紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

ことばのクローバー!(So Kleever! / So Clover!)

言葉の花を咲かせましょう!

「ことばのクローバー!」は、協力的な言葉の連想ゲームです。
全員チームの一員となり、最高点を狙うのです。

No.416

・ことばのクローバー!(So Kleever! / So Clover!)

・Françoins Romain作

・Repos Production

・10歳から

・3人から6人

・時間…30分

・日本語化…必要です

また言葉遊びゲームかよって感じなんですが(笑)。
わたしも当初はスルーの予定でした。
ただ、あちこちで話題になったのと、重いゲームが大好きなBGGの評価がなぜかいい(笑)。
そして、遊びに行った隣街のボードゲーム専門店で見かけて購入となりました(←1番の理由はコレ・笑)。

さて、ルールは。
各プレイヤーは、クローバープレートと、ペンを受け取ります。
言葉カードは裏返しにしてよく混ぜておきます。

各プレイヤーは、表を見ないで言葉カードを4枚選び、それをクローバープレートにのせます。
クローバープレートは、他のプレイヤーに見えないようにします。

各自、クローバーの葉で左右にならんだ言葉2つのヒントとなるような言葉を1つ考えて、クローバーの葉にペンで書き込みます。
それを、クローバーの葉4枚分行います。
その際、
・もとの言葉を他の言語に訳した言葉
・もとの言葉を含んだ言葉
・新しく作り出した言葉
は、使えません。

全員書き終わったら、プレートから言葉カードをはずし、言葉カードの山からひいた1枚を加えてわきに置きます(全部で5枚)。

それから、プレートを1枚選び、そのプレートを書いた人以外のプレイヤーで、5枚の言葉カードがクローバーの葉の言葉に合うように相談しながらならべます。
完成したら、書いた人はチェックし、合っている数によって点数が決まります。
それを人数分繰り返し、点数をすべて足します。
ランク表で、ランクを調べてゲーム終了です。

言葉カードの山!

天気のよい午前中に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
ルールをさっと説明。
分かりやすいルールなので、早速開始。
3人とも言葉を書き込む…

…んだけど、2つの言葉に全く共通点がなくて、全員四苦八苦(笑)。
2号「これ、どーがんばっても2つの言葉が分かる言葉が見つかんない」
1号「うん、ムリだと思う」
わたし「そういうときは、片方が分かる言葉を書いてくださいってあったよ。最後に言葉カード4枚が正しい位置にあればいいわけだから、両方がムリだったら片方でもいいんじゃない?」
…そうは言ったけど、わたしも苦しい(笑)。

どうにかこうにか書き上げて、場にある言葉カードを適当に1枚混ぜておく。
まずは2号から。

ドイツ語じゃんっ(笑)

ドイツ語バージョンなので、ドイツ語ですが、お許しを。
「クリスマスの歌」「美しい女性」「買い物」「ダニ」…ほう。
1号とわたしは、言葉カードを眺めて、ヒントの言葉に近いカードを置いてみる。
わたし「クリスマスの歌…なら、声(Stimme)はここじゃない?」
1号「なるほど。バナナ(Banana)なら…買い物?」
わたし「あー、2号考えそう(笑)」
何か言いたそうな2号、必死でこらえる(笑)。

やってみると、「2つの言葉に共通な言葉が見つからなかったら、片方だけでもいい」の意味が分かる!
カードは四方に言葉がかかれているので、「絶対この言葉」と思ったら、それを合わせればいいわけで、それだけでもずいぶん選択肢が減るというしかけ。
これは、スマート!

どちらかというと、1号がちゃっちゃとカードを置き、わたしはよこで「なるほど」「そうだね」「ほほう」と相槌を打つ係(笑)。
さすが、2号の思考回路はお手の物の1号(なんか違う?)。

完成したのはこちら。

満点!

わたし「できた。どう?間違ってるカードがあったら、それを外してくれる?」
2号「…全部合ってる」
1号、わたし「おーっ、ホントに?」
2号「うん」
さすが1号(笑)。
いきなりフルポイント!

次は、1号。

今っぽい言葉のセレクト(笑)

「金属」「テロ分析」「豆」競艇」ですか……なんかいきなり難しそう(笑)。
わたしは途方にくれたけど、2号はしゃきしゃきとカードを置いていく…なんで分かるだろう(笑)?
2号「テロとくれば…爆弾(Bombe)だよねー。豆だったらチリでしょ、競艇だったら、ボートかなぁ」
わたし、かろうじて「金属」に鉄を置いたけど、それ以外はすべて2号(笑)。

またもや満点!

