、2号「なるほどね、だから『Alle auf 1 Karte(1枚に全部)』なんだ」…さすが2号、ヒトの話を聞かずにパッケージで遊んでるだけのことはある(笑)。

カードをくばって、さくっと開始。
まずは、わたし。
全部使える色が出たので、ふり直しせずそのまま印をつける。

序盤は、3人ともほとんどふり直しせず…カードが2枚あれば、最初のうちはどちらかに全部書き込めるから。

...でも、それは序盤だけ(笑)。
そのうち「あとひとつ」とか「あとふたつ」となってくると、ふり直しが増える。
これとあれでリーチだっと思っているのに、全然リーチかかってないカードにちょうどいい目ばっかり出たり。
で、つい欲に負けてそれを書き込むと…あっちもこっちもリーチだらけ(笑)。

そう、「リーチだらけ」と言えば聞こえはいいけれど、リーチということは「その数ぴったり」が出ないと書き込めない…
ますます欲望のかたまりになってゆくわたしたち(笑)。

そして、ようやく出る青2つ…そこでやめときゃいいのに、「あ、これで3列できるけど…あと1つ黄色が出たら4列できるっ!!」と欲を出して、さいころふり直し…
当然出るのは、青(爆)。

…青2つで完成だったのに、青3つ出したら書き込めないじゃんっ!!
Benndorfさんのわなにかかったと思う瞬間(笑)。
そんなわたしを横目に、2号が「あ…あのさ、4列できちゃったんだけど、これでもいいの?」…何それ(笑)。
「3列できたら完成だけど、4列同時にできてももちろん得点になるよ」と言って、計算すると…20点。
何それ(笑)。

わたしはリーチかけすぎて、にっちもさっちもいかなくなる(笑)。
欲深だとほんっとロクなことがない(笑)。
1号も…どうやら同じ状態(笑)。
2号だけがスイスイ…

そしてまた2号が「できた!」…何それ。
くっそー、なぜ欲に負けるんだ、わたしーっ(違っ)。
ようやくわたしも1枚完成…14点…何それ(笑)。
出目に恵まれなかった(ことにしておこう・笑)1号もようやく完成…4列完成させて22点!
「すごーい、22点!」と言ったら、1号「こんだけ待たされたら、それぐらい欲しいわっ」…確かに(笑)。

その後も、リーチかけてからの足踏み状態が長い1号とわたしに対して、2号さらっと「できたー!全部できたー!」…全部できたって…

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全部できるんだ…

うっそ、最高点の25点そろえたよ、2号…
何それーっ(笑)!
2号があっさり3枚完成させたので、1号と「このままじゃ2号がぶっちぎり。ヤツを止めよう」と結託(笑)。
常に2号のカードを気にしながら、さいころをふる。
そのかいあってか、1号もわたしも3枚完成させて追いつくっ!

最後の1枚ともなると、全員真剣(笑)。
わたしは3枚完成させたものの、点数低めなので、4枚目でボーナスを狙わないといけない。
で、ボーナスおさえて4枚目完成!
なんと、1号も同時に4枚完成!

わたしの4枚はこれ。

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ショボい点数…

よっしゃーっと思ったけど…わたしはボーナスばっかり気にして、列の点数無視しすぎた…ボーナス入れても15点ってどーゆーことよー(笑)!

そして1号の4枚はこれ。

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10点って…

1号、10点って…完成させりゃーいいってもんじゃないっつーの(笑)。

そして2号は。

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未完のカードでも、列がうまっていれば得点になる!

結局、勝ったのは2号、以下1号、わたし(笑)。
「えー、ままが4枚完成させたのに、まま勝ちじゃないの?」と1号が言うので、「それを言うなら、1号だって4枚完成させたのに勝ちじゃないじゃんっ!」(大人げない・笑)。
2号は2号で「え、勝ちなの?へー、負けたかと思ったけど。やっぱり25点が大きかったのかなぁ」…たぶんね(笑)。

少ないルールで、さくっと楽しめるゲームです。
「1枚のカードに全部」は「シルバー&ゴールド」と同じく、紙ではなくカードと水性ペンを使い、何度も遊べるようになってます。
考えてみれば、確かにこのほうが遊びやすい(笑)。
書きやすいし、消すのもラクだし、何度でも遊べるし。

あと、「トゥエンティワン」と同じように、カードを全部変えて全員一緒に遊べるのは、わたしの好みでもあります。
手番のプレイヤーが、さいころふって悩んでいるのを他のプレイヤーがぼーっと待ってるのってダレちゃいますが、親がさいころふって、全員で書き込むなら常に緊張感があるので、楽しめます。

1号は「悪くないじゃん。やっぱり、みんな一緒に書くってのいいよね」、2号は「簡単なのに、すごくおもしろい!ぴたっと来ると、気持ちいい!」とのこと。
短い時間ですぐ遊べるので、出番は多そうです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
「今日のありがとう」を始めて、今日でちょうど1年になりました。
「今日のありがとう」は、実はタレントの勝俣州和さんのアイディアです。
ネットで「コロナ禍ではあるけれど、1日1つおもしろかったこと、楽しかったことを書いてみませんか」とおっしゃっていて、いいなと思って始めました。
当時は(今もだけど)ネットを開ければ、暗いニュースばかり、しかもマス○ミは難癖つけるだけ…うんざりしていたけれど、考えてみれば、自分のまわりにはいいことだって、うれしいことだって、楽しいことだって何かあるはずだし、それを書くほうがずっと気分がいいだろうなと思ったのです。
この1年もちろんついてない日ってのもありましたが、それでも探せばなにかいいことありました。
そうやって、うれしかったことを見つけるのは、とてもいい時間です。
いいアイディアをくださった勝俣さんに感謝です。

その2
ついでに言うと…ふっふっふ、わたしはCHA-CHAとJA-JAのファンでした(笑)。
…CHA-CHAはともかく、JA-JA知ってる人いらっしゃるかなぁ(笑)。

その3
ずーっと放置されていたパズル、今日かなり前進。
完成が楽しみです。