紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

海底探険(Tiefseeabenteuer)

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日本語ゲームのドイツ語版(笑)

探険家たちは潜水艦で海に潜り、海底に眠る宝を探し出そうとしています。
全員潜水服を身に着けたものの、おんぼろの潜水艦には酸素タンクが1つしかなく、全員で共有するしかありません。
ということは、誰か1人が深く潜りすぎたら、他の人も危険にさらされることになるのです。
探険家たち全員が、宝とともに無事潜水艦に戻ってくることはできるでしょうか?

No.290

・海底探検(Tiefseeabenteuer)

・佐々木隼、佐々木悟郎 作

オインクゲームズ

・8歳から

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありませんし、オリジナルは日本語です(笑)

「海底探険」は、2014年発売です。
おもしろいと聞いてすぐ遊びたかったものの、なかなか手に入らず…(当たり前)
そのうちこっちでも売ってくれるようになりましたが、今度はタイミングが合わず…おもしろいもので、いいなと思ってもタイミングが合わないとほんっと購入に至りません(笑)。
かと思えば、タイミングが合ってあっさり手に入るゲームもあるし…やっぱり縁、なんでしょうか(笑)。

さて、「海底探険」ですが、最近「月面探険」も出ました。
こちらも評判がいいようで、あーそーびーたーいーっ(まさにないものねだり)と思っているのですが、その前に「海底探険」で遊ぶべきだろうという声が聞こえたので、ようやく購入。

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made in Japanも欲しい…

ちなみに、ウチの「海底探険」はmade in EUです。

…で、説明書ですが。
「街コロ」の時にも思いましたが、日本語のゲームをなんでわざわざドイツ語から日本語に訳してるんだろう(笑)?
だから日本で買いたかったのにー(笑)。
でも、自分の備忘録(笑)としてざっとまとめておきます。

潜水艦をおき、酸素マーカーを25におきます。
宝チップは色別によく混ぜて、潜水艦から1列にならべます。
各プレイヤーは、こまを選んで潜水艦におきます。

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こまの形がかわいい!!

ゲームは3ラウンド行います。
1ラウンドにつき、潜れるのは1度だけです。

手番がきたら…
1.酸素を減らします
このラウンドで集めた宝チップの数ぶん酸素を減らします。

2.潜るか、潜水艦に戻るか決めます
さいころをふるまえに、潜るか、戻るか決めます。
1度潜水艦に戻ると決めたら、再び潜ることはできません。

3.さいころをふります
さいころをふって、出た目の数だけこまを動かします。
他のこまがいる宝チップは飛ばします。
すでに、このラウンドで宝チップを持っている場合は、出た目からその数をひいたぶん動かします。

4.探検する
宝チップに着いたら
・何もしない
・宝チップを集める
宝チップを集めるときは、こまが着いたチップを表は見ないで、自分の前に持ってきて宝チップがあった場所に空のチップをおきます。
・集めた宝チップをそこにおく
こまが着いたチップが空のチップならば、このラウンドで集めた宝チップをそこにおくことができます。

全員潜水艦に戻るか、酸素がなくなったら、ゲーム終了です。
潜水艦に戻れたプレイヤーは、集めた宝チップを表にして、得点を確認します。
潜水艦に戻れなかったプレイヤーは、このラウンドで集めた宝がすべて深海に沈んでしまいます。
潜水艦に1番近いプレイヤーから、このラウンドで集めた宝をまとめて宝チップの列の1番はじにおきます。
まとめておかれた宝は、1つの宝とみなし、酸素も1つ減るだけです。
空のチップは取りのぞきます。

3ラウンド行い、宝チップの数字の合計が1番多かった人の勝ちです。

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どこまで潜れるか?

天気の悪い午後に、忙しい2号をつかまえて、2号とわたしの2人でプレイ。
2人でプレイするなら、ひとり2こまで遊んだほうがおもしろいだろうと、2号黄色とオレンジ、わたし赤と青で開始。
ルールを説明…といっても、要はひねった「すごろく」(笑)だからとっても簡単。。

序盤は、ほんっと「すごろく」(笑)。
宝を持ってなかったら酸素減らないし、さいころふってこまをすすめる…の繰り返し。
なんせ初めてだし、しかも出目もよくて2人とも一気に潜る。
こまがかたまっていると、「キャラバンレース」と同じく他のこまを飛ばしてすすめるのでビリが一気にトップになったりする。
「これ、かたまってると有利だね」と2号。
「うん、結構一気に潜れるもんね」とわたし。

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潜る気満々(笑)

4人で抜いたり抜かれたりしながら、四角いタイルの位置に来る…どうしようかな、あー、でも、もうちょっとで五角形タイル…じゃあ、もう一回ふって…
…とさいころふったら、足りなくて四角いタイルのぎりぎりで止まってしまう(笑)。

2号は、五角形タイルも素通りで六角形タイルをめざす…えー、そんなところまで行けるかなぁと思いつつもつられる(笑)。
2号の黄色とオレンジ、まさに無鉄砲(笑)。
わたしの青は出目に恵まれず、なかなか潜れない…

先陣を切った黄色、六角形タイルに着いたとたん「とります」…だよね。
続くオレンジ…ここでムダに5が出てしまい、六角タイルに着けたものの潜りすぎた感がなきにしもあらず…2号もちろん「とります」。

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オレンジ…どう考えても行き過ぎ…

出目の悪い青は、見切りをつけて五角形タイルをとる…でも、次の手番で欲が出てもうちょっと潜っちゃう(笑)。
赤は、オレンジと黄色が1つずつとったので、あきらめて五角形タイルを1枚とって浮上することにする。

