紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

盆栽(Bonsai)

盆栽を育てます!

「盆栽」とは、日本語で「入れ物の中の木」という意味です。
木を小さめに保ち、人工的に希望の形の木に整える庭の芸術です。
盆栽は、生きた芸術であり、すべての点で大きな理想でありながら、とても小さなミニチュア植物でもあるのです。

No.583

・盆栽(Bonsai)

・Rosaria Battiato , Massimo Borzì , Martino Chiacchiera作

・dv Games , Kosmos

・10歳から

・人数…1人から4人

・時間…30分から45分

・日本語化…必要ありません

「盆栽(Bonsai)」は、2023年のSpielで見かけて、気になりました。
Scoutactionホール1,2,5,6で、4位(Quicksandと同位で3.9)で、テーマが日本…となると、遊んでみたいっと思ったけれど、英語版…(笑)。
ただ、その時すでにKosmosがドイツ語版を出すと発表していたので、出るまでのんびり待っていたというわけです。
ちなみに、箱サイズが英語版より一回り小さくなりました。
これは、ありがたい!

さて、ルールは。
各プレイヤーは、植木鉢(と訳したい・笑)と静止(…要は、個人ボード的なもの)を受け取り、自分の前に置きます。

盆栽チップ(幹、葉、花、実)は種類別に分けておきます。
カードボードを広げ、その上に人数によくきった禅カード(禅、ねぇ…)を置き、上から4枚を表にして指定の位置に置きます。
目標タイルを3種類選び、そのタイルを並べます。
スタートプレイヤーから順に、指定の盆栽チップを受け取ります。

手番が来たら…
・瞑想(カードボードのカードと、そこにかかれた盆栽チップをもらいます)

・栽培(手元のチップを、植木鉢に並べます)
どちらかを選んで実行します。

瞑想
カードボードにあるカードを1枚選び、そこにかかれた盆栽チップをもらいます。
ただし、チップの枚数には制限があり、最初は静止にかかれたように5枚までです。

成長カードは、静止の右側に並べます。
集まったシンボルの数だけ、栽培の際にチップを置けるようになります。
じょうろカードは、静止に左側に並べます。
チップの枚数制限がプラス2枚になります。
弟子カードは、カードにかかれたチップを自分のチップから出して、植木鉢に配置することができます。
親方カードは、カードにかかれたチップを自分のチップにすることができます。
得点カードは、ゲーム終了時にかかれたチップやカードが得点となります。
弟子、親方、得点カードは、自分のわきに裏返しにして積み重ねておきます。

これを繰り返し、カードボードに置かれた最後のカードが表になったら、全員1手番行ってゲーム終了です。

植木鉢に置いた盆栽チップの得点は…
幹…0点
葉…1点
花…他のチップに触れていない1辺につき1点
実…7点。ただし、実は隣同士に置くことはできません。

それ以外の得点カードなどの得点をすべて合計し、1番得点の多かった人の勝ちです。

どんな盆栽になるのでしょう?

家族で遊ぶ日(430)。
天気の悪い午後、夫、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールをざっと説明。
初プレイなので、目標タイルはナシにする。

「盆栽」は、見てたらすぐ分かるタイプのゲームだと思うので、わたしがスタートプレイヤーになって実演(笑)。

初手番は、チップ1枚しかないし、栽培はありえない(笑)。
ので、当然瞑想で、カードを1枚選ぶ…とりあえずもらえる数が多いのにした(笑)。

なるべくいっぱいチップが欲しい…

ボートにかかれた葉と実をもらって、親方から幹をもらう。
これで、手元にはチップが4枚。
上限にひっかからないので、手番終了。

それを見ていた夫も2号もカードを取って、チップをもらう。
そして、わたしの手番。

ちょっと生えてきたって感じ?

チップの上限が5枚なので、カードを選んでチップをもらっても、手番終了時に5枚以下にしなきゃいけない。
だったら、栽培でチップを並べたほうがいいので、上限の3枚を並べる。
ちまっと木が伸びたって感じ(笑)。

次は、幹が欲しいなと思ったので、幹の成長カードを取る。

チップばかり増やしてもダメ

これで、次に栽培するときは、一致すればチップを4枚まで出せる。
なんかこう、広がるって感じでこれはおもしろい。

その後のわたしの盆栽。

ようやく実がなる!

