紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

Kuhfstein

Spiel新作

みなさんはそれぞれ、花が咲き誇る野原や澄み切った湖、絵本から出てきたような農場を組み合わせて牧歌的な風景を創り出してください。
そして、点数が高い牧場にせっせと牛を放牧します。
でも、いつも同じような風景が望まれているわけではありません。
ゲーム終了時に、他の牛より1歩先に出るには、牛たちを放牧させるだけではなく、いいタイミングで牛たちを牛舎に戻さなければなりません。
つまり、先を見通し、タイミングを逃さないことです。
誰が一番多く得点と…幸せな牛を集めることができるでしょうか?

No.545

・Kuhfstein

Rita Modl

・Schmidt

・8歳から

・2人から4人

・時間…45分

・日本語化…必要ありません

「Kuhfstein」は、2023年Spielの新作です。
作者は、「メンアットワーク」のModlさん。
Spiel前にすでに出回っていて評判になっていたので、説明書を読んだのですが…うーん、わたしの好みではないかなと(笑)。
長考しだしたらキリがないタイプで、待ち時間が長いゲームは苦手なので、スルーしようと思っていました。

が。
SpielのScoutaktionホール1,2,5,6で3位に入ってる…となると、やっぱり気になる(笑)。
値段もそれほど高くなかったし、箱も中箱だったので、Spiel別便(はいっ?)として注文しちゃいました。

さて、ルール。
得点ボードに、ボーナスますをはめます。
カードはよく混ぜて、裏返しに積み重ね、4枚表にしておきます。
地形タイルは、裏返しによく混ぜて、積み重ね、4枚表にしておきます。
木は、人数に合わせた数を準備します。
各プレイヤーは、同色の牛と得点マーカー(得点ボードに置く)を受け取ります。
得点カードを2枚受け取り、こっそり見て裏返しにわきに置きます。
カードを1枚受け取ります。

手番では…
・表になった地形タイルを1枚選び、自分の前に並べます。
・表になったカードを1枚選び、手札に加えます。
・手札から1枚カードを出して、得点にします。
・タイルに置いた牛を手元に戻します。
の4つのアクションから、2回実行します。
同じアクションを2回でも、違うアクションを1回ずつでもかまいません。

・表になった地形タイルを選び、自分の前に並べます。
手札にあるカードにかかれたようにタイルを並べると、得点になります。

・表になったカードを1枚選び、手札に加えます。
手札の枚数制限はありません。

・手札から1枚カードを出して、得点にします。
カードと同じようにタイルを並べたら、カードを出して、得点にします。
得点ボードの自分の得点マーカーを動かします。
その際、ボーナスますにとまるか、通り過ぎると、ボーナスを獲得します。
カードの指定の位置のタイルに、自分の牛をのせます。

・タイルに置いた牛を手元に戻します。
タテとヨコでつながった牛のグループならば、グループごと手元に戻すことができます。

これを、繰り返して、誰かが65点に達したら、全員同じ手番数になるまで続け、ゲーム終了となります。
最初に配られた得点カードを1枚選んで、その得点を足し、1番得点の多かった人の勝ちです。

上にあるのが得点ボード

天気の悪い午後に、2号(茶色)とわたし(白)の2人でプレイ。
BGGにおすすめは2人とあって、説明書読んでも「うん、確かに2人で充分って気がする(笑)」と思ったので、あえて2人で遊ぶことに(笑)。

2号にルールをざっと説明。
どっかで遊んだことあるようなルールばかりなので、特に難しいところはなし。

スタートプレイヤーは、わたし。
初手番は…まぁ、まずタイルを取るよね(笑)。

まずは手元のカード完成を目指す!

最初にもらったカードが、なんと11点と高得点だったので、それを目指しつつ、場にオープンになったカードも横目で眺める(笑)。
どーせなら一石二鳥を狙いたい(笑)。

2号も考えることは一緒(笑)。

湖、欲しかったのにー!

わたしが狙っていた湖を取られてしまう。
ちなみに、タイルやカードの補充は、取ってすぐではなく、手番終了してから。
つまり、手番中に新しいタイルやカードは出てこない。

その後、2号もわたしも畑(黄色)のタイルが欲しいのだけど、全然出てこなくて四苦八苦(笑)。
ちゃんと切ったんだけどなぁ…

しょうがないので、他のカードを完成させる(笑)。

放牧っ!

野原2枚で完成。
カードの色付きタイル部分に牛を置く。
…お、放牧って感じでいいわぁ(笑)!
得点は3点。

しばらくして、2号も完成。

大きいやつ、完成!

色のついたタイルに、牛を放牧。
カードの色のついてないタイルは、どのタイルでも置いてあればいい部分。

2号もわたしも、表になったタイルとカードと自分の牧場を見比べる(笑)。
これが結構忙しくて、待ち時間はほとんどなし。

とにかく黄色の畑がなかなか出ないし、場のカードも作れそうなのがないし、で停滞しそうになったんだけど、あ、そーいや木があった!と思い出す。
木は、2×2で「全部違う」か「全部同じ」タイルを並べると立てられる。

実は、最初にもらった得点カードの1枚が「木が3本以上あったら、得点」というのがあったので、木は狙ってた。

植樹(笑)

なので、全部野原にして木を生やす(笑)。
木が生えると5点もらえる。

これ、タイルとカードが合わないときの救済策として、とてもよくできてる。
できることがないって思わせない工夫がすごい!

ついでに、牛を牛舎に戻す。
わたしは2匹隣同士のタイルにのせたので、1アクションで2匹戻せた。
ななめは一緒に戻せないってのがミソだな…

そして、次のカード完成。

ふたたび放牧!

これ、全くの偶然なんだけど、今回もまた牛がひとかたまりになってくれて、戻しやすい。
2号は、飛び飛びに置くカードが多くて、戻すのに一苦労。

カードは、向きを変えてもいいので、2号もわたしもカードをぐるぐる回しながら考える(笑)。
わたし「裏返しはダメなんだって」
2号「そりゃそーでしょ、大変だよ、裏返しまでやったら(笑)」
ですよね(笑)。

記念植樹がさかんな牧場です(笑)

畑がなかなか出てきてくれなかったので、わたしは木を3本生やすことに成功(笑)。
途中、タイルが5枚中4枚同じタイルになったので(森だった)、流して新しいタイルを出したのに、畑は出ない(笑)。
そのくせ、カードは4枚中4枚畑が出て流したり。
説明書を読んだ時点では、そんなにかぶらないじゃないかなと思ったんだけど、意外にかぶってた。
これ、テストプレイをしっかりやったから、流すルールがあるんだろうなぁ。

そんなこんなで、わたしが65点に到達したので、2号もう1手番やって終了。
わたしの牧場。

結構にぎやかになった!

得点カードは、「終了時に手元に牛が4匹以上残っていたら、4点」「木が3本以上あったら、6点」だったので、当然点数の多い木を選ぶ。

2号の牧場。

放牧が盛んな牧場

得点カードは「13枚以上タイルがあったら、7点」「65点以上獲得したら、3点」だったので、もちろんタイルを選ぶ。
2号「ほら、ちゃんと13枚以上集めた!!」

計算してみると、わたしの勝ち。
2号「おもしろかった!すごく分かりやすいルールだし、うまく完成できるとすごくうれしい」
とのこと。

 

すみません、説明書読んだ時点では好みじゃないとか思って(笑)。
めっちゃ楽しかったです。
Scoutaktion3位は、伊達じゃなかった(笑)。

これ、好みじゃないかもと思ったのは、絶対悩みまくって待ち時間が多くなるだろうなと思ったからなんですが、BGGのおすすめ通り2人で遊んだら、待ち時間ありませんでした(笑)。
もしかしたら、3人、あるいは4人で遊んだら、「あー、やっぱり待ち時間長すぎ」と思うのかもしれませんが。

要はパズルで、タイルもカードもオープンなので、しばらくすればお互い何を狙っているかぐらいは分かります。
でも、最初にもらうカードがポイントで、それがあるから欲しいタイルはある程度ばらけるし、序盤は何を狙っているかも分かりづらいから、ジャマされる感じもなく、それぞれ悩みまくってました(笑)。

あと、場のタイルもカードもどれもムリっていう状態になっても、木で得点を狙えるというのも、よかった!
木のおかげで場が全くダレず、常にどうしようか悩んでおもしろかったです。

やってることひとつひとつは、「前にもやったことあるよね」なのですが、細かい調整が入っているので、遊んでいてダレたり、退屈したり、ぼーっと待たされたりすることがなかったというのがすごいなと思います。
なんというか、プレイヤーが「あー、こうできたらいいのにー」って思う方法がちゃんと用意してあって、ファーストクラスで遊んでる感じ(意味、分かってください・笑)。

それに、最初にもらう得点カードが2枚ってのもよかった(笑)。
チケットトゥライド」みたいにできなかったらマイナスではなく、どっちか1枚だけ得点して、もう1枚は捨てるってのもこのゲームの雰囲気に合ってると思いました。

2号とわたしが遊んでいたら、夫が通りかかって「おもしろそうだね!」と言ってたので、今度は夫と遊んでみようかな(笑)?

読んでくださって、ありがとうございます。

 

☆今日のありがとう☆
今日の予定を確認。
わたし「あのさー、お昼ご飯のあと、時間あるかなぁ…」
1号「…なに、ゲームしたいの?」
わたし「…できれば」
1号「2号は?」
2号「お昼ご飯の後なら、いいよ」
1号「じゃあ、お昼ご飯の後遊ぼう」
わたし「昔はさー、1号と2号がままに『遊んでー』って言ってたのに、今はままが『遊んでー』って言ってるよね(笑)」
そのあと、一緒に遊んでもらいました(笑)。
遊んでくれてありがとう!