紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

キル ドクター ラッキー(Kill Doktor Lucky)

ドクターラッキーを狙え!

どこにもない場所から北へ7マイルほど行ったところにある巨大な館、ドクターJ.ロバート・ラッキーの館にようこそ!
荒れ模様の夏の日、真夜中を少し過ぎたころ、様々な思惑と策略が入り乱れています。
あなたは、常にドクターラッキーを憎んでいます。
今夜こそ、あの年寄りの人生を終わらせるのにちょうどいい。
ところが、予期せぬことに様々な理由で、同じように彼を殺そうと画策しているお客が何人もいるのです。
館をうろつきまわり、適した凶器を見つけ出さなければなりません。
今夜、誰かがドクターラッキーを殺します。
それは、あなたであるべきです。

No.451

・キル ドクター ラッキー(Kill Doktor Lucky)

・James Ernest und Rick Fish作

・Pegasus Spiele

・8歳から

・2人から8人

・時間…20分から40分

・日本語化…したほうが遊びやすいと思います

師匠のHPで見て、「遊んでみたいっ!」(笑)
こういうの、好きなんだよなぁ…と思ったものの、当時は通常版どころか、デラックス版も見かけず…あったとしても英語版…英語、ねぇ…大変そうだな(笑)。

すると、今回Pegasusがドイツ語版発売ってことで、やった、やっと遊べるーっと早速注文。
思ったより箱が小さくて、ホッとしました(笑)。

さて、ルールですが。
ボードを広げ、人数に合わせたセッティングを行います(人数によって使う部屋の数が変わります)。
使わない部屋には、カードを置きます。

各プレイヤーは、キャラクターカード1枚を受け取り、同じ色のこまをGarderobe(クローク)に置きます。
ドクターラッキーは、Gallery(回廊)に置きます。

カードは、移動カード、凶器カード、失敗カード、すべてをよくきって、裏返しに積み重ね山札とし、各プレイヤーは6枚ずつ受け取り、他のプレイヤーに見えないように持ちます。

手番がきたら…

1.移動します
1部屋移動は、カードを出さなくてもできますが、それ以上は移動カードが必要となります。
移動カードは、書かれた数の部屋を移動することができますが、指定された部屋に移動することもできます。
使ったカードは、捨て札となります。
廊下は、部屋とはみなしません。
廊下を使って、離れた部屋に移動することもできます。

2.アクション
・カードを1枚もらいます

・犯行に及びます
のどちらかを行います。

・カードを1枚もらいます
この場合は、その部屋に1人で、なおかつ誰にも見られていない(2つの部屋の出入口が直線距離でつなぐことができれば、見られることになります)場合、山札から1枚カードをもらいます。
誰かに見られていたら、部屋に1人でもカードはもらえません。

・犯行に及びます
ドクターラッキーと2人きりで、しかも誰にも見られていなかったら、犯行に及ぶことができます。
その場合は、手札から凶器カードを出します。
何枚出してもかまいません。
凶器カードに書かれた数字の合計+キャラクターカード(攻撃力1)の合計が、攻撃力となります。
また、凶器カードは指定の部屋で使うと、書かれた数字より強い攻撃力を持ちます。

誰かが攻撃したら、次のプレイヤーから時計回りに順番にクローバーのついたカード(失敗カードと、一部の凶器カード)を好きなだけ出します。
クローバーの数が、攻撃力と同じになったら、犯行は失敗です。
凶器カードは1枚残して、すべて捨て札にし、残したカードはキャラクターカードの下に裏返しにしてずらして置きます。
これでキャラクターの攻撃力が増え、キャラクターカード(攻撃力1)+裏返しになった凶器カード(1枚につき攻撃力1)が攻撃力となります。

3.ドクターラッキーが移動します
今、ドクターラッキーがいる部屋の番号を確認し、次の部屋に移動させます。
もし、ここでドクターラッキーが2人以上お客がいる部屋に入ったら、その部屋にいるお客でより次の手番が近い人が手番を行います。
それが終わったら、時計回りで今手番を行った人の次の人が手番となります。

