紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

アレックス・ランドルフさん生誕100年!

ランドルフさん関連の本2冊

アレックス・ランドルフさんは、1922年5月4日に生まれました。
ということは、100年前の今日生まれたということ!

というわけで、本日は、アレックス・ランドルフさん特集です。

このブログで何度も書いていますが、わたしがこちらで初めて買ったボードゲームは「こぶたのおんぶレース」です。
当時、小さかった1号と何か遊べるものはないかとあちこち調べていて、発見!
ぶたのこまに一目ぼれして、即購入でした。

しかも、1号と遊んでみると…すぐに遊ぶことができて、しかも「うわー、この子天才じゃない?」と思ったし、ゲーム自体すごくおもしろくて、どぶんっとボードゲームの沼に飛び込むことになりました(笑)。

そんなわけで、わたしにとってアレックス・ランドルフさんは、特別です。
沼に引きずり込んでくださった恩人のひとり(もうひとりは、もちろん師匠)。
なので、ランドルフさんのゲームでもっと遊んでみたいっと思ったものの…数がハンパないっ(笑)。
しかも、古いゲームが多くて、絶版がほとんど…前は、ネットであちこち探しては、高値にため息をついていました。
最近は、いろいろリメイクされていて、すごくうれしいです。

ちなみに、「こぶたのレース」を買ったのはおもちゃ屋さんだったので、いつ買ったのか全く覚えていないのです。
でも、今回の生誕100年で、アレックス・ランドルフさんは2004年4月26日に亡くなったと知りました。
彼が亡くなったというニュースは、こちらのメディアで流れていて、その時に「あー、ファンになったのに、亡くなってしまった…」と思ったのは覚えているので、たぶんその直前ぐらいに買ったのではないかと思います。
おもしろいゲームにめぐり会えて、この人のゲームをもっと遊びたいっと思った最初の作者さんでした。

というわけで、今日はボードゲームではなく、本の紹介。
こちらが、Die Sonnenseite。
アレックスさんについての伝記風の本です(著者はPhilippe Evrardさん)。
カラーページで写真が多く、見るだけでも楽しいです。

日本滞在中の写真もあります

さて、アレックス・ランドルフさんの生涯ですが…
アレックス・ランドルフさんは、チェコボヘミアで生まれました。
母親はアメリカ人、父親はロシア人で、ヴェネツィアで育ちました。
10歳でスイスの寄宿学校に行き、16歳で母親の故郷であるアメリカに渡ります。
その後シカゴ大学で意味論を学びますが、3年目の1942年には退学し、対敵諜報部隊に入隊します。
北アフリカで活動したのち、イタリアに向かいます。
そこで、子ども時代を過ごしたヴェネチアも訪れます。
第二次世界大戦が終わった時、彼はオーストリアにいました。

その後、1958年に友人に紙とペンを使ったZaunblockというゲームを紹介します。
これが、のちのツィクストとなります。
1961年にはパンカイ(Pan-Kai)が小さな出版社から発売されました。

その直後、彼は妻のゲートルーデさんを連れてアメリカを離れ、イタリアのローマに移住することにします。
そこで、彼は紙とペンを使ったツィクストを3D、つまり現在のツィクストを完成させました。

そして、1966年に二人は日本に渡ります。
ローマで日本語を習い始めたゲートルーデさんは、ミステリアスなゲームである将棋のこまにかかれた文字を書き写し、その意味を大学で尋ねました。
アレックスさんも将棋に興味を持ち、将棋の国である日本に行こうということになったそうです。

親日家と言われることもあるアレックスさんですが、日本での生活はそう簡単ではなかったようです。
日本人にとって、彼は常に外国人であり、なじんだように見えても、表面だけだったと感じたとか。
それでも、彼は将棋を学び続け、段も取りました。

1972年に二人は再びヨーロッパ、ヴェネチアへ渡ります。
そのころは、イタリアにもフランスにもボードゲーム市場というものはなく、ドイツでようやくその気配があるだけでした。
同じ年に、アメリカの3Mからすでに発表されたアレックスさんの3つのゲーム(ツィクスト、オワリ、ブレイクスルー)のうち、ツィクストがドイツ語に訳されニュルンベルクシュピールメッセで発表されました。

その後、Ravensburgerから出版されたサーガランドを皮切りに、アレックスさんはボードゲームを作り続けたそうです。

 

※日本語のサイトでは、アレックスさんの出生地はアメリカのコロラドとなっていますが、ドイツ語のサイトではチェコボヘミアとなっています。

 

アレックスさんの生涯をざっと調べましたが…ほんっとにいろんなところに行かれたんですね。
でも、最終的に落ち着いたのは子ども時代を過ごしたヴェネチアだったというのがいいなと思いました。

そして、こちらはアレックス・ランドルフさんの著書A Portrait of Nellieです。
挿絵もご自分で描かれたそうです。

ネズミの絵がとてもかわいい!

ネズミのNellieが主人公で、何気ないストーリーがよかったです。

 

そして、アレックス・ランドルフさんのゲームの特徴ですが、1にも2にもルールがシンプルなことだと思います。
しかも少ない(笑)。
なので、1,2度遊んだぐらいじゃ全然分からない(笑)。
むしろ、「なんだこれ?」「つまんない」になるのではないかと(笑)。

でも、何度か遊ぶと「あぁっ!!」と思う瞬間があって、それがたまらないのです。
ランドルフさんのゲームで遊んでいると、「難しい方がおもしろいって誰が決めた?簡単なルールでもおもしろくなるんだよ」っと言われているような気持ちになります。

 

ちなみに、わたしのブログで紹介しているランドルフさんのゲームは…

です。
うーん、少ないなぁ(笑)。
実は、下書きにいくつか入っていて(笑)、棚にもまだまだ入っているんですが…これからがんばって書き上げていこうと思ってます。

読んでくださってありがとうございます!

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気でした!
青空眺めながら外を歩くのは気持ちよかったです。

その2
通っているプールが改装工事のために休業。
サクッとプール難民になってしまった!
いろいろ調べて、他の村のプールに行ってみることに。
初めて行く場所だっつーのに、バスの行き先案内が壊れてて(なぜか反対方向行きの表示が出てた…)、次の駅の表示がなくて焦る…げー、停留所に着くたびに駅名確認かよっと思っていたら…運転手さん、放送は正しく入れてくれた(笑)。
駅名案内、ありがとう!

その3
そしてプール到着…思ったより大きい!
新しい!
すいてる!
ここの村って金持ちが多いって聞いてたけど、納得(笑)!
しばらくはこっちにしようかな?

その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