紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

プロジェクト エル(Project L)

一見なんの箱か分からない(笑)

最初は、2つのピースから始めます。
2つのピースを使ってパズルを解けば、得点と新しいピースがもらえます。
そのようにして、もっと難しいパズルも解いてみよう。

No.436

・プロジェクト エル(Project L)

・Jan Soukal, Michal Mileš, Adam Španšl作

・boardcubator, Asmodee Group

・8歳から

・1人から4人

・時間…30分

・日本語化…必要ありませんが、シートの和訳があれば遊びやすいと思います

「プロジェクト エル」は、2021年のエッセンSpielで見かけて、おもしろそうっと思ったのですが…高かった(笑)。
こんな感じのゲームなんだろうなという予想と値段が、わたしは釣り合わないと思ったので買わなかったのですが、先日あるネットショップで投げ売り価格になっているのを発見(笑)。
うん、この値段なら納得(笑)っと購入しました。

さて、ルールですが。
各プレイヤーは、シートとピースを2つ受け取ります。
裏が黒のパズルは、人数に合わせた枚数をよく混ぜて裏返しに積み重ね、上から4枚を表向きに並べます。
裏が白のパズルは、よく混ぜて裏返しに積み重ね、上から4枚を表向きに並べます。

シートにスタートプレイヤーと書かれた人から始めます。
手番がきたら、以下の5つのアクションから3つ選んで行います。
どのアクションをどの順番で行ってもかまいません。
同じアクションを続けて行ってもかまいません。
ただし、マイスターアクションは1手番につき1回だけです。

・パズルを1枚とります
場に表になったパズルから1枚選んで、自分のシートの指定の位置に置きます。
パズルは、1度に4枚まで置くことができます。

・レベル1のピースを1つ受け取ります
レベル1のピース(黄色)を1つ受け取って、自分の手元に置きます。

・ピースのレベルを上げます
自分の手元にあるピースから1つ選んで、それを1レベル上のピースと交換します。
交換したピースは、自分の手元に置きます。

・パズルにピースを1つ置きます
自分の手元にあるピースから1つ選んで、自分のシートに置かれたパズルに置きます。

・マイスターアクション
自分のシートに置かれたパズルが2つ以上あるなら、1手番につき1回だけマイスターアクションとして、すべてのパズルに自分の手元から1つずつピースを置くことができます。
ピースは、マイスターアクションを行う前に手元にあるピースのみ置くことができます。

パズルをすべてピースでうめることができたら、パズルを解いたことになり、パズルの上に置いたピースは手元に戻ります。
パズルは、シートの指定の位置に置き、シートの上に書かれた数字が得点となり(書かれていないパズルもある)、書かれたピースをもらいます。

アクションを3つ行ったら、手番終了で、次の人の手番となります。
これを繰り返して、裏が黒いパズルの山札がなくなったら、全員の手番が同じ数になるまで行います。
それからもう一手番ずつ行います。
最後に、未完成のパズルに手元のピースを置いて完成させることができますが、1ピースにつきマイナス1点となります。

完成したパズルの得点を計算し、1番多かった人の勝ちです。

ピースがカラフルで楽しい!

家族で遊ぶ日(273)。
1号が出かけたので、夫、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明するけど…夫の頭の上にはでっかい?が見えるし、2号も分かったような分かってないような顔をしてる(笑)。
やってみればすぐ分かるんだけど、説明だけではイメージしにくいゲームかな。

とりあえずやってみようとわたしがスタートプレイヤーになろうとしたら、夫が「とにかく始めてみて?2号から始めてくれれば、きっとぼくも分かると思う」と言うので、急遽2号がスタートプレイヤーになる(笑)。

分かりやすいデザイン

2号、あわててシートの説明を読む。
2号「3回アクションできんのね?」
わたし「そう」
2号、しばらく考えて、5点のパズルを取る。
お、さすがゲーマー、得点多いのからいきますか(笑)。

2号「で、このピースをランクアップする…で2回、もう1回ランクアップさせて3回、でアクション3回で終わりだよね?」
わたし「そーでーっす」

そして、わたし。
今回は、裏が白いパズルの列にもかなり得点が取れるパズル、つまりピースが多く必要なパズルが多いので、上手くわらしべ長者になれない感じ(笑)。
まずはピース集めが重要だろうと思って、無得点のパズルをとり(1回)、その上に緑のピースをのせ(2回)、黄色のピースを緑のピースに交換(3回)にする。

プロジェクト エルっていうぐらいだからLが大事かなと(笑)

夫は、2号を手本にしたらしく(まぁ、わたしより2号のほうがゲーマーだよね・笑)、裏が黒いパズルを取り、緑のピースを置き、黄色のピースを緑のピースに交換。
…夫も2号も「パズルを完成させてわらしべ長者」じゃなくて、「ピースを交換してわらしべ長者」を狙ってるような気が…

案の定、2号は次の手番でもピースを増やして、交換してゆく…ふーん、そういうのもアリなのか…な?