これを繰り返し、カードがなくなったら、部屋の電気が消え、他の人に見られていても犯行を行うことができます。
クローバーの数より、攻撃力が多かったら、そのプレイヤーがドクターラッキーを殺したことになり、勝ちとなります。

イヌとネコのこまは、バリアント用

家族+ひーちゃん&はーくんと遊ぶ日(286)。
夫(灰色)、2号(オレンジ)、ひーちゃん(緑)、はーくん(青)、わたし(赤)の5人でプレイ。

5人プレイなので、使わない部屋があります

ルールをざっと説明するけど、これ、なかなかピンとこない。
わたし「手番がきたら、まずこまを動かす。1部屋ぶんはタダ。もっと移動したかったら、移動カードを出してその数字分動くか、移動カードの指定の部屋に移動することができる」
はーくん「1部屋は、タダで行けるんだ」
わたし「そう。で、行った部屋にドクターラッキーがいて、しかも2人きり、なおかつ誰にも見られてなかったら、ドクターラッキーを殺すことができるの。殺すためには、凶器カードを出す。キャラクターカードが攻撃力1で、凶器カードに書いてある数字を足して攻撃力が決まる」
ひーちゃん「凶器カードって、1枚だけ出すんだよね?」
わたし「いっぱい出してもいいよ。でも、そのあとのプレイヤーから時計回りによつばがついたカードを出していって、よつばが攻撃力と同じ数になったら、殺人失敗」
…この辺で、全員がついて行けなくなってきたのを感じたので、「とりあえず始めよう」(笑)。

まず、わたし。
移動カードがあったので、使ってみたいっていう理由でWeinkellerに行く(笑)。
わたし「ここだと、誰にも見られていないので、カードを1枚もらえます」
一同「なるほどー」
それから、ドクターラッキーを1部屋移動し、手番終了。

次は2号。
2号も移動カードを出して、誰にも見られない部屋に移動し、カードを1枚もらう。

こそこそと移動(笑)

ドクターラッキーが移動して、手番終了。

ドクターラッキーが来るー(笑)

ドクターラッキーを殺したいとは思うけれど、なかなか2人きりになれないし、しかも誰にも見られてないというのが難しい。
全員あーでもない、こーでもないと頭を悩ます。

それに、1部屋移動はタダと言われて、なんとなく隣の部屋に移動するのはタダっと理解してしまったけれど、実は廊下を使えばかなり離れた部屋でも移動できるということに、しばらくして気が付く(笑)。
はーくん「え、WintergardenからSchlafgemachまでもタダで行けるの?」
わたし「うん、説明書にそう書いてあった」
はーくん「そしたら、ひとりきりになるの、楽になるかもしれないね」
2号「だから廊下があるんだ」
…発言としてはおかしいけど、意味はよく分かる(笑)。

そして、いよいよ夫が犯行に及ぶ!!

とうとうっ!

夫「これ、2人きりだし、誰も見てないよね?」
一同「うん、見えない」
夫「で、凶器カードを出すんでしょ?いっぱい出してもいいの?」
わたし「いいよ」
夫「じゃあ、3枚出す!」
攻撃力は、7!
隣の2号、よつばを2つ出す。
わたしも2つ。
はーくん、3つ…「殺人、不成功です」
夫のキャラクターカードの下に凶器カードを1枚裏返しに入れて、「これで、夫は攻撃力2になります」
ひーちゃん「あ、ちょっと強くなったわけね」
わたし「そう」
夫「強くなるより、成功させたかった…」

このあたりになると、全員次々と犯行に及ぶ(笑)。

突撃ーって感じ(笑)

2号ありったけの凶器カードを出して、「殺しますっ」
全員ちまちまとよつばを出し…「残念でしたー」

武器、結構あったんだけどな(笑)