2号「これでいいんじゃない?」
わたし「なるほど」
1号「…全部アタリ」
わたし「うっそー、ホントに?」
1号「うん」
あんまり迷走しないタイプだな、このゲーム(笑)。

次は、わたし。

悩んだ結果(笑)

「美術館」「古い工場」「ロッカー」「介護施設」…我ながらなんつー選択なんだ(笑)。
2号「…全然分かんないんだけど」
1号は無言で、せっせとカードをならべる。
2号「スーツケース(Koffer)…は、きっとロッカーじゃない?」
1号「…そう思う。美術館は絵画(Gemälde)だろうな」
2号「あー、まま考えそう」…ちょっと待った、わたししか考えないような言い方しないでくれない(笑)?
美術館で絵画って、ごくごく普通の連想だと思うぞ。

ここで、1号と2号は1枚間違える。
「このカード違うんだよね…」とわたしが外すと。
1号「介護施設でしょ。古い(Alt)と人生(Leben)でいいと思ったんだけど…」
2号「…もう1枚のカードは絶対違うよね…うーん…あ!分かった、古いと空間(Raum)、じゃない?で、美術館が、人生と絵画」
1号「人生と美術館??ムリありすぎだって」
わたし「…すみません、でもそれが正解」
1号「あっそ」(笑)

難しすぎた…(笑)

わたし「確かに、介護施設なら古いと人生にぴったりだったね。でもさー、古いと空間だったから、ホント困った」
2号「古いと空間かぁ…それは困るね(笑)」

ということで、すべての点数を合計。
結果は、「花が咲く」(上から2番目)ランクでした!

おもしろかったので、そのあともう1回遊びました。
慣れると、言葉の選び方が上手くなったようで、2回目の方が点数よかったです。

1号「遊ぶ前は、アイディア自体は悪くないけど、このルールでうまくいくかなぁと思ったんだけど、遊んでみたらすごくうまくいっておもしろかった」
2号「つまんないんじゃないかと思ったけど、やってみたらおもしろかった。よく知ってる人とやった方が楽しいと思う」
とのこと。

 

「ことばのクローバー!」は、安心して遊べるゲームだと思いました。
宣伝映像で、お年寄りも一緒に遊んでいたのですが、なるほどなという感じ。
年齢に関係なく、お年寄りも子どももそれぞれのペースで一緒に遊べる珍しいゲームです。

前半は、カードに書かれた2つの言葉を連想できるような言葉を1つ書くだけなので、読み書きができれば誰でもできます。
カードの言葉は読みやすく(老眼でもダイジョウブ・笑)、書く場所も充分取ってあるので、とても遊びやすいです。

そして後半、全員であーでもない、こーでもないと話しながらカードをならべるのも、また違った楽しさがあります。
年齢とか性別とかそういうの関係なく、みんな一緒に参加できるという感じでとてもおもしろかったです。

「ことばのクローバー!」は、家族で遊ぶとより楽しいと思います。
たとえば三世代で遊んでみたら、とてもおもしろいのではないかと。
そして、気心を知れた仲で遊ぶのと、初対面の人と遊ぶのでは、全く違った雰囲気になると思います。
全く共通点のないグループでも、(たぶん)一緒に遊べるいいゲームです。

 

☆今日のありがとう☆

その1
今日もいい天気~!
しかも…暑くなりました。
やっぱり、今はもう初夏じゃなくて、夏、らしいです(笑)。

その2
夏っといえば、夏休み。
夏休みといえば、日本!
今年こそは、今年こそは、帰りたい、帰れるはず、帰る、帰ってやるー…という気分のせいか、夏休みがとっても楽しみ!
夏の帰国が楽しみにできる5月6月って、結構いい時間なのです。

その3
…あ、でも、6月、だいたい後半以降は、準備が大変すぎて毎回大騒ぎになるんだけど(笑)。
それでも、帰国が楽しみにできるってしあわせだなと思います。
去年も一昨年もそれ、なかったからなおさらそう思います。

その4
ちょうど、松任谷由実さん…じゃなかった、荒井由実さん名義の「十四番目の月」の「次の夜から欠ける満月より、十四番目の月が一番好き」…の感じ。
実際日本にいる時間もホントに楽しいけど、日本に帰るのを楽しみする時間も同じぐらい楽しいのです。

その5
さぁ、今日も張り切ってゆきましょうっ!
るんるん♪♪♪