紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ダラーズ ウォンテッド(Dollars Wanted)

コルトとダイナマイトとバールとつるはし(笑)

「金をよこせ!」をモットーに、みなさんは4人の悪党たちと強盗をたくらみます。
悪党たちは、それぞれ得意な道具があります(コルト、ダイナマイト、バール、つるはし)。
机の中央に置かれた建物カードを強盗するには、そこにかかれた道具でこじ開けなければなりません。
そのために悪党カードを裏返しにして並べてゆきます。
タイミングよく建物をこじ開けることができたら、ドルの山はみなさんのもの。
悪党の特殊カードは、うまく使えば役に立つし、他のプレイヤーを足止めすることができるかもしれません。

No.412

・ダラーズ ウォンテッド(Dollars Wanted)

・Anna Oppolzer & Stefan Kloß作

・HUCH!

・7歳から

・2人から5人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

「ダラーズ ウォンテッド」は、おすすめされてグラフィックがかわいいなぁと(ゲーム内容、全く関係ないし・笑)。
悪党なのに、愛嬌ありすぎなとこがよい(笑)。
ドイツにしては、なかなかレベル高い…って、わたしの要求レベルが落ちただけだったりして(笑)。

ちなみに、作者は「ダラーズ ウォンテッド」以外にも、「ビースティー・バー」「グリズリー」「キャメルアップ・オフシーズン」などを制作しているAnna OppolzerさんとStefan Kloßさんのコンビです。

さて、ルールです。

建物カードはよくきって、ドルがかかれた面を下にして、3つの山をつくります。
悪党カードもよくきって、各プレイヤーは6枚ずつ受け取り、他のプレイヤーに見られないように持ちます。
残りの悪党カードは、裏返しにして積み重ね、山札とします。

手番がきたら…

1.手札から2枚選んで、建物カードの横に置きます(必須)。
カードは、裏返しに置きます。
同じ建物に2枚置いても、1枚ずつ別の建物に置いてもかまいません。
建物にかかれたのと同じ道具のカードしか置けません。

2.強盗します(任意)。
建物にかかれた道具が、横に置かれたカードですべてそろったと思うプレイヤーは、「金を出せ」と宣言し、建物の隣のカードから1枚ずつ表にします。

→建物にかかれた道具がそろった!
強盗成功です。
建物カードを裏返し(ドルの面が表)にして、自分の前に置きます。
その建物カードの横に並んだ悪党カードは、すべて捨て札になります。

→建物にかかれた道具がそろわない!
強盗失敗です。
表になったカードはそのままにして、手番終了です。

→特殊カードが出た!
その指示に従います。

手番の最後に、手札を補充して6枚にします。

これを繰り返し、建物カードの山の1つがなくなったら、ゲーム終了です。
獲得したドルをすべて足して、1番多かった人の勝ちです。

道具を集めろっ!

天気の悪い午前中に1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっと説明しただけで、すぐ分かるシンプルさ、素晴らしいっ!
特殊カードは、説明書に説明ページがあったので、セルフサービス(笑)にする(笑)。

狙いは3か所

スタートプレイヤーは、わたし。
とりあえず、カードを2枚出せばいいのよね。
手札に特殊カードはなかったし、道具は1つのカードを2枚選んで、別の列に置く。

…そして気がつく。
最低限、自分が置いたカードぐらい覚えておかないとにっちもさっちもいかないことに(笑)。
ヤバい、これ、記憶ゲームじゃん…(説明書読んだとき、気がつかなかったのかっていうツッコミはなしで)。

何置いたっけ?

