紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

spielbox 7.2020

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spielbox 7.2020

spielbox2020年の7号が届きました…って、一体いつの話(笑)?
毎度のことながら、なかなか記事にしなくてすみません。

でも、今回は遅配もありました。
2020年内には届かず、1月半ば過ぎに届いて「あれ?2021年じゃないの?」と思ったという(でも、今は3月・笑)。
今のこの状況では、届いただけマシ、なんですけどね。
はー、一体いつまで続くんだか…

…もとい。
今回の付録は
・ニダヴェリア(nidavellir)のカード
です。
自分でチョキチョキして、つくるカード…かわいい(笑)。

表紙は「Paranormal Detectives」。
死者のおじさんがいかにもって感じで印象的(笑)。
日本バージョンなら絶対四半つきですよね。

さて、紹介されたゲームは…

Paranormal Detectives
死者が、自分は誰に、どうして、どこで、どうやって、何で殺されたかを他のプレイヤーに伝えるゲーム。
伝え方が指示されて、それを見て犯人を推理するようです。

Renature
KramerさんKieslingさんコンビのドミノを使った陣取りゲーム。
絵がきれいで、コンポーネントが木製。

Under Falling Skies
コロナ禍なので、ひとりで遊べるゲームを、ということらしい(笑)。
さいころを使って、侵略を試みる宇宙船を撃退するようです。

Bonfire
Stefan Feldさん作。
見るからに複雑そうでわたしはパスしたけれど(笑)、いい評価です。

Zen Garden
帝の希望通りの庭をつくるゲーム。
問題は、帝の希望がふらふらしていることらしい(笑)。
Queens Gameお得意の大箱ゲーム…つまりデカくて高い(笑)。

 

さて、今号の目玉は、2つ。
Stefan Feldさんインタビューと、Michael MenzelさんのDie Abenteuer des Robin Hoodです。

Feldさんのインタビューでは…
・「トスカーナの城」は、長すぎると言われた「ブルゴーニュ」のプレイ時間を短くしようと思って作った。
・「トスカーナの城」制作中は、「トスカーナの城」を小ブルゴーニュと呼んでいた。
・それぐらい2つのゲームはコアの部分で似ていると思う。
・終盤になるにつれて得点が増えるのではなく、序盤の得点が増えていくシステムをめざした。
・そうすることで、手札をためまくって一気にプレイするスタイルにブレーキをかけようと思った。
・Cityシリーズは、Queens Gamesのアイディアで、魅力的だと思う。
・「マカオ」が「アムステルダム」に、「ブリュージュ」が「ハンブルク」になったのは、問題点を解消した作品にしたかったから。
・今は「マラケシュ」を制作中。
・「リアルト」は「ニューヨークシティ」としてリメイク中。
・「黄昏の篝火(Bonfire)」の評価が高いのはうれしい。
…というのが印象に残りました。

MenzelさんのDer Abenteuer des Robin Hoodは…
数多くのボードゲームのグラフィックを担当しているMenzelさんは、ゲームデザイナーでもあります。
2013年には、ゲームデザイナーとして「アンドールの伝説」でKennenspiel des Jahresを受賞しましたが、「アンドールの伝説」トリオロジー完成後は、ボードゲームイラストレーターに専念。

とはいうものの、その間もゲームのアイディアはあたためていたようで、今回Der Abenteuer des Robin Hoodでゲームデザイナーに復帰!
Der Abenteuer des Robin Hoodには、がっちりした本がついてきて、それに従って冒険するのですが、Menzelさんいわく「読む部分は、『アンドールの伝説』より少ないです」とのこと。
また、「Kosmosは本も出版しているので、とてもいい本ができました」…なるほど、ゲームというより本かな(笑)?

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一緒に冒険したくなる…

もちろんイラストもMenzelさんが手がけてます。
spielboxに全面広告が出ていて、すーごく気になるゲームです。
コピーの「影から離れる時がきた」っていうのも意味深ですね。

それにしても…いつまで続くんでしょ、この規制生活。
延長、延長、また延長…一体何回延長されたか数えるのも嫌になるぐらいです。
それでも、春は来る…ボードゲームは楽しい!と思って、がんばります。

 

☆今日のありがとう☆

その1
あれから10年たちました。
あの日、朝起きてメールをチェックしたら、山のようなメール!
日本の家族が無事だとわざわざ書いてきていました…でも、なんで?
テレビをつけて…息が止まるかと思いました。
頭の中が真っ白になり、あとからあとから涙が…

そのあとも、友人知人が次から次へと「あなたの日本の家族は無事なの?」と聞いてくれました。
道を歩いていたら、見知らぬおばさまに「あなた日本人よね?あなたの日本の家族は無事?」と聞かれたことも。
みんなが本当に心配してくれて、ありがたいことだと思いました。
今、改めて黙祷をささげたいと思います。

その2
『ナイトマネジャー』最後まで観ました。
最後までドキドキのストーリーで、ほんっとおもしろかったです。
『テネット』にも出ていたジェド役のエリザベス デビッキさんを見て、夫は「この人、すごく長くてすごく細いよね…なんというか…」と言うので、わたしが「かまきりに似てる」と言ったら、「そうそう、あとはクモに似てる」…思わず爆笑。
それにしても失礼な夫婦(笑)。
でも、わたしはデビッキさん、かっこいいと思います。