ようこそ、ミープルサーカスへ!
アーティストたちは、緊張の面持ちで舞台裏に待機しています。
今夜は、満員のテントでガーラショーが行われ、その前にマチネが2回あります。
誰が一番多くの喝采を浴びて、優勝するのでしょうか。
さぁ、幕があがります。
No.584
・ミープルサーカス(Meeple Circus)
・Cédric Millet作
・Pegasus Spiele
・8歳から
・2人から5人
・時間…30分から60分
・日本語化…カードを日本語化する必要があります
「ミープルサーカス」は、2017年発売です。
想像つく内容だなーと思っていたら、不思議に評価がよい(笑)。
積み木系ゲームって、BGGでは高評価になることほとんどないのに…悪くない(笑)。
で、興味は持ったけど、でもまんまだろうなーというのと、なにより高いので二の足を踏む。
で、気が付いたら見かけなくなっていました(爆)。
ところが、ネットショップの売れ残りセールにひょっこり出てきて、あー、これも何かの運命と注文(笑)。
運命というより、たぶんタイミングが合った、とか、縁があったというほうが正しいかな(はぁ?)。
さて、ルールは。
…これが結構めんどくさい(笑)。
遊んでみたら、自然で分かりやすいんだけど。
各プレイヤーは、舞台と初級アーティスト(青)と中級アーチスト(黄色)を受け取り、自分の前に置き、得点マーカーを得点ボードのスタートの位置に置きます。
観客リクエストカードは、色別に裏返しにしてよくきって、指定の位置に置き、1番上のカードを表にします。
レパートリータイルは、裏返しによく混ぜて、指定の位置に6枚表にして置きます。
演出タイルは、レベル別によくきって、星の数の順番に並べ、星1つのタイルを人数プラス1枚表にして並べます。
他のアーティストや、動物、道具、早さチップは、わきに置いておきます。
公演は、3回行います。
公演は、
1.ウォーミングアップ
2.演技
3.拍手
4.後片付け
で構成されます。
1.ウォーミングアップ
スタートプレイヤーから順番に、レパートリータイルか、演出タイルを1枚取ります。
1枚取ったら、2枚目は1枚目のタイルと違う種類のタイルを取ります。
タイルにかかれたアーティストや道具、動物をもらって、自分の舞台のわきに置きます。
2.演技
全員同時に始めます。
自分のアーティストたちを、観客リクエストカードの条件を満たすように置きます。
条件を満たせば満たすほど、得点が高くなります。
ただし、アーティストたちは舞台からはみ出ない、立てておく(寝かせない)、舞台に触れているアーティストたちは、かならず他のアーティストたちに触れていること(孤立して立っていてはいけない)に注意します。
完成したとき、場に早さチップが残っていたら、それを獲得します。
3.拍手
できあがった演技を採点します。
・観客リクエストカードに一致している
・アーティスト(初級、中級、上級によって得点条件が違う)
・早さチップ
を確認し、得点を計算して、得点ボードの得点マーカーを動かします。
4.後片付け
後片付けを行い、次の公演の準備をします。
これを3回繰り返し(2回目、3回目で多少ルールが変わります)、得点が1番多かった人の勝ちです。
天気の悪い午後に、1号(緑)、2号(黄色)、わたし(ピンク)の3人でプレイ。
こまの集め方と、得点の仕方を説明したら、あとはほぼ見たまんま。
わたしは、こまにシールを貼るのがあまり好きではないし、「ミープルサーカス」の場合、貼らないこまと貼るこまを混ぜるのも好みではないので、シールは貼らずにプレイすることに。
ちなみに、こまに印刷されているのも、もっといえばこまがプラスチックなのも、あまり好きではないです(笑)。
スタートプレイヤーは、わたし。
まずは、タイルを取るんだけど、観客リクエストをチェック。
馬の上に棒をのせるっての、おもしろそう!
だったら、馬が必要なので、馬がいる演出タイルを取る。
タイルにかかれているものは全部もらえるって、うれしい(笑)。
そんな感じで、3人とも演出タイルとレパートリータイルを1枚ずつ選び、そこにあるものをもらう。
そして、演技。
ホントは、時間をはかるための専用アプリがあるんだけど、うまくダウンロードできなかったし、時間でストレスするのはつまらないので、3人でゆるく(笑)始める。
遊んでみたら分かるけど、「ミープルサーカス」は、手持ちのこまが全員違うので、似たような感じにならない。
それに、積み木系にありがちな「これを作る」ではなく、得点条件が並べてあるだけなので、自由度が高くて楽しい!
