紺碧のSpielplatz

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アズール サマーパビリオン(Azul Der Sommerpavillon)

アズール第3弾!

16世紀、マヌエル1世は、職人たちに豪華な建造物を建築するよう命じた。
彼が死去する前に完成しなかった建造物のひとつに、サマーパビリオンがある。
ポルトガルの王家をたたえる設計は、そのようにして忘れられたのだった。

No.586

・アズール サマーパビリオン(Azul Der Sommerpavillon)

・Michael Kiesling作

・Next Move

・8歳から

・2人から4人

・時間…30分から45分

・日本語化…必要ありません

「アズール サマーパビリオン(Azul Der Sommerpavillon)」は、2018年のSpiel des Jahres受賞作「アズール」の続編第3弾です。
第2弾の「アズール シントラのステンドグラス」は、そんなに興味がわかなかったものの、「アズール サマーパビリオン」は色といい、形といい、おもしろそうだなと思いました。
ただ…値段が高いっ!!
タイルゆえに高くなるんだろうなとは思うけれど、それにしてもわたしは出せない値段だったので、却下(笑)。

ところが、先日ショッピングセンターの片隅で投げ売りになっているのを発見!
これならわたしでも買える!という値段だったので、うひひとレジに向かったというわけです(笑)。

さて、ルールは。
「アズール」で遊んだことがあれば、すぐ分かると思います。
各プレイヤーは、個人ボードとその色の得点マーカーを受け取り、得点マーカーは得点ボードの5に置きます。
ラウンドマーカーを1に置きます。
塔を準備します。

人数に合わせたプレートを準備します。
袋にタイルを全部いれて、よく混ぜます。
それから、タイルを10枚ひいて、得点ボード中央に並べます。
プレートに4枚ずつタイルを置きます。
スタートプレイヤータイルを、机の中央に置きます。

手番がきたら、AかBのどちらか1つを選んで実行します。

A.プレートを1枚選んで、タイルを得ます。
プレートにのった4枚のうち、同色をすべて獲得します。
加えて、ジョーカーのタイルがあれば1枚獲得します。
ジョーカーは、得点ボードのラウンドマーカーがあるタイルです。
残ったタイルは、机の中央に置きます。

B.机の中央にあるタイルを得ます。
机の中央にあるタイルのうち、同色をすべて獲得します。
加えてジョーカーがあれば、1枚獲得します。
スタートプレイヤータイルがあれば、それも獲得します。
スタートプレイヤータイルを獲得した場合は、獲得したタイル分マイナス得点となります。

これを繰り返し、タイルがすべてなくなったら、個人ボードにタイルを並べます。
スタートプレイヤータイルを持っているプレイヤーから始めます。
同色ますにタイルを置くには、そのますにかかれた枚数のタイルを持っていなければなりません。
例えば、3とあれば同じ色を3枚(ジョーカーも使えますが、最低1枚はその色のタイルでなければなりません)出し、1枚を個人ボードに置き、残りの2枚は塔にいれます。
そして、今置いたタイルが他のタイルに接していなければ、1点、接していたら接している枚数分の得点を獲得します。

中央の星は、どの色のタイルでも置けますが、各色1枚ずつです。
置く際のルールは、同じです。

ボードには、柱、像、窓がかかれていて、その周りをタイルでうめたら、ボーナスとして得点ボードに置かれたタイルから好きなタイルを取ることができます。
得点ボードのタイルが取られたら、補充します。

これを繰り返し、タイルがなくなった、あるいはタイルが置けなくなったら、ラウン終了です。
獲得したタイルは4枚まで、次のラウンドに持ち越すことができます。
多すぎたら、4枚以下になるようタイルを塔に入れます。
塔に入れたタイル1枚につき、マイナス1点になります。

6ラウンド行ったら、ゲーム終了です。
得点を計算し、1番多かった人の勝ちです。

色がきれい!

家族で遊ぶ日(433)。
先日、夫に「盆栽」ダメ出しされたため、だったらっ、新しいっ、ゲームでっ、遊んでよねっと、有無を言わさず準備(笑)。
「休み中じゃないから新しいゲーム、ムリ」の言い訳、今日は聞きません(笑)。

というわけで、夫、2号、わたしの3人でプレイ。
ざっとルールを説明するけど、2号は「アズール」経験者なので、「あー、あれねー」という感じ。
でも、これはまさに1回実演したら(笑)、あっさり理解できるゲームなので、まずわたしが実演(笑)。

わたし「これ、どれでもいいから1つ選ぶの」
夫「うん」
わたし「で、選んだところから同色のタイルを全部もらう。で、ジョーカーのタイルがあれば1つもらえる。ジョーカーは、ラウンドマーカーのある色」
夫「うん」
わたし「それで、残ったタイルは、まんなかに置く。で、これも欲しい人はもらえる。そのときも同じように同色タイル全部もらえて、ジョーカーあれば1つもらえる。ただし、一番最初に取った人は、スタートプレイヤータイルもらって、取ったタイルの数マイナス点ももらう」
夫「…」
…あ、そろそろ飽和状態(笑)。
じゃあ、まずはタイル取り、しましょうか。

1回やれば、すぐ分かる!

1回タイルを選んだら、「あ、そゆことね!」と理解できるって素晴らしい。
このシステム、マジですごいなぁと思う。

そんな感じで、タイルの山分け(笑)完了。
次は、タイル配置。
わたし「これで、第一段階終了。で、次はタイルを並べます」
夫「うん」
わたし「ボードのタイル置くとこに数字書いてあるでしょ、その枚数分同じ色のタイルを出します。で、1枚そこに置いて、残りは塔に入れます。置いたタイルに接したタイルがあれば、その数が得点になります」
夫「…えっと、そしたら、順番に置いたほうがトクだよね?」
わたし「…そういうことになるけど、別にそうしなきゃいけないわけじゃない。あとね、この絵の描いてあるとこ、柱とか像とか窓、ここをタイルで囲むと、ボーナスもらえるよ」
夫「ボーナスって?」
わたし「得点ボードにあるタイル好きなやつもらえる」
夫「なんでもいいの?」
わたし「なんでもいいの(笑)」

夫、ここで俄然やる気になる(笑)。

なりゆき100%

1ラウンド終了時のわたしのボード。
置けるとこに置いたって感じ(笑)。
四隅に置かれたタイルは、次のラウンドに持ち越し分。
つまり、持ち越しは4枚まで。
ちなみに、2ラウンド目のジョーカーは緑なので、それを狙ってみた!

ビギナーズラック(笑)?

1ラウンド終了時、トップは夫…初プレイなのに(笑)。
そして、2ラウンド目。

…すいません、説明に気を取られて、写真ほとんど取ってませんでした(笑)。

点差つかず

2ラウンド終了時は、3人とも似たような点数になる。
この差がつかない感じって、すごく心地よい。
いまのところ、誰もまだボーナスは達成してない。

わたしはその後、緑を集めていたのに、成り行きで青が大量に手に入ったので、青も集めることになる(笑)。
最初は、1や2のますにタイルを置いたので、どんどん置けるって感じだったのに、4とか5になるとあれこれやりくりして、ジョーカーも計算に入れないと、とてもじゃないけど置けないことに気付く(笑)。
まさにやりくりって感じで、おもしろい。

完成させるだけでなく、バランスよく置いても得点になる!

オレンジのタイルが1枚もないのは、夫がどんどん取っていってしまったから(笑)。
中央の全色の星も始めたいけど、いい感じにタイルが残らない…

最終ラウンドで、青の星にリーチがかかったのに、狙っていたボーナスタイルの青を夫に奪われ、次のタイルに期待したけど、青もジョーカーもでてくれなかった…夫はわたしの狙いをくじいたことは気付かず、2号はくすくす笑ってた…

そんなこんなで終了。
わたしのボードは…

青の星…

青の星…タイルがどーしても1枚足りなかった…
悔しい…

夫のボードは…

その青のタイル、ホントはわたしのだったのに(笑)

オレンジの星、コンプリート。
全色の星、もう1つぐらい置けたらよかったねぇ。

2号のボードは…

星2つも完成してるー!

…ちょっと待った、2号はさり気に星2個も完成してる!!
ただ、全色の星は1つも置かず。
タイルを1つも残さなかったのは、立派(夫は1枚、わたしは3枚も残した)!

計算してみると。
なんと、2号とわたしが同点、5点差で夫!
三人三様なのに、この僅差はおもしろーい!
夫「これ、好きかも。またやりたい」
2号「おもしろかった。よく考えてあるなぁと思った」
とのこと。

 

おもしろかった!!
これ、わたしは本家(「アズール」)より好きかも(笑)。
自分で作ってるって感じが高くて、遊んでいて満足度が高いです。

タイルの山分けには特に変化がないけれど、スタートプレイヤータイルを取ると同時に取ったタイルの数がマイナスになるというのは、いい調整だなと思いました。
あと、タイルを置いたら毎回得点するというのが、最初のうちは忘れそうになるし、めんどくさいなぁと感じたのですが、2以上のますに置くと、必ず塔にタイルを入れるので、その音で「あ、得点!」と関連付けられて、ウチにはよかったです(爆)。
ちょうど、お賽銭箱にお金を投げ入れるって感じで、塔に入れると「あ、得点、何点?」なんてやってました(笑)。
そういう意図はなかったかもしれませんが、ウチの場合は塔のおかげで得点を忘れませんでした。

また、得点の仕方もいくつかあり、すごくバランスが取れているなという印象です。
星を完成させれば得点はもちろんですが、同じ数字のますに全部タイルを置いていても得点になるのです。
これは考えたなぁという感じです。

必ずしもすべてのますが埋まるわけではないけれど、それでも作ってるという感覚のせいか、星が未完ででも気になりませんでした。
それでも、夫に青いタイルを取られた時は、めちゃくちゃ悔しかったです(笑)。

いずれにせよ、夫も気に入ったようなので、再プレイ、あると思います。
わたしもとっても楽しみです。
今日も、読んでくださってありがとうございます。

 

アズール サマーパビリオン・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は…くもってて、雨も降ったけど、日も照ってた。
つまり全部アリ。
そして、寒い…山に雪降ってても、驚かない。

その2
今日は、ピザ。
先日、レストランで食べたスモークサーモンのピザがおいしかったので、作りたくなったのです。
レストランでは、スモークサーモンと玉ねぎとケッパー、モッツアレラだったんだけど、ウチではスモークサーモンと玉ねぎ、オリーブ、クリームチーズにしてみる。
ケッパーより、オリーブのほうが合ってるんじゃないかと思って。
そしたら…めちゃくちゃおいしいのができちゃったー!
「魚系のピザってあんまり好きじゃないけど、これは好き!」と夫が言うぐらい、おいしかった!
うん、また作ろう!

その3
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん