鉄道会社に投資して、大成功をおさめよう。
アメリカの大きな鉄道会社に投資して鉄道網を広げ、作戦と運を上手く使って、あなたの鉄道会社の価値を高めるのです。
より大きな鉄道網を持つ鉄道会社の最大株主が、最大配当を受け取ります。
1番多くお金を集めた人の勝ちです。
No.279
・ユニオンパシフィック(Union Pacific)
・Amigo
・12歳から
・2人から6人
・時間…90分
・日本語化…必要ありません
「ユニオンパシフィック」は1999年発売で、「チケットトゥライド」と同じくMoonさんの作品です。
1999年のSpiel des Jahresにノミネートされ(受賞は「ティカル(Tikal)」)、すっごくおもしろいっと言われていますが…絶版(涙)。
電車ゲーム(笑)だし、同じ作者だし、ZuZが好きな夫でも遊べるのではないかとかすかな希望を抱くものの…絶版。
もー、おもしろいならちゃんと売っててよー(笑)!
ところがある日、古本屋さんで発見!
うっそーっ…中身を見たら、黒の電車が1台足りないだけ。
黒の電車なら、ZuZの予備でいっくらでもあるわーってんで、そのままレジに直行(笑)。
しばらく顔がニヤニヤしたままでした(笑)。
余談ですが、中古ボードゲームは古本屋さんでも手に入ることがあります。
普通の本屋さんでもボードゲームが売られているので、その流れなのかもしれません。
お店によっては、結構掘り出し物があるので、古本屋さんを見つけるとついつい見てしまいます(笑)。
ボードを広げ、指定の場所に電車こまをおきます。
残りの電車は、箱の指定の場所に入れておきます。
お金は種類別に分けて、ボードわきにおきます。
各プレイヤーは、早見表、線路カード3枚、ユニオンパシフィック株1枚、株券5枚をうけとります。
株券5枚の中から1枚選び、全員一斉に自分の前に表にしておきます。
株券はよくきって、配当カードを入れて、裏返しに積み重ねて山札とします。
上から4枚を表にしておきます。
線路カードもよくきって、裏返しに積み重ねて山札とします。
手番がきたら、まず線路カードを1枚手札に加えます。
それから、1.拡張 2.投資を選びます。
1.拡張
拡張する場合は、線路カードを1枚選び、それに対応した線路に電車をおきます。
電車は、始発駅からつながるようにおきます。
1区間に同じ色の電車を2台以上おくことはできません。
出した線路カードの線路を走ることのできる電車をおきます。
それから、株券を1枚とります。
表になった株券か、株券の山札の1番上か、ユニオンパシフィックの株券から1枚選んで、手札に加えます。
2.投資
線路カードを1枚捨てて、手札の株券を表にします。
表にできるのは、1枚だけですが、同色ならば何枚でも1度に出せます。
ただし、1枚だけ出す場合は、違う鉄道会社ならもう1枚表にすることができます。
自分の前に表になった株券だけが、配当金の対象になります。
配当カードが出たら…
一旦ゲームを中断します。
早見表の1番上(緑)から順番に行います。
まず、誰がその鉄道会社の株券を自分の前に出しているかを確認します(注・手札にある株券は数えません)。
ボード上にある電車の数プラス駅(1つ)が、最大株主の配当金となります。
たとえば、ボード上に電車が4台あったらプラス駅で5Mio.の配当になります。
2位の株主は、その半分2Mio.(端数切り捨て)の配当となります。
3位以下は配当なしです。
それを早見表にしたがって、すべての鉄道会社で行います。
ある鉄道会社の株券を自分の前に表にしたのが1人だけの場合は、最大株主の配当プラス2位の株主の配当となります。
ユニオンパシフィックは、鉄道は所有しませんが、株券の配当はあります。
1度目の配当は0で、以後増えていきます。
4度目の配当が行われたら、ゲーム終了です。
お金が1番多かった人の勝ちです。
家族で遊ぶ日(126)。
曇り空の午後、夫、1号、2号、わたしの4人でプレイ。
さりげなく箱を机のうえにおいといたら、案の定夫が食いつく(笑)。
「この電車かっこいいねー」と言うので、「うん、これね、Zug um Zug(チケットトゥライド)と同じ作者のゲーム。電車ゲームだし、やってみる?」とふってみると、「うん、やってみよう!!」…作戦成功(笑)。
このパッケージ、夫は絶対好きだと思ったんだよね。
ルールをざっと説明する。
ZuZを知ってたら、分かりやすいとは思うけれど、こまかいルールは多め。
しかも、これはあちこちで言われているように、線路の確認がしづらいのなんのって。
実は、1回目にプレイしたときは、鉄道会社によって走れる線路は決まっているのに、ボードにかかれた線路カードを出したら、どの鉄道会社の電車でも走らせてしまいました。
早見表はあるけど、どーせならボードに色分けするとかして欲しかった。
まずは、株券公開。
うーん、どれにしよう…全部ばらばらだけど、赤にしようかな。
なるべく台数が多い方がいいような気がするというだけで、赤を出す(笑)。
1号は茶色、2号はオレンジ、夫は…あ、茶色!1号とかぶった!!