2号も、2枚カードを置く。
わたし「強盗する?」
2号「するわけないじゃん、まだ2枚でしょ」
わたし「うん、そう思ったけど、一応聞いたほうがいいかと思って」

1号もさっと2枚置く。
全員なんとなく違う列に2枚を配置…同じ列に2枚置くと、なんかこう狙ってるのがバレそうな気がしてしまう(笑)。

ここまできたら、強盗してみたい(危ない)

そして、わたしも2枚置いて…えーっと、さっきわたし1列目にダイナマイト1つ、置いたよね…で、今コルト2つ置いたから、それで集まってる…はず。
…記憶が正しければ(笑)。
…そして、1号、2号が余計なもん仕掛けてなかったら(笑)。
わたし「よし、強盗してみる」
2号「すんの?」
わたし「うん」

表にしてみると…
「ダイナマイト1つ…で、次、これ、ヘビ油?えっと、万能薬ってやつか」
万能薬(ヘビ油)は、そのあとに置かれたカードがすべてダブルになるという優れもの。
わたし「やった、これで行けたでしょう!その次が…コルト1つ、で次がコルト2つ!」
1号「ヘビ油で、コルト6つになるってことか」
2号「すげっ」
…そうじゃなくて(笑)。

強盗成功っ!

わたし「強盗成功…ってのも変だけど(笑)。この建物カードを裏返しにすると、お金になります」
2号「いくら?」
わたし「400ドル」
2号「ふうん…」

400ドル獲得!

ここで全員完璧理解(笑)。
なるほどね、これ、おもしろいわ(笑)!

次は2号。
2号も別々の列にカードを1枚ずつおいて…「強盗する」
めくっていくと…

2号も成功!

わたし「えっーと、つるはし、つるはし、バール…で、ジョーカー。ジョーカーがダイナマイトの代わりになるね」
2号「あー、よかった、ジョーカー入れといて!」
2号も見事、強盗成功。

1号も、強盗開始(笑)。

1号も侵入(笑)?

1号「ここ、いけると思う。強盗する」
わたし「つるはし、コルト、あ、ここつるはし2つ…」
となると、足りないのはコルトが1つだけ…

ドキドキの瞬間

最後のカードは…

よっしゃー!

1号「ジョーカー出しといてよかった!!」
1号も見事強盗成功!
てか、きみたちジョーカーの使い方がゲーマーだよね(笑)。

その後は、ちょこちょこ不成功もあったけれど、その次のプレイヤーがサクッとカード出して成功させる。
…もちろん、足りないカードを持ってたら、の話(笑)。

全員慣れてくると…

よし、わたしも行くっ!

わたし「じゃあ、これ、強盗する」
1枚目のカードを表にすると…

おまえ、どうしてそこに…

いきなりハゲタカ!
ハゲタカは、これ以降のカードを表にできなくなる!
1号2号大爆笑(笑)。
わたし「ちょ…なにこれ、いきなりハゲタカ??誰よ、こんなとこ置いたのっ!」
1号「うん…そこに置いてみた」
2号「ナイス!」
ナイスじゃねぇっ(笑)。

次は2号。
カードを2枚置いて、いそいそと「強盗する」
カードを表にすると…

ちょっとー、道具ないけど?

万能薬(ヘビ油)が出て、その次コヨーテ(笑)。
2号「誰も真面目にカード出してないじゃん!」
わたし「まさか、あなたたちまでそんなことしてるとは…」
1号「2号なら分かるけど、まままで?」
…もう、誰も信じられない(笑)。

コヨーテは、その次のカードをと一緒に捨て札になる。
2号「あと1枚で強盗できるわけないじゃん!」
1号「わかんないよぉ?万能薬あるしぃ」
…ぜってームリだっつーの(笑)。

あーあ…

案の定、集まった道具は、バールが2本。
わたし「でもさ、バール、万能薬で4本になるよ?」
2号「4本もいらないってばっ」
このあたりで、3人とも笑いをおさえきれず(笑)。

次の1号は、カードを置いて、もちろん「強盗!」

1号、お見事!

1号「これ、ダイナマイト1つでも、ヘビ油で2つになるよね?」
わたし「うん、なるなる」
1号、強盗成功!

