紺碧のSpielplatz

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キングドミノ 巨人の時代(Kingdomino Zeitalter der Giganten)

キングドミノの拡張です!

気をつけて!
山から巨人たちが押し寄せてくる!
やつらは、騒がしくて、荒々しい。
そして、王国に自分たちの地域が欲しい…もちろん、きみたちから奪うつもりだ!

No.570

・キングドミノ 巨人の時代(Kingdomino Zeitalter der Giganten)

Bruno Cathala

・Pegasus Spiel

・8歳から

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「キングドミノ 巨人の時代」は、2017年のSpiel des Jahres受賞作「キングドミノ(Kingdomino)」の拡張です。
「キングドミノ」がSpiel des Jahresを受賞したからってわけじゃないでしょうけど(あ、そうかもしれないけど)、その後「クイーンドミノ」「キングドミノ 巨人の時代(拡張)」「キングドミノ デュエル」「キングドミノ オリジンズ」と発売されました。

実は、「クイーンドミノ」に興味があったんですが、値段と折り合いがつかなくて(笑)。
しかも、追加生産してないのか、割とすぐ見かけなくなった印象です。
で、「キングドミノ オリジンズ」で遊んでみたら、難易度は上がったけどおもしろい!
じゃあ、キングドミノの拡張…やっぱ気になるなー…なんて思っていたら、実店舗で売れ残り発見!
にんまりとレジに直行したというわけです。

さて、ルールは。
5人で遊べるように、5つ目のお城とスタートタイル、王さま(茶色)が入ってます。
新しいタイルは、
・巨人付きタイル
・巨人の足あとつきタイル
です。

すべてのタイルをよく混ぜて、お城ケースに入れます。
下から5枚のタイルを出して、順番に並べます。
順番は、まずアルファベット、それから昇順です。
タイルを表にして、人数に合わせて指定のタイルを取り除きます。

あとは、オリジナルと同じように進めていきます。
巨人付きタイルを取ったプレイヤーは、巨人こまを自分の王国内の王冠1つがついているタイルに置かなければなりません。
王国内に王冠がなければ、巨人こまを置く必要はありません。
巨人が置かれた王冠は、得点計算の際カウントしません。

巨人の足あとがついたタイルを取ったプレイヤーは、自分の王国内にいる巨人を他のプレイヤーに渡します。
受け取ったプレイヤーは、自分の王国内の王冠1つがついているタイルを選んで置きます。
王冠のついたタイルがなければ、受け取らなくていいです。

もう1つは、ある条件を満たすと追加得点が得られるタイル。
ゲーム前に2枚抜き出し、ゲーム終了時に条件を満たしていたら、得点できます。

ゲーム終了したら、オリジナルと同じように得点計算し、1番得点の多かった人の勝ちです。

巨人勢ぞろい!

天気の悪い(笑)午後、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
オリジナルで遊んだのは遠い昔なので、ルールをおさらい(笑)。
でも、1回やればすぐ思い出せるのが、「キングドミノ」の良い所!

追加の得点条件は…
・お城のまわりを海にすると、1ますにつき5点
・王国の角を森にすると、1ますにつき5点
の2つ。

まず、タイルを5枚出す。
順番に並べて、指定された2枚のタイルを取り除く。

…ですよねぇ…

スタートプレイヤーは、1号。
…当然王冠付きのタイルを狙う。
で、2号が置いて…わたし…全面黄色かよっ(笑)!

んで、またタイル5枚出して、順番に並べて、2枚取り除いて…

3人プレイなので、2枚取り除く

表にすると…

やった、王冠あった!

あ、王冠あった!
あったけど、黄色じゃないのか…でも、王冠集めたほうがいいよねぇ…
最初のタイルにのせたこまを、王冠付きのタイルに置いて、全面黄色(笑)のタイルを自分の王国に配置する。

それにしても…何もない(笑)

得点タイルの1枚が、お城のまわりを海にすると得点なので、なるべく海にしたい。
なので、こういう置き方になる(笑)。

王冠ない地形が増えるって…

黄色が増える…王冠ないけど(笑)。

それにしても…

他のタイルとの差がありすぎ…

なーんーでー、1号がトップのときに限って王冠たっぷりタイルが出るのかなぁ!
2号「なんかむかつく」
わたし「うん、むかつく」
しかも、とうとう巨人が出てきた。
2号「あ、これ?巨人」
わたし「そう」
2号「え、取ったら巨人来るの?」
わたし「来るけど、自分の王国に王冠がなかったら来ない」
2号「あ、王冠ないわ。じゃあ、ダイジョウブか」
わたし「うん、セーフ…1号のとこなら行けたのに」
1号「取るわけないじゃん(笑)」

また王冠ない…

2号、巨人タイルだけど、巨人は来ない(笑)。
わたしは、また黄色かよっ(笑)。
でも、お城のまわりに海が置ける(あくまでポジティブ)!

