紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ハングリーモンキー(Hungry Monkey)

サルの豆探しを手伝います(笑)

ある時、おなかをすかせたサルが絶望的な気分で朝ごはんに、おいしい豆を探していました。
サルは、ジャングル中の動物、すばしっこいスズメから、百獣の王ライオンまで、一緒に探してくれるように頼みましたが、誰も耳を貸そうとしません。
すると、小さなアリがライオンの耳の潜り込み、サルを助けるように言いました。
頭の中から突然聞こえた声にライオンは驚いて、全員に豆を探すように命令しました。
そして、みんな探し始めたのです。
ついに、すばしっこいスズメが豆を見つけ出し、おなかをすかせたサルはようやくしあわせになりました。

No.488

・ハングリーモンキー(Hungry Monkey)

・Erik Andersson Sundén作

・HeidelBÄR Games

・8歳から

・2人から6人

・時間…15分

・日本語化…必要ありませんが、アイコン表の和訳はあったほうが遊びやすいです

「ハングリーモンキー」は、2022年のSpiel新作です。
Spiel前に、すでに流通していたはずなのですが、わたしは見かけず…グラフィックに惹かれて気になっていたので、Spielの会場で見つけてニヤニヤ購入。

さて、ルールは。
これ、説明するの、結構難しい(笑)。
ルール読んだだけでは、一体どうしたらいいのかが分かりにくいのです。
遊んでみても、最初のうちは「これで、合ってんの?」って感じなんですが、ある瞬間に「あーっ、分かったーっ!!」(笑)。
そのあとは、もうひたすら楽しいというタイプ(って、どんなタイプ?・笑)です。

カードはよくきって、裏返しに積み重ね、各プレイヤーは手札として3枚、それから自分の前に裏返しのまま4枚カードを並べます。
残りのカードは山札となり、人数に合わせて黒猫カードを山札の中に差し入れます。

手番がきたら…
1.カードを表にして出します。
2.4人組(場に、同じ数字が4枚重なる)の効果や、カードの効果を実行します。
3.手札が3枚になるように、山札から補充します。
を行います。

1.カードを表にして出します。
出すカードは、すでに場にあるカードと同じか、それ以上の数のカードでなければなりません。
同じ数ならば、2枚以上まとめて出すことができます。
カードは、手札から出しても、山札のカードを1枚表にしてもかまいません。
もし、手札がなく、しかも山札に黒猫カードが現れた後ならば、自分の前に置かれた4枚のカードから1枚選んで、場に出します。
カードが、場のカードより小さい数だったら、場にあるカードをすべて手札にします。

2.4人組(場に、同じ数字が4枚重なる)の効果や、カードの効果を実行します。
場に同じ数のカード(ジョーカーを含む)が4枚以上重なったら、場のカードはすべて捨て札となり、手番のプレイヤーは手札が3枚になるまで補充し、場にカードを出します。
あるいは、アクション付きのカードを出した時は、そのアクションを行います。

3.手札が3枚になるように、山札から補充します。
もし、黒猫カードが出てきたら、山札はなくなったことになります。
以後、山札からカードをひきません。

1番最初に、手札と自分の前にあるカードをすべて場に出した人の勝ちです。

見て、このカードたち!

今日は、あのゲームで遊ぼうと決めていたはずなのに、直前になって「なんか違うんだよねー」(何がだよっ・笑)。
気分はどっちかってーと…うーん、「ハングリーモンキー」だなと思ったので、大急ぎで説明動画を探す。
オフィシャルのを見つけたので、見たんだけど…動画のほとんどがサルが豆を探すアニメで、何のために見たんだか状態(笑)。
しょうがないので、説明書と格闘しましたとさ。

準備はできたけど…

天気の悪い午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明するけど、説明してるほうも説明されてるほうも、頭の上に巨大なクエスチョンマークが浮かぶ(笑)。
2号「なんかよく分かんないけど…やってみよ?」
わたし「うん、わたしもよく分かんない。でも、一応カードのアクションの早見表はここにあるから」
説明書の早見表を机の上に置く。

手札は3枚。
とにかくどんどん出していくべき、よね?
というわけで、手札のなかで1番小さかった3のヘビを出す。

まずヘビ

アクションは、他のプレイヤーの前にある裏になっているカードから1枚選んで、表を見るというもの。
わたし「覚えてられるか自信ないけど、1号のカードを見ます」
1号のカードを見ると…5…ふーん。
…覚えてられるかな…(笑)

