紺碧のSpielplatz

ボードゲーム、カードゲーム、アナログゲーム、ときどき独り言

K3

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ブロード・ピーク登頂を目指す!

K3は、ブロード・ピークとも呼ばれる標高8051mの山で、登頂が最も難しいと言われる山のひとつである。
綿密な登山計画を立て、一歩一歩確実に登り、最後は山頂に立つのだ。

No.359

・K3

・Philippe Proux作

・Helvetiq

・8歳から99歳

・2人から4人

・時間…20分

・日本語化…必要ありません

K3は、Helvetiqの新作です(2021年秋現在・笑)。
説明書を読んで、おもしろそうだなと思ったところに、「ナインタイルパニック事件(勝手に事件にしてるし・笑)」が起きたので、一緒に注文(爆)。
…何がいけないって、在庫切れが多いのがいけないのよー(人のせいにする・笑)。

さて、ルールです。
白と木目以外のこまはすべて布袋に入れます。
袋から9つこまを出します。
それを1列に並べます。
これが、K3のベースキャンプになります。
ベースキャンプのこまは必ず4色以上あるようにします。

各プレイヤーは、人数に合わせて白いこまと木目のこまをうけとります。
それから、布袋から3つずつこまを出して、自分の前におきます。

全部出し終えたら、各自自分のこまで人数に合わせた数の土台を作り、その上にこまを積み重ねて自分のピラミッドを作ります。
また、人数によって白いこまと木目のこまもピラミッドに積み上げたり、わきにおいたりします。

手番がきたら、自分のピラミッドからこまを1つ選び、ベースキャンプの上におきます。
おくときは…
・2つのこまにまたがるようにおきます。
・2つのこまのうち、1つはおくこまと同じ色でなければなりません。
・ただし、2つともおくこまと同じ色だったら、ペナルティです。
→手番のプレイヤーのピラミッドから、次の手番のプレイヤーは1つこまをとり、自分のピラミッドの横におきます。以後、このこまは自分のこまとして使えます。
…に注意します。

木目のこまはジョーカーで、どの色としても使えます。

もし、手番に自分のピラミッドからこまをおくことができなくなったら、脱落です。
最後までこまを持っているプレイヤーの勝ちです。

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箱の中にまた袋(笑)

めずらしく天気のよい午後に、1号、2号、わたしの3人でプレイ。
さくっと説明する…けど、白いこまの使い方説明が分かりづらい。
Helvetiqの説明書って、大雑把なことが多い印象。

まずベースキャンプを作る。

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渋い色合い(笑)

4色出たから、これでいい、で、次は「全員3つずつ出して」と言って、3人で順番に3こずつ出す。
「で、これをピラミッドにするの。手番がきたら、ピラミッドから1つとるんだけど、崩れないようにしかとれないから」と言いながら、わたしもピラミッドを作る。
…あ、ベースキャンプには黄色がないんだ…ということは、黄色は下のほうがいいよね…と思っていたら、1号「え、マジ?ベースに黄色ないの??」。
よく見ると、1号の手持ちのこま…黄色が5こ(笑)!

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ベースにない色で土台をつくる、これ常識(笑)!

「ごめ…でも、笑っちゃう」と2号と笑いをこらえる(笑)。
三人三様に全員ピラミッド完成させて、さぁ登頂スタート!

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熟考に熟考を重ね…

わたしは、ジョーカーをはじに配分していつでも使えるようにしてみる。
黄色は…下の方に隠して(笑)、何が来ても出せるように配分…のつもり(笑)。
1号は当然、土台が真っ黄色(爆)。

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静かな立ち上がり?

わたしの手持ちは、黒が少な目、緑をしっかり出し切りたい…あ、でも赤も…って、要はどれもそれなりに出したいってことじゃん(笑)。
3人とも無言で、どんどんこまをおいてゆく。

中盤に差し掛かると、自分のピラミッド作ったやつをシバきたくなる(笑)。
こんなとこにこの色おいとくかぁ?誰だよっ、こんなとこにおいたやつーってわたしか…ツッコミもむなしくジョーカー投入(笑)。

すると、とてもうれしそうに2号が黄色をおく。
…だよねぇ、全員黄色持ってるもんねぇ。
「…って、1番持ってんの、1号だからっ」と1号が叫ぶ(笑)。
すんません(笑)。

途中、1号がどうしようもなくなって、黄色2つの上に黄色をのせる。
「そうなると…わたしが、1号のこまを1つもらう…」
「え、こま少なくなるの?ラッキーじゃん」
「…ちょっと待った、こまが残っている人が勝つんだよ?」
「えぇーっ」

ごめん、でも、わたしもこれは「えぇーっ」。
なんか全然自然じゃないし、違和感ありまくり(笑)。
「でも、そう書いてあるから、しょうがない、そういうことでやってみよう」と言って続けると、あっさり山完成。

