紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

Volles Fass voraus

樽を運んで金儲けっ!

さぁ、樽を積み込むんだ!
港の1番いい場所を目指して舵を切れ!
そこで樽を降ろせば、金貨がざっくざく。
途中で、荒々しい海賊やもっと荒々しい台風すらやり過ごし、ついでに高価な宝も発見だ!

もう誰もおれたちを止められない…全く止められない…きっと…いや、たぶん…もしかしたら、この馬鹿デカい…クソ重い…樽…これ、2度と船から降ろせんかもしれん…おい、誰かそっちを持てよ!

No.571

・Volles Fass voraus

・Giansimone Migoni作

・Zoch

・10歳から

・2人から4人

・時間…40分

・日本語化…必要ありません

「Volles Fass voraus」は、「島の完熟バナナ(Reif für die Insel)」がおもしろかったので、今Zochは何作ってんのかなーとチェック。
そしたら、樽がいっぱい出てきて惹かれる(笑)。
たぶんね、ビールを飲みたい気分だったからだと思います(単純)。

さて、ルールは。
ボードを組み立て、タイルを色別に分けてよくきって、指定の場所に置きます。
各プレイヤーは、同じ色の船とボードとと金貨袋を受け取ります。
スタートの位置に、船を置き、置いた場所によって金貨袋のこまを得点トラックに置きます。

毎回、船が置かれた港の1番から順番に、手番を行います。
手番になったプレイヤーは、自分の船を次の港の空いている場所に置き、その場所のアクションを行います。
アクションは…
・樽を積む
・樽を降ろす
・水兵を雇う
・宝カードをひく
・海賊が出た
・水兵が船酔い
・嵐
のいずれかです。

・樽を積む
指定の色の樽を受け取り、ボードの船に積みます。
樽を降ろす際、船尾に向けてまっすぐすべらせて他の樽に触れてしまったら、その樽は降ろすことができません。

・樽を降ろす
指定の色の樽を、ボードの船から降ろします。
その際、船尾に向けてまっすぐすべらせて他の樽に触れてしまったら、その樽は降ろすことができません。
降ろせたら、お金を受け取り、金貨袋のこまを移動させます。

・水兵を雇う
水兵カードの山札から1枚ひいて、自分の前に表にして置きます。
その効果は、すぐに利用できます。

・宝カードをひく
宝カードの山札から1枚ひき、表をこっそりみて、自分の前に裏返しにして置きます。

・海賊が出た
場所によって、樽を1つ捨てたり、お金を取られたりします。

・水兵が船酔い
自分の前に置かれた水兵を、箱に戻します。

・嵐
樽を捨てたり、お金を取られたり、他のプレイヤーと水兵を交換したりします。

それを、最後の港まで繰り返し、得点(宝カードの得点も加算)を計算します。
得点が1番多かった人の勝ちです。

準備はできた!

家族で遊ぶ日(418)。
珍しく4人そろったので、これはチャーンスっとばかり「Volles Fass voraus」を出してみる。
夫は「えー、村(「ドーフロマンティック」のこと)じゃないのー」と不満げだったけど、1号と2号は割と乗り気(笑)。
ざっとルールを説明するけど、これ1回回せばすぐ分かるタイプ。
例のごとく、説明の途中で「よく分かんないから、やろー」という人1名(笑)。
なので、そやつを手番最後にして船を置く。
夫(青)、1号(黄緑)、2号(グレー)、わたし(赤)の4人でプレイ。

次の港を確認!

置いた位置にかかれたお金を獲得、そのますに各自金貨袋を置く。
これ、お金のやり取りがなくてラク

次の港を見ると…
1.1お金で樽1つ買う。
2.樽1つもらう。
3.水兵を1人やとう。
4.水兵1人やとって、樽1つもらう。
…となると、当然4の位置ですな(笑)。

ふぅん…

水兵カードをひくと、Assecuranza Pit…海賊に樽を取られずに済むらしい。
んで、樽を1つもらう。

実は、船のどこに樽を置くかはとても重要。
直感的ではないので、序盤戸惑ったけれど、船から降ろすとき船尾にむけて樽をまっすぐすべらせて降ろさなきゃいけない。
途中で他の樽に触れたら、その先には移動できない…つまり降ろせないということが起きるわけで。
当然1度置いた樽は、勝手に動かすことはできない。

1度やれば、すぐ分かる!

全員到着。
これで、夫以外(笑)全員理解。
3人「なるほどね。そういうことか」

その後、夫以外(笑)はこの先の港に何があるのかチェックし始める。
わたしは、紫の樽が他と比べて高く売れることに気が付く。
…ってことは、紫の樽を手に入れるべきなんだけど、どこで手に入るかな…あ、あそこかー。

夫は、中盤まで自分の番になると「どれがいいと思う?」と他の3人に聞く始末(笑)。
やる気がないにもほどがあるだろうっ(笑)!
でも、中盤でようやく理解したのか、その後は「ここがいいよね?」「これってどういう意味?」と聞いてきたので、それなりにやる気にはなったらしい。

上手く立ち回って、樽を集めまくった2号。

何それ…

わたし「なんでそんなにいっぱい樽持ってんの?」
2号「集めたから」
…分かってるちゅーの、そんなんっ(笑)。
2号「でも、おんなじのばっかなんだよね…」
それでもフルってすごくない?

…すいません、その後は港のチェックで忙しく、写真撮るの、すっかり忘れてました(笑)。
2号は樽をフルで積み込んだけれど、残りの3人は半分あればいいほうで、半分以下の人も。
これ、先読みしたところで、他との関連で自分の行きたい場所に行けないんだよなぁ…

途中、嵐になったり、海賊に襲われたり、なかなか忙しい。
気分はマジで、船員!
雰囲気あるわー!

終盤は、樽を降ろせる港が出てくる。
全員樽を降ろしたくて、何も考えずに樽を降ろすけど、ふと「あら?そんなにいっぱい樽ないじゃん」ということに気が付く(笑)。
そうか、降ろすなら少しでも高い港で降ろさなきゃ!!!←今ごろ…

2号以外は、そんなに樽を積めなかったので、厳選しなきゃいけなかったと気づいた時は遅すぎ(笑)。
2号も、ちまちまと樽を降ろし、後になって「あ…高いところで降ろせばよかった…」…ですよね(笑)。

到着!

そんなこんなで、ゴールの港に到着。
わたしは、宝カードたった3枚だけだけど、1号も3枚、2号は4枚、夫はなんと6枚も集めてる!
宝カードは、直接得点になるのもあれば、集めると得点になるのもある。
計算してみると、なんと夫と2号が同点、以下わたし、1号。
同点の場合は、ゴールの港でより西にある船…って、夫じゃん!
夫の勝ち(笑)。
夫「よく分かんなかった」…でも、勝ったの、あなたなんですけど(笑)?
1号「不思議な感じ。やりたいことやる前に終わった」
2号「これ、やっぱり樽集めた人が勝つんじゃない?」…でも、勝ったの、パパだよ(笑)?
とのこと。

 

おもしろかったです!
これ、最低2回以上はプレイすべきゲームだと思います。
どれくらい樽を積んだらいいのか、どこで樽を降ろしたらいいのか、は初回では分かりません。
それでも、船がどう進むか分からない感じがよかったです。

毎回コースが変えられるようになっているのも、そのためだと思います。
さすがドイツ製、タイルがピタッとはまって気持ちいいです。
また、途中の嵐や海賊が雰囲気満点。
気分は船員で、次の港で何が起きるのかドキドキでした。

ゲーマーさんたちがガチで遊ぶゲームではないかもしれませんが、のんびり家族で一生懸命頭を使いながら遊ぶのにはピッタリ。
ルールは多くないし、気軽に遊べるいいゲームだと思います。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日はいい天気!
♪風はまだ少しだけ冷たいけれど、空はどこまでも晴れ渡っている(By 小田さん)♪、まさにコレでした!

その2
この週末は、忙しいんだよなぁ…あ、待てよ?このままじゃ、ゲームできないかも!!
…というわけで、あわてて1号2号に頼み込み、遊んでもらう。
それが…めちゃくちゃおもしろかったので、大満足(笑)。

その3
先週、新装開店イベントで焼きソーセージと風船をもらう。
焼きソーセージは、一緒にいた2号ももらってたけど、風船はわたしだけ(笑)。
昔は、2号だって風船欲しいーって言ったのになー、つまんないなー(おい)。
そして、その風船、いまだにちゃんと普通に浮いてる!
こういうのって、たいてい翌日には床に落ちるよね?
なんか、めっちゃトクした気分(笑)!

その4
2号「でもさー、まま風船持って帰る時、周りの人にかなーり迷惑かけたよ?」
…すみません(笑)。
2号が持ってくれたらよかったのに(そうじゃない)。

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん