岩のあいだを流れる水。
そのそばには、光るような緑の草花が広がり、奥には枯山水も見えます。
そして何より美しい桜!
さぁ、お花見を始めましょう。
No.90
・お花見(Ohanami)
・NSV
・8歳から
・2人から4人
・時間…20分ぐらい
・日本語化…必要ありません
お花見というタイトルに惹かれて買ったはいいものの、よく見たら「ザ ゲーム(The Game)」のSteffen Benndorfさん作…ザ ゲーム嫌いじゃないけど、すごくいいとも思わなかったので、ちょっと微妙な気分に(ファンの方、すみません)。
しかも、カードみたらまた数字(笑)。
知能検査系かなぁと思いつつ(笑)。
各プレイヤーに10枚ずつカードを配ります。
プレイヤーは手札から2枚選び、残りの手札を奇数ラウンドは左隣、偶数ラウンドは右隣のプレイヤーに渡します。
全プレイヤーが選び終わったら、選んだ2枚を表にして自分の前に並べます。
それから、回ってきた手札からまた2枚選びます。
これを手札がなくなるまで繰り返します。
おきたくない、あるいはおけないカードしか選べない場合は、表にしても自分の前には並べず、捨て札にすることができます。
各プレイヤーは、選んだカードで庭を3つ作ります。
庭はカードの列で作り、カードの列は昇降順に上下にのばしてゆくことができます。
おかれたカードより大きい数は上に、小さい数は下におきます。
すでにおかれたカード同士のあいだの数のカードはもうおけません(たとえば、自分の庭に38、45の2枚が列としておいてあったら、手札に42があっても、42はおけません。でも、35や50ならばおくことができます)。
カードは数字が見えるように、ずらしておきます。
3ラウンド行います。
1ラウンド目では、水(青)カード1枚につき3点もらえます。
2ラウンド目では、水(青)カード1枚につき3点、植物(緑)のカード1枚につき4点もらえます。
3ラウンド目では、水(青)カード1枚につき3点、植物(緑)カード1枚につき4点、石(グレー)のカード1枚につき7点もらえます。
3ラウンドが終わったら、桜(ピンク)のカードの数によってボーナス点ももらえます。
1番点数が多かったプレイヤーの勝ちです。
説明書を読んだ時点では「おもしろそう」とは思いました。
でもザ ゲームの面影はある(笑)。
例のごとく忙しい1号2号をつかまえて、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
2人から遊べるとは書いてありましたが、ドラフト(手札を隣の人にまわすこと)するなら3人以上じゃないとおもしろくないんじゃないかなぁと思ったので、3人以上で遊べるのを待っていたのでした。
わたしが「この作者、ザ ゲーム作った人だよ」と言ったら、「あー、あれ…」と気の抜けた返事(笑)。
1号も2号もザ ゲーム「うん、悪くないけど、別にすごくおもしろいとは思わなかった」という感想だったので、当然といえば当然(笑)。
でも、ザ ゲームをやったことがあったので、ルール説明も簡単でした。
大きいのも小さいのも出せるっていうのは、それだけで少しは楽しめそう思いながらスタート。
水のカードが1ラウンド目から得点できるんだよねぇ…あ、でも桜のボーナス点は大きいよなぁ…と思えたのは、ほんの一瞬(笑)。
そのあとからは、ひたすら「いかに差がすくないカードをうまく配置するか」で「どのカードが得点できるか」なんて考えてるヒマなし(笑)。
そういう意味では、ザ ゲームに似ていますが、手札がドラフトされるので「ダメならダメ」という割り切りがしやすいです(笑)。
あと、どの列も上も下も出せるってのは、それだけでやってて気分的にラク(笑)。
ザ ゲームより閉塞感が少なくて楽しいです。
慣れてくると、「なにこの手札ー」「あ、それぼくの。ひどいでしょ」なんて会話もできます(笑)。
1ラウンド目は、慎重すぎて2枚ほど捨て札にしたけれど、あとでそれは悪手だと気がつきました。
とにかくおいたほうがいい…そのあとカードがおけなくなりそうだからと捨てたけれど、そもそもおけるカードが来るかどうかなんてわからない!と気がついたのが2ラウンド目でした(笑)。
また、点数のつけかたもやらしい(笑)。
さっさと水(青)をならべておけば、ラウンドごとに3点だけど、植物(緑)なら4点、石(グレー)なんて7点、桜(ピンク)のボーナスはかなり大きいのでこれも欲しい…と思うのはみな同じ(笑)。
だいたい欲しい色が欲しい数字で来るなんて、まずない(笑)。
でも、そのどうにもならなさが重すぎなくてすっきり楽しめました。
1回目は1号、2回目は2号が勝ちました。
ちなみにわたしは、どちらも大差つけられてビリ(笑)。
お花見してる気分にはならなかったけれど(笑)、それでもおもしろいし、また遊びたいです。
☆今日のありがとう☆
ふらっと立ち寄ったお店で、気になっていたゲーム発見(笑)。
しかもセール(笑)。
手に入れることができたこと、ありがとうです。