2号も、3のヘビを出す。

2号もヘビ

2号「1号のカードを見ます」
1号「また?」
…これ、実は座っている位置のせいもある(笑)。
1号がちょうど2号とわたしの間に座ってる感じだから、つい1号を選んでしまう(笑)。

1号は7のマングースを出す。

マングースは、なかなか強いカード

わたし「7のアクションは…あ、もう1回できるってやつか」
1号「そう」
わたし「まず、手札を3枚にして、それから次の手番ね」
1号「ほい」
1号、9のサイを2枚も出すっ!
…つい挑発にのって、わたしは10のゾウを2枚出すっ(笑)!

困りはてたのは2号(笑)。
2号「ねぇ、カードが出せない時はどーすんの?」
わたし「まだ山札がある時は、山札のカードを1枚取って表にする。それが場のカードと同じか大きかったらセーフだけど、小さかったらアウトで、場のカード全部もらう」
2号「ええー」
…だよね(笑)。
2号、えいやっとカードをめくると…

またヘビ(笑)

2号「…3だった…」
わたし「ということは、カード全部もらいます。全部手札ね」
2号「げーっ…こんなに持てないっつーの」
1号「なるほどね、こうやって手札が減ってくのか」
…減ってない人もいるけどね(笑)。

山のような手札を整理している2号を横目に、1号は2のスズメを出す。
スズメは、手札と自分の前のカードを交換する。
わたしも2があったので、そのままスズメで手札を交換。
およっ?
11のトラ…トラを出すと、場にあるカードがすべて捨て札になる。
なるほどー、これでもカードが減るわけか…

…なんて考えてると、2号が「いっぱいあるもんね!」といばりながら、3のヘビを3枚出す。

ヘビ3匹まとめ出し(笑)

2号「アクション3回できる?」
わたし「残念ながら、1回だけです(笑)」
…気持ちは分かるけど。

1号もわたしもちまちまとカードを出し、2号だけは一気出し(笑)。
どうしようもなくなったわたしは、11のトラを出して、場を空にする。
2号「え、そんなカードあんの?」
あんのよ、実は(笑)。

そして、とうとうクロネコ登場!

出たっ、クロネコ!!

わたし「あ、クロネコ!」
1号「そしたら、どーなんの?」
わたし「以後、山札から手札は補充しません。手札がなくなったら、自分の前のカードを1枚選んで出します」
2号「うげー」
…だよね、前のカード、何があんのか全然知らんっつーの(笑)。

最初に手札をなくしたのは1号。
1号「で、これからはこの前にあるカードから選んで表にするわけ?」
わたし「そう。かなりくじ引きだよね(笑)。どのカード見たか覚えてないしさ(←それはわたしだけ)」

運よく1号がスタートプレイヤーだったので、適当にカードを表に出す。
場にカードがないから、何が出てもセーフってやつ(笑)。
ふーん、こうやって進んでいくのか…

そうこうしているうちに、わたしも手札がなくなる。
…確か、この辺のカードは手札と交換したんだよね…なにと交換したっけ(笑)?
↑記憶力というものはナイらしい(爆)。

2号が4のアンテロープを出すと、1号しばらく悩んで自分の前のカードを1枚表にする…
あ、5のハイエナじゃん!
1号「セーフっ!!」(笑)
これ、かなりドキドキじゃん(笑)。

確か、わたしはこの辺に5のハイエナがいたような気がするんだけど…

多少記憶力が残っていたらしい…

わーい、覚えてたー(…って、半分以上カンだけど・笑)!

この状態になると、出すカードをコントロールしにくくなるので、1号もわたしもカードを出しては、場のカードを取るハメに陥る(笑)。
どうしても場のカードを取りたくなくて、最後の1枚まで待てずに虎の子のトラ(笑)を出すわたし。
どー考えても、あかんやろ、それ(笑)。

そのあと、2人とも数枚ずつ取らされて、気が付いたら2号も手札をなくしてる!
ここで、2号怒涛の記憶力を発揮、あっという間にカードを出し切る!
1号「はぁ??」
わたし「な…んで?」
2号「出したーっ!!」

2号の勝ち、以下わたし、1号(笑)。

おもしろいってんで、豆カード(得点カード)を使うことにして、そのまま第2戦に突入。
ちなみに、豆カードはスタート時に1個の豆カードを1枚ずつもらい、ゲーム終了後、1位は2枚、2位は1枚裏返しの豆カードをひき、ビリは手持ちの豆カードから一番数が少ない豆カードを1枚戻すというもの。
豆カードは、1個、2個、3個のカードがあるのがミソ。

ゲームの流れを理解したわたしたちは、序盤からちょこちょことカードを取ったり押し付けたりするようになる。
たまってくると、トラで捨て札にしたり…
2号が10のゾウを出したところに、

1号、お見事!