わたしは、次の手番でまず無得点のパズルを完成させる(1回)。
これで、得点はもらえないけど、水色のLが手に入る。
残りの2回のアクションで、パズルを2つとる。
点数は多くないけど、なるべくいろんな形のピースを集めたら、後半有利と読んでみる(笑)。

めざすは「マイスターアクション」(笑)

そして、夫の手番。
夫「うーんとー、これさ、ピース足りないよね」
わたし「うん、だから、点数は多くないけど、欲しいピースがもらえるパズルを取るのも大事だと思う」
2号「はー、そういうことか!」…あら?あっちから声が聞こえるとは(笑)。
夫「…じゃあ、簡単にピースもらえるやつもやった方がいいってこと?」
わたし「たぶんね」
そこで、夫は簡単にうめられそうなパズルを取る。
2号も、初回の5点は保留にして、簡単そうなパズルを取る(笑)。

わたしの手番。
わたし「じゃあ、マイスターアクション、やります!」
夫「まいすたぁあくしょん??」
わたし「うん、マイスターアクション。1手番に1回しかできないやつ。でも、2枚以上パズルがあったら、1パズルにつき1つずつピースが置けるの」
夫「えー、いいなぁ、それ」
…説明したはずなんだけど(笑)。
ちなみに、我が家ではドイツ語なので「マスターアクション」ではなく「マイスターアクション」です(笑)。

わたしは、前の手番でパズルを2枚仕込んでおいたので、マイスターアクションで各パズルに1つずつピースを置く(1回)。
そして、1ピース(黄色)を仕入れ(2回)、それをパズルの上に置く(3回)。
そこで、パズルを1つ完成できたので、ピースは手元に戻り、パズルは得点の山に置かれる…あー、この連鎖反応、めっちゃたのしぃ!

あー、すっきり…

それを見ていた夫と2号、当然マイスターアクションに惹かれる(笑)。
そりゃそーだよね、一気に全部に置けるってめちゃくちゃお得(笑)。
なにより「マイスターアクション」…響きがいい(そこっ???)。

次は夫。
当然「マイスターアクショーン」と言いながら、パズル1枚にピースを2つぶち込もうとする(爆)。
2号「パパ、そうじゃない。マイスターアクションは、パズルが2枚以上あるときに、1つずつピース置けんの」
夫「え、違うの?あっそう。じゃあ、このピース入れて1回で、このピース入れて2回ってこと?」
2号「…そう」
夫「じゃあ、やらない」
2号苦笑い(笑)。

わたし「どーしてもマイスターアクションやりたいなら、パズルを増やせばいいよ。2枚以上あったら、マイスターアクションできるよ?」
夫「じゃあ、パズル取る。そしたらマイスターアクションできる?」
わたし「うん、できる。パズルに1つずつピース置ける」
夫、パズルを1つ取り(1回)、「マイスターアクション?」と言いながら、各パズルに1つずつピースを置く(2回)。
わたし「そう、それがマイスターアクション(笑)。しかもあと1回できるよ」
夫「なるほど、これがマイスターアクションね。んじゃ、あと1回で…あ、ピースもらう(3回)」

2号もマイスターアクション狙いで、パズルを取り「マイスターアクショーン」と言いながら、ピースを置く。
それからは、マイスターアクション祭が開催されることになる(笑)。

その後、ピースがたまってきたので、わたしは得点が高いのにも手を出してみる。

難しそうなやつ2つまとめて「マイスターアクション」(笑)

…この状態なら、マイスターアクションやって、1つ完成させて、それでもらえるピースも使えば、あ、こっちのパズルも完成できるー!…と思いついた時の爽快さ!
これ、ホント楽しいっ!