宝をもってないときは、酸素は減らないし、さいころ目も全部使えるけれど、宝をもったとたんに酸素は減る、さいころ目も減るで、途端に動きが悪くなる!
宝物、よっぽどデカいんだな…(そうじゃない・笑)

しかも、潜るときはあんなにバンバン出た5や6が全く出なくなって、2とか3ばっかり…青なんて欲張りすぎて宝2つも持ってるから、ムダに酸素が減って全然浮上できなーいっ!
2号も「やばい、これじゃー、戻れないかもー!!」と、さいころをふるたび大騒ぎ。
これぞ、さいころゲームの醍醐味ではある(笑)。

結局、全員酸素足りなくなって戻れず…宝は再び海底に沈むのであった…
…いきなり全員ダメって、すごすぎる(笑)。

2ラウンド目。
2人とも少しは慎重になったかと思えば。
なんの仕掛けがあるのか知らないけれど(って、仕掛けは何もありません・笑)、潜るときは大きい数が出る。
だもんだから、気が大きくなってつい…欲張っちゃう(笑)。
あと3つで五角形タイルって場所にいたら、ちょこっと潜って帰ってこれるような気がして、さいころふったら出なくていいのに6が出て悲鳴を上げながら潜る(笑)。
そんな遠くまで行きたかったわけじゃないのに…(笑)
あるいは、もうちょっと…と潜ったら、たどり着いたのは空チップだったり(笑)。

そして、切れる酸素…結局戻れたのは黄色(四角の宝1つ)だけ(爆)。
「ねー、これー…おもしろいけど、勝負つかないじゃん」と言ったら、「欲張らなきゃいいんじゃん」と2号。
ちくちょー、黄色が戻れたからってー(笑)。
…どっちがオトナだか分からない(笑)。

そして、3ラウンド目。
ここにきて、「宝をとったら空チップをおき、ラウンド終了時に空チップを取り除く」というのが効いてくる。
そう、深い方の宝が潜水艦に近くなるのです!

…なので、多少欲張ってもなんとかなりそうな気になる(笑)。
前のラウンドで沈んでしまった宝の山もあるけど…そっちはやめたほうが…いいよね…(ようやく理性が働く)。
今回は、全員ホントに(笑)慎重になり、わたしは六角形タイルが取れたらとんぼ返り(笑)。
2号は出目に恵まれず、黄色は四角タイル、オレンジは五角タイルまで。
宝が近くなったこともあって、全員順調に浮上を始める。

そしてまたわたしは出目に悩まされる…早めに浮上を始めた黄色とオレンジはちゃっちゃと三角タイル地帯へ。
ここで、ゲーマー2号が先読み計算して、「あ、オレンジもう一つ宝とる」…なんですとー!!
すでに五角と四角の宝を集めた2号のオレンジ、次回の浮上時には酸素3つも使うことになる!!
その上「黄色も三角もらっとこ!」…ちょっとー勘弁してよー(笑)。
まだ四角タイル地帯でうろうろしている青と赤は真っ青(笑)。

黄色もオレンジも余裕かまして帰還(むかつく)。
青、ターボな出目で一気に三角タイル地帯へ…これ、どーがんばっても赤ムリだなと思ったので、「じゃあ、青も三角タイルいただきます」(笑)。
2号「えー、赤ダイジョウブなの?」
わたし「ダイジョウブじゃないと思う。でも、どーせ帰れないなら、青に賭ける!」…って、ギャンブルじゃないんだから(笑)。

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赤…何やってたんだろう(笑)?

青は、なんとかぎりぎりで帰還したものの、赤は酸素不足で戻れず…ヤラレター…
結局、黄色14点、オレンジ18点、青17点、赤…0点で、勝ったのは2号のオレンジ!!
…にしても、3回潜って0点って…赤、宝探しの才能なさすぎ(笑)。

おもしろいってんで、翌日も対戦しましたが、やっぱり2号の勝ち(笑)。
でも、2回目は2人ともちゃんと学んで、宝がもらえなかったのは1ラウンド目のみ(笑)。
…って、1ラウンド目はやっぱり誰も戻ってこれなかったってことなんだけど(笑)。

要はすごろくなんですが、テーマとシステムが見事に合致しているので、遊んでいてすっごく楽しいです。
ルールにムリがなく、ホントに潜っていく感じがするし、浮上のとき宝を持っているとスピードが遅くなるのが明白で、とにかくおもしろい!!

このさいころの使い方は、さいころの出目次第っていうのを上手く和らげてあるので、遊んでいてストレスを感じません。
「5出ろ!」「3出ろ!」というさいころゲームの醍醐味もあります。
さいころゲームらしくなく(誉め言葉)、運次第っていう要素が少ない気がしました。

それにコンポーネントがかわいくて、特にこまがいい!
ドイツゲームに少ないすっきりしたデザインで、見てるだけでも楽しいです。
これはぜひマックスの6人で遊んでみたいです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
ようやくコロナワクチンの予約連絡がきました。
早い!と思われる方もいらっしゃると思いますが、こちらでは接種が始まってもう4か月です。
今現在、コロナを終息させるにはワクチン接種しか方法がない以上、わたしは接種しようと思っています。
コロナにはなりたくないし、コロナになって人にうつしたくもない!
早くマスクなしで生活したい!
早く自由に出歩きたい!
早く友達と気兼ねなく会いたい!
そのために注射、がんばります(実は注射大キライ)。

その2
久しぶりにのんびりゲームができました。
すっごく楽しかったです。
家族に感謝!