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途中から黄色が占拠してる山

わたしの手元にこまが残ったので、わたしの勝ち。
…すっきりしない(笑)。

すっきりしないから、もう1回(笑)。
「今度は、こまは残した方が勝ちっての覚えとこう」と確認(笑)。

今回のベースキャンプ。

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なかなかきれい~って浮かれている場合じゃなかった(笑)

かなりカラフル!
今回もちゃんと4色あるけど…今度は黒がない(笑)。
そして、3つ出してみると…

「見て見てっ、ドイツカラー!!」と言うと、「ホントだ、じゃあ、写真撮ったら?」と1号。
…分かってらっしゃる(笑)。

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左から、焼きソーセージ、ケチャップ、フレンチフライとなります(笑)

…でも、ドイツカラーって…ベースキャンプにない黒入ってんじゃん(笑)。
結局わたしは3つ、2号に至っては5つ黒…前回黄色5つだった1号は、1つ(笑)。

しかも、ベースキャンプにたった1つしかない黄色、わたしは5つも持ってる…あの1つの黄色を絶対に絶やさないようにしなければならないっ(いきなり使命感に燃える・笑)!
ピラミッド作るのに、こんなに真面目に考えたの、初めてかもしれん…(笑)

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今度こそ熟考に熟考を重ね…

そして、開始。
まずは、とにかく黄色っ、黄色優先っ(笑)!
3つ持ってる2号も「黄色優先計画(笑)」にのってくれる。

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ちょっと待った、黄色…

…って、のりすぎだってば(笑)。
黄色増長しすぎて、「同色2つの上にのせる場合はペナルティ」が効いてくる(笑)。

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はめられた!

「うっそー、どうおいてもペナルティなの、これ?」とわたしが言うと、1号も2号も「そーみたいだねぇ…」って、笑いながら言うなー(笑)。
くっそー、黄色のやつー(八つ当たり)。

「いいよ、もう、おきゃーいいんでしょ、おきゃー。で、2号、ここから1つ好きなのとって?」
「えー、どれも欲しくない(笑)」
「いえいえ、遠慮せずどーぞどーぞ(笑)」

途中、2号が同色2つの上にこまのせて、ペナルティ。
2号が「どれとってもいいよ?黒か、ジョーカーしかとれないけどっ」というので、2号のピラミッドを見ると…

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現代芸術(笑)?

うん、なかなか美しいデザインっすね(笑)。
1号は、もちろんジョーカーをとる(笑)。

そんなこんなで、終了。

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完成すると、やっぱりうれしい!

勝ったのはわたし。
これ、やっぱりスタートプレイヤー、有利なのかな?

簡単なルールで、できあがってゆくK3を見るのは単純に楽しいです。
先に自分のこまを仕込んでおくというのも、おもしろい!
慣れてくると、意地悪プレイもできるし、よくできてるなと思います。

ただ、「こまを残した人が勝ち」というのは、全然しっくりきませんでした。
自分のこまがどんどん減っていって、なくなったら勝ちっていうほうが、自然だし分かりやすいと思うのですが。
なのに、こまを残した方がいいとするなら、じゃあなんでK3にこまをおくのかということになって、基本から崩れちゃう。
そこがとても不自然だし、違和感が残りました。

勝ち負け以外は、とても自然で理にかなっているルールなのに、最後に考えすぎてつじつまが合わなくなっちゃった印象です。
白いこまの扱いも、だからあんなに複雑になってしまったんだろうなぁ…
最後の最後で残念な感じです。

ついでにいうと、布袋に入れるなら、なぜ箱にいれるんでしょ?
どっちかだけでよかったのではないかと。
でも、協力ゲームとしてのバリアントもあるので、それでも遊びたいと思っています。

 

☆今日のありがとう☆

その1
とうとう雪が降りましたっ!!
雪…というか、みぞれに近い感じで、地面に落ちたらすぐ溶けるのですが、でも空から降って来るのは確かに雪!
冬がずんずんやって来るって感じです。

その2
最近、ある友人からめんどくさいメールが届くようになりまして。
最初のうちはスルーしていたのですが、だんだんバージョンアップする感じで、いい加減にせい状態(笑)。
その人が何を信じて、何をやろうがわたしはどーでもいいのに、いかに自分ががんばっているかを延々書いてくるのです。
「あーもーいい加減にしてー」と叫んでいたら、夫が「何?」と聞いてくれたので、ここぞとばかりグチる(笑)。
すると夫「あー、それ、自分の庭に犬や猫のフンされる感じ?」と言ってくれて、まーさーにーそーれー!!(笑)
「フンするなら、ウチの庭ではやらないで、よそでやってくれって思うよな」と言ってくれて、ものすごくすっきりしました(笑)。

その3
さぁ、今週も張り切ってゆきましょうっ!
ルンルン♪