2号とわたしがちょこちょことマイスターアクションするもんだから、夫も参加したくなったらしく、またパズル1つしかないのに「マイスターアクションやる!」と宣言して、やろうとする(笑)。
2号「だーかーらー、パパ、パパ今パズル1つしかないから、普通にピース置くだけだってば。別にマイスターアクションじゃないって」
夫「あ、そっか。じゃあ、パズル増やす」(笑)

しばらくすると。
夫「マイスターアクショーン」
2号「…パパ、パズル1つしかないんだけど?」
夫「あ、そうだった」
もう、ここまで来ると、マイスターアクションしか頭に残ってないのかも(笑)。

終盤のわたし。

絶賛マイスターアクション中(笑)

まずは、マイスターアクションで、こっちを完成させて、んで、こっちは…
…こんな風に書くと、長考しているように見えるかもしれないけれど、パズル自体は小さいし、ピースも限りがあるので、そんなに長くはならない。
2号と夫はそれぞれ自分のピースとパズルとにらめっこしてるし、想像してたよりずっとスピーディーに進んでいく。

そして、2号の手番で黒いパズルの山札がなくなる。
わたし「はい、これでもうすぐ終わるんだけど…夫とわたしはあと2回、2号はあと1回通常の手番が回って来て、そのあと特別手番となります」
2号「特別手番って?」
わたし「完成できなかったパズルを手持ちのピースで完成させることができるの。ただし、ピース1つにつきマイナス1点」
2号「じゃあ、なるべく手番で完成させた方がいいわけね」
わたし「そういうことになる」
…という会話をしてたけど、夫はたぶん理解していない(笑)。

マイナスにならなければ、特別手番は使うべき

あと2手番だけど、わたしはあえてパズルを取り、マイスターアクションに賭けてみることにする(基本ギャンブラー・笑)。
4点なら、マイナスくらっても少しはプラスがあるだろうとよんでみる(笑)。

夫は、2手番終了後、パズルが1枚終わらず。
2号は、1手番でキッチリ終わらせる。
わたしも、パズルが1枚残ったけれど、ピースひとつたして完成させる。

マイナス1だけど、それでも3点はもらえる!

マイナス1点くらっても、まだ3点もらえる。

夫はマイナス2点だけど、それでも2点もらえる

夫は、ピース2つ加えたのでマイナス2点だけれど、4点のパズルを完成させて2点獲得。

計算してみると、わたしが20点、2号が17点、夫が8点で、わたしの勝ち。
最後の3点できわどく2号を逆転してた(笑)。

 

いやー、これ、おもしろいっ!!
この手のゲームは、長考が問題になりがちだけど、それがほとんど感じられませんでした。
思ったよりサクサクすすんで、すごく楽しかったです。

たぶん、パズル自体がそんなに難しいものではなく、しかもパズルの選択肢は8つ、獲得できるとピースと得点を考えると、割とすぐ決断できるんだと思います。
また、自分の手番でない時は、自分の手持ちのピースで何ができるかとか、場のパズルのどれが欲しいかとか、考えることいっぱいで、待ち時間らしきものが存在しませんでした。
これは、すごい!

ただ、ソロプレイ感はすんごく高いです。
ひとりで黙々とやろうと思えばできちゃいます。
まぁ、ウチの場合は夫がマイスターアクションじゃないのに「マイスターアクション」を連呼してくれて(笑)、2号とわたしであれこれ説明したり、お互い見せ合ったりしてたので、黙々からは程遠い状態ではありましたが(笑)。

夫「最後の方になって分かった。今度はもっとうまくできると思う」
2号「おもしろかった。簡単なパズルは点数低いけど大きいピースがもらえて、難しいパズルは点数高いけど小さいピースっていうバランスがすごくよくできてる」
とのことです。

 

プロジェクト エル・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日はいい天気でした!
暑すぎず、寒すぎず、とても過ごしやすかったです。

その2
友達が小さな観葉植物をプレゼントしてくれました。
彼女には夏休み前に会うつもりだったのですが、2人とも忙しくて都合が合わず。
で、ようやく会えたのですが「夏休み前に渡そうと思ってたんだけど」と観葉植物をくれました。
小ぶりでとってもかわいくて、机の上に置いたらほっこりする感じ。
ステキなプレゼント、ありがとう!

その3
帰宅した夫、観葉植物に気がつく。
夫「あれ、これどうしたの?」
わたし「○○ちゃんからもらったの。夏休み前に渡すつもりだったんだって」
夫「…ということは、きっと夏休み前よりも大きくなってるね、この植物」
…なんでそういう反応になるの(笑)?
思わず吹き出しちゃったけど(笑)。

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