その次のわたしは、カードを2枚出して、「強盗する」
狙いはもちろん1番上の5枚の列。
表にしていくと…「バール1本、コルトが1つ、あ、ヘビ油だ……え??」
ここで、1号と2号爆笑。
…誰だよっ、こんなとこにコヨーテ仕込んだのっ!!

おまえ、なんでここに…

コヨーテは、わたしが置いたカードを持って捨て札に…くっそーっ(笑)。
当然、強盗不成功。

中盤以降は、他のプレイヤーにアシストするのが嫌で、全員かなり慎重になる。
そうなると、当然カードの列は長くなる…でも、ルールにちゃんと「7枚になったら、自動的に強盗」というのがある。

わたし「7枚で自動的に強盗ってなんか悔しいから、6枚で強盗しちゃおっかな」
…めっちゃ優柔不断な強盗(笑)。

ここはマジメだと思ったのに(笑)

表にしてみると…
「つるはし1本、つるはし2本、ダイナマイト1つ…結構みんな真面目に置いてたね」
…と言った次の瞬間(笑)。

またかよっ!

わたし「まただっ、ハゲタカ!!真剣に憎たらしくなってきた…」
ここは、次の2号がバール2本のカードを置いて、強盗成功させる。

そんなこんなで、建物カードの山が1つなくなったのでゲーム終了。
盗んだドルの金額を計算したら、わたしの勝ち。
以下、2号、1号。

 

これは、めっちゃ楽しいっ!
ちょっと「マンマミーア」に似てるかもしれません。
「マンマミーア」は山が1つだけれど、こちらは3つで、しかも目標は全員共通なので、すっきりした印象です。

なにより、カードを1枚ずつ表にしていくというのが、最高!
全部あるはずと思いながら表にして、特殊カード(特にハゲタカ)が出た瞬間のガックリ感がたまらないっ(笑)。
道具が1つ足りないとほんっと悔しいし、そろっているとほんっとうれしい!

そして、特殊カードがすごくいい働きをしていると思います。
ジョーカーはもちろんのこと、ハゲタカとコヨーテがものすごく盛り上げてくれました。
強盗が成功するまで、いくらもらえるか分からないってのもゲームに合ってます。

簡単なルールで、しかも楽しいというとても優秀なカードゲームだと思います。
日本語の題名が見つからなかったので、仮題として「ダラーズ ウォンテッド(英語そのまま読み・笑)」としておきました。

ちなみに、コルトはまだしも、ダイナマイトとバールとつるはしで強盗をたくらむっていうのが個人的にツボにはまってます(笑)。
今どきバールとかつるはし…(笑)

 

☆今日のありがとう☆

その1
まだ涼しいけれど、今日もいい天気でした!
おかげで、今日はさくさく行動できました。

その2
先日、夫とでかけたときに買った靴を玄関に出しておいたら。
1号「あれ、ままの靴?すごいかっこいいじゃん!」
2号「なんか…すごいね…選んだの、パパでしょ(笑)」
ぴんぽーん、選んだのは夫。
形はごく普通のスニーカーなのですが、色が…なんとライム色(笑)。
他に黒とえんじ色があったんだけど、えんじ色はわたしのサイズがなくて、黒は夫に「つまんない。ありきたり。退屈」と言われて速攻で却下…
「どーせならさ、足が楽しい色の方がいいんじゃない?その色、きみに合ってると思うよ?」…まぁ、夫がそういうならと購入したんだけど、ウチに帰って見てたら、なじんできた感じ(笑)。
とっても気に入ってます♪

その3
日本にメールして、はっと気がつく…そうだ、日本はGWだ!
返事、急がなくていいですよー(と、ここで叫んでどーする・笑)。
当たり前ですが、こちらは通常運転でーっす。

その4
今朝は、めちゃくちゃ眠かった…まぶたがはりついたんじゃないかと思うぐらい、目が開かない(笑)。
それでも、なんとか体を縦にした!
エライ、わたしっ(笑)!

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