こうなるよね…

すでに遊んだことがあるから知ってるけど、たいていのタイルは2種類の土地。
両方とも同じならば、1列に並べて広げることができるけど、たいてい違うので1列並びでは広げられないと思い出す。

その頃の2号。

考えることは同じ(笑)

2号「全然王冠ないんですけど?」
わたし「わたしも1個しかないんですけど?」
1号だけがニヤニヤ(笑)。

そして、その1号は…

何?この差?

森が広がってるけど、反対側には王冠2つもある!

せっかく巨人タイルが出たので、巨人こま置いてみた(笑)。

残念、王冠なかったね(笑)

すごすごと戻ってゆく巨人(笑)。
残念だったな(笑)。

その後、淡々と進んでいくけど、どうも1号に当たりタイルがまわる確率が高い(笑)。

とにかく王冠が取れない…

…黄色、広がってるけどね、王冠いっこもないんだけど?(つまり0点)

見よ、この1号の王国!

なに?この差?(2度目)

わたし「なんで1号の王国は、王冠だらけなの?」
2号「おかしい。絶対おかしい」
1号「おかしくないって」
ふぅん。

2号、1枚目の巨人タイルは回避したけど、その後王冠タイルを配置したあとに巨人タイルがまわってきてしまう。

ようこそ、ここへ~(くっくっくっく)

2号「これ、どーやったらいなくなるんだっけ?」
わたし「足あとがついたタイルを置いたら、他の人に押し付けられる」
2号「足あとね…」

その後、1号の王国にも巨人がやって来る。
わたし、とりあえず無傷(笑)。

最初に足あと取ったのは2号。
2号「で、巨人、誰かにあげていいんだよね?」
わたし「まま、王冠少ないから、ダメだよ?」
1号「……」
2号「確かになぁ、1号王冠多いもんね。1号にあげる」
1号「げー…」

1号も足あと取る。
わたし「わたしのとこ、王冠少ないから。2号の方が多いよ?」
2号「うっそだー、ままのほうが多いね」
わたし「そんなことないって(数えてみたら、そんなことあった・笑)。1号が王冠1番多いんだから、1号のとこに置いとけばいいじゃん」
1号「…ままにあげよう」
いらねーっ!!

来なくていいってばー

とうとう訪問されてしまった(笑)。
王冠1つのところで、広がりそうにないとこ…ここかな。

終盤は、タイルをどうやって置くか悩みまくり、写真どころじゃなかった(笑)。
全員足あとタイルを待ち焦がれたけれど、出てこない…

そんなこんなで終了。
わたしの王国。

黄色の王冠、もっと欲しかったな…

バカでかい黄色…かろうじて王冠2つ(笑)。
得点にならない草原が広がり、巨人ひとり。
お城のまわり2ますを海、角は2か所森!

2号の王国。

2号も四苦八苦

1号、しっかり2号にも巨人を押し付けた(笑)。
お城の2ますが海、角1か所森で追加得点。

1号の王国。

なに…この差?(3回目)

お城の周囲1辺を海で囲み、しかもその海全部王冠つきってどーゆーことーっ??
角に森は持って来てるし、なにこれ(笑)。

得点計算すると、当然のことながらぶっちぎりで1号の勝ち。
以下、わたし、2号。
1号「ちょっとカルカソンヌに似てる。でも、タイルの取り方がおもしろい」
2号「え、まま、2号より上?ずっりー、巨人押し付けたのにー」(笑)
とのこと。

 

おもしろかった!
これは、最初から入っててもおかしくない拡張だと思います。
しっくりなじんでいるし、違和感ない。
ルールは複雑になっていないのに、ちゃんとおもしろくなってます。

オリジナルは、割とソロプレイ感高めだけど、巨人と足あとタイルが入ったことで、否応なしにプレイヤー同士のコミュニケーション(っていうのか?)が増えました。
巨人が来ないように、全員必死で自分の王国を(口で)守ります(ウチの場合・笑)。

ただ、フルで楽しむなら5人プレイが最適かも。
3人だと、毎回2枚タイルを抜くので、抜き方によっては、今回みたいに一人のプレイヤーに王冠が行きやすい展開になるかもしれません。
ちなみに、今回は1度に2枚巨人タイルが出てしまい、巨人タイルが1枚少ないプレイでした。

あと、ゲーム自体には直接関係ありませんが、なんで巨人をこまに印刷しちゃったんでしょう?
オリジナルの王さまは印刷なしなのに、なんで?
全然雰囲気に合ってなくて、違和感ありまくり…せっかく木のこまにしたのに。
これは、もったいないなと思います。

できれば、フルの5人プレイで遊んでみたいです。
読んでくださって、ありがとうございます。

☆今日のありがとう☆
その1
寒くなりました(笑)。
もう着ないだろーなーと思った厚手のセーター再登場です(笑)。

その2
ちょっと不調があったので、病院に行きました。
さっと予約が取れてよかったです。

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん