日本人の多くは庭づくりの名人です。
風雅な庭は、まさに本物の芸術です。
すべては偶然ではなく、計算しつくされた結果です。
さぁ、あなたも日本庭園の庭師となり、自分の庭を作ってみましょう。
No.95
・雅 みやび(Miyabi)
・Michael Kiesling作
・HABA
・8歳から
・2人から4人
・時間…45分
・日本語化…必要ありません
HABAの黄色くない箱シリーズ(笑)。
HABAのゲームはずっと黄色い箱だったのですが、数年前から黄色くない箱も登場。
黄色じゃないから目立たないと思ったのか、箱の側面にも絵がいっぱいでやっぱり派手です(笑)。
これは、お店で見かけてふらふらっと購入。
日本語タイトルは、やっぱり惹かれます。
しかも、作者はMichael Kieslingさん…「アズール」や「アプルクセン」を作った方ですから、そんなにハズレはないだろうと。
…にしても、日本人の多くが庭づくりの名人とは知らなかったー(笑)。
得点ボートをおき、ラウンドマーカー、得点マーカーをおきます。
ボーナスタイルは得点ボードのわきにおきます。
各プレイヤーは庭ボードと灯篭を受け取ります
灯篭は庭ボードにはのせずに、上に並べます。
スタートプレイヤーは、盆栽(笑)をうけとり、庭園タイルを人数に合わせて裏返しにして準備します。
手番がきたら、裏返しの庭園タイルから1枚選び、表にして自分の庭におきます。
その際
1.
タイルにかかれた植物(魚や石もありますが)が、庭ボードの左側にかかれた同じ植物の横の列にくるようにおきます。
すでにおかれたタイルの上に重ねておいてもかまいませんが、下に空間ができてはいけません。
2.
タイルをおいたら、植物をおいたます目を今度は縦に見て、上の灯篭を庭ボードの灯篭ますにのせます。
もし、その列の灯篭がすでに庭ボードの灯篭ますにのっていたら、その列に植物はおけません。
3.
タイルをおいたら、すぐに得点計算して、得点ボードのマーカーを動かします。
植物1つにつき1点、2段目、3段目…だったら、×2、×3…となります。
1番最初に5段目に到達したら、そのマークのボーナスタイルがもらえます。
4.
とったタイルがおけない場合は、パスになります。
5.
ボードからはみ出てタイルをおくことはできません。
全プレイヤーの灯篭が灯篭ますにのるか、パスしたらラウンド終了です。
残った庭園タイルがあったら、それはもう使いません。
ラウンドマーカーを動かし、各プレイヤーは灯篭を灯篭ますからおろします。
盆栽をスタートプレイヤーの左隣のプレイヤーが受け取って、新しい庭園タイルを人数に合わせた枚数裏返しに準備したら、次のラウンドのスタートです。
これを決められたラウンド繰り返し、終了。
終わったら、各植物がいくつ見えているか数えます。
1番多かったプレイヤーは、庭ボードの左側にかいてある黄色の得点をボーナスとしてもらいます。
2番めに多かったプレイヤーは、グレーの得点をボーナスとしてもらいます。
1番得点が多かったプレイヤーが勝ちです。
アメーバ化している1号、2号をどうにか人間の形に戻して(笑)、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
灯篭を動かすのを忘れがちなのをのぞけば、ルール自体はシンプルだし、さくさく進みます。
1号には偏りなくいろんな植物が集まってきているのに対し、2号もわたしもめちゃくちゃ偏る(笑)。
わたしは、2ラウンド終了までカエデと石、1つももらえず…石は2ラウンドで出てきたけれど、タイルが大きすぎておけなかったという…
カエデに至っては全くみかけない…
ということは、庭の1列目が空っぽ…いやーな予感(笑)。
案の定、3ラウンド以降、カエデの列が空っぽなので、仏塔をおくのに制約をうける…ということは、魚にも影響を及ぼし…と、当然連鎖反応。
ようやく出たカエデが1ますってのも、まさに「枯れ木も山のにぎわい」(笑)。
おけるだけマシとは思うものの、すでにおいてある植物の上におかなきゃいけない場面が多く、植物が全然増えない…
その一方で1号は確実に植物を増やして、2号は重ねてくる。
ラウンドごとの得点は、3人ともほとんど差がなかったのですが、4ラウンドで2号が飛び出し、わたし、1号の順番。
最終ラウンドでも、わたしは植物は増やすことができず…5段目になったらボーナスもらえるっていうけど、5段目どころか4段目も大変。
どうにかこうにか、石(しかも1個だけ)を一つ4段目まで持っていきましたが、それが最高段(笑)。
ラウンド終了時には、2号、わたし、1号の順番でしたが、最後のボーナスを計算したら…ボーナス点をほぼ全部かっさらった1号が猛追、2号、1号、かなり離れてわたしの順番でした。
要は、パズル的にタイルを組み合わせて重ねて行くのですが、縦横の列のしばりがとても効いています。
あ、これはここにおきたい!と思っても、もうすでにおいた列だとおけない…このタイルが出てくると分かっていたらーっと何度思ったことか(笑)。
庭園をつくっているという気分にはあまりなりませんでしたが(笑)、どうやったらうまく重なるか、どうやったら5段目まで行けるかと考えながらタイルとをおくのは、とてもおもしろかったです。
バリアントもあるので、また遊ぶ予定です。
ちなみにタイルの植物は…
Ahornbaum…カエデ
Pagode…仏塔
Fisch…魚
Azaleenstrauch…アザレア
Buchsbaum…セイヨウツゲ
Stein…石
です。
魚は鯉をイメージしているのだとは思いますが、鯉はKoiで通じるので、あえて魚にしました。
セイヨウツゲも、日本庭園にセイヨウって…ねぇ。
☆今日のありがとう☆
わたしが気になったこと、夫も気になったらしく子どもたちに注意。
当然口答えがかえってきましたが、夫が見事な返しで論破。
ちゃんと注意してくれてありがとう。