…あっちゃー(笑)。
そして、スタート。
序盤は全員電車カードをひいて、電車走らせて、株券とる、の流れ。
場にある株券とにらめっこ…配当カードが出る前に、株券を表にしておきたいと常に思うものの、場に狙いの株券があると「…しょうがない、次の手番で株券出そう…」と思う。
そして、その「次の手番」ってのが、いつまでたっても来ない(笑)!
だって、また狙いの株券があるんですものー(欲の塊)。
わたしは、赤の株券を表にしたのに、赤の電車ではなく黄色の電車を走らせる…というのも、手札にも場にも黄色の株券があったのでなんとなく取ってたら、集まってきてしまったという(笑)。
赤の電車は台数多いし、誰か走らせるだろうと放置…これが大失敗(笑)。
終盤になって、わたし以外に株主がいないことに気がついた2号が赤の株券を表にしたけれど、2号もたまにしか電車を走らせなかったという…投資だけして、設備整えないと失敗するといういい例になりました…
…じゃなくて(笑)。
2号は、せっせとオレンジを伸ばし、株券も集める。
1号は、茶色を伸ばす…夫とかぶっているけれど、最大株主になれるのかな…
夫は…線路カードの出し方で四苦八苦(笑)。
1回目の間違いからリカバリー(笑)できなくて、「早見表に書かれた線路しか走れない」というのにひっかかる。
…確かにね、これが一発で分からない(だから、わざわざ早見表作って、株券にも書いたんだろうけど)ってのは、プレイテンポが落ち気味になる。
そして、次に夫がひっかかったのが株券の出し方。
よくある出し方で、1枚出すか、同色を複数枚出すか、1枚だけ出す場合は、もう1枚別の色を出せる…なんだけど、なぜか夫はのみこめない(笑)。
1度に1枚×3色だそうとしたり、1枚出して、すでに出ている色に2枚足そうとしたり…
どっかわたしの説明がおかしかったに違いない。
多分、前置詞とか、そういうの…あ、ドイツ語ってほんっとややこしい(笑)。
結局1回目の配当カードが出た時は、全員開始時に出した株券1枚のみが表になってた(笑)。
あー、手札に黄色の株券が2枚もあるのに、黄色い電車もあんなに走らせたのに、配当は赤の株券だけ…しかも電車2台(笑)。
つまり、わたしは赤の電車1台しか走らせてない(ダイジョウブ?)。
なんで赤の株券なんて出しちゃったんだろう(笑)?
さっさと黄色の株券も表にしないと…
1回目の配当が終わると、とりあえず欲をおさえて、わたしは黄色とオレンジの株券を表にする。
というのは、その時点で2号が一生懸命作っているオレンジの配当が高かったので、おこぼれに預かろうという魂胆。
黄色の株券は、まだ誰も出していなかったし、今まで黄色を走らせたのはわたしだけだったので、1枚でもいいだろうと。
なんとなく、株券はなるべく多く表にして、おこぼれを狙う作戦(笑)。
オレンジの株券を表にしたら、2号はもちろん「ずっりー、ままオレンジ1台も走らせてないのに!!」…言われると思った(笑)。
「でもさー、オレンジいい感じにできてるじゃん?なんかもらえないかなぁと思って」…まさにハイエナな発想(笑)。
1号は、UP(ユニオンパシフィック)の株券を集め始める。
UPの株券は、1回目の配当はないけれど、2回目以降は配当金が決まってる。
それが結構大金…
それを見た夫も追随。
2号とわたしもあわてて追いかけたけど、全然間に合わないっ!