わたしもありったけの凶器カードを出して、「攻撃っ!」
あっという間に集まるよつば…「残念でしたー」

ひーちゃん以外は、全員犯行に及ぶ。
そして気づく…カードが絶対的に足りないことに(笑)。
わたし「え、ちょっと待って、これヤバくない?わたし手札2枚しかないんだけど?」
2号「…3枚しかない」
夫「…カードちゃんときった?凶器カード1枚もないんだけど?」←言っちゃった(笑)。

初心者集団は、これだから(笑)。
そこからは、全員延々逃げ回ってカードを集める(笑)。
ひーちゃんだけが、凶器カードを1枚出しで犯行に及び、不成功だけど確実に攻撃力を集める。

…たぶん、それが正しい遊び方(笑)。
そして、館の電気が消えた後(=山札がなくなった後)、ひーちゃんが地味に犯行に及ぶ!!
タイミングを合わせて、ドクターラッキーのいるWintergardenに駆け込み、きつい麦わら帽子をドクターラッキーにかぶせるっ!

カードをコンビにして麦わら帽子っ(笑)

わたし「えっと、ひーちゃんは攻撃力…うっそ、麦わら帽子、Wintergardenなら攻撃力5??ってことは、8!!」
全員、手持ちのよつばカードを全放出したけれど、足りないっ!

ひーちゃん、麦わら帽子でドクターラッキーを殺害成功っ!!
ひーちゃん「麦わら帽子がきつかったんだって…って、そんなんで殺せるの(笑)?」

2号「最初の攻撃で、凶器カード出しすぎた…」
夫「カードちゃんと混ざってなかったんじゃない?」
ひーちゃん「麦わら帽子で殺せるとは思わなかった(笑)」
はーくん「最初の見られちゃいけない時間が、ちょっと長すぎたかな。あれがもう少し短かったら、もっと楽しかったと思う」

 

いやー、初心者にはちょっと難しいゲームでした(笑)。
凶器カードは何枚出してもかまわないとあったので、最初っから持ってる凶器カード全部出しちゃったけど、あれは悪手でした(笑)。
そのあとは、全員から逃げまくってカード集めに終始で、はーくんの言うようにその時間が長くてだれてしまいました。
ひーちゃんがやったように、序盤はタイミングが合えば1枚で攻撃して攻撃力をアップさせるというのが正統だと思います(笑)。

でも、誰にも見られない部屋を探すというのは、結構おもしろかったです。
意外に見られてなかったり、思わぬところから見られてたりで、それをお互い教え合うのがおかしくて、「なんで見てんの?」「見ないでよ」なんてツッコんでました(笑)。

それに凶器カードが、おかしすぎる(笑)。
レターオープナーとか、ネズミ駆除薬とか、大砲(笑)なら、まぁ分からないでもないけど、キャンディとか、きつい麦わら帽子とか、死に至るジョークとか、どーやって凶器にするんだろってのもあって、カード読みながら吹き出すことも(笑)。

これは2,3回遊んだらなるほどっと思えるゲームかもしれません。
ホテルバージョンもあるし、ぜひ再戦したいです!

 

キル ドクター ラッキー・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もわりかしいい天気!
ただ、寒くなってきたなぁという感じです。

その2
たかが1時間、されど1時間…1時間の時差ボケは、結構つらい(笑)。
救われるのは、ヨーロッパ中みんなで時差ボケってとこ(爆)。

その4
冬時間と夏時間の切り替え日、事故や、トラブルが多くても不思議じゃないと思います。
でも、みんなボケてるから、なんとかなる、うん(笑)。

その5
1号「ねぇ、なんていうんだっけ、うすい緑色って…」
わたし「うすい緑色は、日本語で黄緑といいます」
1号「あー、そうだ、それそれ…にしても、変な質問だったね」
わたし「あ、でも、ドイツ語から考えたんだなってのは分かった」
1号「そう、ドイツ語のHellgrünから考えてた」
ドイツ語ではうすい緑だけど、日本語では黄緑って、おもしろーい!
聞かれなかったら、気が付かなかったな。

その6
ちなみに、この記事でちょうど1000記事投稿したことになるそうです。
いつも読んでくださるみなさん、本当にありがとうございます。

その7
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