紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

島の完熟バナナ(Reif für die Insel)

バナナに目がないサルになります(笑)

森をサルたちが駆け抜ける。
バナナを求めて、歩き回る。
ヤシの実でささっと食欲を満たせる者は、最もおいしいバナナを手に入れることができる。
ただし、早熟なサルたちが、熟れすぎたバナナを見つけたら、バナナマッチョに最後に残されるのはマッチョバナナだけだ。

No.555

・島の完熟バナナ(Reif für die Insel)

・Reiner Knizia作

・Zoch

・8歳から

・3人から6人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

島の完熟バナナ(Reif für die Insel)は、Zochの紹介動画を見て興味がわきました。
Kniziaさんだし、久しぶりにZoch欲しいなーという感じで購入。

そしたら。

サルじゃなくて、サギ。

この上げ底ぶり。
思わず「え??」と声が出てしまいました(笑)。
タイル抜いたら、箱1/4でいいよね?
どーりで、カードゲームなのに箱がデカすぎると思った…

…気を取り直して、ルールは。
各プレイヤーは、カードセットと個人ボードを受け取ります。
バナナはすべて袋に入れて、人数分バナナをひいて、場に並べます。
その際、オウムが出てきたら、バナナとセットにします。
雷雲は、分かりやすい場所に別に置きます。

ゲームは、全部で3シーズン行います。

手番が来たら…
手札から1枚選んで、自分が欲しいバナナの下に置きます。
すでにカードが置かれている場合は、置かれているカードより大きい数字のカードしか置けません。
大きい数字のカードを置いたら、置かれていたカードは、持ち主の元に戻ります。
ただし、雷雲が出ているときは、全員カードを選んで同時に出します。
数の大きい人から順番にバナナを獲得します。

それを繰り返し、全員1枚カードを置いたら1シーズンが終了です。
自分のカードを置いたバナナを、個人ボードに置きます。
オウムは、ボードの横に置きます。
使ったカードは、0以外はすべて捨て札となります。
0のカードは手札に戻します。

そして、バナナを食べる時間です。
1シーズン目は、茶色のバナナ、2シーズン目は黄色と茶色のバナナ、3シーズン目は全部のバナナを食べることができます。
また、オウムがいる場合は、オウムと同じ色のバナナが奪われます。
オウムとバナナを、箱に戻します。
そのあと、個人ボードの残ったバナナから、シーズンで収穫できるバナナをボード中央に置きます。
そのバナナは、得点となります。

これを3シーズン行い、ボード中央に集めたバナナの得点+残った手札の数字が得点となり、1番多い人の勝ちです。

さー、バナナを集めるぞーっ!

天気の悪い(…それしか書いてない気がする…)午後に、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(赤)の3人でプレイ。
ざっと説明するけれど、難しいところは特になし。

スタートプレイヤーは、わたし。
袋からバナナをひいて、並べる。
さくさくっとバナナが出てきたので、さっさとカードを並べる。
わたし「あ、もう1回言っとくけど、手札は補充できないからね。0のカードはいつも戻って来るけど、それ以外は使ったら捨て札になるから」
2号「えー、そーなのー」
1号「さっき、まま言ってたじゃん」
…「レイズ」の二の舞は避けたっ(笑)。
まぁ、あれはあれでおもしろかったんだけど(笑)。

モメめずに、あっさり決定(笑)

しょっぱなから頑張ることはないだろうと、全員節約モード(笑)。
いや、だって、この後もっと強力なバナナがでてくるかもしれないしー(笑)。

獲得したバナナを、自分の島に持ってくる。

ちゃんと茶色のバナナをゲットっ!

最後にカードを出したのは1号なので、今度は1号がスタートプレイヤー。

バナナばっかり出てくる(それでいいんだけど・笑)

素直にバナナを出す1号。
わたし「これさ、オウムとか雷雲が出てくると、おもしろいんだけどなー」
ここも、節約モード炸裂(笑)。

カードは、もちろん0で(笑)

わたし「1号、このラウンドでは、緑のバナナ、収穫できないって知ってるよね?」
1号「知ってるよ。でも緑のバナナ、点数大きいじゃん。だから緑のバナナでいけないかなーと思って」
はー、そーですかーっ(笑)!

その後は…

0のカード、大人気(笑)

相変らず、節約モード(笑)。
いや、だって、3シーズンやるんだから、最初から飛ばすわけにはいかない…

そして、出たっ、雷雲っ!
オウムは出ないけど(笑)。

バナナ型の雷雲(笑)

わたし「雷雲が出たので、みんな一緒にカードを出します。せーのっ!」

これは、燃える(笑)

だんっ!
ここで、2号が軽く(笑)勝負に出て、1のカードを出す。
ということは、2号、1号、わたしの順番…当然、2人に茶色のバナナを取られ、わたしは黄色の7…

2つ食べる

1シーズン目が終了。
オウムはいないので、茶色の5と4を食べる!
残りは、そのままボードに残る。

1号の島。

緑のバナナ島(笑)

…確かに緑のバナナは得点多いけど、茶色のバナナは1つだけ…

2号の島。

こちらは、黄色のバナナ島(笑)

こっちは、黄色のバナナ攻め(笑)。
2号「だって、茶色のバナナ、出てこなかったじゃんっ」
…まぁ、確かに少な目ではあった(笑)。

2シーズン目。
1シーズンやってみたら、流れとポイントが分かったので、全員突然真剣になる(笑)。

やっぱり0のカード

と言っても、相変らず使うカードは0ばっかなんだけどね(笑)。
1号、あくまで緑のバナナ集め…ホントにその作戦で行くんだ…

2シーズン終了時の2号の島。

ここで、空にする!