花は、他のタイルと接してない辺が1点になるので、なるべく孤独に咲かせる(笑)。
でも、だからってここまで極端にしなくてもいい気はするけど(笑)。
実は、葉2枚の上に置く。
ただし、隣同士には置けない…って、この条件がかなりきつい。
なにしろ実は7点と高得点なので、ガンガン置きたいけど、なかなか置けなーい!

あんまり意識して盆栽って見たことないけど、こんな感じかなと適当に置いたら…

葉が少なすぎ(笑)

非常に効率の悪い実のなり方になってしまう(笑)。
見た目は盆栽っぽい…と思うんだけど(笑)。

夫は早いうちにじょうろを手に入れたので、チップを7枚ギリギリまでためて、配置。
ただ、7枚ためられても、成長カードが少なかったので、それほど一気には置けなかった。
2号も、じょうろを置いてチップの上限7枚にしてた。
しかも、2号はわたしのように「なるべくいっぱいチップを取る」ではなく、「必要なチップを取る」(←当たり前)だったので、効率がめちゃくちゃよかった!

2人がじょうろでタイルをため込むのに、わたしはなかなかじょうろが取れなくて四苦八苦…じょうろ、大事(笑)。

そんなこんなで、最後のカードが表になったので、全員1手番行って終了。
夫の盆栽。

いい感じ!

すごく盆栽っぽい(笑)。
栽培で置けるチップが最大4枚だったにもかかわらず、残ったチップはたった1枚で、バランスよく完成させる。

2号の盆栽。

成長カード集めまくり(笑)

夫とは対照的に成長カードを並べて、最大8枚チップを置けるようにしてる。
残したチップなしで、非常に効率よく仕上げてる。

わたしの盆栽。

空振りって感じ(笑)?

質より量で、チップを集めまくったけど、実ばっかり集まってしまうし、実を置くには葉が2枚必要なので、置くまでに時間がかかる…と中盤で気が付くという(笑)。
一応、実のボーナスカードは獲得したけど、もっと実をならせたかったーっ!

で、得点計算してみると。
なんと夫と2号同点、以下…つーか、ビリはわたし(笑)。
同点の場合は、最後の手番が遅い人の勝ちなので、2号の勝ち、以下夫、わたし。
夫「よくわかんなかった」
2号「おもしろかった!さっさとじょうろを持つのが大事」
とのこと。

 

おもしろかった!
爆発的な「なるほどー」という感じはないのだけど、分かりやすいルール(あるいは、今まで遊んだことがあるようなルール)を組み合わせてあるので、すごく遊びやすいです。
そのくせ、バランスよく進めていかないと、すぐに行き詰る(笑)という落とし穴もあるという(笑)。
ルールは難しくないのに、悩みどころがいっぱいで長考しだしたら止まらないかもしれません。

わたしは、なんとなく種類に関係なくチップをいっぱい集めて、最後にどかーんと並べようと思ったのですが、そんな大雑把な作戦じゃムリでした(当たり前だっつーの)。
欲しいチップを狙うとカードは使えない、じゃあ、欲しいカードにしようかと思えば、欲しいチップはもらえないと、見事なほどにあまのじゃく(笑)設定で、悩ましかったです。

ちょっと気になったのは、前のプレイヤーがカードを取ると、考え直す必要が出てくるので、待ち時間が長めという点。
2号とわたしは、自分の手番外でも、他の盆栽を見てあーだこーだしゃべっていましたが、それを積極的にやらなければ、ソロプレイ感も高めです。
基本、個々で何か作るゲームって、そうなりがちではあるのですが。

それでも、「盆栽」は、また遊んでみたいという魅力のあるゲームだと思います。
今度は、目標チップを入れて遊んでみたいです。

読んでくださって、ありがとうございます。

 

盆栽・その2はこちら

 

☆今日のありがとう☆
その1
今日の天気は、晴れ!
午前中は肌寒かったけれど、午後は暖かくなりました。
これで、ホントに春になったと思って…いいのかな?

その2
…気になって天気予報見たら、やっぱりまだカンペキな春ではないらしい…(来週天気、崩れて寒くなるらしい…)

その3
友達の誕生日にプレゼントを送る。
長い付き合いで、お互いの誕生日にプレゼントしてるんだけど、なかなか会えない。
カードに「会う会う詐欺、いい加減やめたいね」と書いたら、律義な彼女、向こう3カ月の予定教えてくれた(笑)。
よし、絶対夏休み前に会って、一緒にご飯食べてくるっ(笑)!

その4
そのうち、じゃなくて、今、ですよね。

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん