紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ベルラッティ(Belratti)

贋作を見破れ!

テーマを2つ決め、画家はそのテーマに合った絵を描きます。
ベルラッティは、贋作を紛れ込ませます。
美術館員は、画家が描いた本物を見つけ出せるでしょうか?

No.504

・ベルラッティ(Belratti)

・Michael Loth

・Kosmos

・8歳から

・3人から7人

・時間…25分

・日本語化…必要ありません

「ベルラッティ」は2018年発売で、2019年のSpiel des Jahresの推薦リストに入っています。
グラフィックを変えたものが、何種類かあるようです。
わたしは、最近発売のKosmos版を購入しました。

さて、ルールは。
ジョーカータイルを表にして、場に並べます。
ベルラッティカードを表にして、場に置きます。
絵画カードをよくきって、各プレイヤーに裏返しに人数に合わせた枚数を配ります。
残りは山札として裏返しに積み重ねます。
人数に合わせた人物カードを準備し、プレイヤーに配ります。
プレイヤーは、自分の前に人物カードを表にして置きます。

美術館の館長カードを持った人が始めます。
館長は、山札から2枚カードを表にします。
それが、今回画家に描いて欲しいテーマです。
館長のカードを持ったプレイヤーは、何枚の絵が欲しいか相談し、3枚から7枚までで決めます。

画家カードを持ったプレイヤーは、手札を確認し、テーマにあったカードを選びます。
その際、画家同士で「1枚はピッタリだけど、ほかはダメ」「3枚までなら出せそう」などと相談してもかまいません。
ただし、「動物の絵に合うカードがある」「色が合っているカードがある」などのヒントは不可です。

館長に要求された枚数のカードが集まったら、裏返しのまま場に出し、そこに山札からベルラッティの作品(贋作)として4枚加え、よくきってから表にします。

館長たちは、絵を確認し、まず、贋作か贋作でないか、本物だとしたらどちらのテーマの絵なのかを話し合って決めます。
贋作は、すべて捨て札にします。

決まったら、画家が確認します。
本物の絵で、しかもテーマも合っていたら得点となり、場のわきにカードを積み重ねて置きます。
本物の絵で、でもテーマが間違っていた場合は、得点にはならず、捨て札となります。
贋作だった場合は、ベルラッティのカードの上に置き、6枚になったらゲーム終了です。

これで1ラウンド終了です。
画家だったプレイヤーは、手札を補充します。
そのあと、人物カードを左隣のプレイヤーに渡し、次のラウンドを行います。

ベルラッティに6枚目のカードが置かれたら、ゲーム終了です。
場のわきに積み重ねて置いた本物の絵のカードを数え、15点以上あれば、プレイヤーの勝ちです。

実は、再プレイ

家族で遊ぶ日(332)。
久しぶりに4人そろったので、「ベルラッティ」にする。
実は、「ベルラッティ」はすでに遊んだんだけれど、後でルール間違いを発見したので、再プレイしたかった。
夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。

1ラウンド目。
夫とわたしが館長で、1号と2号が画家。
テーマは、動物のエサの缶詰?と鍋。
わたし「何枚にする?」
夫「何が?」
…どうやらルールは、夫の頭からすべて消え去った模様(笑)。
わたし「あのね、館長は何枚絵が欲しいか言うの」
夫「前は何枚だっけ?」
2号「確か、4枚だったと思う(確かに、前回はほとんど4枚だった)」
夫「じゃ、4枚。4枚が一番いい」
…忘れてたくせに、よく言う(笑)。

この中に4枚本物、4枚贋作がある!

1号も2号も2枚ずつ出して、山札から贋作として4枚加えて、カードをよくきる。
そして、場に並べ、どの絵がどのテーマの絵かを考える。
夫「たぶん、動物の絵は全部缶詰じゃない?」
わたし「なるほど」
夫「あとは…」
わたし「鍋に形が似てるってんで、コップとか…桶とか?」
夫「段ボール箱ってのもある」
…ホントだ(笑)。

夫とわたしが相談している間、1号も2号も何か言いたそうにしつつ、グッとこらえる(笑)。
そう、当然だけど、ルールで画家はヒントを出しちゃいけないことになってる。

下の段に残ったカードは、すべて捨て札

選ばれなかった絵は、すべて捨て札になる。
そして、正解は…
わたし「カンガルーは?」
2号「あたりー」
わたし「ネズミは?」
2号「あたりー」
わたし「コップ」
1号「正解」
わたし「桶」
1号「正解」

おっしゃーっ!

全問正解!
これは、快感。
思わず拍手(笑)。

2ラウンド目。
館長は、夫と2号、画家は、1号とわたし。

すごい組み合わせ

テーマはこれ。
帽子と、トランプ、ね…
わたし「何枚?」
夫「4枚」
2号「…だって(笑)」
1号「うっわー、これ、どっちもきついわ」
わたし「じゃあ、わたしが3枚出そうか?」
1号「出せるなら、お願い」
わたし「なんとかしよう…」

贋作混ぜて8枚場に出すと、夫と2号、さっさと選別(笑)。
おかげで写真撮るヒマなかった(笑)。

素早い鑑定の夫と2号

2号「ハンガーは?」
わたし「あたり」
2号「くつ(ハイヒール、ね)は?」
1号・わたし「しーん」
2号「あ、これ、ハズレだったのか!」
くつの絵は、ベルラッティへ。
2号「ゲーム機」
わたし「ピンポン」
2号「三輪車」
わたし「ピンポン…てか、分かってくれてありがとう(笑)」

手札にゲーム機を見つけた時は、ラッキーと思ったけど、それ以外はかなり悩んだ。
帽子が服つながりでハンガーはなんとかなると思ったけど、トランプで自転車はかなり難易度が高いかと(笑)。

