紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

マジックメイズ(Magic Maze)

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ショッピングセンターで武器を調達(笑)

武器を奪われた4人のヒーローたちーウィザード、バーバリアン、エルフとドワーフは、近所のショッピングセンター「マジックメイズ」に忍び込み、次の冒険のために武器を盗み出さなければならなくなった。彼らは、あやしむ警備員を避けるために、全員同時に忍び込み、できるだけ早く逃げ出すという計画を立てた…

No.325

・マジックメイズ(Magic Maze)

・Kasper Lapp作

・Pegasus Spiele

・8歳から

・1人から8人

・時間…3分から15分

・日本語化…必要ありません

「マジックメイズ」は2017年発売で、結構話題になっていましたが、ボックスのバーバリアンの顔がなんか気に入らなくてスルー(そんな理由???)。
ところが、ねずみリーダーさんのところで記事を読んだら「あ、やっぱ遊びたい」(笑)。
ちなみに、今もバーバリアンの顔は好きじゃありません(笑)。

スタートタイルをおき、そのうえに4人のヒーローこまをおきます。
各プレイヤーは、アクションタイルを1枚うけとり、スタートタイルとNの方向を合わせます。

ゲームの目的は、時間内に各ヒーローこまを同色のますにおき、出口から脱出させることです。
ただし、プレイ中は話してはいけません。

各プレイヤーは、アクションタイルの方向のみこまを動かせます。
ショッピングセンタータイルのはじにある色と同じいろのこまがおかれたら、タイルを出す担当プレイヤーが、タイルをやじるしにあわせておきます。
このようにして、ショッピングセンターが広がっていきます。

途中で、砂時計ますにこまがおかれると、砂時計をひっくり返すことができます。
砂時計をひっくり返してから、誰かがこまを動かすまではプレイヤー同士で話をしてもかまいません。
砂時計をひっくり返したら、砂時計ますにXのチップをおきます。
1度使った砂時計ますは、もう使えません。

他のプレイヤーのアクションが必要なときは、話はできませんが、赤い「ちょっとやってくれ!こま」をそのプレイヤーの前において、意思表示することができます。

武器を集めたら(同じ色のますにこまをおく)、武器タイルを裏返しにします。
また、ワープのアクションタイルも裏返しにします。
以後、ワープは使えません。

砂時計が落ちきる前に、全員非常口から脱出できたら、プレイヤーの勝ち、できなかったら警備員の勝ちです。

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嵐の前の静けさ

天気のいい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
セッティングしながら、すでに8人で遊んだらどーなるのか興味がわく(笑)。

ざっとルール説明。
…と言っても、すごくシンプル。
砂時計ひっくり返して、自分の担当の方向にこまを動かすだけ。
動かすだけなんだけど…(笑)

まず、シナリオ1。
「えーっと、各こま、自分の色のますに行って道具を盗んで、紫の非常口から逃げる」で、スタート。

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少しずつ見えてくるショッピングセンター(笑)

序盤は、3人とも無言。
無言…だけど、「ん!」「あ!」「え?」という声はちらほら聞こえる(笑)。
そして、ジェスチャーがいろいろうるさい(←これも実はルール違反・笑)。
わたしがタイルを置く係だったので、しょっちゅう赤い「ちょっとやってくれ!こま」でコンコンされる(笑)。

そのうち2号が我慢できなくなって「これさー、タイル全部出さないとだめ?」と聞く(笑)。
「出さなくてもいいかもしれないけど、道具と非常口は出さないとゲームは終わらないよねぇ」と答える(笑)。

1号2号は手際よくこまを動かしていくんだけど、手際が良すぎてタイルが全部出てないのにこまを道具においちゃう。
それでもいいんだけど、その色じゃないとショッピングセンターが広がらなくなると(タイルがおけなくなると)、また出てこなきゃいけなくなる(笑)。
「あー、そういうことかー」と2号。

でも、まあ導入シナリオだしね、何とか成功。

シナリオ2。
ここで、各自の専用非常口が出てくる(笑)。
「えー、なにこれ??」と1号。
「うん、自分の色の非常口に逃げなきゃいけないの」と言うと、「道具と非常口が離れてたら最悪だね…」…うん(笑)。

シナリオ1で学んだわたしたちは、とにかくタイルを出すことに集中する。
ところが、今回もまたわたしはコンコンされまくり(笑)。
途中でガマンできなくなった1号に「ままはさ、とにかくこまを全部下にやればいいの!それだけなんだから、覚えられるでしょ?」と言われる。
そりゃね、こま下にやるだけならできるけど、タイルだしてエスカレーターもやるんだぞっと心の中で叫ぶ(ホントに叫ぶ余裕はない・笑)。

そして、砂時計をきちんと見ていた2号は、さくっと砂時計にコマをおく。
「だから、ままは下に動かせばいいんだってばー」と2号にも言われる(笑)。
ちくしょー、ひとりで3つもできるかっつーの(笑)。

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ちょっと細長くなりすぎ…

それでも、なんとか成功。
すっげー集中力いる、これ(笑)。

そして、シナリオ3。
ここでは、タイルは増えず、なんと砂時計をひっくりかえしたら、アクションタイルを隣のプレイヤーに渡す…なにそれ(笑)。
つまり、時間を延長すると、こまを動かす方向が変わる…

…下ってだけでもできないのに、途中で変えられたら、絶対ムリ(笑)。
何も言わないけど、1号も2号も「まま、ダイジョウブか」って思ってるにちがいない(笑)。
ダイジョウブなわけないじゃん(笑)。

まぁ、いい、とにかく出発。
序盤はとにかくショッピングセンターを広げ…あ。
「そーいや、1号全然ワープ使ってないじゃん」と言うと、「ワープって何?」「どこにいても、こまと同じ色のうずまきの所にワープできんだよ」「え?知らなかった!」
…これでよくクリアできたな(笑)。

そして、ワープが少しずつできるようになったかな…というところで、砂時計。
アクションタイル、今度はわたしがワープと西(左)に行くやつ。
…こま、突然ワープばっかりし出す(笑)。
タイルの出ががくんと悪くなる…ふふん、今度はわたしのせいじゃないもんねー、というわけで、赤いこまで2号をコンコン(笑)。
「分かってるよっ」タイルを置いてると、今度は1号が2号にコンコン(笑)。
「…は?なに?」…「だから、何?」…
「あのさー、しゃべっちゃいけないんだってば。ついでに言うとエスカレーター」とわたしが言うと、「あっそ」(笑)。

…どーでもいいけど、しゃべっちゃいけないルールが、めちゃくちゃ緊張感を高めてくれる(笑)。
普段からしゃべりまくりのわたしたちには、ほとんど拷問ではあるけど(笑)。
ジェスチャーすらダメって…(笑)

お互いコンコンしまくりながらも、なんとか完成。
数日に分けて遊んで、今シナリオ7が終わったところです(シナリオは17まであります)。

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シナリオ5でこんな感じ

あー、苦しかったおもしろかった!!
「マジックメイズ」、アクション協力ゲームとしては、とても完成度が高いと思いました。
おもしろいのはもちろんなのですが、全員で全部のこまを動かすので、「一緒にやってる感」がものすごい!
だから、成功するとすごくうれしいのです。

似たようなゲームに「キッチンラッシュ」がありますが、あちらは協力ゲームとはいえ、プレイ中は個々で黙々と料理を作るという感じで、プレイ上のやりとりはほとんどありません。
それに対して、「マジックメイズ」は、全員で1つのことをやってるので、無言ではあるけれど水面下で激しいやりとりがあります(笑)。
どちらもそれぞれよさがあると思います。

「マジックメイズ」は、1度遊べばすぐ分かるシンプルなルールだし、最近はやりの「ちょっとずつルールが増えていくスタイル(笑)」なので、毎回新しい(笑)。
プレイ時間が短いから、すぐにリベンジできるってのも好み(笑)。
拡張が出ているのも納得のおもしろさです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
この一週間で急激に増えたコロナ感染者。
あーあー、と思いつつも、我が家は4人ともワクチン接種2回完了!
これがどれだけ安心感をもたらしてくれることか!
ホントに感謝です。

その2
2回接種済みといっても、わたしたちの生活は変わらず…外に行く時は必ずマスクだし、手洗い消毒も続けてるし、相変わらず不要不急の外出は避けてるし。
でも、苦痛ではありません。
それは、ワクチン接種前は「出かけてはいけない」と思っていたけれど、今は「出かけてもいいけど、出かけない」と自分で決めているからだと思います。
自分に選択権があるって、すごく大事だなと思いました。
選択権が持てる環境であることに感謝です。

その3
久々に、レモンアイスを食べました。
…もう外は涼しいんですけどね、でも気分は夏になりました(笑)。

その4
さぁ、顔を上げて行きましょう!