紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

トウェニーワン トゥエンティワン 21(twenty One)

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作者の組み合わせがすごい!

赤の6か、黄色の5、こいこいこいっ!
おっしゃーっ、赤の6!大当たりっ!
黄色は…2…どうする、待つか、書き込んで次に行くか…
えぇいっ、次の行で大勝負だ!

No.124

・トウェニーワン トゥエンティワン 21(twenty one)

Steffen Benndorf / Reinhard Staupe

・NSV

・8歳から

・2人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありません

お店で見かけて、作者のSteffen Benndorfさんというと…「ザ ゲーム」じゃん(わたしはどっちかっていうと、「お花見」の方が好きですが)!
Reinhard Staupeさんって泣く子も笑う(笑)Amigoの子どもカードゲームシリーズの大家じゃん!
…という理由だけで購入(笑)。
紙と鉛筆とさいころのゲームって、すでにウチに何セットもあるのにー(笑)。

各プレイヤーは、シートと筆記具(鉛筆でもボールペンでも筆でもよい)をもらいます。
シートは全部で6種類あるので、全員異なるシートをもらいます。

手番がきたら、さいころ6個をまとめてふります。
ふりなおしたいときは、色に関係なく1のさいころはそのまま残して、残りをふり直します。
ふり直しは1回だけできます。

さいころの目が決まったら、プレイヤー全員自分のシートの一番上の行のさいころの目を確認します。

さいころの色と出た目がシートのさいころと同じだった場合
大当たりで、シートのその色のさいころの上に目の数を書き、大当たりマーク(小さな四角に印をつける)も書き込みます。

色と出た目が違った場合
さいころがふられたら、少なくとも1つは数字を書き込まなければなりません。
書き込めない、あるいは書き込みたくない場合は、今書き込んでいる行の一番左端にあるまだ何も書き込んでいないさいころに斜線をひきます(得点は0になります)。
あるいは、ふられたさいころのなかに、同じ色で出た目がシートのさいころより小さい場合は、その数字を書くことができます。
その場合は、大当たりマークには印をつけません。

書き込む数字の数に制限はありません。
大当たりが3つでたら、3つ書き込むことができますし、大当たりとシートより小さい数を書き込んでもかまいません。

全員が書き込んだら、手番終了で、次のプレイヤーの番になります。

1行6個のさいころにすべて書き込んだら、得点集計です。
さいころに書き込んだ数字をすべて足します(斜線は0点)。
大当たりの印の数を数え、シートにかかれたボーナスをさいころの得点に足した数が得点です。

1行完成したら、次の行にうつります。
2行以上同時に書き込むことはできません。

誰かが5行すべて書き込んだら、ゲーム終了です。
最後の行が完成していなくても、得点を計算し、すべての得点を足します。
1番得点が多かったプレイヤーの勝ちです。

 

天気の良い午後に2号とわたしでプレイ。
実際にやってみたら、分かりやすくてすっきりしたルール。
相手には得点あげたくないけど、それは相手も同じ。
1行目は大当たりが出る確率が高いので、2人とも調子にのったまま2行目…いきなり大当たりががくっと減って、しょうがない、小さい数字を書こうと思っても、小さい数字も出ない!
仕方がないから、残ってる1番大きい数字に斜線…くやしーっ。

最後の行なんて、1番大きい数字が4…出ないっつーの(笑)。
博打好きな2人は当然待ってみるものの…やっぱり斜線(笑)。
結局5点差で2号の勝ち。

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これは燃える!

おもしろいってんで、数日後、1号、わたしの2人でプレイ。

1行目でわたしはいきなり全大当たりを出す!
「あー、だからトゥエンティワンっていうんだー。さいころの目全部足したら21だもんねー、なんで21なのかなーと思ってた」と言ったら、1号に「そんなこと知らなかったの?」…うん。
ついでにいうと、1行で6つ大当たりを出すと、ボーナスも21点。
1行目だけで42点!
こんなにいっぱい得点できるんだ…前回は15点とか23点とかだったから感動(笑)。

対する1号は、1行目16点。
とことん目に嫌われたらしい(笑)。

こりゃー楽勝っと思ったのに、そのあとのわたしの得点、すべて10点台(笑)。
大当たりが1行につき1個って…しょぼすぎ(笑)。
1号が先に最終行をうめ、得点計算したら…10点差で1号の勝ち。
大逆転で勝てたのがよっぽどうれしかったらしく、1号は帰宅した夫に「まま、最初に最高得点取ったのに、結局逆転でぼくが勝った!」と報告してました(笑)。

42点取って負けるってどんだけマヌケ…と思っていたら、2号が帰ってきたので、リベンジするーっと1号、2号、わたしの3人でプレイ。

1行目、わたしは大当たり5つでいい感じでスタート。
2行目、ここは2号が大当たりだったらしく、1度に2つ書き込んだりして、一気に次の行へ。
1号は出目に恵まれず、斜線…1の目だけど。
3行目、ここでも1号は出目に恵まれない。
2号は痛恨の斜線…でも1の目(笑)。
わたしは大当たり5つ!
4行目、ここで1号が大当たり4つで盛り返す。
わたしはまたもや大当たり5つ!
2号は一気に最終行へ移動、わたしも目を待つのをやめてさっさと最終行へ。
5行目、2号が大当たり3つ!

結果は…わたし、2号、1号の順番でした。

これは、ほんっとわかりやすいルールで、すっごく楽しめます。
何をめざしたらいいのかが明確で、初めてでもとても分かりやすい。
自分はこれを狙いたい、でも、相手にあれは出したくない、っていうのがすぐ理解できるので、長考する必要もありません。
説明書に「シートはお互いに見えるようにします」と書いてあるぐらいなので、シートをチェックして相手の欲しい目が出たら、ふりなおすのもアリです。
とはいうものの、そこに自分の大当たりが入っていると悩むのですが(笑)。

あと、全員違うシートに書き込むというのがとても効いています。
誰かがさっさと書き込んで進んでいくなら、ある程度妥協して小さい数を書き込むのも大事。
じゃないと、最後の行の得点がひとケタなんてことになります。

さいころと紙のゲームって、おもしろいのは爆発的におもしろいけど、つまらないとただの作業になってしまってがっくりなのですが、これはおもしろいです。
名前だけで買ってよかった(笑)。

ちなみに、日本語のタイトルを検索したら…トウェニーワン…より英語っぽく書きたかったのでしょうか(笑)?
トゥエンティワンと表記するほうが一般的と思うので、併記しておきます。

 

☆今日のありがとう☆
2号の日本語の宿題。
「ありがとう」を敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)で書いてくださいという質問に、
「毎度あり」
と書いてあって、思わずふきだしました。
「これ、違うよ」と言ったら「あ、違う?だってお店でよく言ってるじゃん。じゃー…『どうもありがとう』かな?」…おしいっ、実におしい(笑)。