1号、ゾウ1枚、サル2枚出して、4人組成功!
1号「できた!」
わたし「すごーい、できるんだね。4人組ができたら、場のカードは全部捨て札で、手札補充して、もう一手番できるよ」
…説明して思ったけど、これなかなかお得よね(笑)。

場のカードを取らされるのは、どちらかというと2号やわたしで、1号は上手くかわすんだけど、そのせいか手札がなくなってから四苦八苦。
第2戦もやっぱり2号が勝ちで、以下わたし、1号。

2号、豆でおなか一杯(笑)

2号が豆を12個集めて、勝ち。
以下、わたし、1号。

1号「最初はよく分かんなかったけど、遊んでみたらすごくおもしろかった。勝てなかったけど、楽しい!」
2号「全然分からなかったし、手札がいっぱいでどうしようと思った。でも、分かったらおもしろかった!」
とのこと。

 

いや、これ、めっちゃおもしろいじゃん!
説明書読んだ時点では、流れが理解しにくくて、これでゲームになるのかなと思ったけど、遊んでみたらめっちゃ分かりやすい!
もちろん、最初はアクションに慣れる必要はあります。
でも、アイコンはかなり分かりやすいし、アクション自体はシンプルなのですぐ頭に入るレベルです。
ウチは、1回目でも途中からほとんど早見表は見ませんでした。

説明書読んだだけではイメージしづらいけれど、実際遊んでみたらムリのないルールで、なるほど!の連続で満足度高めなのがいいです(笑)。
説明書は1回遊ぶのが前提で、豆の得点はオマケ的に書いてあるけれど、これは絶対2回以上遊ぶべきゲームだと思います。
1号も2号も「1回遊んでから、もっとおもしろくなった」と言うぐらい、複数回プレイ推奨です(笑)。

これは、ぜひまた遊びたいです。
そーいえば、後で思い出したけど、似てるっていえば「マダ(Mada)」に似てるかも。
…てか、手札が出せなくなったら、山札から1枚ひいて、ダメだったらアウトっていう部分が、ですが(笑)。

ちなみに、「ハングリーモンキー」はSpielで買ったのに、ブログで紹介し忘れていました(汗)。
あとで、あわてて追加で書き込みました。

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日もいい天気でした!
2号が「朝は寒いから冬のジャンパー着るけど、午後は暖かくなったよねぇ…」と言ったぐらい、暖かかったです。
ホントに春が来るんだなぁ…

その2
また夕飯の献立が決められない時期がきたらしい(笑)。
1日中「夕飯どうしよう」って考えてるような気がするぐらい思い付かない(笑)。
なんか新しい料理にチャレンジしたいと思ったけど、こっちの食材じゃたかが知れてるしなぁ…
で、結局照り焼きチキン(笑)。
どこも新しくなかった(笑)。

その3
でも、おいしかったからヨシ!

その4
オヒトリサマとかっていってた人、結婚してたそうで。
質の悪い冗談…てか、冗談にすらなってないですね。

その5
そーいえば、昔、親戚から当時もてはやされてた女性学者さんの本をもらったことがありました。
その学者さん、親戚には女性の希望の星に見えたんだろうけど、わたしはどこがいいのか全然分からず…数年後、その話になったとき友人が「はぁ?あんな下品なオバちゃんのどこがいいの?」と一言で切ってくれました(笑)。
オヒトリサマの人も、下品だよなぁと思います。

その6
あるいは、全然幸せそうじゃない。
何を言っても薄っぺら。
説得力、全然ないなと思います。

その7
そういえば、松本零士さんがお亡くなりになられました…
なんか…あー、銀河鉄道が出発してしまった!!という気分。
子どものころ、家族でハラハラしながら見た「銀河鉄道999」…また見たいなぁ…
ご冥福をお祈りいたします。

その8
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