紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

キングダム 王国の派閥(Claim Kingdoms)

王国の派閥がボードゲームになった(正確には、タイルゲーム・笑)!

王位をめぐる戦いが始まった!
時は満ちた。
王国内の片隅から、ラウンドごとに力を持つ派閥への影響力を高めるのだ。
ただし、ゲーム終了時により多くの派閥を自陣に引き入れたものが王位を継承するだろう。

No.491

・キングダム 王国の派閥(Claim Kingdoms)

・Scott Almes作

・Game Factory

・10歳から

・2人用

・時間…30分

・日本語化…必要ありませんが、タイルの効果の和訳シートがあったら遊びやすいです

ある日、ウチでごろごろしていた1号が「ゲームで遊ぶ?短いやつならできるよ?」と言ってくれまして。
当然「遊ぶ遊ぶ遊ぶ遊ぶー」と叫びながら魔窟(笑)に飛び込み、2人用ゲームを物色…パッと目にとまったのが「キングダム 王国の派閥」でした。

調べたら「キングダム 王国の派閥」は、2022年の夏休み直前に購入。
…もう絶対時間がなくて遊べない時期に、あえて買ったという…(笑)。
ダイジョウブか、わたし(笑)。

ちなみに、「キングダム 王国の派閥」は、カードゲーム「王国の派閥」をボードゲームにしたものです(…の割には、ボードはないけど・笑)。
カードゲーム「王国の派閥」がおもしろかったので、これは遊んでみたいっと思ったものの、評価がめっちゃ微妙…
なので、保留していたのですが、ドイツ語版で遊んだ人が「英語版とはルールが違うらしい。ドイツ語版はおもしろかった」というコメントを残していたので、んじゃいってみよーっとクソ忙しい(笑)夏休み前に買ったというわけです。

さて、ルールは。
派閥は10種類ありますが、7種類しか使いません。
7種類の派閥タイルはよく混ぜて、山にします。
3枚表にします。

各プレイヤーは、こまを受け取り、得点ボードの0のますに1つ置きます。
派閥タイルを2枚とって、相手に見えないように持ちます。
早見表を受け取ります。

手番がきたら…
1.タイルを置き、自分のこまを置きます。
タイルは、すでに置かれたタイルに少なくとも一辺は接するように置きます。
置いたタイルの上に、自分のこまを置きます。
2.タイルの効果を実行します。
効果は、実行してもしなくてもかまいません。
3.タイルを1枚選んで、手札に加えます。
表になったタイルか、山から1枚選びます。
表になったタイルを選んだら、山から補充します。

すべてのタイルが置かれるか、どちらかのプレイヤーのこまがすべてタイルの上に置かれたらゲーム終了です。
それまでの得点に、各派閥タイルにどちらのプレイヤーのこまがより多く置かれたかを確認し、多かったプレイヤーが派閥タイルの得点を獲得します。
得点が多かった人の勝ちです。

準備完了!

天気が悪くさむーい日に、1号(青)、わたし(赤)の2人でプレイ。
ルールを説明するけど、ルール自体は分かりやすいし、早見表があるので確認しながらプレイすることにする。

スタートプレイヤーはわたし。
場のタイルは、不死者。
ピンク色でかわいいけど、不死者で、上にのせたこまを他のタイルの上の相手のこまと交換できる。
…ふーん。

悩むといっても2択だし、まだ場にタイルが1枚しかないから、分かりやすいコボルドを置いてみる。

まず1点(笑)

コボルドは、場に自分のこまがあるコボルドタイルがあれば、得点になる。
…まぁ、1つはあるから、1点(笑)。
手札を補充して、手番終了。

1号もコボルドタイルを置いて、1点。
わたしも、また来たコボルドを置いて2点。

コボルド集合(笑)

割と静かな立ち上がりかな(笑)?
…と思ったのもつかの間…
1号、騎士を出すっ!

やられたー…

えーっと、騎士は…えっ、上下左右にある相手のこまを戻す…
うっそーっ。
わたしのこま、出戻りかよっ(笑)。

ここで、わたしは予言者を出す。

この予言は、あんまり当たらなかった(笑)

予言者は、表になったタイルか、山のタイルを3枚とって、手札の1枚と計4枚から2枚選んで、手札にできるというもの。
…でもさ、4枚のうち2枚が同じだと、予言された気がしないんだけど(笑)?

そして、1号はまた騎士を出してくる!

何それっ!!

わたし「ちょっと待った、なんで1号は騎士ばっか持ってんの?わたし1枚もないのに!」
1号「知らないって、だって、手札に来たんだもん」

騎士、憎し(笑)

わたしのこま、もうひとりしかいないー、ずるいー(笑)!
ぎゃーぎゃー(笑)。
…と叫んだのがよかったらしい、そのあとちゃんと騎士が来た!
となれば…

突撃ーっ!

ふふん、わたしだってっ!
わたし「こうやったら、1号のこま2つ戻せるよねっ」
1号「…めっちゃうれしそう」
ウン、うれしい(笑)。

ひゃっほーい!

新しいタイルが出るたびに早見表で確認するので、間延びするんじゃないかと思ったけど、割とテンポよく進む。
中盤以降は、すでに見たことがあるタイルばかりになるので、どれをどこに置くかで悩ましいことこの上ない(笑)。

小人列(笑)

2人とも小人で得点しようとしたので、1列だけやったら長くなる(笑)。
縦横で得点できるんだけど、横に並べてしまった(笑)。

そんなこんなで、1号のこまがなくなったので終了。

さて、各派閥はどちらになびくのか…

この時点では、わたしのほうが得点が多かったのだけれど、各派閥の得点を確認すると…

くぅ~3点差!!

3点差で、1号の勝ち!
1号「おもしろいじゃん、これ。最初はわけわかんなかったけど、効果を覚えたら考えどころはあるし、よかった」
とのこと。

 

おもしろかったです。
なんでこれ、BBGで評価あんまり高くないんだろ(笑)?
あ、でも、カードゲームの「王国の派閥」のファンは、おもしろくないと思うのかもしれません。
確かに、全然違うテイストです(笑)。
「王国の派閥」を期待すると、肩透かし…かも(笑)。

わたしは、カードゲームの「王国の派閥」は好きですが、「キングダム 王国の派閥」もおもしろいと思いました。
「王国の派閥」系統と思うと、「コレジャナイ」かもしれませんが、たくさんあるゲームのひとつとして遊べば、よくできているのではないかと。

タイルならべゲームの代表作「カルカソンヌ」は、図柄を合わせることで得点を増やしていきますが、「キングダム 王国の派閥」ではタイルの効果で得点を増やしていきます。
そして、「カルカソンヌ」は手番に1枚タイルを表にして、それを置きますが、「キングダム 王国の派閥」では常に2枚のタイルから1枚選んで置きます。
これが、かなりプレイ感を変えたなと思いました。

カルカソンヌ」では、どこか受動的だったのが、「キングダム 王国の派閥」ではより能動的に遊んでいた気がします。
2択でも選択肢があると、プレイヤーは場をコントロールできるような気分になるんですね。

タイルを並べて王国が広がっていくのを見るのはおもしろいし、タイルの効果によってダイナミックな動きがあって、楽しかったです。
ただ、箱は半分のサイズでよかったのではないかと。
得点ボードのサイズに合わせたのかもしれませんが、2人プレイなのになんであんなバカでかい得点ボードにしたんだか(笑)。
いろいろもったいないなぁと思いました。

次回はぜひ、使わなかった3種類を入れて遊んでみたいです。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は…午前中はくもりで、お昼から時々日が差しました。
ホントに、単純だけれど明るくなると、気分も明るくなるという(笑)。
ちょっとでも日が差してくれて、よかった!

その2
前に書いたブログを読み返す。
…なんか、前の方がおもしろかった気がする(笑)。
勢いってあるっていうか…
最近は、ちょっと惰性になってたかなと反省。
思わず笑っちゃうブログ、書けますように!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