3人とも得点条件(観客リクエスト)を眺めながら、どうやってそれを取り込むか悩む。
なるほど、これは人気になるわけだ…
というわけで、2号の演技。
ゾウの上に全部のせ(笑)。
高いところにいると、得点になる上級アーティストがまぶしい(笑)。
観客リクエストも1つクリア。
1号の演技。
動物はいないけど、観客リクエストを2つクリア。
わたしの演技。
念願の馬の上に棒を完成させる(笑)。
んで、馬のおしりを利用して、他の観客リクエストもクリア。
1回目の演技終了。
得点計算すると、わたしがトップ…とはいえ、ほとんど差がない。
でも、2号の演技を見て、上級アーティスト(赤)は必要と気が付いた1号とわたし(笑)。
2人で「次は赤い人もらう」(笑)。
次の演技の準備をして、2回目。
2回目の演技タイルは、かなり特殊なこまがついてくる。
2号「これって、いいのか悪いのか、ちょっと…」
1号「…確かに…」
わたし「やりにくいのが多い感じ…」
そう言いながら、1号はあざらし、2号はトラ、わたしはアクロバティックなアーティスト(笑)をゲット。
わたしも動物欲しかったなー(笑)。
そして、演技。
2号。
今回もまたゾウを土台にして、上級アーティストを上に置く。
初級と中級のアーティストが安定しているので、玉乗り(緑の丸)も楽勝。
1号。
これ、角度が悪くて見づらいんだけど、中級アーティストが肩に棒をのせ、その上にゾウ(しかも上下さかさま)という難易度の高い技。
その上に玉乗りを置くとは、お主、やるな(笑)?
わたし。
1号、2号に比べると、ショボい(笑)。
でも、動物じゃなくて人もらっちゃったからさー。
玉乗りの2人をのせるのに四苦八苦。
得点計算すると…ここで、1号が飛び出す。
2号がちょっと遅れたか…と言っても、この程度なら充分逆転可能な位置。
そして、3回目。
3回目は、ガーラショーと称して、ひとりずつ演技することになってたけど、3人とも「別にいい、今まで通り同時に作りたい」ということで、同時に演技。
ここで、わたしがめちゃくちゃ手間取る(笑)。
どーしてもやりたい演技があったんだけど、それが難しくて…最終的には、難易度を落として完成。
ちょっと悔しかった(笑)。
さて、2号の演技。
うっわー、これはキター!
ゾウの上に馬をのせるという高度な技術(笑)!
高ければ高いほど得点も高くなる赤の上級アーティストが輝いてる…
1号の演技は…
ゾウをさかさまにするの、ホント上手い。
その横で、馬が余裕で棒かついでるし。
うぬぬ、やられた…
四苦八苦のわたしの演技は…
逆立ちの赤いアーティストがなかなか安定しなくて、崩れてばかり。
でも、どーしても逆立ち→玉→アーティストの観客リクエストやりたかったんだよー。
得点を計算してみると…
2号の勝ち、以下1号とわたし同点という結果に。
1号「人数多いほうが楽しいかも。でも、おもしろかった」
2号「これ、すごくおもしろかった!器用な人は、すごく楽しいと思う」
とのこと。
なるほどな、と思いました。
積み木系のゲームなんて似たり寄ったりなのに、なぜ「ミープルサーカス」は人気なのか、分かりました。
これは、確かにおもしろい!
途中にも書きましたが、まず各プレイヤーで手持ちのこまが違うのがいい!
こまの取り方も、スカウトしてるって感じで雰囲気を盛り上げてくれます。
そして、一般的な積み木系ゲームの「指示を実行する」あるいは「指示通りにこまを積み重ねる」ではなく、得点条件が出されて、それに合わせて自由に組み合わせる…これ、ありそうでなかったような気がします。
これをこの上に置かなければならない、ではなく、どこにどう置いてもいい…この差は大きいと思いました。
どーりで評価が高いわけだ…納得。
1号も2号も気に入ったようなので、これはぜひまた遊びたい!
今度は、もっと派手なの作る、絶対(笑)。
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
☆今日のありがとう☆
その1
今日は、とってもいい天気でした!
気温もぐんぐん上がって、うん、春だよね…てか、下手すると夏?という感じ(笑)。春を信用していないわたしは、ついつい重ね着しちゃったけど、必要ありませんでした。
その2
みんな忙しくて、遊んでもらえない…と思っていたら、夕方夫と2号が遊んでくれました(笑)。
ありがとー!
その3
今日の夕飯は、チリコンカーン。
上手くできて、みんな満足っ!
その4
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