黄色いバナナごっそり食べてる!

1号の島は…

お見事!

見事に緑のバナナコレクション(笑)。
かろうじて1つ黄色のバナナ…

わたしの島は…

20点集めたっ!

運よく、2枚集めると20点になるバナナが集まった!
これは、おいしい…(文字通り)
ちなみに、顔の上にバナナがのっているのは、わたしたちが考えたわけではなく、説明書に書いてあったからです(笑)。

そして、3シーズン目。
ここに来て、とうとうオウムが出てくる!

まぁ、これだよね…

うげー、よりによって緑のオウム…緑のバナナは、このラウンドでようやく食べられるというのにー。
もう1つは黒いバナナだし…
当然、より悪くないバナナという選択で、そろそろ数字カード使ってみようかな…と、緑の2のバナナに1を出してみる。

すると。

へー、オウム付きでもいいんだ…

2号は、0でオウム付きバナナ。
ふーん、そーなんだー…

で、1号は。

なん…だと?

1号「じゃ、3出して、緑のバナナもらう」
わたし「え、うっそ!」
1号「言ったじゃん、緑のバナナ集めてるって」
わたし「そうだけど…」
でも、確かに緑のオウムは絶対欲しくないし、黒のマイナスバナナもいらない、となれば、緑のバナナしかないんだよねぇ…

仕方がないので、わたしは戻ってきた1のカードを、2号のカードに重ねる。
2号「えー、こっち来るのー」

あっちがだめなら、こっち(笑)

わたし「うん、そっち行くのー」
2号は2を出して、わたしの1を返してくる…くっそー!
じゃあ、と気を取り直して、再び1号の3に4を出すと、1号「これは、渡せない」と言いながら、10を出してくる!!

…10以上大きいカードってないんだよね…くっそーっ!

もちろん、0で

…結局黒いバナナで手を打った(爆)。

これで、1号はボードがいっぱいで、終了。
このあとは、2号とわたしの勝負。

10で取られたのが悔しかったので、大人げなくいきなり10を出す(笑)。

意地になる(笑)

へっへーんだ、10以上大きい数ないもんねー。

2号、優雅に0のカードを出す(笑)。
…なんか、むかつくんですけど?

そんな感じで、全員バナナを集めたので、得点計算。
わたしの島。

黒バナナ…

黒いバナナが悔しい!
でも、緑のバナナの13取ったぞ!

1号の島。

完熟前のバナナが好きらしい

見事な緑のバナナ島(笑)。

2号の島。

緑のバナナはオウムに取られるので…

2号は、緑のオウムがいたため、緑のバナナを集めると1つ取られるので、黄色と茶色のバナナを集める。
2号「オウム、すっげージャマだった」

残った手札も計算加えると、わたしの勝ち、以下1号、2号。
1号「これ、人数多い方がおもしろいと思う。色に関係なく、大きい数のバナナは集めたほうがいい」
2号「全然思い通りにならなかった。でも、人数多かったら、もっとおもしろいんじゃないかな」
とのこと。

おもしろかったー!
シンプルなルールで、きれいにまとめたなーという感じ。
さすが、Kniziaさん!

最初のうちは、「これ、0だけ出して終わるんじゃ…」なんて思ったけれど、杞憂でした。
というのも、中盤以降「これが欲しい」「これは絶対いらない」というのが出てくるので、数字カード絶対必要(笑)。
オウムがすごく効いているし、雷雲も流れに緩急がついて、とても効果的。
すごく分かりやすいのに、こういう小さな仕掛けでちゃんと盛り上がるようになってるのが、すばらしい。

でも、たぶん適正人数は4人以上だと思います。
3人で遊べないこともないし、それなりに楽しめましたが、オウムがもっと出てきた方がおもしろかったのではないかと。
ゲームが終わったあと、「これ、6人までで遊べるんだよねー」と言ったら、1号は「あ、そうだと思った!多い方が絶対おもしろいと思った」と言ってました。

次回、4人以上で遊んでみたいと思います。
読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
今日も天気悪し。
クッソ忙しいのに、余計なことをやるやつ(注・家族ではない)がいて、キレかかる…「あー、気分わるー」とつぶやくと、すかさず1号が「分かるー、天気悪いし、なんかイライラするよね」加えて2号「もうね、何もしないで寝たい…」
それを聞いていた夫は「この時期は、日本にいたほうがいいよね。日本の方が天気いいでしょ」
みんなそれぞれイライラしてるのに、みんなちゃんとコントロールしててすごい。
わたしも見習わねば…