3ラウンド目。
夫とわたし、画家。
1号と2号、館長。
テーマは…

とんでもないもんばっかり出てくる(笑)

手押し車と消火栓…うーむ。
わたし「何枚?」
1号「じゃあ、ちょっと変化つけて5枚」
夫「え?5枚も?」
わたし「ムリそう?」
夫「…ちょっとムリかな…」
わたし「じゃあ、ジョーカー使って手札交換する?」
夫「できんの?」
わたし「できる。このタイルを裏返しにしたら、好きなだけ交換できるよ?」
夫「じゃあ、全部捨てる」
ちなみに、1度使ったジョーカーは、贋作をすべて捨て札にしたラウンドでタイルの裏に書かれた枚数の絵を獲得できたら、また表にすることができる。

でも、せっかく交換したのに、
夫「あんまりいいカード、来なかった…」
知るかーっ(笑)。

悩みました(笑)

わたしは悩みに悩んで、手押し車には自転車(車輪ついてるし)、消火栓には噴水(水つながり)、たき火(火つながり)で3枚出し、夫は2枚出す。

1号と2号が選んだのは、こちら。

なんでサボテンが本物だと思うの(笑)?

自転車、ダメだった(笑)。
でも、贋作はサボテンで、あとは正解!

4ラウンド目。
館長は、1号とわたし。
画家は、夫と2号。
テーマのためにカードをめくると、楽器が2枚出てきてしまう。
わたし「これさ、やりやすいっちゃーやりやすいけど、どっちの楽器か分けるの難しくないかなぁ」
1号「そうだね、当てるの難しいかも」
わたし「じゃあ、ジョーカー使って、テーマ変える?」
1号「じゃ、そうしよ」
というわけで、テーマを変えて、打楽器とボクシンググローブ。

楽器はどうにかなるけど、ボクシンググローブ…

わたし「ハーモニカは、打楽器だよね」
1号「トランペットも、じゃない?」
わたし「ボクシングは…ボール?スポーツつながりで」
1号「そしたら、ブーツでもいい気がする」
わたし「…ブーツ?ブーツ…あ、2つあるから?」
2号「そしたら、グローブ赤いから、赤いリンゴってのもある…」
…画家は、お静かに(笑)。
夫「あとは…ボクシング、殴るからガイコツとか?」
…だから、画家はお静かにって言ってんでしょ(笑)。

1号とわたしが選んだのは、こちら。

トランペット、来るかー?

なんと、トランペットが不正解。
これ、贋作にしてはできすぎだっつーの(笑)。
これで、ベルラッティ3枚目の贋作。

5ラウンド目。
館長は、夫とわたし。
画家は。1号と2号。

え?どれか合ってるの、ある(笑)??

…ちょっと、これ、難問すぎない(笑)?
全然見当が…
夫「カクテルは、ビール」…あ。
夫「で、このトロフィーみたいなやつもビール」…はぁ。
夫「あと、サングラスもビールかな」
わたし「え?なんで?」
夫「だって、暑い日に飲むビールって、おいしいじゃん」
…で、サングラス…
夫「カメラのほうがないなぁ…あ、わかった、ケーキ」
わたし「え…な…んで?」
夫「だって、パーティとかで写真撮るじゃん」
…夫が、2号のおとーさんだってことだけは、よーく分かった(爆)。

またしてもベルラッティにやられる!

なんと、不正解はカクテルとケーキ。
カクテルが贋作だなんて…でも、サングラスが贋作じゃないなんて…(笑)。

そんな感じで進んで、ベルラッティが6枚目の絵を集め、ゲーム終了。
わたしたちは18枚集めたので、わたしたちの勝ち!
夫「おもしろかった。これならまたやりたい」
1号「絵画を鑑定して、美術館に搬入って感じが上手く再現できてておもしろかった!」
2号「分かりやすいし、正解だとうれしい。これは好き」

 

おもしろかったです!
よく「ディクシット」と比較されますが、似てるようで全然似てないなと思いました。
テーマに合った絵を出すというのは同じなんですが、絵が全く違うせいか、全然違う脳みそを使っているような、そんな気がしました。

「ベルラッティ」は、テーマが2つあるというのがミソ。
片方には全く合わなくても、もう一つにピッタリだったら、高確率で成功します。
ただ、どっちも合わないって場合は、こじつけになるわけで…そのこじつけに気が付いてもらえればいいんだけど、そうじゃないとかなりややこしいことになります(笑)。

前回遊んだときは、夫が「どのカードも全然テーマに合わないから、似たようなカードを出してやるっ」と動物カードを3枚出したことがあり、館長側は「テーマに合わないけど、動物3枚ってあやしいな」と推理(笑)。
しかも、テーマも偶然あたりだったので、正解しちゃったという(笑)。
おもしろいんだけど、そういう抜け道があるのはどうなんでしょうね。

あと、最初のうちは割とすぐひらめくけれど、毎回手札にある同じ絵を見ていると、関連付けがしづらくなるような感じがします。
これ、人数が多ければ違う展開になるのでしょうか?
試してみたいところです。

家族の評判は上々だったので、また遊びたいと思います。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は…雨が降ったりやんだり。
わたしが外にいる間は降らなかったから、ラッキー!

その2
ちょっと安く買ったアイス、やっぱりおいしかった!
ダイエットはどこいったー?とか言わなーい(笑)。

その3
アマデウス』観てます。
一体何度目だって感じですが、何度でも観れちゃう(笑)。
天才と狂気って、ほとんど変わらないのかなと思ったり。
段違いの才能を見せつけられ、ほぼ殺意に近い嫉妬…音楽そのものもさることながら、人間のむき出しの感情が表現されていて、すごい映画だなと思います。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