2号に至っては「これ、もうムリ。4位でいいよ」と開き直り、他の株券を集め始めたぐらい。
ようやく株券の出し方を覚えた夫、いきなり緑の株券をごっそり出す。
それまでは、1号が最大株主で、2位が2号だったのに、あっさり夫が1号と同数で最大株主に。
当然、ところてん式に押し出された2号…「むかつくー」…だろうなぁ…
わたしは、とにかく手を広げることにする。
2人以上が表にしている株券は出さず、ひたすら1人しか出してない株を狙う(笑)。
もちろん、途中でオレンジの電車も走らせる(笑)。
UPの3位は決定だと思うから、UPは放置。
夫が黄色の株券を出してきたから、黄色の株券を追加して最大株主の座は譲らず(笑)。
すると、夫はオレンジの株券を出してくる…
その時点で、オレンジの最大株主はもちろん2号、2位がわたしだったんだけど1枚しか出してなかったので、夫と2位…もー、ただでさえ少ない分け前を分けられるかっつーの(笑)。
…でも、オレンジの株券持ってないんだよね(笑)。
そのまま2回目の配当。
1号がUPでがっぽり稼いで、1位。
あとの3人は似たり寄ったり…オレンジの2位は、夫とわたしで山分け…分けられてよかったよ(笑)。
3回目の配当で、夫と1号が分け合っていた緑の最大株主が、夫が株券を1枚表にしたために、夫のみが最大株主に。
UPの2位もキープした夫が、ここでトップに。
2位が1号で、2号とわたしは…はい、がんばってます(笑)。
2回目と3回目の間が長かったので、4回目の配当はすぐ来そうな感じ。
2号は、1号がせっせと拡張していた黒の尻馬にのる(笑)。
1号は、誰も株券を出さなかった白を着々と拡張。
夫は、緑に全力投球(笑)。
わたしは…誰も株券を出さなかった紫に集中(笑)。
4人それぞれの思惑を抱えて、4回目の配当。
緑が思いのほか長くなっていて、最大株主の夫が儲けまくる…あぁ、これが現実ならいいのに(笑)。
勝ったのは、夫、以下1号、2号、わたしでした。
これは…おもしろいっ!
もう、終始やりたいことだらけで、どうしよう!!の連続。
株券出したいけど、場の株券は取られたくない、ヒトの尻馬にはのりたいけど、尻馬にはのせたくない、電車走らせなくてもお金は欲しい(笑)…もう、欲望の塊(笑)。
終始4人でウンウンうなっておりました。
しかも、待ち時間はほとんどナシ。
常に株券の場と、自分の手札と、線路を確認していたので、待たされたという感じは全くありませんでした。
ただ、「チケットトゥライド」に慣れているせいか、ルールはちょっと多めだと感じました。
Spiel des Jahresにノミネートされたというのが不思議なくらい。
何度か遊べば、やっていることが自然なので、ルールの多さは気になりませんが、最初うちは確認することが多くて、ややこしいです。
それに拍車をかけるのが、ボードの見にくさと、どの鉄道会社がどの線路を走れるのかの確認。
これは、最後までプレイテンポを落とす原因になりました。
ゲームのシステム自体は、ほんっとよくできているのに、ボードを見てすぐ分からないというのはホント残念。
ただ、全員気に入ったようなので、また遊ぶと思います。
☆今日のありがとう☆
お気に入りのエコバック(2号にてんてんバックと名付けられたやつ)がとうとう壊れました。
角は擦り切れ、酷使もいいところだったので仕方がないとは思うものの、ちょっとがっかり…
夫にとうとう壊れたと言ったら、「え、壊れたの?あれ、なんとなくぼくも好きだったなぁ…同じの売ってない?」…ネットで調べたら、まだありました!
即注文(笑)。
何もまるっきり同じのじゃなくてもいい気もしたけど、気に入っているからいいのです(笑)。